夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイド、自然観察指導員”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【おとなの森林浴】 森林セラピーとは?

こんにちは むうさんです^^

私は、プロフィールにあるように、会社員の傍ら、森林セラピーのガイドをしています。

今日は、森林セラピーについてご紹介します。

おそらく森林浴という言葉は聞いたことが合っても、森林セラピーは初めて聞く方が多いと思います。

森林セラピーを簡単に説明すると、
考えるより、感じることを優先することで、リラックスしましょう!
という自然の中での癒しです。

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日常生活では、頭や目を使う場面が多いと思います。
森林セラピーは自然に囲まれ、普段十分に使っていない五感を森林の中で使うことで、リラックスして、ストレスを解消するものです。

森林浴から森林セラピーへ

森林浴という言葉をご存知でしょうか?

森林浴とは、1982年に当時林野庁の長官であった秋山長官による造語です。
1982年というかなり以前から、森林を散策すると気持ちが良い。ということが感覚的に知られていました。

お風呂に入った後、気持ちがいいのと同じように、森林を歩いた後も気持ちが良い。なら、森林浴と浴をつけよう、ということでしょうか。

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温泉と同じように気持ちがいいから森林浴

森林セラピーは、森林浴から一歩進んだものです。

最近になって、なぜ気持ちがいいのか?
人にとってどのような効果があるのか、などが医学的に実証されてきたことを取り入れたのが、森林セラピーとなります。

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森林の中の澄みわたった空気

森林セラピーによる森林浴効果には、森林等の植物由来の刺激が生理的リラックス状態をもたらすことにより、免疫機能が向上し病気になりにくい体になるような効果があります。

なぜ、森林なのか?

人を快適にする力が森林にはあるためなのですが、つぎの3つが森林セラピーにとっては大切な要素となっています。

大気をきれいにする力

これは、森林にある植物が、ガス状の汚染物質を吸収し、有害物質を含むちりやほこりを吸着するからです。

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森は空気を浄化する

植物の光合成の際に、ガス状の汚染物質は葉の中に取り込まれます。

さらに森林では風が適度に弱まるため、ほこりが落下しやすくなります。微細な粒子は落ちませんが、植物の枝葉は汚染物質を含んだちりや霧を吸着させます。
このように、森林は汚染物質の浄化装置なんです^^

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紅葉の森を感じながら散策する

森林の香り、フィトンチッド

植物が外敵から身を守るために発散している揮発性物質ですが、人間にはリラックス効果をもたらすことが知られています。フィトンチッドは主に葉から放出されるため、この濃度は森林の奥に入るほど高くなります。

馴染みがあるものとしては、檜風呂の香りです。檜風呂の香りを嗅いでいると落ち着きますよね^^

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ホオノキの花のような樹木の花の香りに出会うことも

静かな環境

森林に入ると、周囲の騒音が気にならなくなります。

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森林の静寂

これは人工的な音から離れただけではなく、樹木が騒音を吸収してくれるからです。さらに、枝葉がこすれあう音や水のせせらぎ、小鳥のさえずりや虫の音などの快適な音が、不快な音を隠すようなの働きを果たしてくれています。

まとめると、
森の中がすがすがしいと私たちが感じるのは、空気の浄化作用優しい香り、自然のやわらかい音などの複合的な要因によるものなのです。これら3つの快適要素を森林が果たす役割はとても大きいことになります。

フィトンチッドとは?

フィトンチッドを調べてみると、
もともと、植物から離れた場所に置いた微生物が死滅する現象から、植物からの揮発成分によってそのような現象が起こったとされ、発見されたもののようです。

植物にとって昆虫や病原菌は大敵ですから、動けない植物は昆虫や病原菌などを寄せ付けないように、殺菌成分を揮発させています

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赤マツの幹からもフィトンチッドが放出されています

上で書いたように、馴染みがあるものとしては、檜風呂の香りです。
これが、人間にはリラックス効果をもたらしているんです。

フィトンチッドは、樹木の生命活動と関連しているため、
樹木の密度の大きい所の方が、フィトンチッドの濃度も高い傾向のようです。
・風の弱い日の方が多いようです。
これは、風が強いと揮発性物質が拡散されてしまうからなのでしょう。
放出量が多いのは気温の高くなる6~8月といった夏季で、冬季の方が少ないようです。

森林セラピーでは、フィトンチッドを深呼吸などで感じながら、リラックス状態を促進していきます。

森林セラピーの森林浴効果とは何なの?

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森林の中の紅葉のトンネル

森林浴の気持ちよさが、いったいどんな効果をもたらすのでしょうか?

・自律神経の交感神経と副交感神経のバランスを整えます。
ストレスや緊張により急激にアクティブになる交感神経と、ブレーキ役の副交感神経とのバランスが大切なんですね。

・ストレスホルモンのアドレナリンやコルチゾールなどを減少させて、リラックス効果をもたらします。

・がん細胞を自然に殺す細胞であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)の数を増加させて、NK活性を上昇させることにより、抗がん能力を高めます。このように、免疫機能を高める効果もあります。

自然に包まれて森の中に入ると、リラックスします。リラックすることによりストレスが軽減され、免疫力を高めるんです。

さらには、森林散策などによる、運動すること自体が、健康を増進させる効果もあります。
自然の中をゆったりと散策することは、人として元々持っている元気を取り戻す感じでしょうか。

森林セラピーではどんな体験ができるの?

普段、わたくしたちは、頭を使って考えて生活しています。
ですが、森林セラピーの時間は、頭よりもご自身の持っている感覚からの情報を大切にします。ようするに、五感を使って自然を感じる考えるよりも感じることを大切にする時間なんです。

ぼんやりと、葉のこすれる音、水の流れる音、野鳥の声を聞く
ぼんやりと、葉が揺れているのを見る
ぼんやりと、森の中の香りをかぐ
ぼんやりと、木々や、葉っぱ、苔などの自然のものを触る

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滝の音を聞く

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苔の胞子体をなでてみる

ぼんやりという頭を使わないことで、五感の感覚が敏感になっていきます

ぼんやりしてもったいなかった、と思うのではなく、心と身体を整えるためにも、ぼんやりする贅沢な時間を持ちながら、五感をつかっていただくために、私たちは、ガイドをしていています。

もちろん、ずっとぼんやりしているわけではなく、散策をしながら、アクティブなことも混じえながら行っています。

アクティビティは、いろいろとあるのですが、一番のメインは、自然の中で横になることです。

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森の中で横になるる心地よさ

フィトンチッドは、空気より重いために下の方に溜まっています。ですから、横になることで、フィトンチッドを感じられますし、自然に包まれている感じになります。

もっと色々と知りたい!という方へ、森林セラピーのガイドとしてトップクラスの方が書かれた、森林セラピーを紹介しているわかりやすい本をご紹介しています。

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いかがでしたでしょうか?

森林セラピーを言葉で説明するのは難しいです。
頭を使うのではなく、五感で感じるのを大切にしましょう!ですから。

五感といば味覚の楽しみもあります。
工夫された美味しいセラピー弁当が用意されていたりしますよ。

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味覚でセラピー弁当を味わう

機会があれば、一度体験してみてください。
このブログでも、森林セラピー体験会のイベントの案内をしようと考えています。

よろしくです^^

また、このようにまったりとしていると、香りの良いお茶を飲みたくなります。そんなときに、心地よい香りクロモジ茶のおすすめを、下の記事でご紹介していますので、ご覧いただけると嬉しいです^^

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【参考文献】
・森林セラピー検定 ヘルスケア編 第Ⅱ版 森林セラピーソサエティ編
なお、森林セラピーは商標登録されています。