こんにちは むうさんです^^
初心者の前中後編、実践編では、まず自然観察に行ってみましょう!
でした。
行ってみると、自然観察する上で、カメラでもっとうまく撮影できたらなぁと、感じると思います。そこで、今回は、スマホカメラの使い方についてお伝えします。
この写真も、スマホ(Huawei P9lite、1300万画素シングルカメラ)で撮影しました。
P9liteは、iPhoneやGalaxyのSシリーズのような高価なスマホでななく、Huaweiのエントリーモデルです。ですが、撮影の仕方によって綺麗に撮影できます。
また、カマツカは里山ではよくみる樹木で、可愛い花を咲かせて魅せてくれます。
自然観察で、スマホカメラに求められるもの
自然観察で、スマホカメラに求められるものは、大きく次の4つですが、特に上の3つが重要です。
①観察の対象物にピントが合う
②観察の対象物の明るさが適正
③観察の対象物の大きさが、狙った通りになる
④観察対象物の色が適正
普通の写真と大きく異ることはなですが、スマホを使っての自然観察ならではの撮影の部分がありますので、お伝えしていきます。
ですが、
撮影方法の工夫に入る前に、スマホのカメラに知っておいたほうがよいので、スマホカメラついてご説明させてください。
私の使用しているスマホについて
私が現在使用しているスマホは、「docomo HUAWEI(ファーウェイ)P30 Pro HW-02(2019年9月発売)」です。以下、P30 Proと書きます。2020 年の6月から使い始めました。それまでは、さきほどご紹介した「HUAWEI(ファーウェイ)P9lite」を使っていました。途中、1週間ほど「サムソン Galaxy A7」を使った時期もありました。
下の写真は、上から「P30 Pro」、「P9 lite」、「Galaxy A7」です。
それぞれの機種の写真で、右上のカメラレンズの大きさを見てください。
「P30 Pro」は右上の3つのレンズと、その手前に小さなレンズが1つある、全部で4つのカメラが搭載されて機種です。
「P9 lite」は、右上に1つのレンズが搭載されただけのシングルカメラです。
「Galaxy A7」は、右上に3つのカメラレンズが搭載されています。
どれにも、LEDの補助光もついているので、レンズのようなものがもう一つずつあります。
「P9 lite」、「P30 Pro」と続けてファーウェイを使っています。それは、ファーウェイは、カメラに非常に力を入れているメーカーで、その中でもP30 Proは2019年発売のスマホの中でも、カメラの評価が非常に高かったからです。
スマホカメラのランキングとしてDxOMarkというベンチマークがあり、「P30 Pro」は発売当時はランク1位で、2019年全体として、かなりの高得点でランキング上位でした。
ちなみに、DxOMarkは2008年に設立された、スマートフォンやカメラ、レンズを科学的に評価する独立したベンチマークです。
手軽なスマホカメラで、高性能のものがあれば、自然観察にもってこいと考えて購入したものです。かつ、プロモード(マニュアルモード)も充実しています。ここまで高性能でなくともいいのですが、スマホカメラのどんな機能を使うのかを、今からお話いたします。
スマホカメラの比較
自然観察で、スマホカメラに求める4つの項目について、以前使っていたスマホと比較していきます。
私が使っていたスマホは、「HUAWEI(ファーウェイ) P9 lite (2016年6月発売)」と「サムソン Galaxy A7(2019年10月発売)」です。自然観察には、主にP9 liteをずっと使ってきて、Galaxy A7を使ってみたら使えなかったというオチです。
P30Proを加えた3機種の比較を以下に示します。
■スマホカメラ比較表(自然観察撮影むけ)
※クリックすると大きくなります。
*1 使用してみて、実用できる倍率。
*2 使用してみて、実用的かどうかで判断。タッチフォーカスは対象に合わない場合も多い。
*3 対象までどこまで近づけるかの実測値。小さいほどマクロの性能が高い。
基本機能 カメラ1広角
カメラ1広角があれば、「P9 lite」のシングルカメラを使った経験から、ほとんど問題ありません。最近(2020年夏現在)のスマホではエントリーモデルでもトリプルカメラを搭載しているものもありますから、十分です。
①観察の対象物にピントが合う
ステップアップ機能 タッチフォーカス
自然観察では、小さな芽や実、花などにフォーカスを合わせたいですが、背景のものに合ってしまい、対象の花などに合わない場合があります。
ですが、スマホカメラには、どこにピントを合わせるかを、液晶画面にタッチして指定できる機能があり、そのような場合でもピントを合わせることができます。ぜひ活用してください。
ただし、3機種とも△になっているように、合う場合もありますが、何回タッチしても合わせられない場合もそこそこあります。その場合にはマニュアル操作が必要ですので、後編でご紹介します。
②観察の対象物の明るさが適正
ステップアップ機能 タッチ露光設定
露光とは、撮影する明るさを調整することです。
自然観察では、対象と周囲の明るさに差があるとき、たとえば対象が暗くて、周囲が明るいと、対象の実などが暗くなってしまうことがあります。これは画面全体で明るさを合わせているためで、周囲が明るいと全体的に暗くなるように調整するためです。
ですが、スマホカメラには、明るさを合わせる対象を、液晶画面にタッチして指定すると、その対象の明るさが適正になるように調整できる機能があります。これも、ぜひ活用してみてください。
③観察の対象物の大きさが、狙った通りになる
画面拡大、対象に近づく
できるだけ大きく撮りたいときのがありますが、スマホカメラには、画面とピンチアウト(画面の対象を広げるように2本の指を離すように操作すること)すれば、拡大されます。
また、対象にできるだけ近づいてください。ただし、最短撮影距離というものがあり、それより近づいてもピントが合わない距離があります。これを事前に把握しておくことをお勧めします。
まとめ
自然観察で、スマホカメラに求められるものの4つのうち、下の①~③はオートモードでも工夫すれば、撮影できることをお伝えしました。
①観察の対象物にピントが合う
②観察の対象物の明るさが適正
③観察の対象物の大きさが、狙った通りになる
前編はここまでですが、自然観察において、スマホカメラのオートモード撮影する場合の工夫の仕方が少しでも伝わり、自然観察の撮影が楽しくなれば嬉しいです。
おすすめのP30 Proはカメラ性能が高く、自然観察にもおすすめです。
後編では、オートモードでは難しい撮影について、マニュアルモードでの撮影方法を説明していきます。
また、自然観察の初心者の方向けに、自然と触れ合うための詳しい手順を記事にしていますので、ご覧いただけると嬉しいです^^