夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【代々木公園 アクセス~自然観察まで 実体験レビュー後編】散策、森林浴も楽しんでみました

こんにちは むうさんです^^

おとなの自然観察 (場所編 代々木公園(前篇))からの続きです。

おとなの自然観察 5つの手順(初心者編 後編)に書いたように、
~五感を使う~
 ①木々をよく見る
 ②自然の音に耳を澄ます
 ③花の香を嗅ぐ
 ④感触を感じる
~記録する~
 ①写真を撮る
 ②メモをとる
を意識して、歩きましょう!

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ユリノキ 葉の形が特徴的

森での観察

素敵な森でどんな観察をするのか。歩いてみて、”木々をよく見て”みると、たとえば、夏であれば、セミの抜け殻があったりします。

セミの抜け殻でしょ、知ってるよ。と聞こえてきそうですが、知っていると思っていることにも、少し詳しく見ると、新たな発見があり、面白くなるから、不思議です。

どう観察するの? はっきりしない時は、”スマホで写真を撮”ってみましょう。拡大して観察をしてみるとドンドン引き込まれていきます。触覚があって、触覚には毛が生えていて、大きな眼があり、脚には爪があり、写真を見るとリアルではありませんか?

※昆虫が苦手な方は写真をすっ飛ばしてください。

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アブラゼミの抜け殻

自宅に帰ってから、なんのセミの抜け殻だったのだろう?と調べました。そのときに、スマホの写真が役立ち、触覚の形からアブラゼミと判明しました。このことで、抜け殻からセミの種類がわかることを知りました。

また、あらためてセミの鳴き声の違いを知りたくて、ネットで調べて聴き比べてみました。少し調べれば、近所では最近はヒグラシがうるさいなどと、普段からセミの鳴き声でわかるようになりますよ。

花壇

代々木公園には、フラワーランドという花壇があります。時期によりますが、10種類程度の花が咲いています。

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フラワーランド

ヒマワリは夏の青空バックに見ると、綺麗ですよね。
ついつい写真をとっておしまいになりがちです。花の香を嗅いでみましょう。夏の大きな花ですから、強めの香りを想像していましたが、おとなしい、ほんのりと甘い香りです。

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ヒマワリ

ここからは想像なので本当のことは調べてほしいのですが、黄色で虫からみると目立つ花なので、香りでハチなどを呼びよせる必要がないのかもしれません。なので香りが弱いのかななどと想像しました。不思議から、こんな想像をしてみるのも楽しいですし、調べてみると発見があるかもしれません。
また、花びらに触ると、表側はツルツルですが、裏面はすこしザラッとしています。触ってみると、いろいろと発見できます。

マリーゴールドは、黄色とオレンジの花が咲いて夏の強い日差しで輝いて見えます。あいみょんのヒット曲”マリーゴールド”で知っている方もいるかもしれません。素敵な曲ですよね。ライブ映像を見ながら聞くと感動します。花の香りはどんな感じでしょうか?

花壇のさまざまな花の香りを嗅いだり、花びらを触ってみたり、カメラで拡大して観察したりしてみてください。

中央広場

中央広場では、大きな空が広がります。都心でこんなに大きな空が見渡せる場所なんてそうありません。空を観察して見ましょう。

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中央広場

夏の午後なら、大きくな雲が湧き出しているかもしれません。うっすらとした雲が掛かっているだけかも。秋なら、秋ならではうろこ雲が見れたり、水蒸気の少ない空気のおかげで空が青いと感じることもあります。おもしろい形の雲があれば、写真を撮ってみてもいいでしょう。

このあたりで、ゆったりとカフェをするのもいいと思います。秋であれば、涼しい風に吹かれながらの温かいコーヒーは格別です。

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自然カフェ

甘い香りが心地よいクロモジの枝からつくった、クロモジ茶をご紹介しています。ご興味がありましたら、ご覧ください。

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シイの森

中央広場は明るい場所ですが、常緑樹で、冬も葉の落ちないシイの森を、明るいところから見ると、暗〜く、そう物凄く暗く見えます。常緑樹の葉は、落葉樹と比べて厚いですから、日も通しにくくはっきりと影になります。

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シイの森 外から見ると暗い

ただ、入ってしばらくすると、目も慣れて、適度な木漏れ日に気づき、ちょうど良い明るさの森だと気づかされます。この明暗差に、さっきまで暗いと思っていたのにと、驚きます。発見と驚きが自然観察の重要なことなので、こんな瞬間を感じることも自然観察のひとつです。

また、森の中は、日が当たらず涼しくて、地面も乾いているせいか、カラッとして、風が吹くと心地よいですが、木々の隙間から射し込む強烈な日差しと、地面が光り輝いていること、そしてクッキリとコントラストの高い影に夏を感じます。

そして、歩いていて日陰から、光が照るところへ入り、顔の右側から光が当たると、その光の強さにたじろぎ、体が一瞬で暑くなり、うっとなります。

これらも、太陽を森を通して感じて、自然観察していることですね。

”メモをとる”を実践しましょう。せっかく感じたことを文字に、言葉にしておかないと、すぐに忘れてしまいます。こういった体験を積み上げていくためにも、メモをとっておくことをオススメします。

イチョウの森

代々木公園は、イチョウ並木もあるのですが、イチョウの森もあり、とても綺麗です。

夏は銀杏の実ができはじめて、たわたに枝に実り、下の落ちているのも観察できます。銀杏を拾った方はわかりますが、外の果肉のような部分(実際は、たねの皮)も触ると結構固いです。普段、私たちが食べているのは種子の部分となります。後で興味を持って調べると、すこし難しいですが、イチョウは裸子植物なので果実ができないなんてことがわかるかもしれません。

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ギンナン

そんなことも、ひとつ銀杏の実を拾って観察してみて、不思議に思ったりすることからはじまります、自分の”発見と驚き”が重要ですから。

この場所は、秋も深まるとイチョウの黃葉した葉が、イチョウの森の中で、牡丹雪のように降り、本当に綺麗です。この時期もオススメです。

原宿門

イチョウの森のベンチや、原宿門の近くのベンチ、原宿門をでたところから明治神宮に行くと入口に「杜のテラス」というウッド調のカフェがありオープンテラスもありますから、ここもオススメです。

振り返り

スマホで写真も撮りましたし、メモもしたと思います。スマホ画面の写真を見ながら、思ったこと、感じたことを、メモにしておきましょう。特に、発見したことと驚いたことをメモしてください。

自然観察メモに最適なスマホアプリ「Google Keep(無料アプリ)」のインストールから、自然観察メモとしての使い方までの記事を書いています。是非チェックしてみてください。

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自然と触れ合う

代々木公園の花や、樹木の名前がわからないのを調べるために行く。なんてのもいいと思います。私も、興味を持ち始めた最初は、近くにある樹木の名前を調べていました。調べはじめると、葉っぱや樹皮だけではわからないので、咲いた花を見てわかったりとか、実がなったのでわかったりと、季節の移ろいとともに詳しくなりました。

そのような感じで、代々木公園の植物や野鳥などに詳しくなり、わかると歩いていても楽しいですから、何度も足を運んでください。

自然観察の初心者の方向けに、自然と触れ合うための詳しい手順を記事にしていますので、ご覧いただけると嬉しいです^^

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代々木公園 Googleマップ

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