夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【インタビュー】お茶農家の高梨茶園さんにお話を伺う~神奈川県秦野市~ 

こんにちは むうさんです^^

茶道をたしなんでいる関係で、お茶とはご縁があるのですが、
それこそ今回はたまたまご縁があって、
神奈川県秦野市にある、お茶の栽培農家の高梨茶園さんへ伺いました。

■高梨茶園(神奈川県秦野市)さんのホームページ■

神奈川県秦野市 高梨茶園

神奈川県秦野市 高梨茶園

最初に、私とお茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)奥之伝を終了し、宗号をいただいております。

以前、お茶の栽培について、お茶農家さんの講演を聞いて、まとめた記事がありますので、そちらもご覧ください。

今回は、お茶農家さんから伺ったお茶のお話をお伝えします。

神奈川県秦野市でのお茶栽培

中に売店があり、ほうじ茶羊羮を購入したら、お茶は振る舞っていただきました。

お茶をいただきました

この場所にマッチしているコースターに感動です。

お茶の栽培農家の方と直接お話しをするのは、初めてだったのですが、色々な面白いお話が聞けて、楽しく過ごさせていただきました。

神奈川県秦野市のお茶の生産

神奈川県は、お茶の生産量で全国で15~20位です。

鹿児島県と静岡県のトップ2と、ブランドとして有名な京都府と福岡県などがトップ10に入っています。

秦野市はというと、神奈川県の中では山北町についで生産量が2位の市町村となっています。神奈川県のお茶のブランドである足柄茶の生産地の一つとなっています。足柄茶の生産の本拠地の南足柄市は3位となっていますが、山北町、秦野市、南足柄市が足柄茶のメインの生産地となっているようです。 

お抹茶の生産地は、なぜ少ないのか?

前から知りたいと思っていたことに、お抹茶を生産している生産地が少ないことがあります。

抹茶の原料となる碾茶を生産しているのは、京都府、鹿児島県、愛知県、静岡県、奈良県、福岡県などですが、特に、宇治抹茶の京都府と、八女茶の福岡県が有名です。

神奈川県では、銘柄として足柄茶が知られていますが、お抹茶はつくっていません。
秦野市のお茶も足柄茶のくくりになるので、お抹茶はつくっていないのかなぁと、思いながら、お抹茶を生産しているかを聞いてみました。

やはり、この茶園ではお抹茶の生産をしていないとのことです。さらに、教えていただいたのは、神奈川県では、お抹茶はつくられていないとのことです。

お抹茶は覆下栽培をしないといけないので、手間がかなりかかり、なかなか手が出せないようです。

それだけ大変な栽培を経て、お抹茶をいただいていることを感謝しないとと感じました。

お抹茶ではなく、煎茶の高級品かぶせ茶を栽培

この茶園では、一週間ほど覆いをかぶせた、かぶせ茶を高級な煎茶として栽しているどのことです。

この覆いを2週間以上かぶせて、日光の光の量を適度な具合にすると、旨味のあるお茶ができ、玉露やお抹茶になるようです。

遮光幕をかぶせる作業が大変なので、レールのようなものを設置して、サーッとかぶせることができるようにしたのだが、費用がとてもかかって大変だったとのこと。

かぶせ茶とは、そんな手間と設備投資費用のかかった、お茶なんだと。お茶農家さんから聞いて、実感しました。

お茶の栽培は細かい気遣いから

美味しいお茶は伸び伸び育てる

福岡県にある八女茶の玉露が、お茶のコンクールで京都を抜かして、日本一のようです。

実際に八女では、どの程度お茶に日の光を与えるか、覆いとなる"わら"のかけ方を、農家の方が、手作業で、お茶の様子や天候を見ながら細かく調整しているようです。
八女の覆下栽培の技術が日本一だと言っていました。

さらには、美味しい玉露やお抹茶をつくるには、お茶の木にストレスをかけないことが大切で、お茶の木が伸びたいように、枝を伸ばした栽培をしているようです。

f:id:muu8san:20220320080335j:plain

自然と育てられたお茶の木

そういうように、のびのびと育てられたお茶は、美味しいのだそうです。

なら、どのお茶農家でもやればいいじゃないかと思いますが。お茶となる葉っぱの新芽が、あっちこっちに出るので、機械で摘むことができず、手摘みになるので、お茶農家として、おいそれと手が出せないとのこと。

宇治や、八女など、長い間、生産した歴史と、さらに設備への投資としてきて、栽培技術を磨いて、今があるのだと、お話から伝わって来ました。

玉露やお抹茶などは、覆下栽培の高い技術を必要とするものなので、特産の地域があり、他の地域は参入できないのだと思います。

抹茶や茶道にご興味があれば、↓下のブックレビューをご覧ください。茶道のやわらかな世界に触れることができます。

お茶の木は、なぜ花を咲かせないのか?

以前から知りたかった、お茶農家さんが、お茶の花を咲かせないことについて、質問しました。
すると、花を咲かせると、余計な栄養が花にいってしまうので咲かせないようにするとのことでした。
花を咲かせないために、お茶の木を日々観察して、ストレスのかからないようにするようです。
お茶の木は、ストレスがかかると、生命への危機と考えて、花を咲かせ種をつくり、子孫を残そうとするのだそうです。

お茶の木、一本一本を観て、状態を把握して、適切な処置をしているとのことです。
手間のかかることをしているから、美味しいお茶が作れるのだとおっしゃっていました。

花を咲かせている茶園があったら、農家がサボっているとすぐにわかります。それは、お茶農家の恥ですから、とも話していました。

八十八夜の頃に再訪したいと考えています

お茶農家

そんな、お茶農家の方の話しの中でも力が入っていたのが、立春から数えて八十八夜のことです。お茶を摘む最盛期、5月2日が八十八夜、そこから20日間がお茶の新芽を摘んで、お茶を生産する繁忙期です。

お茶農家の方が、すっごく強調していたのが、新茶を蒸す香りが素晴らしいこと。
ここの茶園では、新茶を飲む蒸す香りが立ち込めるようです。

茶畑の隣には、摘んだお茶の葉っぱから、お茶をつくるための設備があり、新茶の季節はフル稼働のようです。

その季節だけの香りを楽しみたいので、
GWの後半に、この茶園に伺って、お茶の芳香包ませながら、茶園にあるお店で、ほうじ茶のジェラートを買って食べようと考えています。

今から、楽しみです。

あわせて読みたい

25種類の抹茶の美味しい飲み物レシピを紹介!『ごちそう抹茶ドリンク』~おすすめの抹茶本レビュー

こんにちは むうさんです^^

抹茶をもっといろいろな飲み方で楽しんでみたいと思い、読んだ本がごちそう抹茶ドリンク  山政小山園著です。

抹茶ドリンクのレシピが25種類も載っている、お抹茶のレシピ本のブックレビューです。

最初に、私とお茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。 茶道の楽しさを、お伝えできればと考えております。

京都・宇治 山政小山園 おうちでかんたんごちそう抹茶ドリンク 山政小山園著の表紙

ごちそう抹茶ドリンクの”はじめに”より

はじめに
『抹茶をもっと自由に、楽しく、美味しく』
とあり、

私も、まったく同じことを思っています。

抹茶は美味しい飲み物なのに、それが伝わっていない。
美味しいお抹茶を飲まれていない方が多いと思うのです。

お抹茶は、元々は中国から伝わってきた飲み方ですが、現在、中国では抹茶の文化はなくなっています。煎茶のように浸す飲み方だけが残っているのです。

日本には茶の湯、茶道の文化が今現在まで続き、お抹茶の文化が残りました。

ですから現在、抹茶は日本だけ文化なのです。

どんなお抹茶を買えばいいのか難しいかと思いますが、私のおすすめは、宇治抹茶「鵬雲」です。
木谷製茶場(京都府 宇治田原町)製のもので、味と香り、お茶のうま味が素晴らしいお抹茶です。

▼宇治抹茶「鵬雲」

また、最高峰のお茶を試されたい方は、茶道の各流派、裏千家、表千家、遠州流、などのお家元お好みのお茶を紹介していますので、ご覧ください。

話を戻しますと、そして今では、ハーゲンダッツ、スタバなどの海外の会社が抹茶をアイスやドリンクなどに採用して、 世界中に抹茶が広まっています

そのまま抹茶を点てるだけでも美味しいので、是非試してみてほしいのです。
そして、今回紹介する本の様々な抹茶ドリンク、見るからに美味しそう!です。

山政小山園の問屋さん
『「抹茶は高級で敷居が高い」「抹茶の点て方(飲み方)は難しそう」、そのような声を聞く度に、抹茶をただの美味しい飲み物として楽しんでいた私は「もったいない!」と感じていました。』

私も本当にもったいないなぁと。
世界で日本にしかない飲み方ですし、美味しいんだけどなあぉと。
筆者に同感しながら読み進めました。

お抹茶そのもののうま味を味わうなら、冷たいお抹茶をおすすめしています。このブログでも、工夫したレシピをご紹介しているので、ご覧ください。

『この本は、香り豊かでふくよかな旨みがある抹茶本来の風味を、もっと自由に、楽しく、美味しく味わってもらいたいという想いから生まれた、混ぜるだけ、かけるだけが中心のフレッシュな抹茶ドリンクレシピ集です。おうちでたくさんの方に楽しんでもらえるよう、「お菓子作りより簡単、10分で作れる!」ことを心がけました。』
是非、飲んでみましょう!

ごちそう抹茶ドリンクの内容

抹茶の基本

抹茶とは
『抹茶は、茶葉そのもの、と言っても良いほどシンプルな存在です。煎茶や玉露と違い、茶葉をお湯で抽出して飲むものではありません。摘んだばかりの茶葉(生芽)を蒸して乾燥させた「てん茶」を石臼で挽き粉末にしたものが抹茶。それにお湯を注ぎ、茶葉をまるごと味わうのです。旨みや香りがより豊かで味わい深く、濃く点てても苦みや渋みを強く感じないものが上級品とされています。』

下の写真は、石臼で挽く前のてん茶です。煎茶のように揉んで丸めずに、挽きやすいように平たい茶葉のままになっています。

碾茶

この本の良いところは、お抹茶の基本的なことが、やさしく説明されていることです。

『文久元年創業、京都は宇治、小倉の地で、茶の栽培から抹茶の製造までを一貫して行う製茶問屋。』の山政小山園さんが書かれていて、抹茶初心者がつまづきそうなことを、丁寧に教えてくれています

抹茶の取り扱いについて

私も、最初の頃に悩んだのが、お抹茶の扱い方。保管方法などです。
そういった抹茶の基本的なことが、最初にまとめて書かれています。

『・保管(開封前)
冷蔵保存で、開封するときは、抹茶が湿気を吸って劣化する恐れがあるので常温に戻してから。』

私も、お抹茶を買ってきたら、冷蔵庫に入れておきます。

ですが、開封した後は?ということも書かれています。

保管(開封後)、ダマについて。さらに、薄茶の点て方お濃茶の練り方も説明されています。

薄茶とお濃茶については、このブログの記事を参考にしてみてください。写真入りで丁寧にお伝えしています。

ごちそう抹茶ドリンクのレシピ

最初に、基本レシピとして、

グリーンティー、抹茶ラテ、抹茶ソース、抹茶ゼリー、抹茶アイスキューブ、抹茶クリーム、抹茶チーズフォーム

の作り方が丁寧に書かれています。

私も抹茶ラテを作ってみました!

www.muu0san.com

ごちそう抹茶ドリンクを25種類

抹茶ドリンク25種類のご紹介です。

・抹茶バナーヌシェイク
・抹茶ハニージンジャースカッシュ

・抹茶わらび餅しるこ
抹茶わらび餅しるこは、下の写真の通り、飲むしるこでクリームとあんこの甘さと抹茶の苦みのコラボが美味しそうです。

抹茶わらび餅しるこ

抹茶わらび餅しるこ

・抹茶グラノーラヨーグルトラテ
・抹茶オレンジフロート
・抹茶クッキークリームシェイク
・抹茶アーモンドショコラショー
・抹茶ティラミスラテ
・抹茶シナモンチャイ

どうでしょうか?
フロート、ティラミスや、チャイなど、様々なドリンクのレシピが綺麗な写真とともに説明されています。お子さんと一緒につくってみても楽しそうです。

・抹茶黒蜜タピオカミルクティー
・抹茶杏仁ミルク
・抹茶チーズティーフロート
・抹茶黒豆豆乳きなこラテ
・抹茶キャラメルコンパナ

抹茶キャラメルコンパナ

抹茶キャラメルコンパナ

温かい抹茶ドリンクも美味しそうです。
抹茶キャラメルコンパナは、抹茶を溶いたお湯に、生クリームとキャラメールソースというシンプルで作りやすいドリンクです。

・抹茶塩バニラアファガート
・抹茶コットンキャンディーミルクセーキ
・抹茶ベリーフローズン
・抹茶ゼリーサイダー

抹茶ゼリーサイダー

抹茶ゼリーサイダー

基本レシピの抹茶ゼリーを作っておけば、ゼリーをグラスに入れてサイダーを注ぐだけでできあがりです。抹茶とサイダーとレモンの3つの爽やかさを満喫できます。

・抹茶マンゴージャスミンティー
・抹茶ココナッツグラニータ
・抹茶ジュレップソーダ
・抹茶芋栗南京チェー
・抹茶白玉グリーンティー
・抹茶苺雪花水
・抹茶練乳シェケラート

さらに、ほうじ茶ドリンクレシピも5種類、載っています。

お抹茶の美味しさを、この本のレシピで楽しんでいただけたら、嬉しいです。是非、チェックしてみてください。

【書評】『宇治抹茶問屋4代目が教える お抹茶のすべて』抹茶の製造、歴史、美味しいレシピ集まで~おすすめの本です~ 

こんにちは むうさんです^^

茶道でお抹茶をいただきますが、お抹茶そのもののことをもっと知りたいと思い、お抹茶の本宇治抹茶問屋4代目が教える お抹茶のすべて 桑原秀樹著』を読んでみました。

お茶の生産から抹茶の製造、歴史、美味しいレシピ集まで、楽しめる本です。

最初に、私とお茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。 茶道の楽しさを、お伝えできればと考えております。

今回は、『お抹茶のすべて』のブックレビューです。
※文章中『 』に囲われた部分は本書からの抜粋となります。

お抹茶のすべて 宇治抹茶問屋4代目が教える 桑原秀樹著

お抹茶のすべて はじめに

『800余年の歴史のあるわが国の抹茶ですが、不思議なことにこれまで「抹茶」、「碾茶」そのものについて書かれた書物は1冊もありませんでした。

と、「はじめに」にあるように、抹茶についての情報がまとめられている、貴重な本なんです。

お抹茶を点てる

抹茶の粉を点てると飲むお抹茶となります

お抹茶になる前の碾茶(てんちゃ)についても触れられています。

抹茶になる前の碾茶

碾茶

このブログでも、碾茶のご紹介や、お茶ミルで粉にした記事書いています。ご覧になってください。

高級そうと敷居を高く感じるお抹茶ですが、
高級な宇治抹茶でもそこまで値が張るものではありません。
と、お抹茶をすすめています。

私が思うに、
飲んでみて、お抹茶の美味しさを感じると、また、飲みたくなるものです。

私がおすすめする抹茶は、宇治抹茶「鵬雲」
木谷製茶場(京都府 宇治田原町)製のもので、味と香り、お茶のうま味が素晴らしいお抹茶です。

アイス抹茶は、ミルクも砂糖もいれずにお茶の旨味そんものが味わえる飲み物です。
私は、宇治抹茶「鵬雲」でアイス抹茶を飲んだ時に、えっ!こんな美味しいの!?と感動しました。
価格がそこまで高くなく、香りと旨味が素晴らしいお抹茶です。私は何度もリピートしています。是非試してみてください。

▼宇治抹茶「鵬雲」

敷居の高さについては、
私も、このブログでご紹介しているように、手軽に飲める道具もありますので、お抹茶を楽しんでほしいと思っています。

『お抹茶のすべて』の全貌

目次
第一章 抹茶の基本
第二章 抹茶ができるまで
第三章 京都における抹茶の歴史と推移
第四章 抹茶よもやま話
第五章 抹茶をおいしくいただく
第六章 抹茶の成分と栄養素

お抹茶について、具体的な生産などの数字や、銘柄など、お抹茶のことがよくわかる本になっています。

文章は読みやすく、近年の話題のハーゲンダッツショックなど、抹茶問屋さんならではのエピソードもあり、楽しめる本にもなっています。

第一章 抹茶の基本

抹茶とは?
覆い下栽培で、石臼で挽いたものと思われるかもしれませんが、現在ではいろいろとあるようです。

特に覆い下栽培という栽培法の発明で、抹茶は劇的に変化したとのことです。
戦国時代、千利休など茶の湯の全盛だった16世紀に発明されたようです。

『それまでは色が白く苦渋かった抹茶が、鮮やかな緑色をしたうま味のあるものになりました。』
『最初は霜の害を受けないようにと始められた覆いですが覆いをすることによって碾茶の色、味、香りが露地の碾茶に比べて非常によくなりました。』

これを読むと、なぜ?美味しくなったの?と思いますが、美味しくなった理由も書かれています。是非、ご覧になってください。

そんな覆い下栽培でつくられて、さらに石臼で挽いてつくられた抹茶は少ないようです。
茶道用で、私が上でおすすめしたお抹茶の価格であれば、いいものが手に入ります。
スーパーのものなどは、お抹茶だけで飲むと、私は物足りなく、うま味も感じません。

最初から、最高峰のお茶を購入されたい方は、茶道の各流派、裏千家、表千家、遠州流、などのお家元お好みのお茶を紹介していますので、ご覧ください。

第二章 抹茶ができるまで

この本では、
お抹茶になる茶葉の品種も詳しく紹介されていて、
『静岡在来より選抜された「やぶきた系」と宇治在来から選抜された「あさつゆ系」、「宇治品種系」の3本立て』
のようです。

この3本立てから、どう品種が広がってきたのかの系図、18の品種は写真つきで説明されています。

そんなお茶の栽培法を写真でおいながら説明され、茶摘みから石臼で挽く前までの紹介。石臼で挽きやすくするために、煎茶のように揉んで丸めずに、平べったくしておくのが特徴です。

碾茶の写真

碾茶は揉んでいないので平たい

石臼で挽くのは、必ずしも生産効率は良くなく、細かく挽くには、一つの臼で1時間に40g程度しか挽けないようです。
お抹茶は貴重ですから、その美味しさを味わわないと、と思います。

また、驚いたのは、
大正時代までは、碾茶を葉っぱの状態で売っていて、今のコーヒー豆みたいに、自分で挽いて(抹茶は石臼ですが)、お茶を点てて飲んでいたようです。
贅沢な一服ですね。

第三章 京都における抹茶の歴史と推移

第三章では、南北朝時代の栂ノ尾産がメインだった時代から、宇治がメインになっていく歴史。そして、宇治の茶師の隆盛、明治になってからの没落と、お茶の生産者の歴史が綴られます。
茶道文化の歴史は知っていても、お茶そのものの歴史は知らなかったので、興味深い内容でした。

第五章 抹茶をおいしくいただく

第五章では、抹茶問屋さんならではの、美味しい飲み方を紹介してくれています。
基本となる、薄茶(お抹茶を飲むというと通常出てくるもの)、お濃茶、冷抹茶の美味しい点て方、作り方は参考になります。
・アイス抹茶
・抹茶ソーダ
・ホワイトチョコ風味抹茶ラテ
・抹茶オーレ
・抹茶シェイク
そして、ドリンクだけでなく、抹茶のティラミスなどのスイーツのレシピも紹介されています。

それぞれのレシピに、いかに美味しく抹茶を楽しむかというコツや一工夫が入っているので、この本のレシピはおすすめしたいです。

私も抹茶ラテをつくってみました。ご覧ください。

私もまだまだ試せていないので、今後チャレンジしようと考えています。

第六章 抹茶の成分と栄養素

第六章では、抹茶はまるごとお茶の成分が摂れるので、身体に良いですとあります。

お茶は、たんぱく質、各種ビタミン、ミネラルなどが含まれていて、お茶の葉をそのまま粉にしたお抹茶は、その成分をすべていただけるのです。

私の師匠はいつも「お茶を飲んでいるから元気なのよ」と言っていて、その通り米寿を迎えた今も元気なので、本当に良いのだと思います。

お抹茶について、おすすめの本です。是非、チェックしてみてください。

 

【抹茶カフェ】抹茶ラテ~お抹茶~オススメのお抹茶まで~あたたかい贅沢を抹茶カフェで~

こんにちは むうさんです^^

最初に、私とお茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。

お茶の楽しさを、この抹茶カフェを通じてお伝えできればと考えていますので、お付き合いください^^
 

抹茶ラテ

ラテをつくろうとすると、泡立てないといけないので、何かいい道具はない?と探してみると、ピッタリのものがありました。

Amazonでクリーマーのベストセラー1位になっている『ハリオ クリーマー・キュート(Creamer Qto)』です。
是非、チェックしてみてください。

▼ハリオ クリーマー・キュート(Creamer Qto)

 

ハリオ クリーマー・キュートを使っての抹茶ラテのつくり方 一番のポイントをあげるとしたら、誰でも簡単に泡立ちミルクが作れること。使う上でのコツがないことです。

実際につくってみましたので、レビューをご覧ください^^
▼ハリオ クリーマー・キュートで抹茶ラテをつくる

www.muu0san.com

 

温かいお抹茶

お抹茶そのものを楽しみたい。茶道でいうところの薄茶(うすちゃ)です。

お抹茶は、お茶の葉そのものを粉にして飲むので、お茶の葉に含まれる様々な栄養や体によい成分がたっぷり摂れますので、健康のためにもおすすめです。
私の師匠は米寿を超えていますが、「お茶は体にいいのよ」というのが口癖です。


お抹茶は、抹茶茶碗を両手で持って飲みますが、普段の飲み方とは違ってやりずらく感じるかもしれません。
マグカップのような持ち手があるカップで飲めるといいのに。と私もずっと考えていました。

f:id:muu8san:20210124164328j:plain

マグカップ・マドラーdeお茶

ふとしたことからマグカップ・マドラーdeお茶という抹茶用に開発されたマグカップがあることを知って、試してみると、お茶は点てやすいし、カップがとても軽くて飲みやすい。とても使いやしお道具でした。

お抹茶用の軽いマグカップと、マドラー茶筅のセットがなった『マグカップ・マドラーdeお茶』です。
是非、チェックしてみてください。

マグカップ・マドラーdeお茶

 

このマグカップ・マドラーdeお茶、今では普段からお抹茶を飲むのに使っている、私の抹茶カフェのお道具の主役の一つです。

『マグカップ・マドラーdeお茶』あたたかいお抹茶をつくった時のレビューをご紹介しています。ぜひ、ご覧ください。

www.muu0san.com

 

おすすめのお抹茶

お抹茶を選ぶのは本当に難しいです。
スーパーにも売っていますが、これは美味しいのか?試してみても、普段からお抹茶を飲み慣れていないとわからないものです。

私がおすすめするお抹茶は、宇治抹茶「鵬雲」です。味とお茶のうま味が素晴らしく、コスパに優れたお抹茶です。
是非、チェックしてみてください。

▼宇治抹茶「鵬雲」

 

もっと高級なのお抹茶は?
と思われる方のいらっしゃるかと思います。

私が修めた遠州流だけではなく、裏千家、表千家、江戸千家の各流派のお家元御好みのお抹茶もご紹介しています。一度、飲まれると、お抹茶の美味しさを知り、ハマるかもしれません^^
是非、御覧ください

▼各流派のお家元御好みのお抹茶

www.muu0san.com

 

『抹茶カフェ』、今回はあたたかいお抹茶をご紹介しました。
また、冷たいお抹茶についてもご紹介する予定です。

お茶が好きで記事を書いています。応援していただけると励みになりますので、下からTwitterのフォローをしていただけると嬉しいです。

よろしければTwitterのフォローで応援してください。
新しいブログ記事のアップがわかります。※週1回、週末に更新しています。

 

【美味?微妙?】クラフトボスと綾鷹カフェの抹茶ラテ~茶道家が飲んだ感想~自然カフェ~

こんにちは むうさんです^^

今回は、ついにサントリーとコカコーラが発売した、ペットボトルの抹茶ラテクラフトボス 抹茶ラテ綾鷹カフェ 抹茶ラテを比べながら、カスタマイズレシピについてもご紹介します。

飲んでみると、特徴に大きな違いがありました

綾鷹カフェ 抹茶ラテ CRAFTBOSS

抹茶ラテの好きな味

抹茶ラテというと、ミルクの味に負けない、お抹茶香りとやわらかいけど主張する苦味があるのが好きです。
アイスも、ハーゲンダッツのしっかりとした抹茶の味わいが好きです。

自分で抹茶ラテをつくる時は、お抹茶の量を増やして抹茶の味を強くして飲んだりしています。ただし、あくまでもバランスですので、単にお抹茶を増やせば美味しくなるわけでもありません。その塩梅が難しいのです。

私が、お抹茶でクリーマーを使ってアイス抹茶ラテを作ってみた時のレビューを書いていますので、ご覧ください。

抹茶ラテをペットボトルで手軽に飲めるようになったのは嬉しいですが、その味は?
では、サントリーCRAFTBOSSの抹茶ラテ、コカ・コーラの綾鷹カフェの抹茶ラテを比べながら飲んでみます。

サントリー クラフトボス抹茶ラテ

サントリー クラフトボス抹茶ラテ

サントリー クラフトボス抹茶ラテ

容量は?

クラフトボス抹茶ラテは500mlなのですが、綾鷹カフェの抹茶ラテは440mlと量が異なっています。クラフトボスはごくごく飲んでほしい。綾鷹カフェはじっくりと飲んでほしいというようなコンセプトの違いがあるのでしょうか?それとも単にコストでしょうか?

お抹茶は石臼挽き

石臼挽きの抹茶を使っていると書いてあります。実は、石臼挽きの抹茶は貴重なもので、機械で砕いて作っている業務用の抹茶がかなり流通しているのが実情です。

サントリー クラフトボス抹茶ラテは石臼挽き

石臼挽きの抹茶を使っている

ここからは想像ですが、茶道界隈もコロナの影響を色濃く受けていて、お稽古やお茶会などのイベントの実施がかなり見送られています。ですから、例年だと茶道界でそれなりに消費される高価な覆下栽培のお茶でつくる石臼挽きのお抹茶などが、あまる傾向にあったのかもしれません。

そんな貴重な石臼挽きのお抹茶を使っているということは、香りもよく、味わいも深い抹茶ラテとなっていると期待しながら、飲んでみます。

パッケージには「上品な甘みと香りの抹茶ラテ」と書かれています。 

サントリー クラフトボス抹茶ラテの抹茶

上品な甘みと香りの抹茶ラテ

飲んでみました

冷蔵庫から出してすぐに飲みましたから、10℃くらいだと思います。温度の事を言うのは、低温であるほど人は甘みを感じにくいからです。

クラフトボス抹茶ラテをグラスに注ぐ

グラスに入れて飲んでみます

飲んでみると、
甘過ぎるかなぁ、抹茶感が香りも味も薄い感じで、ミルク感も弱く、後味に酸味のようなものが残ります。私にとっては上品な甘みではありませんでした。

クラフトボスでごくごく飲むために、このようなコクの弱い薄めの味わいにしているのかもしれませんが、そうなると甘さが目立つ気がします。飲み慣れると、クセになるのでしょうか?

そこで、抹茶を入れて、抹茶感を足してみました。

クラフトボス抹茶ラテにお抹茶を足す

抹茶を足す

加えるお抹茶は、宇治抹茶の「久和利」です。このお抹茶で、抹茶ラテをつくったこともあります。お手頃な価格のお抹茶です。amazonで販売していますので、ご興味があればチェックしてみてください。

どんな感じで足したかというと、茶杓1つ分、約2gで、写真の通りそれなりの量です。この後、かき混ぜて混ぜ合わせてから飲んでみると~。

クラフトボス抹茶ラテに宇治抹茶久和利を加えたグラス

抹茶の味が強くなったという感じはほとんどしませんでしたが、なにか味が整ってコクがでました。私としては多少美味しくなりました。
ただし、一口目は最初と同様に甘い!がきます。

スタバの抹茶ラテを想像して買うと、かなりがっかりするというのが、飲んだ感想です。

綾鷹カフェ 抹茶ラテ

綾鷹カフェ 抹茶ラテのボトル

綾鷹カフェ 抹茶ラテ

綾鷹カフェの特徴

綾鷹カフェ 抹茶ラテのコラボ表示

パッケージにあるように、上林春松本店、猿田彦珈琲がコラボして監修しているようです。上林春松本店は、そもそもコカ・コーラ社の新しい緑茶飲料「綾鷹」の開発を手伝った老舗のお茶屋です。

飲んでみました

グラスを口に近づけると、ふわっと抹茶の香りが、

一口目 甘い? いや!適度な甘み。お抹茶が強い主張はしていないが、しっかりと存在感があり、抹茶の味がしてくる。

そして、後味が非常に良くて、嫌な酸味などはまったくない。ミルクミルクしていないが、やさしいミルク感がある。ミルクが入っているのがわかる。
正直、美味しい。

綾鷹カフェ 抹茶ラテをグラスに注ぐ

綾鷹カフェ 抹茶ラテ

ペットボトルで抹茶の香りがするのは、とても凄いことだと思います。冷たい飲み物ではっきりと香りがするなんて!と驚きました。

もちろん自分で作ったもののほうが好みに合っていますし、ミルク感をもっと出すこともできますから、自分でつくった抹茶ラテの方が美味しいです。

ただ、ペットボトルで手軽に買えて、どこでもすぐに飲めて、この美味しさなら、綾鷹カフェの抹茶ラテはこれからも買って飲みたいと思いました。

ハリオ クリーマー・キュートでカスタマイズ

十分美味しかったのですが、もう少し自分好みにできないかと考え、ハリオ社のクリーマー(下の写真左)を使ってカスタマイズしてみます。

綾鷹カフェとハリオのクリーマー・キュート

綾鷹カフェとハリオのクリーマー・キュート

ハリオのクリーマー・キュートは、上の写真の通り、耐熱ガラスのポットと、クリーマーを使った時の飛び散りを防いでくれるブラウンの蓋、そしてクリーマーのセットとなっています。

▼ハリオのクリーマー・キュート

《カスタマイズのレシピ》
(材料)
・綾鷹カフェ 抹茶ラテ:300ml
・牛乳:100ml
・お抹茶(宇治抹茶 久和利):2g

宇治抹茶:久和利と牛乳

牛乳とお抹茶

(手順)
①綾鷹カフェの抹茶ラテをポットに300ml入れる
②牛乳100mlをポットに加える
③お抹茶2gをお湯30mlで溶いて、ポットに加える
④ハリオ クリーマー・キュートで撹拌する

具体的にご説明します。
①綾鷹カフェの抹茶ラテをポットに300ml入れる

綾鷹カフェの抹茶ラテをポットに注ぐ

綾鷹カフェの抹茶ラテをポットに注ぐ

②牛乳100mlをポットに加える

綾鷹カフェ抹茶ラテの入ったポットに牛乳を注ぐ

牛乳を加える

③お抹茶2gをお湯30mlで溶いて、ポットに加える
私はお抹茶の入った茶碗にお湯を注いで、茶筅で溶きました。

お茶碗に抹茶久和利を溶いておく

お抹茶をお湯で溶いておく

この溶いたお抹茶をポットへ加えます。

④ハリオ クリーマー・キュートで撹拌する

ハリオのクリーマー・キュートで撹拌する

ハリオのクリーマー・キュートで撹拌する

ハリオ クリーマー・キュートで撹拌中

撹拌中です

できあがりました。

綾鷹カフェのカスタマイズの出来上がり

できあがり

《できあがりを飲んでみると》

ミルク感は明らかに増して、ミルクの味がはっきりとするようになりました。
抹茶を足したことで、お抹茶の香りがして、上品な抹茶の味が足され、抹茶の味の丸みがそのまま大きくなった感じです。

ベースの綾鷹カフェの抹茶ラテは元々味は整っていましたが、カスタマイズすることにより、
バランスがミルクよりになりながら、味とコクと香りの豊かさが大きくなり、美味しくなりました。

抹茶ラテを自分の好みに1からつくれる『ハリオ クリーマー・キュート』チェックしてみてください。

クラフトボスと綾鷹カフェの抹茶ラテのまとめ

クラフトボスと綾鷹カフェの抹茶ラテ

クラフトボスと綾鷹カフェの抹茶ラテ

飲んでみての率直な感想です。

・クラフトボス:甘すぎて、抹茶の香りも味もしない。ミルク感が弱すぎてわからず、後味に嫌な感じが残る。

・綾鷹カフェ:抹茶の香りがして味もわかる。やさしいミルク感と抑えられた甘みでやわらかい抹茶ラテに仕上がっている。

この2つは全く別のコンセプトで設計されたものだと思います。クラフトボスは、もしかしたら暑い時期に自販機から冷え冷えで買って飲むと、ゴクゴクいけるのかもしれないです。

ですが、今の味のままなら、私は綾鷹カフェの抹茶ラテの方が圧倒的に美味しいので、クラフトボスを買うことはないと思います。

あわせて読みたい

【茶道の美】『好日絵巻』、『好日日記』、『日日是好日』《2》~森下典子さんの三部作のご紹介(ブックレビュー)

こんにちは むうさんです^^

今回は、茶道のエッセイをご紹介いたします。
堅苦しくなく茶道を楽しめるエッセイですので、お付き合いください。

最初に、私とお茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。
茶道の楽しさを、この3部作を通じてお伝えできればと考えております。

『日日是好日』は、そんな私が茶道を始めてから知った、エッセイストの森下典子さんがお茶のお稽古などを描いた本です。


先生とのリアルなやり取りや、お茶のお稽古で感じることへ、共感し、
とくに、お茶と自然季節五感とのつながりを言葉にしてあることで、五感を大切にする森林セラピーのガイドで、自然が好きな私へ、スッーと入ってきました。

続編を読みたいと思っていると、
その後に『好日日記』『好日絵巻』を書かれていて、期待以上でした。

f:id:muu8san:20210724105329j:plain


ロングセラーの『日日是好日』と、『好日日記』『好日絵巻』は、森下典子さんの三部作となっています。

前回は、『日日是好日』をご紹介しました。

▼【茶道の伝言】『日日是好日』

www.muu0san.com

 

今回は、この3部作から『好日日記』『好日絵巻』をご紹介します。
 

「二十四節気」と「茶室」を味わう~好日日記~

『好日日記』は、
冬、春、夏、秋、また冬と章に分かれて、年の初めから、年の瀬までを日記のように、二十四節気ごとに書かれています。

お茶の世界にどんな行事があるのか?
お茶のお稽古をされている方には、参考になると思います。

年の初めは「初釜(はつがま)」です。

好日日記では、青竹の花入れを使っています。
年の初めは、新たな気持ちになるために、新たに用意する。これがおもてなしとなります。

遠州流では、初釜に合わせてお家元が竹を切り、花入れ、茶筅をつくります
年始めは、青く、新しい青竹で作った茶筅を使ってお茶を点てるのです。

f:id:muu8san:20210724112511j:plain

お茶を点てる

この本ならではなのは、森下典子さんが描くイラストにあります。

3冊目の好日絵巻は、イラストメインの本ですが、好日日記でも、ところどころに、彩りあるお菓子のイラストであったり、綺麗な色のお茶碗の絵が挿入されていて、文字だけでは分からないお茶の世界を伝えてくれます。
 

お茶が伝える美しい言葉~好日日記~

押し頂く(おしいただく)

『好日日記』を読んでいると、普段使わない、美しい日本語が出てきます。
その中の一つが「押し頂く(おしいただく)」です。

”「どうぞお菓子をお取り回しください」
両手で押し頂き、”
という描写が書かれています。

お茶のお稽古をしていると、私が知らないこと言葉も多く、お茶のお稽古を始めて知った言葉が、「押し頂く」でした。
この本で上のような描写が出てきて、久しぶりに昔のお稽古のことを思い出しました。

ある日お稽古の中で、先輩が私に、「ここで、押し頂くのよね」とお作法の説明をしてくださいます。
でも意味と具体的な動作が分からず、私は、聞かざるえませんでした。
「そうね、普段は使わないからね」と、優しく言ってくれました。
その時の私が、「押し頂く」なんて、格好いい言葉を覚えたと思っていたのを、覚えています。

f:id:muu8san:20210724114958j:plain

掛け軸と茶花

下萌(したもえ)

節分は、立春の前日です。
立春は春の始まりですから、暦の上では、季節が冬から春に移る、季節の分れ目の文字通り、節分となります。
そして節分の翌日が「立春」です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~
そんな立春の時に、
“黒土のような色の「しぐれ饅頭」だ。”
と、このお菓子をなぜ立春の今日、先生はご用意されたのか?
と森下さんは思ったようだ。


“「先生、これは……」
「銘は『下萌』ですって」
下萌とは、冬の大地の中から芽吹き始めた草のことだ。黒土のようなしぐれのひびの下から、中のこし餡の明るい若草色がチラッと見える”
~~~~~~~~~~~~~~~~~

そして、お菓子の『下萌』の餡が若草色のところを、柔らかいタッチのイラストで描かれていて、お菓子の雰囲気がよくわかります。

下萌(したもえ)、私はこの言葉を知りませんでした。
でも、日本人は自然をよく観察して、それを銘(めい:お菓子のテーマ、タイトル)として、取り入れています。

本当に、日本の自然を表現する言葉は美しい
 

f:id:muu8san:20210724120816j:plain

初夏のお菓子『若鮎』

そして、
この本は、お稽古の時の、ちょっとしたやり取り、そして茶道のお稽古をすることで知って感じていく季節感や、その日本語での表現が、前作以上に書かれています。

日本文化としての茶道と、日本人が自然を細かく観察して、それを文化の中に取り入れてきた事が、よく分かるのです。
 

~好日絵巻~

 『好日絵巻』は、フォトエッセイちっくな、イラストエッセイです。

イラストが主役で、それを眺めながら、文章を目で追っていく感じです。
イラストは水彩絵具で描かれているようで、優しいタッチで、色も透き通るような、それでいてしっかりと色を出すところは出しているイラストです。

f:id:muu8san:20210724121859j:plain

『好日絵巻』

面白いのが、巻末にイラストの索引があることです。

イラストが小さく載っていて、それぞれがどのページに掲載されているのか、書かれているのです。

茶碗で14、茶器で6、茶入と仕覆で2、香合で5、水差が4、蓋置が5、茶花が10、和菓子(主菓子)が15、和菓子(干菓子)が12、
全部で73個のイラストが載っています。

上にあるように、それぞれお茶のお稽古などで使われるお道具や、お菓子など。その彩りが美しいのです。


私が好きなイラストは、木槿(むくげ)縞葦(しまあし)
木槿は竹のかごのような花入れで、そこに一輪の縞葦の花が入れられているもので、七夕の時期に、涼しさ届けようという「おもてなし」を感じるイラストです。

また、『おぼろ饅頭』のイラストも好きです。
そこに添えられている言葉も素敵で、

”張りつめていた寒さがゆるみ、夜道を歩くと、あちこちで沈丁花の香りに出会う。そんな春の宵、見上げた月は、おぼろである。”

おぼろ月は、「やわらかくほのかにかすんでいる春の月」のことですが、あまり使わない言葉ですが、素敵で美しい言葉だと感じます。
 

『好日日記』、『好日絵巻』、『日日是好日』の3部作

好日日記と『好日絵巻は、単なるお茶の日記ではないような感じがしています。

「日本人が、自然や、季節と共生し、作り上げた文化」を、言葉やイラスト、わかりやすい表現で、伝えてくれています。

森下典子さんの3部作、是非、手に取ってみてください。

▼『好日日記』



▼『好日絵巻』



▼『日日是好日』



※この記事で” ”で囲った箇所は、『好日日記 森下典子著』、『好日絵巻 森下典子著』より抜粋した部分となります。

よろしければTwitterのフォローで応援してください。
新しいブログ記事のアップがわかります。※週1回、週末に更新しています。

【茶道の伝言】『日日是好日』、『好日日記』、『好日絵巻』《1》~森下典子さんの三部作のご紹介(ブックレビュー)

こんにちは むうさんです^^

今回は、茶道のエッセイをご紹介いたします。
堅苦しくなく茶道を楽しめるエッセイですので、お付き合いください。

最初に、私とお茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。
茶道の楽しさを、この3部作を通じてお伝えできればと考えております。

f:id:muu8san:20210724104653j:plain


日日是好日』は、私が茶道を始めてから知った、エッセイストの森下典子さんお茶のお稽古などを描いた本です。

樹木希林さんと、黒木華さんが出演されて、2018年に映画にもなっています。
樹木希林さんの遺作でもあります。

▼日日是好日(DVD)



森下典子さんが大学生の時に、挨拶の所作が美しく只者ではないと感じた武田のおばさんこと、お茶の先生に、茶道を習い始めます。

それから、25年、茶道を続けられていて、日々のお茶のお稽古であったことを描いた本です。

日日是好日好日日記好日絵巻森下典子さんの三部作をご紹介します。
今回は、『日日是好日』の読後レビューとなります。

▼『日日是好日』



▼『好日日記』



▼『好日絵巻』

 

 

『日日是好日』を読んで感じること

茶道のお稽古を描いた本というものは珍しいので、茶道のお稽古をされている方には、具体的に茶道について参考になると思います。

また、茶道に興味のある方には日本文化としての茶道ならではの感覚がどういうものかが伝わるでしょうし、
古くからの日本文化が醸し出す、懐かしさを感じるかもしれません。


私はこの本を読むたびに、なぜか?この本に昔の日本があるように思い、
子どもの頃に感じたことを思い出し、懐かしさを感じます


副題に、『「お茶」が教えてくれた15のしあわせ」』とあるように、15章一つひとつに、筆者がお茶の中で感じた「しあわせ」が紹介されています。

f:id:muu8san:20210722071715j:plain

お茶のお稽古 床の間には掛け軸


日日是好日とは?
お茶の時には、床の間に、禅の言葉の掛け軸をかけます。
その中でも有名な言葉の一つに、日日是好日があります。
是非、この本を読んで、お茶の中でのどんなことでこの言葉が使われているのか、知ってみてください。
 

リアルなお稽古場面~日日是好日~

お茶のお稽古の場面で、
森下さんがお釜からお湯を汲んだ時に、武田先生が、
“「あっ、あなた、今、お湯の表面をすくったでしょ。お湯は、お釜の下の方からくみなさい。お茶ではね、中水、底湯と言って、水は真ん中、お湯は底の方からくむのよ」”
と、教えられています。

私も、最初の頃に師匠によく言われたものでした。

f:id:muu8san:20210722071832j:plain

釜からお湯を汲む時は底湯、右の水指からは中水


お茶は、一つの所作を覚えると、どういうわけか前にできていた所作ができなくなり、お湯は底から汲みなさいと、よく言われました。
森下さんもきっとそうだったのだろうと、ホントにリアルな描写です。


“「お茶はね、まず『形』なのよ。先に『形』を作っておいて、その入れ物に、後から『心』が入るものなの」”


お茶とは、そういうものなのです。
形というと、形式的でルールでがんじがらめに感じるかもしれません。ですが、お茶は動きなので、まずはしっかりとその動きができること。

その動きとは、数百年かけて作られてきた美しい所作、すなわちお客様をもてなすことなのです。


茶道というと、お茶碗を回してから飲むという、お客様の動作があります。
知ってらっしゃる方もいるかもしれません。

ですが、この動作は千利休宗匠の時から行われていた動作ではないようです。
長い年月の間で、どなたかが始めた動作が、広く受け入れられ、今では当たり前の動作になっています。

初めてやられた時は、形式から外れた、ルール破りの動作だったと思います。でも、そういう外れたことも、皆が良いと思ったことをお茶は受け入れています。

お茶は『形』なの。
というのは、本当ですが、
その先には、自由に変えていける文化の土壌があるのも、本当のことです。
 

五感で感じるお茶~日日是好日~

この本の帯に、“五感で 季節を味わう よろこび”
とありますが、この本にはお茶で味わえる五感が詰まっています。

お稽古の時に釜からする音、松風
釜のお湯が湧いていますよと、そういう準備をさせていただきました。とお客様に伝えるためです。

今はガスコンロなどで簡単にお湯を沸かせますが、昔は炭を用意して、火をつけて、お湯を沸かす。とても手間のかかることでした。
その贅沢を、松風で伝えていたのです。

f:id:muu8san:20210722083446j:plain

釜のお湯が煮える音 松風


また、水の音も本の中で紹介されていました。

頭痛がひどい時に、音が聞こえます。
つくばいのように瀬戸物の花瓶へ蛇口から水を細くして出してあり、チョロチョロチョロ……と音がしてきている。
森下さんはなんの音かわからないが、癒やされる感じがする。

帰り際に、音の正体に気づいた森下さんは、
“「水音」が聞こえるだけで、人はリラックスし、疲れを忘れる。私はいつの間にか、「自然」とつながっていたのだ。”
と元気になり、人間は「自然」に触れれば回復すると気づくのです。

やはり、自然。
お茶を始めると、自然を感じるようになるのです。
 

茶道がくれるもの~日日是好日~

この本の一つのクライマックスは、"第十章 このままでよい、ということ"
にあります。

森下さんが、お茶を続ける中で後輩ができます。
そして、後輩達がどんどんと成長していく姿を見て、自信をなくしてしまい、お茶を辞めようと悩むのです。


そんな時に、お茶事があります。
お茶事とは、半日かけて、お料理を食べたりお酒を頂いたりした後に、美味しくお茶を飲む行事です。

“一杯のお茶を楽しむために、なんと半日もかけたのだ。”
と、森下さんが驚きます。


お茶事という、毎週のお稽古の集大成を経験した後、ふと、通常のお稽古に戻った時に、心の声がします。

“このままで、いいじゃないか”と、そして、
“そうだ、気がきかなくてもいい。頼りにならない先輩でいい。自分を人と比べない。私は、私のお茶をすればいいのだ”

と、
そして背負っていたものを下ろして、
やめるまでやめないでおこうと続ける決心をします。
 


お茶は、お稽古で、日々精進し、その結果としての美しい所作美味しいお茶が、お客様へのおもてなしとなります。

私も、先輩方の美しい所作を見るのが、本当に好きで、見ていると楽しくなります。
この本には、お茶をしている人が感じる、お茶の楽しさや、文化としての美しさが詰まっています
是非、チェックしてみてください。

▼『日日是好日』



▼『好日日記』



▼『好日絵巻』

続きの『好日日記』、『好日絵巻』のブックレビューはこちらをご覧ください。

▼【茶道の美】『日日是好日』、『好日日記』、『好日絵巻』《2》

www.muu0san.com

※この記事で” ”で囲った箇所は、『日日是好日 森下典子著』より抜粋した部分となります。

よろしければTwitterのフォローで応援してください。
新しいブログ記事のアップがわかります。※週1回、週末に更新しています。

【香る】ポーレックス お茶ミル・Ⅱレビュー~お茶ミルで茶葉を挽いて飲む贅沢~自然カフェ~ 

こんにちは むうさんです^^

今回ご紹介するお茶ミルは、『ポーレックス お茶ミル・Ⅱ』です。前回スペック、外観などはご紹介したので、実際に使って抹茶を挽いて、それでお抹茶を点て、抹茶ラテをつくっていきます。

↓前回の記事

www.muu0san.com

最初に、私とお抹茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。
茶道のお点前(おてまえ)のお稽古をしていますが、普段の生活の中では、もっと手軽にお抹茶を楽しんでいます

今回は、この『ポーレックス お茶ミル・Ⅱ』を使って、挽きたてのお抹茶をいただきましょう。

 

ポーレックス お茶ミル・Ⅱで挽いてみる~準備~

▼ポーレックス お茶ミル・Ⅱのパーツ
f:id:muu8san:20210505165941j:plain

4つのパーツに分かれています。
左上が挽く時に回すレバー、一番上のものが蓋でその下の本体にお茶の葉をいれます。一番下のステンレスのカップで挽いたお茶を受けるようになっています。

中央にある本体に、碾茶の茶葉をいれていきます。
煎茶のお茶の葉でもいいですが、碾茶は挽きやすいように、お茶の葉をもんでおらず広がったままです。

▼碾茶の茶葉(葉っぱが広がっているのが特徴です)
f:id:muu8san:20210505124132j:plain

温かいお抹茶をつくりますので、碾茶を2g準備していきます。

▼精密重量計に小さな器を載せて
f:id:muu8san:20210505171021j:plain

▼この器へ、碾茶を2.0gいれます
f:id:muu8san:20210505171114j:plain

この精密重量計『デジタルはかり ミニ 200g』は、自然観察の時に使っているもので、0.2~200gが0.1g単位で測れるので重宝しています。重量計自体は110gしかないので、アウトドアなどに持っていくのに便利です。
参考にご紹介しておきます。


▼この碾茶をお茶ミル・Ⅱの本体へいれます
f:id:muu8san:20210505171241j:plain

▼碾茶を入れ終わりました
f:id:muu8san:20210505171308j:plain

▼どのくらい細かく挽くかの調整
f:id:muu8san:20210505171631j:plain

本体の下側にはセラミックの刃の隙間を調整して、粉の細かさを調整する機構があります。

▼十字のレバーを回すと細かさを調節できます
f:id:muu8san:20210505171742j:plain

レバーをネジが締まる方向に回すと細かくなります。最初なので、あまり攻めずに、軽く締めて粗い感じにしてみました。

▼蓋を閉めて、レバーを装着します
f:id:muu8san:20210505172003j:plain

本体に、レバーの軸のために真ん中に穴のあいたステンレスの蓋と、レバーを装着します。※この写真は茶葉が入っていない時のものです。
 

 

ポーレックス お茶ミル・Ⅱで挽いてみる~挽きます~

▼装着して、挽くための準備完了です。
f:id:muu8san:20210505172214j:plain

このレバーを時計回りにまわしていきます。
ミルのレバーを回し始めます。取扱説明書を読むと、1秒間に1回、回すようにとあるので、スマホでストップウオッチを立ち上げて、スマホの画面を見ながら回しました。

回しはじめると、セラミックの臼が擦れている感じ、スムーズにサーッと回るのではなく、ズズズと常に擦れている感触が手に伝わってきます。また、音も適度に臼感をだしていて、擦れた音がしてきます


初めての体験ですし、お茶を挽けているのがわかり、やっていて楽しくなりました。セラミック臼って、感触も音も凄くいいんです。

1秒間に1回というのは、最初はそんなにゆっくりと感じませんでしたが、慣れてくると早く回したくなってきて、速度を抑えめにする意識をもたないと、すぐに早くなってしまうくらいのスピードです。ですが、このゆったりが贅沢なのだと思います。

回していると、急にスムーズに回るようになりました。蓋を開けてみると、お茶の葉はまだあります。


何回かやってみてのコツとしては、2gの碾茶を挽くのに3~4分かかりましたが、最初の2分はずっと挽いていて、2分たったらトントンとミルを軽く叩き、中のお茶の葉を整えて回すのを再開する。
その後も、適当な間隔でトントンして再開するを数回行うと具合がよかったです。

最後になると、レバーがスムーズに回るようになり、臼の擦れている感触がなくなりますこうなれば、出来上がりです。
 

 

▼挽いてできた抹茶
f:id:muu8san:20210505172738j:plain

本体の下にはまっているステンレスの受けに抹茶ができていました。
今回は、粉の細かさの調整は適当だったのですが、それでも、お茶の粉はかなり細かくなっています。想像以上にうまく挽けていました。

ミルとしての性能には間違いがないように思います。

使い勝手の面で、気になったのは、お茶の葉(碾茶)を入れるミルの口が広くなく、かつ中央にレバーの軸があるために、お茶の葉を入れる時に入れづらく、慎重にいれないといけこと。

私は写真の通り、今回は重量を測ったので先がすぼまった小鉢を使いましたが、小さなスプーンの方が入れやすそうです。
普段であればスプーンでいれるので大丈夫かもしれません。できれば、細長い専用の計量スプーンなんかが付属していると、嬉しい感じです。

▼お茶碗に挽いた抹茶をいれました
f:id:muu8san:20210505174900j:plain

▼かなり細かく挽けています
f:id:muu8san:20210505174927j:plain

実際に、あたたかいお抹茶を点て美味しくいただけました。
ただ、泡立ちが普段の抹茶よりも少なかったので、お茶を点てるには、もう少し細かく挽いた方が良さそうです。
 

 

ポーレックス お茶ミル・Ⅱの片付け

▼お茶うけの部分
f:id:muu8san:20210505182711j:plain

ステンレスなので水で洗って拭いて掃除完了です。

▼セラミック刃の部分(お茶を挽いた直後)
f:id:muu8san:20210505182823j:plain

単に水で洗ってもいいですし、レバーを外して洗ってもいいですが、すぐに使うので、分解せずにカメラのレンズのゴミを飛ばすブロアーで、外で吹いて空気を当ててみました。※写真撮影道具を持っているのが役立ちました。

▼ブロアー後
f:id:muu8san:20210505183116j:plain

外から見えるところは、まったく残っていません。きれいになりました。

▼これがブロアーです(刷毛は外しています)
f:id:muu8san:20210505183221j:plain

掃除をするなら、刷毛のついたブロアーがいいと思います。

 

『ポーレックス お茶ミル・Ⅱ』はいかがでしたか?
抹茶を、茶葉を挽いていただく。コーヒーでいえば、豆から挽いて飲むのと同じような感じで、そのお茶バージョンです。
手間もかからず、挽きたてのお茶の香りが漂ってきます。

f:id:muu8san:20210505154330j:plain

茶葉は碾茶を揃えて、『ポーレックス お茶ミル・Ⅱ』で挽くお茶を飲む贅沢
是非、チェックしてみてください。

 

今回使った宇治抹茶の碾茶です。是非、お試しください。 

 

【抹茶カフェレビュー】~アイス抹茶ラテ~冷たいお抹茶~オススメのお抹茶まで~冷たい涼感を抹茶カフェで~

こんにちは むうさんです^^

お抹茶というと、あたたかい飲み物のイメージがありますが、お抹茶が当たり前になった今では、カフェで普通に、冷たい抹茶ラテを飲めます。

今回は、冷たい飲み物がほしい時のアイス抹茶ドリンクをご紹介します。

f:id:muu8san:20210606144122j:plain

冷たい抹茶ラテ

最初に、私とお茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。

お茶の楽しさを、この冷たい抹茶カフェを通じてお伝えしたいと思っています。
是非、お付き合いください^^
 

アイス抹茶ラテ

外のカフェで飲んだ冷たい抹茶ラテが美味しくて、家でも作って飲めればと思いました。

調べてみると、ラテを作るには、ミルクを細かい泡にする道具のクリーマーが必要なので、『ハリオ クリーマー・キュート(Creamer Qto)』を買いました。

▼Amazonでクリーマーのベストセラー1位になっている『ハリオ クリーマー・キュート(Creamer Qto)』是非、チェックしてみてください。

▼ハリオ クリーマー・キュート(Creamer Qto)

 

実際に、『ハリオ クリーマー・キュート(Creamer Qto)』を使って、冷たい抹茶ラテを作ってみました。
自分好みの抹茶の濃さとミルキーさで飲める抹茶ラテ、とても美味しく作れました。
下の記事のレビューでは、レシピや、使ったお抹茶などもご紹介しています。是非、御覧ください。

▼アイス抹茶ラテを自分好みにつくってみる

www.muu0san.com

 

冷たいお抹茶

冷たいお抹茶を飲む。これほどの贅沢はありません。どうしてか?

千利休がいてお茶の文化が発展した戦国時代では、冷たい飲み物は非常に貴重だったからです。今みたいに冷蔵庫や冷凍庫はない時代です。

ですから、茶道の世界では、一年を通じてお湯のお抹茶を点てています。

ですが、実はお茶の美味しさを感じられるのは、冷たいお抹茶です。
お茶本来の甘みが、熱で殺されることなく、自然の甘みをそのままいただくことができます。

そんな、冷たいお抹茶の美味しい~レシピと、冷たいお抹茶ならではで選んだ抹茶をご紹介しています。是非、御覧ください。

▼アイス抹茶レビュー

www.muu0san.com

 

おすすめのお抹茶

アイス抹茶ラテにおすすめの抹茶

おすすめする抹茶:久和利
西出製茶場(京都府 宇治田原町)製のもので、お茶銘は久和利(くわり)です。

抹茶ラテでは抹茶の味が上品すぎるとミルクに負けてしまいます。
この久和利はしっかとした味わいなので、ラテ向きのお抹茶です。お値段も、抹茶の中ではお手頃な価格となっています。

 

冷たいお抹茶におすすめする抹茶

おすすめする抹茶:宇治抹茶「鵬雲」
木谷製茶場(京都府 宇治田原町)製のもので、味と香り、お茶のうま味が素晴らしいお抹茶です。

アイス抹茶は、ミルクも砂糖もいれずにお茶の旨味そんものが味わえる飲み物です。
私は、宇治抹茶「鵬雲」でアイス抹茶を飲んだ時に、えっ!こんな美味しいの!?と感動しました。
とてもおすすめします。是非試してみてください。

▼宇治抹茶「鵬雲」

 

茶道の各流派おすすめの抹茶

茶道で使う、それも茶事などでつかう高級なお抹茶もご紹介します。

私が修めた遠州流だけではなく、裏千家、表千家、江戸千家の各流派のお家元御好みのお抹茶となります。
一度、飲まれると、お抹茶の美味しさを知り、ハマるかもしれません^^
是非、御覧ください

▼各流派のお家元御好みのお抹茶

www.muu0san.com

 

『抹茶カフェ』、今回は、夏という時期から冷たいお抹茶をご紹介しました。
また、あたたかいお抹茶についてもご紹介する予定です。

お茶が好きで記事を書いています。応援していただけると励みになりますので、下からTwitterのフォローをしていただけると嬉しいです。

よろしければTwitterのフォローで応援してください。
新しいブログ記事のアップがわかります。※週1回、週末に更新しています。

 

【本格的】アイス抹茶ラテ ハリオ クリーマー・キュート(Creamer Qto)レビュー~スタバより香りと旨味を工夫~茶道家がつくるアイス抹茶ラテ

こんにちは むうさんです^^

新緑を楽しめる季節ですが、徐々に気温も上がってきて冷たい飲み物がほしくなる時期です。先日、冷たい、アイス抹茶で、お茶の旨味を楽しみ方をお伝えしました。

www.muu0san.com

今回は、Amazonでクリーマーのベストセラー1位になっている『ハリオ クリーマー・キュート(Creamer Qto)』を使って、本格的なアイス抹茶ラテをつくっていきたいと思います。
スターバックスのアイス抹茶ラテを意識して、よりお茶の香りと旨味を感じられるレシピにしてみました。


最初に、私とお抹茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)で、茶道のお点前(おてまえ)のお稽古をしていますが、普段の生活の中では、もっと手軽にお抹茶を楽しんでいます

自然カフェでは、お抹茶の飲み方の広がりを伝えていきたいと思います。

レシピの特徴
① 本物のお抹茶を使うことで香りがよく、まろやか
② ハリオのクリーマーを使い、クリーミーな飲み口
③ お抹茶の旨味を感じられる

アイス抹茶ラテの道具と準備

使用する抹茶:久和利
西出製茶場(京都府 宇治田原町)製のもので、お茶銘は久和利(くわり)です。温かい抹茶ラテでも、この久和利を使いました。ちなみにお値段は、20gで1100円と、抹茶の中ではお手頃な価格となっています。


京都、宇治田原町の禅定寺地域の一番茶のみを使用した、渋みの少ない香り豊かなお茶とのことです。生産地域が限定されていて、一番茶のみというところが美味しそうです。

アイス抹茶ラテをつくる道具

・クリーマー:ハリオ クリーマー・キュート(Creamer Qto)
・グラス
・器 ※抹茶をマグカップに入れる前に事前に混ぜる器
・茶筌 もしくは混ぜるためのスプーンなど
・茶杓

アイス抹茶ラテの材料

・抹茶:3g ※温かい抹茶ラテより1g多め、お茶の香りを引き立たせるため
・砂糖:5g ※温かい抹茶ラテより2g多め、冷たいと甘さを感じにくいため
・牛乳:150cc
・お湯:大さじ1杯より少なめ(目安10cc)
・氷:お好みの量
※砂糖の量はお好みですが、甘めが好きな方は6g以上をおすすめします。

茶筅について

途中で、抹茶と砂糖を10ccのお湯で溶くのですが、茶筅ですと穂を器に押し当てながら混ぜ合わせることができ、よく溶けて混ざるので、茶筅を使うのがオススメです。

茶筅には色々と種類がありますが、今回はベーシックな百本立をご紹介します。
下の茶杓とくせ直しのセットを参考にしてみてください。
くせ直しは、茶筅の穂を整えて、乾かして、保管しておくのに便利ですので同時に揃えられるのをおすすめします。

アイス抹茶ラテをつくる手順

<1>抹茶と砂糖を溶かしておく

▼器に、抹茶3gと砂糖5gを入れます。
f:id:muu8san:20210606135104j:plain

私は器に抹茶茶碗を使いました。茶筌で混ぜやすいからです。ただ、混ぜやすい器であれば何でもかまいません。
茶筅は使う前に穂がしなって折れにくくするために、5分ほど水につけておいてください。私は下の写真の通り、コップに水を汲んで茶筅をいれています。

▼茶筅は使用前に水につけておく
f:id:muu8san:20210606135309j:plain


次に器に入った抹茶と砂糖を、お湯で溶かしながら混ぜ合わせます。
ここで、水でなくお湯を使うのは、砂糖を溶けやすくするためと、抹茶の香りを引き立てるためです。

《コツ①》
後でクリーミーな泡をつくるためには、お湯の量はできるだけ少なくしてください(目安は10cc)。

▼器に、お湯を大さじ1杯より少なめに入れて、茶筌かスプーンでダマがなくなるように、よくかき混ぜます。

f:id:muu8san:20210606140124j:plain

お湯は10cc程度で抑えめに


▼茶筅で混ぜ合わせる時は、茶筅の穂を器に押し当てながら、円を描くようにして茶筅を動かす。お濃茶を練るような要領。
f:id:muu8san:20210606140149j:plain


▼溶けて混ざり合いました
f:id:muu8san:20210606140214j:plain

 

<2>器に牛乳を50cc注ぎ、茶筅で混ぜ合わせる。

抹茶と砂糖とお湯が混ざりあった状態では、ネトっとしていて液状ではなく、扱いづらいので、ここに牛乳を50cc注いで液状にしていきます。

▼器に牛乳を注ぎました
f:id:muu8san:20210606141046j:plain


▼茶筅で混ぜ合わせます
f:id:muu8san:20210606141127j:plain

 

<3>ハリオのクリーマーで抹茶ラテをつくる準備をする

▼ハリオのクリーマーに牛乳100ccを入れ、先ほどの混ぜ合わせたものを用意する

f:id:muu8san:20210606141728j:plain

右:ハリオのクリーマー、左:先ほどの混ぜ合わせたもの

▼抹茶と砂糖と牛乳を混ぜ合わせたものを、ハリオのクリーマーへ注ぐ
f:id:muu8san:20210606141815j:plain

これで、牛乳150cc、抹茶3g、砂糖5g、お湯10ccの全ての材料が合わさりました。

<4>ハリオ クリーマーのガラス本体で撹拌する

▼撹拌する前に、グラスに氷を入れて準備しておく
f:id:muu8san:20210606143425j:plain


▼ハリオ クリーマーガラス本体に、蓋とクリーマーをセットする
f:id:muu8san:20210606143615j:plain


▼撹拌器のスイッチを押して、撹拌シャフトを回転させ、撹拌する。
f:id:muu8san:20210228094156j:plain

スイッチを押している間だけ、撹拌シャフトが回るようになっています。
一気にクリーミーな抹茶ラテにしていきますので、60秒間連続で撹拌します。


▼撹拌中
f:id:muu8san:20210606143845j:plain


撹拌中は、中のミルクが飛び散ってフタの裏につきます。

この『ハリオ クリーマー・キュート』いいところは、このフタがついていて飛び散らないようになっていることと、クリーミーな泡立ちのミルクをつくるのにコツがなくて、誰でも簡単につくれることです。

▼『ハリオ クリーマー・キュート』の蓋は役立つ
f:id:muu8san:20210606143942j:plain


▼60秒間撹拌してできた抹茶ラテ
f:id:muu8san:20210606144027j:plain


▼用意した氷入りのグラスに注ぎます。
f:id:muu8san:20210606144056j:plain


▼アイス抹茶ラテの出来上がり
f:id:muu8san:20210606144122j:plain

グラスを近づけると、抹茶の香りがしてきます

暑い季節で、甘い飲み物がほしい時にぴったりです。単に甘いだけではなく、クリーミーな中に、お茶の爽やかさもあり、とっても美味しい。


▼ごちそうさまでした
f:id:muu8san:20210606144455j:plain

美味しくいただきました^^

抹茶の量を多少多めにしたレシピにして、抹茶の風味をより感じられるようにしてみました。お好みで抹茶の量などを変えてみてください。

誰でも簡単にクリーミーな泡立ちのミルクをつくれて、アイス抹茶ラテも作れるハリオ クリーマー・キュート。気になっている方は、是非チェックしてみてください。

 

よろしければTwitterのフォローで応援してください。
新しいブログ記事のアップがわかります。※週1回、週末に更新しています。

【手軽】遠州流、裏千家、表千家 日常で手軽に、おすすめのお抹茶を楽しむ~自然カフェを楽しむ~

こんにちは むうさんです^^

抹茶ブームといわれながら、
ご自宅でお抹茶を楽しまれる方が多くないことは、私はとても残念です。

f:id:muu8san:20210228100248j:plain

抹茶ラテもお手軽

本当は手軽に飲めますし、
抹茶は茶葉を挽いたものなので、お茶の葉の栄養をそのままいただけ健康にも良い飲み物なのです。

f:id:muu8san:20210123162433j:plain

私の師匠がいつも、「お茶を飲んでいるから健康なの」と、米寿を迎えながら自慢げに話をしています。

最初に、私とお抹茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。

茶道のお点前(おてまえ)のお稽古をしていますが、普段の生活の中では、もっと手軽にお抹茶を楽しんでいます。
今回は、そんなお抹茶の楽しみ方を紹介したいと思います。

遠州流、裏千家、表千家

茶道は、日本の総合文化といわれます。

抹茶と言う飲み方が日本に伝わって来たのは、鎌倉時代に中国からですが、その中国ではすでに抹茶の文化は失われています。ですから、抹茶文化は今では日本だけのものとなっています。

f:id:muu8san:20210722071832j:plain


日本人のおもてなしのこころ、そして美しい所作が、茶の湯と合っていたから、そして、千利休という不世出の茶道家が生まれたからなのでしょう。

私が茶名をいただいた遠州流も、元を辿れば千利休大宗匠に行き着きます
創始者の小堀遠州は生前の千利休に会っていますし、千利休の弟子であった古田織部に学びました。
三千家と呼ばれる、表千家、裏千家、武者小路千家は、千利休の孫である千宗旦の息子たちが創始者です。

そんな歴史上の人物の名前がでてくる茶道のため、お抹茶についても、敷居が高く感じられてしまっているようです。
実際は、コーヒーや紅茶などと同じように、抹茶をご自宅で手軽に飲むことができます。

また、ハーゲンダッツの抹茶アイスのように、スイーツとも非常に相性が良いので、飲み物としても、抹茶ラテのような飲み方もあります。

今回は、今までご紹介してきたお抹茶の楽しみ方について、まとめてみましのたので、是非ご覧になって、お試しください。きっとその美味しさと手軽さから、自宅で楽しんでいただけると思います。

冷たいお抹茶:冷抹茶

新緑も美しく、気温もだんだんと上がってきて、冷たい飲み物がほしい季節になりました。
お抹茶というとあたたかい飲み物と思われがちですが、冷たいお抹茶こそがお茶の旨さを感じられるお飲み物なんです。

f:id:muu8san:20210503212452j:plain

アイスのお抹茶は美味しい

人の味覚は高温より低温の方が旨味を感じやすいため、冷たいお抹茶を飲むと、お茶の旨味が口の中に広がって、お茶ってこんなに旨さがあるものだったの、と発見があると思います。

また、やわらかい渋みが爽やかさを演出して、暑い時期にピッタリのお飲み物です。
下の記事で冷抹茶の作り方をご紹介しています。是非、冷抹茶をお試しください。

www.muu0san.com

抹茶ラテ

ミルクと抹茶はとっても相性がよいです。ハーゲンダッツのアイスが証明してくれています。

f:id:muu8san:20210228095507j:plain


抹茶とお砂糖をいれたミルクをクリーミーに泡立て、カップに注いで飲む。自分で作った抹茶ラテは香りも立って、豊かな気持ちになれます。
是非、お抹茶の香りとクリーミーなミルクを楽しんでください。 

www.muu0san.com

手軽に抹茶:マグカップ・マドラーdeお茶

以前から、日常生活では、抹茶を抹茶茶碗で飲むのは、お茶碗も熱くなるし、手間も面倒だと感じていました。
両手を使って持ち上げて飲むなんて、普段の生活ではラーメンの汁をすするときくらいでしょうか。

そのため、コーヒーのようにマグカップで飲みたいと思っていたら、ありました。フランスでのジャパンエキスポという展覧会のときに、奈良県の「竹茗堂 左文」から発表されたようです。

f:id:muu8san:20210214133048j:plain

マグカップでお茶を点てる

その上、いわゆる軸が短い茶筅ではなく、茶筌マドラーもセットです。
茶筌マドラーは軸が長いので振りやすく、短時間でお茶を点てることができ、まさにお手軽でした。
お抹茶を普段から楽しみたい方にはうってつけです。是非、お試しください。

www.muu0san.com

遠州流、表千家、裏千家 お家元御好のお抹茶

実は飲み始めようとした時に一番困るのが、お抹茶の選び方

抹茶には銘柄があるの?どの抹茶が美味しいの?と、最初は抹茶を選ぶのは意外と難しいものです。
そこで、各流派のお家元御好、すなわち各流派がオススメする抹茶をご紹介しています。お抹茶選びの参考にしてください。

www.muu0san.com

 

よろしければTwitterのフォローで応援してください。
新しいブログ記事のアップがわかります。※週1回、週末に更新しています。

【旨い】アイス抹茶レビュー:冷抹茶:お茶のうま味を感じる作り方 ~茶道家おすすめの飲み方~

こんにちは むうさんです^^

新緑の時期になり気温も上がってきて、冷たい飲み物が欲しくなる季節になってきました。今回は、冷たい、アイス抹茶美味しいつくり方をご紹介します。
ひと手間加えた、他とは少し違うお茶の旨味を感じられるつくり方です。

【旨い】とタイトルに入れましたが、茶の湯は戦国時代に確立されたもの。武士も、おもわず「うまい!」と膝をたたきそうな美味しさですよ^^

少し大げさかもしれませんが、お茶ってこんなに美味しいものだったんだという発見を、この冷抹茶で皆さんも体験できると思います。
作り方は難しくないので、試してみてください。

最初に、私とお抹茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。

茶道のお点前(おてまえ)のお稽古をしていますが、普段の生活の中では、もっと手軽にお抹茶を楽しんでいます。
今回は、そんなお抹茶の楽しみ方をご紹介したいと思います。

 特徴 
・冷たいため、お茶が持っている旨味をより味わえる。
・冷たいのでお茶の香りがほのかになり、爽やかさを感じる。


※あたたかいお抹茶をご紹介した時と内容が一部重複しますが、はじめて読む方もおりますので、そのようにさせていただきました。

アイス抹茶:用意するもの

・お抹茶 2g
・茶筅
・抹茶茶碗
・茶杓
・グラス
・お湯 10ml
・お水 60ml
・氷  

f:id:muu8san:20210123160035j:plain

お抹茶、茶筅(くせ直しに立てて)、茶碗、茶杓

お抹茶

お抹茶というのは、お茶の葉をそのまま臼で挽いたものですから、お茶のもつ旨味や体に良い成分をすべていただけます。
そんなお抹茶には色々と銘柄(お茶銘といいます)があります。

今回使ったのは、 宇治抹茶 「鵬雲」(木谷製茶葉)です。
最高峰の旨みが詰まった宇治抹茶で、実際に飲んでみるとお茶の甘さが口に広がります。最高峰の抹茶としては、値段もお手頃です(2250円(税込))。

この冷抹茶はお茶の旨味を堪能できるほで、このような旨味のあるお抹茶で楽しんだ方が、お抹茶の美味しさがわかると思います。
この『宇治抹茶 「鵬雲」』はおすすめです。チェックしてみてください。※お取り扱いは楽天市場のみでamazonでは扱っていません。

茶筅

色々と種類がありますが、今回はベーシックな百本立を使いました。
下の茶杓とくせ直しのセットを参考にしてみてください。

抹茶茶碗

ご飯茶碗でも、茶筅が振れれば構いません。
ただ、抹茶碗は、飲み口のやわらかい形状であったり、お茶を点てる時にこぼれない、など、お茶を点てて飲むためのデザインとなっていますので、できれば揃えた方がよいです。
今回は、白粉引の抹茶茶碗を使いました。

茶杓

お抹茶をすくって、茶碗に入れるためのものですので、スプーンでも構いません。
ただ、量の調整なり、お抹茶を飲む時の気分づくりもありますので、竹の茶杓を揃えるといいと思います。

アイス抹茶のつくり方

1.茶筅を水につけておく

器に水を入れて、茶筅の穂先を水につけておいてください。乾燥した茶筅は、穂先の竹が折れやすく、しなりが悪いため、水につけておきます。

2.抹茶茶碗にお抹茶を入れる

茶杓にたっぷり2杯半、2gのお抹茶を、抹茶茶碗に入れます。

f:id:muu8san:20210123164050j:plain

茶杓でお抹茶をいれる

f:id:muu8san:20210503204753j:plain

抹茶が抹茶碗にはいりました

3.水を抹茶椀に入れて、茶筅で練る

常温の水10ml(大さじ1杯弱)を抹茶椀に注ぎます。
それから、茶筅を器に押し付けて、こするように練ります。この時に、茶筅は左右に円を描くように、また前後に動かすことにより、お茶を練っていきます。
30秒を目安に練って、お茶が水に溶けて馴染んでいれば大丈夫です。

f:id:muu8san:20210503205645j:plain

お抹茶を練っています

写真にあるように抹茶の粉のダマが多少まだ残っています。ここからさらに練っていくと下の写真の通りダマがなくなります。

f:id:muu8san:20210503211326j:plain

お抹茶を練り終わりました

茶筅についた緑色の部分を見ていただく、茶筅の先から少し下の場所(腹といいます)で練っているのがわかると思います。

4.お湯を10ml加えて、茶筅で練る

そこから、お茶の香りを出すために、90~95℃の熱いお湯を加えます。また、お湯によって渋みを少し出すことによって爽やかな味わいになります。
そして、再度、茶筅でお茶を練ります。練り方は最初と同様です。

5.水を50mlいれて、茶筅で泡立てる

常温の水を50mlいれて、今度はお茶を練るのではなく、茶筅を前後に振って泡立てます。 

f:id:muu8san:20210503211618j:plain

水を加えました

水を50ml加えると、すでに液体になっています。これを茶筅で撹拌することで、泡を立ててまろやかに仕上げていきます。
水で点てる方が、お湯よりも泡が立ちにくいので、普段以上に素早く茶筅を振るのがコツです。

f:id:muu8san:20210503211745j:plain

泡立てて仕上げました

6.氷が入ったグラスに移します

あらかじめ氷を入れておいたグラスに、泡の立ったお茶を移していきます。 

f:id:muu8san:20210503212452j:plain

氷のはいったグラスを用意する

f:id:muu8san:20210503212522j:plain

お茶をグラスに移す

f:id:muu8san:20210503212604j:plain

泡が上に、下はグリーンのお茶のできあがりです

人の味覚は高温より低温の方が旨味を感じやすいこともあり、この冷抹茶を飲むと、お茶の旨味の発見があります。また、やわらかい渋みが爽やかさを演出してくれます。是非、冷抹茶をお試しください。

また、旨味を感じるためにも、なるたけ良いお抹茶の方がおすすめです。
おすすめは、ご紹介した通り宇治抹茶 「鵬雲」(木谷製茶葉)となります。是非チェックしてみてください。


↓あたたかい抹茶の点て方もご紹介しています。
www.muu0san.com

 

【贅沢】ポーレックス お茶ミル2 実体験レビュー~碾茶を挽いてつくった抹茶をいただく~茶道家おすすめのお茶ミル~

こんにちは むうさんです^^

前回は、抹茶として挽く前の碾茶についてご紹介しました。
今回は、その続きでいよいよ碾茶を挽いて抹茶をつくり、お茶をいだいていきます。

今回ご紹介するお茶ミルは、『ポーレックス お茶ミル・Ⅱ』です。調べてみると、お茶ミルで細かく挽くのは難しいようなのですが、その中で細かく挽けることをしっかりとうたっている製品です。

この製品は、細かく挽けるのが凄いのと、『「2017かごしまの新特産品コンクール」工芸・生活用品部門 鹿児島県知事賞受賞』とあって、しっかりとしていると思い、購入しました。

▼【トライ!】お茶ミルレビュー~碾茶についてお伝えします~

www.muu0san.com

 

最初に、私とお抹茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。
茶道のお点前(おてまえ)のお稽古をしていますが、普段の生活の中では、もっと手軽にお抹茶を楽しんでいます

今回は、この『ポーレックス お茶ミル・Ⅱ』を使って、挽きたてのお抹茶をいただきましょう。


 

ジャパンポーレックス?

ジャパンポーレックスは、鹿児島県霧島市に本社がある日本の会社です。

ホームページをみてみると、
「自社で企画・開発した製品を、日本国内の自社工場で生産をしている会社です。
独自の特殊な成型方法により、精巧なセラミック製品を開発しております。」
とあります。
ですから、製品はMade in Japanです。

また、「約25年前より塩、胡椒、胡麻等を挽くセラミック製刃のミル類」
を開発、生産してきたようです。

そのセラミックという特殊な技術を使って、
今は、コーヒーミル、スパイスミル、などをつくっています。
そのコーヒーミルでは、「令和2年度九州地方発明表彰」特別賞 文部科学大臣賞受賞されているようで、技術のしっかりとした日本の会社なのだと思います。

しっかりとした技術にのっとり開発生産している会社、好感が持てます。
では、お茶ミル・Ⅱはどんな製品なのでしょうか?

 

ポーレックス お茶ミル・Ⅱのスペック

お茶ミル2のスペック表

f:id:muu8san:20210505173610j:plain

初代のお茶ミルよりも3倍細かく挽けて、約18ミクロンまで細かく挽くことができます。
ホームページでは、抹茶は約10ミクロンで、30ミクロンを下回るとざらつかず、喉ごしが良いと書かれています。ということなので、30ミクロンを下回っていて、十分な細かさとなっています。
私が調べた限りでは、粒子の大きさの数字が書かれていた上で、このレベルまで挽ける手動のお茶ミルとしては唯一の製品でした。

また、セラミック製の刃なので、摩耗にしくいため耐用年数が長いという特徴があります。

さらに、コンパクトサイズなので、アウトドアなどにも持っていくにも丁度いい大きさです。
実際に使ってみると、アウトドアで使うのにも、うってつけだと感じました。外の空気を吸いながらゆったりとした気持ちで、お茶の葉を挽くというのは、考えただけでも気持ちが良さそうです。その後の野点(のだて:外でお抹茶を点てること)という流れは、ゆったりとした時間を過ごせそうです。

使い始めてネックになるのが、お掃除のしやすさだと思いますが、セラミック刃なのでお茶の粉はとれやすいですし、挽いたお茶をうける部分はステンレス製で水で洗うことができました。
洗いたいところが洗えないとか、掃除が面倒なんてことはありませんでした。さらには、分解後、簡単に組み立てることができるので、本格的に掃除をすることも可能です。私が数回使ったところでは、まだそこまでは必要ないと思いました。
 

 

ポーレックス お茶ミル・Ⅱ

さっそく、見ていきましょう。

お茶ミル2の外装

▼外装箱
f:id:muu8san:20210505152619j:plain

▼ポーレックス お茶ミル・Ⅱ
f:id:muu8san:20210505152657j:plain

箱にはエンボス状にでこぼこがあって、高級感のある外装箱です。

▼会社の説明です
f:id:muu8san:20210505153220j:plain

▼材質がしっかりと書かれています
f:id:muu8san:20210505153100j:plain

本体はステンレスですので、錆びませんので水洗い可能ですね。

▼売りの部分が書いてあります
f:id:muu8san:20210505155723j:plain

一番は、細かく挽けることですね。さらに、その細かさを調節できます。

また、セラミック製の刃、分解掃除が楽にできるところは、普段使っていく上で大切なところです。
 

 

お茶ミル2の外観

▼箱から取り出してみると
f:id:muu8san:20210505154330j:plain

本体と、取扱説明書がはいっていました。

▼本体をパーツに分けてみると
f:id:muu8san:20210505154415j:plain

左上が挽く時に回すレバー、一番上のものが蓋でその下の本体にお茶の葉をいれます。一番下のステンレスのカップで挽いたお茶を受けるようになっています。

実際に分解掃除のときは、ステンレスのカップの上の白い部分がセラミックの刃なのですが、そこの部分も外して本格的に掃除ができるようです。

お茶の葉をしっかりと細かく挽ける『ポーレックス お茶ミル2』 お茶の葉をそのまま摂ることができます。
ご興味をお持ちになったら、是非チェックしてみてください。


最後に、碾茶もご紹介しておきます。碾茶は抹茶になる前、挽いたら抹茶になる茶葉となります。宇治茶の碾茶となります。チェックしてみてください。

 

▼続き:ポーレックス お茶ミル・Ⅱを使った詳しいレビューです。<
www.muu0san.com

【トライ!】お茶ミルレビュー~お抹茶の粉を碾茶を挽いてつくってみる前に、碾茶についてお伝えします~茶道家おすすめのお茶ミル~

こんにちは むうさんです^^

今回は、お抹茶の粉を碾茶(てんちゃ)を挽いてつくってみようと思います。

f:id:muu8san:20210123162433j:plain

抹茶は、お茶の葉をそのまま粉にしたもので、美味しい抹茶は本当に旨味が豊かです。お茶の葉をそのまま粉にするとは、ペットボトルなどで飲んでいる煎茶や玉露の茶葉とは何が違うのでしょうか?

そんなこともお伝えしながら、抹茶の粉を作り、挽きたての香り豊かな抹茶粉で、お抹茶を飲んでみたいと思います。贅沢なお茶の楽しみ方となります。

最初に、私とお抹茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。

茶道のお点前(おてまえ)のお稽古をしていますが、普段の生活の中では、もっと手軽にお抹茶を楽しんでいます
今回は、挽きたてのお抹茶を楽しみたいと思います。

碾茶(てんちゃ)とは?

抹茶に挽く前の茶葉です。
お茶のとれる木は、煎茶や玉露と同じチャノキなので違いはありません。
今でも下の写真の通り、一般に市販されています。今回は、この碾茶を挽いてお抹茶を作っていきます。

f:id:muu8san:20210505090026j:plain

煎茶や玉露とは、急須に茶葉を入れてお湯に浸して抽出して飲むお茶です。最近だと急須は使わないかもしれませんが、紅茶と同じ入れ方になります。

栽培方法は、抹茶にすることから、玉露と同じように旨味を増すために、栽培の後半で太陽の光を遮った覆下栽培がされています。
また、煎茶や玉露と違って茶葉を揉みません。粉にしやすいように葉を広げて乾かしています。それが碾茶です。

f:id:muu8san:20210505124132j:plain

碾茶の茶葉、葉が丸まっておらず広がっている

わかりやすく説明するのが難しいですが、上の写真のような感じで、葉が広がっています。急須で煎茶を飲んだことのある方なら、煎茶とは違うと感じられると思います。

お茶の飲み方:碾茶(てんちゃ)の前と後

お茶の飲み方は、

茶を煮立てる団茶の時代から、
混ぜ合わせ、泡立てる抹茶(碾茶を挽いたもの)の時代、
そして現代の浸す煎茶の時代、
へと変わってきました。

どれも中国から日本に伝わってきたのですが、抹茶という飲み方は現在の中国には残っていません。日本では茶の湯、茶道という文化として今でも残っています。
ちなみに、ハーゲンダッツアイスの抹茶味は、日本文化に抹茶が残っていたからできたものなんです。

お抹茶の粉はどうできるのか?

お抹茶は、茶葉を蒸して乾燥させた碾茶を挽くことによって作られます。
ですから、碾茶というのは、コーヒーでいうところの焙煎後で挽く前のコーヒー豆と同じようなものということです。

碾茶の製造工程

参考に、碾茶ができる製造工程についてです。簡単にしかご説明できませんが、次のとおりです。
<1>摘んできたお茶の葉を蒸します。
目的の一つとして酸化酵素の働きをとめて、発酵が進まないようにすることがあります。

<2>蒸した茶葉を散らします。
蒸した茶葉は、しんなりとやわらかくなってはいますが、葉っぱが広がった形のままです。そして、茶葉は表面に水分残っていて茶葉自体も水分を含んでいるので、そこで、散らばらせながら表面を乾かし、重なった茶葉を剥がしていきます。
この先で、煎茶や玉露と、碾茶の工程が分かれます。

<3(碾茶)>碾茶の場合は、茶葉を乾燥炉にいれて乾燥させます。
<3(煎茶)>煎茶の場合は揉む工程が入ります。
お茶を揉むのは、お茶が細くなりお茶の細胞を壊すことで、色や味をでやすくするためです。
碾茶は揉まないので、お茶の細胞が壊れることはないのです。そのため、お急須などで碾茶をお湯に浸しても味がでません。
煎茶の場合は、この散らばらせた後、茶葉を揉んで乾燥させることを、人手でやるのもありますし、機械の散茶機や乾燥機もあります。

<4(碾茶)>切断して形を整えて、葉と茎を分別して葉だけにして、仕上げ乾燥
こうして碾茶ができあがります。通常は合組(ブレンド)されるので、複数の種類の茶葉が混じっています。

このようにな碾茶の作られ方を知ると、細胞が壊されておらず、挽くことでお茶の成分を楽しめるお茶なんだとわかります。お茶の成分がしっかりと碾茶の中に凝縮されているということです。

また、抹茶にする前の、宇治抹茶の碾茶は、下のように販売されています。

碾茶の昔

大正時代までは、碾茶を葉っぱの状態で消費者に売っていて、抹茶を点てて飲む人が碾茶を購入して、自ら茶臼で挽いていたようです。
現在でいうと、コーヒーを粉ではなく、豆で買ってきて、ご家庭で都度ミルで挽いて飲むという感じでしょうか。
香り高い抹茶が飲めた贅沢な時代だったんですね。

明治から大正といえば、益田鈍翁などの経済界の数寄者たちがお茶を楽しんでいた時代ですから、お茶が盛んな時代です。その後、徐々に電動臼に変わっていったようです。

ただ、今でも、11月にその年にとれた葉茶を詰めた茶壺の封を切る「口切りの茶事」がお家元で行われ、手で石臼を使ってお茶を挽いています。


今回は、抹茶になる前の碾茶とその周辺について、お伝えしました。
上でも書いたように、抹茶というのは日本だけに残っている飲み方であり、文化でおあります。そんなお抹茶を、できれば日常にも取り入れて、楽しんでいただければ、と思います。
まとめとして、宇治茶の碾茶をご紹介いたします。ご興味がありましたら、チェックしてみてください。

 

続きでは、お茶ミル・Ⅱを使って碾茶を挽いてつくってみます。ぜひご覧ください。

▼【贅沢】ポーレックス お茶ミル2 実体験レビュー
www.muu0san.com

茶道流派別 おすすめの抹茶一覧~遠州流、表千家、裏千家などのおいしいお抹茶~茶道家による自然カフェ~

こんちには むうさんです^^

今回は、茶道の各流派がおすすめしている抹茶をご紹介します。

f:id:muu8san:20210123162433j:plain

抹茶は、お茶の葉をそのまま粉にしたもので、美味しい抹茶は本当に旨味が豊かです。ですが、抹茶を選ぶのは難しいと思います。
そこで、今回は選ぶ上での参考にしていただければと、各流派のおすすめの抹茶をご紹介することにしました。

最初に、私とお抹茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。

茶道のお点前(おてまえ)のお稽古をしていますが、普段の生活の中では、もっと手軽にお抹茶を楽しんでいます
今回は、そんなお抹茶の楽しみ方を紹介したいと思います。

抹茶の銘柄とは?

お茶銘とお詰

スペシャリティコーヒーには、品種と産地とコーヒー農場の名前がありますが、抹茶の場合は、少し違います。

▼お抹茶ができるまでをチャノキの観察をしながらご紹介しています。
www.muu0san.com

抹茶は、お茶銘(おちゃめい)とお詰(おつめ)があり、お茶銘とはお茶の製葉屋さんや、茶道流派のお家元が名付けた抹茶の名前であり、お詰は製葉屋の名前となります。
抹茶は基本的にいくつかのお茶を混ぜたブレンド(合組)だからです。

ですので、スペシャリティコーヒーとは違い、
人がつけた抹茶の名前(お茶銘)とブレンドした製茶屋さん(お詰)となります。

このお茶銘と、お詰は、とても重要なもので、茶道では、おもてなしのひとつとなります。
茶道では、お茶銘は?、お詰は?と、お客が亭主(お茶でもてなす人)に尋ねるやり取りがされます。
そのやり取りの中で、こんないいお茶で、おもてなしをしていますよ。
と伝わるのです。

また、茶道の流派には、贔屓(ひいき)にしている製茶園があり、遠州流では、小山園となります。
また、お家元御好み(おいえもとおこのみ)の、という表現があり、お家元が良いものとして好んで使われるということですが、先代と、現在のお家元では、変わることもあります。

抹茶のブレンド

原料である碾茶(てんちゃ:お茶の葉を蒸して乾燥させたもの、煎茶との違いはお茶の葉をもまない)を石臼で挽いて抹茶ができますが、碾茶を香り、味、色の3つで合組(ごうぐみ、ブレンドのこと)するようです。

香りが良くても挽くと白っぽいもの、濃厚な旨味があるのに香りがそこまで良くないものなど、お茶によって特徴があり、香り、味、色の三拍子が揃うものはなかなかないために、お茶の葉の合組(ブレンド)をして整えるようです。

各流派おすすめの抹茶の銘柄

各流派のお家元御好みの抹茶を、濃茶用、薄茶用でご紹介していきます。

それぞれ、お茶銘には、後世に残しておきたい綺麗な日本語が使われていて、銘の美しさも感じていただければと思います。

遠州流茶道

・濃茶 一玄の白 丸久小山園(京都府宇治市)3240円
・薄茶 初の森  丸久小山園(京都府宇治市)2052円
丸久小山園は、京都府宇治市の製茶園です。
一玄の白は、こくのあるしっかりとした味わいで、薄茶の初の森は苦味の少ないお抹茶です。

 

裏千家

・濃茶 壺中の昔 祇園辻利(京都府)
・薄茶 長久の白 祇園辻利(京都府)
壺中の昔は、現在の裏千家のお家元である、裏千家今日庵 坐忘斎の御好みとのことです。40gで3888円ですから、値ははりますが、それだけの価値があるのだと思います。長久の白は2160円です。
祇園辻利の抹茶は、覆いの下で直射日光を避けて栽培した茶葉の新芽だけを使いますとのことです。宇治茶とうたっています。

江戸千家

・濃茶 星の奥 星野製茶園(福岡県八女市)3132円
・薄茶 星の昔 星野製茶園(福岡県八女市)1620円
江戸千家では、宇治茶ではなく、八女茶です。星の奥は、奥緑という品種の単一種の茶葉から作られ、甘みとコクがお好みの理由のようです。
どちらのお茶も、江戸千家名心庵御好みで、江戸千家名心庵宗匠から御茶銘を拝受したとのことです。

 

表千家

・濃茶 妙峰の昔 星野製茶園(福岡県八女市)3132円
・薄茶 星霜の白 星野製茶園(福岡県八女市)2052円
表千家も八女茶です。
香りが立ち、一服への期待感を高めるお茶のようです。

 


抹茶は、ショップをみてもあまり説明もなく、どんな味わいなのかわからないので、選ぶのが難しい商品だと思います。

今回は、抹茶の中でも、茶道の各流派がおすすめするものをご紹介しました。選ぶ上で参考になれば幸いです。
気になったものを、チェックして、お試しください。

今回ご紹介した抹茶は、各流派のお家元のお好みとなりますから、最高峰のお抹茶となります。もっと高価な抹茶もありますが、これらの抹茶のお値段を参考に、抹茶を選ばれるといいと思います。


美味しいお抹茶の作り方をご紹介しています。チェックしてみてください。
www.muu0san.com
抹茶ラテの手軽なつくり方もご紹介しています。チェックしてみてください。
www.muu0san.com

 

【参考文献】月刊誌「婦人画報 2018年10月号」

よろしければTwitterのフォローで応援してください。
新しいブログ記事のアップがわかります。※週1回、週末に更新しています。