夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイド、自然観察指導員”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【書評】森林セラピーとは?『あたらしい森林浴』読後レビュー~森林セラピー、森林浴の効果と方法を教えてくれる本~

こんにちは むうさんです^^

筆者の小野なぎささんに、サインしていただいた本を読んでの、ご紹介です。

あたらしい森林浴 サイン入りの表紙

あたらしい森林浴とは?

森林浴が、"単なる気持ちがいい"から進化してストレスを減らしたり、睡眠、免疫力を向上する効果があることがわかってきました。そして、この効果と得るための方法とセットで、あたらしい森林浴と筆者は語っています。

木々の生い茂る森林の様子

そのあたらしい森林浴が、ビジネス化という軸と、森林浴の実際を多くの経験から伝える、という2つの軸から書かれています。

経験豊富な筆者が、森林という自然へ触れるメリットを、丁寧に教えてくれる本です。

ぜひ、レビューにおつき合いください。

筆者は森林セラピーのガイド

筆者は、森林セラピーのガイドとしてトップクラスで、業界で名前を知らない人はいない方です。この本でも、12年間で2000人の方々を案内してきたとあり、ガイドとして経験豊富な方です。

ちなみに、
私が本にサインを書いていただいたのは、森林浴とAIのマッチングについての講演会の時です。その時も話しかけていただき、その話し方からも優しさが伝わってくる方でした。

森林浴をする森

筆者が、こんな人に読んでほしいとして、普段自然から離れている人をあげています。

森林セラピーのガイドとして、私も同様に思います。
現代は、自然に触れる時間が短すぎることで、ストレスへが溜まりやすくなっている人が多いのではないかと、私も感じています。

あらすじ:森林セラピーと森林浴の現在地

現在の森林のおかれた状況や課題から、森林浴の健康やメンタルヘルスへの効果、森林浴では何をすればいのか、企業研修への活用状況まで、森林浴の現在地を丁寧にまとめられていて、森林浴の全体像が鮮明に伝わってきます。

紫色の花背景の緑の葉っぱ

森林セラピーを教えてくれる

森林浴という本の題名から、ふわっとした内容を想像されるかもしれませんが、この本はその予想をいい意味で裏切ってくれます。

森林浴や森林セラピーの効果については図で数値化してくれていて、非常に具体的でわかりやすく、その出典も記載されています。また、森林浴では具体的に何をすればいいのか、ガイドと一緒に森林セラピーに参加すると、どんなアクティビティーが体験できるのか、詳しく書かれています。

ストレスを感じていたり疲れていて、自然や森林浴に興味がある方が読むと、どんなことをして、どのような効果が得られるかはっきりと分かる内容になっています。

森林のシンボルツリー

森林セラピー、森林浴をビジネスへ

この本は、森林浴がビジネスとして成功したから出したのではないようです。読むとわかりますが、これから森林浴をビジネスとしてやっていきます、という決意を書いた内容です。

筆者の考えるビジネスの状況からは、現状は1割にも達していない中での、この本の出版だと思われます。
ですが、ビジネスの内容は、現状どこまで進んでいて、これからどこへ進もうとしているのか、実際に実施している具体例が書かれています。

森林での葉の色づき

実際に、筆者のガイド経験でも、職場とは異なる環境に身を置くことで、心身がリラックスして病気を予防するようだという実感があったとのことです。

森林浴のガイドとして、このように企業人と接する機会があり、ビジネスとしての方向が定まっていったように読み取れます。この本の中には、具体的な実例として内容と効果とが提示されていますので、これより先は、本をお読みいただけると、この分野のビジネスの可能性を感じさせてくれます。

森林浴、森林セラピーの健康面での効果(2つめの軸)

どんな効果があるのか?

森林浴の効果について、身体面と心理面の両面から書かれています。
ストレスホルモンが減少しストレスが軽減される、免疫力の向上自律神経を整える血圧、脈拍が下がるなど、医学的なデータを含めて書かれているので、説得力があります。また、心理面では、活気が上がり、緊張、不安が少なくなるようです。

都市部の緑地、たとえば新宿御苑のような場所でも効果があり、その持続力は1ヶ月間あります。ですから、一月に一度、近くでもいいので緑の多い場所へ森林浴に行くことで、効果を享受し続けられます。

日比谷公園(東京都)の木々

日比谷公園(東京都)

お読みになって、ご自身で森林浴に行くのも良いですし、また、より効果を得られる森林セラピーのイベントに参加することもできます。
森林セラピーでは、どんなことをして、それがどのような効果があるかが、この本を読むことで、伝わってきます。

自律神経を整える

動いている時や緊張している時にアクセルとして働く交感神経と、リラックスした時に優位になる副交感神経。どちらも重要な役割を持ちますが、大切なのは、その活動のバランスです。

過度に交感神経が働いていると、ストレスフルな状態です。そんな時に、リラックスして副交感神経の働きがよくなれば、血管も拡張し、血流も良くなるなど、単に気分が良くなるだけではなく、身体的な効果も出ることをこの本は教えてくれています。

森林の木に映る影

睡眠改善効果

睡眠改善効果としては、睡眠時間が長くなり、質の向上、深さも深くなるようてす。わかりやすく、具体的な数値データを示しながら説明してくれています。

森林の中で休息

森林浴、森林セラピーで何をするのか?

考えるではなく、感じる

森林セラピーで大切なことは、参加された方に頭を使うのではなく、感じること優先してもらうこと

森のやわらない土の感触や、触ると痛みを感じる栗のイガグリ、森や葉っぱの香り、その他、森での五感の使い方を具体例をもって教えてくれています。

私もこの本を参考にして、私の森林セラピーに取り入れています。

秋の紅葉の森林浴

秋の紅葉の森を歩く

森林浴、森林セラピーの実例

この本では、さまざまな企業研修の中で実施したプログラムを、詳しく教えてくれます。なぜそのプログラムなのか、どう具体的に実施するのか、参加された方の感想など。その場にいるような臨場感で伝えてくれます。

森へ行くと、こんな気持になれるんだということが、はっきりと見てとれます。
仕事のストレスや、人間関係の疲れを感じている方であれば、この本を読むことで森林浴に行きたくなるでしょうし、自然に触れることの効果を感じ取れると思います。

早朝のあたらしい森林浴

特に、森の中で、参加者のかたが様々な気づきを得るワーク、円になったり、気になる物を集めたり、気になるけど持ち帰れないものの写真を撮ったり。森の中へ行くことで、多くのことを参加者が気づき、得るプロセスが描かれています。

ストレスが解消され、気づきも得られることが、読んでるだけで実感でき、森林の中へ飛び込みたくなるような気分にさせられます。

仕事で一皮剥けたいであったり、あたらしいアイディアがほしい頭をクリアにしたいなどの要望に、森林浴でのワークが応えてくれることが伝わってきます。

森林浴での木々との出会い

感じることに上手下手はない

絵で感じたことを共有するワークの時のことを筆者はこう書いています。
178ページから引用
自分が感じたことに上手下手はありません。正解はないので』

そうなんです。
感じることはその人の素の部分で、生命としてのセンサーです。
感じることは、頭で考えた過去や未来ではなく、その瞬間を生きていることが実感できる時間となります。こういう言葉から筆者の森林浴の経験の深さと、優しさを、私は感じます。

まとめ

森林浴のガイドとしてさまざまな経験してきた筆者が、森林という自然の中で時間を過ごすことが、人にとっていかに大切なのか』を教えてくれる本です。
また、人へのやさしさが詰まった本でもあります。

気になったらチェックしてみてください。

森林セラピー、森林浴についてブックレビューをまとめてご紹介しています。是非、ご覧ください。
www.muu0san.com

また、森林セラピーについての説明をしています。こちらもご覧ください。
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