はじめまして、むうさんです。
”おとな”ならではの自然観察の手順(大げさかなぁ?)を、前中後の3回にわたったお伝えします。
自分のペースで、あたらしい発見、夢中になれることを、自然は行くたびに提供してくれます。おとなになったいまだからこそ、ワクワクできる自然は素敵です。
初心者の方へ、そんな自然観察について、森林セラピーガイドで自然観察指導員の、むうさん、がお伝えします。前編ではおすすめの場所と何を観察するかをご紹介します。
この後に、
・手順3 服装
・手順4 観察グッズ
・手順5 観察するときのポイント
と続きますが、前編は、手順2までとなります。
自然観察とは~初心者、大人の方へ~
おとなになってある時、自然のことを知らないことに、私はふと気づきました。
おそらく、こどもの頃であれば、遊びや、すごい!でお終いだったのですが、なぜか自然に対して興味が湧いてきました。
どうするか?
おとなになっても、こどもとやることは同じです。自然の中へ入っていくことです。ただ、自分の中に芽生えた、自然により触れたい、知りたいという欲求を満たすためには、準備が必要です。
ただ、堅苦しいのはなしです。おとななら、食べながらの自然観察、カフェしながら、登山しながらなど、自然観察も、他のことと一緒に楽しめます。
そして自分のペースで進めるおとなの自然観察、身近で、楽しいひと時です。
自然の中でカフェをするときに、甘い香りで心地よいクロモジ茶のおすすめをご紹介しているページもありますので、よろしければご覧ください。
手順1 自然観察におすすめの場所(どこへ行く?)
初心者の方は、いきなり自然いっぱいの所へは行ったことがないから、と悩んだり、また、なにをみたいか?などと構えずに、まずは行ってしまいましょう!
自然の中で、感じたことが、自分が欲していることです。”考えるより感じる”を大切にしてみます。
都心だと、身近になかなかいい場所がないとお思いかもしれません。が、あります。初心者の方にもおすすめの、東京都で自然観察する場所は、
日比谷公園
お堀とビル街の中にあり、自然と都心が融合した公園。
リラックスして、テーブルベンチでカフェをしながら、様々な樹木や、野鳥、花をみるのにふさわしく、おとなの自然観察にピッタリの場所です。花や樹木にプレートもついていますし、初心者が名前を知りたい時に教えてくれます。
・アクセス:
東京メトロ丸ノ内線「霞ヶ関駅」徒歩から1分。
東京メトロ日比谷線・千代田線・都営地下鉄三田線「日比谷駅」から徒歩1分。
・入場料:無料
▼日比谷公園での自然観察の実践レビューもしています。
代々木公園
いい具合に間隔を空いている樹木は雰囲気があります。
樹林の中で、日差しを避けて、テーブルとベンチに座ってカフェをしながらのんびりと観察するのに、ピッタリの場所です。広い公園ですし、また様々な樹木や花があり、野鳥観察もできるので、一日楽しめます。
・アクセス:
JR「原宿駅」下車 徒歩3分
東京メトロ千代田線「代々木公園駅」から徒歩3分。
東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前(原宿)駅」から徒歩3分。
小田急線「代々木八幡駅」から徒歩6分。
・入場料:無料
▼代々木公園の詳しいレビューをしていますので、参考にしてみてください。
国立科学博物館附属 自然教育園
日曜日に無料の観察会が開催され、スタッフの方がわかりやすく説明してくれます。敷地も広すぎず、観察しながら散歩するのに向いています。池の周りなど、いたるところにベンチがあるので、ゆったりと過ごすことができます。
・アクセス:
都営地下鉄三田線/南北線「白金台駅」から徒歩7分。
JR/東急目黒線「目黒駅」から徒歩9分
・入場料:320円
神代植物公園 併設「植物多様センター」
樹木の種類が多く、樹木の名称、特徴が表示されています。樹木もそれほど大きくなっていないので、高くない位置に花や実があり、観察しやすいです。4月は満開に咲き乱れたツツジが、楽しめます。園内には売店もあり、初心者~経験者まで、多くの方が楽しめ、とてもおすすめです。
また、併設されている植物多様センターは入場料無料です。若く低い樹木があり、カテゴリに分かれていて観察しやすいので、こちらだけでも楽しめます。
・アクセス:
京王線 「調布駅」からバス。
車(有料駐車場あり)
・入場料:神代植物公園 500円 植物多様センター 無料
▼神代植物公園での自然観察実践レビューもしています。
明治神宮
百年構想どおり、針葉樹林だったのが、植生が変わって広葉常緑樹で覆われた森です。タカもいるような都心の中の自然豊かな場所で、せせらぎ、野鳥の声と自然の音に癒やされながら、森の中を散策して観察できます。入り口にあるカフェもおすすめです。ただし、神宮ですので、花や樹木にプレートはなく、名前や情報は得にくいです。
・アクセス:
JR「原宿駅」から徒歩1分。
小田急線「参宮橋駅」から徒歩3分。
東京メトロ千代田線/副都心線「明治神宮前駅」から徒歩1分。
・入場料:無料
どこも自然観察するにはもってこいのところです。ぜひ足を運んでみてください。
また、自然の中の散策は、思ったよりも歩くことになるので、私は、足を疲れさせず、痛めないようにウォーキングシューズを履いています。おすすめを記事にしていますので、チェックしてみてください。
▼ミズノLD40 ミズノウエーブが素晴らしいウォーキングシューズ
手順2 自然観察で何を見たいのか
行ってみると、これが面白かった、癒やされた、もっと知りたい。と感じたことがあると思います。難しく考えず、花や樹木を見たい、知りたい。野鳥を見たい、鳴き声を聞きたい。とターゲットを決めてみましょう。
このターゲットを決めることで、行く場所と、持っていく道具が変わってきます。主な3つ、「花・樹木、野鳥、苔(こけ)」についてご説明します。
花・樹木
季節を感じながら、観察できるのが良いところです。
冬には葉を落とした木々の、春に備えた冬芽。
春先には赤、黄色、緑と色とりどりの新芽。春から夏にかけては満開の花と、煌めく新緑。
秋には赤や紫などの果実や実、そしてまた花と紅葉の季節でもあります。
続けて観察していくと、一日一日で同じ日はなく、季節が進んでいくのを感じられます。
野鳥
冬木立のなか、枝に留まる青い鳥、カワセミがいて目を楽しませてくれます。早春に、ウグイスが薮の中で、ジーッ、ジーッと地鳴きをしたかと思うと、しばらく経つと、ホーホケキョと綺麗な鳴き声を響かせてくれます。森の中でコンコンコンと音が響くとコゲラが木をくちばしで掘っています。また、ヤマガラが、空中で羽根を鳴らしていたりと、ふとしたときに、様々な出会いがあります。
苔
日本に1800種類ともいわれる苔があります。苔があるお寺では、スギゴケ、ホソバオキナゴケなどがビロードの絨毯のようです。苔は、自然と和の文化を象徴していると思います。
自然観察の中では、苔の種類はもちろんですが、糸状に伸びるお花のようなもの(胞子体)、などなど、まずは観てみましょう。
自然観察:手順1と2のまとめ
日比谷公園、代々木公園、など5つのおすすめの場所をご紹介しましたが、どこでも自然に触れられるいいスポットです。
行った時に感じたことから、草花、樹木、野鳥、苔など、特にどれが良かっただろうと思いかえすと、また次行こう!となっていきます。
前編はここまでです。
まずは行ってしまいましょう!
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