夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【おとなの自然観察 初心者実践レビュー】おすすめの場所:自然観察会→自然教育園と日比谷公園での実践例をご紹介

こんにちは むうさんです^^

おとな”ならではの自然観察について、3回に渡ってお伝えしました。

そこで、難しく考えずに、まず行ってしまいましょう!

なので、今回は、初心者の方が、実際に自然観察をするのに、おすすめの場所ご紹介します。
おすすめの場所は、自然教育園での自然観察会への参加と、日比谷公園です。実際に行ってみたときのことを具体的にレビューします。

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青紅葉

自然観察会へ参加する

一番簡単な方法です。知識もつきます。

そして、最初に行くのにオススメなのは、東京都にある
「国立科学博物館附属 自然教育園」日曜日の自然観察会です。

国立科学博物館附属 自然教育園
《住所》東京都港区白金台5丁目21−5
《アクセス》JR/東急目黒線 目黒駅、東京メトロ南北線/都営三田線 白金台駅より
※ブログの最後にGoogleマップがあります。

入場料だけで、自然観察会への参加費は無料です。自然教育園の学芸員の方が目の前に植物をみながら、説明をしてくれます。

私が行った時は、
・セイヨウタンポポ と カントウタンポポの見分け方。
・ユズリハ(樹木)など樹木の説明。
 ユズリハは”おめでたい木”で、新しい葉っぱが出てから葉を譲ります(落とす)。そこから、子孫が出るまで親は死なない、家を守る木となったようです。

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ユズリハの新葉

・常緑高木は今が落葉のシーズン。
などなど、タンポポをじっくりとみたり、樹木の新葉をみたり、足元の樹木の落ち葉を観察したり、とあっという間の1時間です。

国立科学博物館ならではでしょうか、楽しい時間を過ごせると思います。

ただし、下のように感じたら、自分で自然観察のフィールドへ行きましょう!

・他の参加者もいますし、全体の時間もきまっているので、自分のペースでは観察できない。
・どうしても答えがあるような観察が多いので、自ら発見するような新鮮な驚きが得られない。

せっかく、スマホを持って、図鑑を用意しているのであれば、自分のペースで、自由気ままに観察しに行った方がいいと思います。

また、樹木について知りたい方へ、おすすめの樹木図鑑があります。『五感で楽しむ 樹木図鑑』です。約400種の樹木が掲載されているハンディータイプの図鑑です。レビューしていますので、ご参考にしてみてください。

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日比谷公園へ自然観察しに行ってみる

自然観察をするなら、もっと自然豊かなところでと思うかもしれませんが、ビル群の中の公園で、人工物とのコントラストで自然をより大きく感じる場所です。

都心から離れた、誰がみても自然豊かなところだけではなく、ぜひ一度足を運んでみてください。きっと何を感じると思います。

日比谷公園
《住所》東京都千代田区日比谷公園1
《アクセス》東京メトロ丸ノ内線 霞ヶ関駅、東京メトロ日比谷線/千代田線/都営地下鉄三田線 日比谷駅、 JR 有楽町駅より
※ブログの最後にGoogleマップがあります。

一番近いのは、東京メトロ 日比谷駅A10です。A10を出ると目の前に公園の入口、有楽門があります。
道路を挟んで向こう側には、お堀があり、帝国劇場があります。都心ですね。ですが、こんなところにも自然があります。

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入ると、最初に目に飛び込むのは、花壇です。ここで花を観察すると、虫が花の蜜を吸っていることに気づきます。
普段、自然の中の当り前の営みにも気づけていないので、新鮮だったりします。どんな花の香りに虫は引き寄せられたんだろう?この虫はなんだろう?なんて興味を持つかもしれません。これが自然観察の入口です。

①全体像を把握

最初に、公園の全体像を掴みましょう、池の上にベンチが並んでいる場所がオススメです。
サンゴジュの木が出迎えてくれます。赤い果実がたくさん実った様子を珊瑚に見立て、この名前になったようです。8~9月が実のりの時期ですので、少し暑いですが、その時期に行ってみてもいいかもしれません。

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サンゴジュの赤い実

高台となっているベンチから見ると、日比谷公園の右半分を見渡すことができます。手前に心字池があり、右側の桜門の近くに日比谷茶楼(サロー)というガーデンテラスがあります。カフェよし、お食事よしです。

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日比谷公園園内マップ

日比谷公園は、思ったより広くて歩きがいがあります。散策をする上で、靴は大切です。私は、足を疲れさせず、痛めないようにウォーキングシューズを履いています。おすすめを記事にしていますので、ご参考にしてみてください。

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心字池の向う側には、第一花壇があり、芝生の中央に花壇があります。

先には、草地広場があり、さらに左側にいくと、首賭けイチョウがあります。

公園の設計者である本多静六博士が、他からこの地に大イチョウを移植することに自分の首を賭けたようです。立派なイチョウですから、根も相当張っていたでしょうし、難作業だったのだと想像できます。

②なんとなくルート、目標を決める

全体像を把握したので、まずは大雑把にルートを決めましょう。

自然観察はウインドショッピングのようなもので、なんとなく観て、観ることで興味が湧いて、と感覚的なことが多く、行動してはじめて気づくことになります。ですから、しっかりとした計画なんて立てようとせずに、自分の予定や体力に合わせて、まずはおおよそのルートを決めておく。たとえば、草地広場までは歩いて観察しよう程度で、いいのです。

こうすることで、歩くコースを気にせずに、考えたりせずに、自然観察に夢中になれます。

ただ、私の場合は、思った以上に同じ場所、同じ樹木で、時間が経ってしまうこともあります。

たとえば、葉っぱは新緑から緑が濃くなってきていて、よく見ると緑の実もある。発見!この実は何色になるんだろう? この木はなんだろう? そして、もう一度葉っぱをみると、縁がギザギザしていてトゲのようになっている。そのトゲを触ると想像したより固くて、痛い。なんて夢中になっていると、あっという間に時間が経っています。

そんな時のためにルートを頭に入れておいて、柔軟にコースを変えてください。

③樹木の特徴から

日比谷公園では、アドベンチャーのプレートが樹木の前に設置されています。そのプレートでは、樹木の名前がプレートで隠されていて、特徴が下に書かれています。もちろん、目の前にはその樹木や花、実があり、いくらでも観ることができます。

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プレート

④心字池の野鳥から

心字池には、カイツブリやカモなどの水鳥がやってきます。
カイツブリなどは、水の中に潜って小魚などを食べます。首をヒュと上げてから水に頭から入る姿は可愛らしいです。潜った後には、水面には波紋がさっと広がり、少しすると、別の場所から水面に出てきます。

カモでしたら、マガモやカルガモだったりと、種類が異なると、見た目で違います。たとえば、マガモの頭が緑で綺麗なことなど、じっくりと観察すると発見があります。

⑤写真撮影する

せっかくですから、スマホで写真撮影しましょう。もう一度じっくり見る、いい機会となります。

樹木なら花を拡大して、花びらは何枚かなどを数えながら。また、葉っぱは表と裏、縁のギザギザ、実などなど、撮影しておいた方がいい箇所はたくさんあります。それに、綺麗にも撮りたいと欲がでるので時間がかかります。
野鳥は、カモであれば、動きが早くないので、スマホでも十分撮影できます。

写真を撮ることで、あらたな発見があるかもしれません。すると、さらに楽しくなります。

⑥振り返る

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観察が終わったら、ベンチに座りながら、また日比谷茶楼でカフェをしながら、振り返りましょう。振り返りはどうするというと、スマホの画面で写真を見返して、花の名前を調べたり、そのときに感じたことを思い出してスマホにメモります。振り返ることで自然観察が深まり、さらに楽しくなります。その場で感じたことを言葉にしてメモることで、観察力が蓄積されていきます。

自然観察メモに最適なスマホアプリ「Google Keep(無料アプリ)」のインストールから、自然観察メモとしての使い方までの記事を書いています。是非チェックしてみてください。

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いかがでしたでしょうか?
これを読んで、自然観察に行ってみよう!と思っていただけた方がいれば、本当に嬉しいです。

また、
『おとなの自然観察 5つの手順(初心者編)』の3つの記事も参考にしてみてください。

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たのしい自然観察のコメントをお待ちしております^^

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