夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイド、自然観察指導員”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【抹茶おすすめの銘柄】チャノキの葉、花と実~お茶農家の栽培と抹茶

こんにちは むうさんです^^
前の記事では、自然カフェで温かいお抹茶をご紹介しました。

前回の記事でお伝えした通り、
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。

茶道のお点前(おてまえ)のお稽古をしていますが、普段の生活の中では、もっと手軽にお抹茶を楽しんでいます。

今回は、お抹茶のお茶の葉ができるまでを、チャノキとともに、ご紹介します。
そして、最後に、抹茶のおすすめの銘柄もご紹介します。

お茶の葉の採れる木、チャノキは、花と実が同時に見られる、珍しい樹木です。

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お茶の花と実

常緑樹(一年中葉を落とさない)ですが、暖かい春になると新しい葉が芽吹きます。
その葉を摘んでお茶にするのです。

「夏も近づく八十八夜」で始まる茶摘(ちゃづみ)の歌にあるように、立春から八十八夜の5月頭頃に一番茶が収穫されるようです。

チャノキとお茶の栽培

お茶農家さんの講演を聞く機会がありました。そのお茶農家さんが、なぜお茶を始めてのですか?と聞かれた時に、持っていた山が肥沃な土地ではなかったので、お茶しか作れなかった。必然的にお茶になりました。と話していました。
田や畑にするのに向いていない土地で栽培されるのかもしれません。

お茶農家は花を咲かせない

そんなチャノキ、
秋に花を咲かせて受粉し、春ごろには緑色の実をつけ、花から一年後の秋に実が熟して種ができます。種を作るのに一年もの長い時間がかかります
そのため、花と実が同時にあるような他の植物であまり見ない、珍しいことが起こります。

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お茶のたくさんの花と実

写真を見るとたくさんの花が咲いていて、咲くのを待っているつぼみも多くつけています。ただし、このような花は、お茶の栽培では見ることができないようです。

栽培の過程では、お茶農家は、花のつぼみを刈ることで花を咲かせないようにするのです。

翌年のお茶の葉の芽吹きに向けて準備をはじめる秋に、チャノキは花を咲かせるので、花に栄養分を使うくらいなら、葉に栄養を行かせたいというためです。
収穫量が減らないようにするお茶農家の工夫です。

日に当てないようにする

お茶は、アミノ酸カテキン、カフェインが味を決めています。
カテキンは渋味と苦味、カフェインは軽い苦味、そしてアミノ酸は旨味となります。
お茶の葉を粉にしてそのまま飲む抹茶は、なるたけアミノ酸が多いお茶の葉が美味しくいただけることになります。

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お茶の葉

ペットボトルのお茶や、急須で入れるお茶は、煎茶ですが、お抹茶はそんな煎茶とは、栽培方法が少し異なります

栽培の時に、アミノ酸が増える工夫をしているのです。

チャノキは、根から窒素栄養を吸収してアミノ酸をつくり、新芽に蓄積します。
ただ、その旨味成分のアミノ酸であるテアニンは、お茶の葉が光合成を行うと、分解されて渋み苦味成分のカテキンに変化してしまいます。

そこで、覆い下(おおいした)栽培を行います。

太陽の光が葉に当たると光合成してしまうので、茶畑に覆いを被せて、90%以上も日の光を遮るようにするのです。
抹茶農家は、このように茶畑を覆うことにより、アミノ酸カテキンに変化するのを抑制して、旨味の多いお茶の葉をつくっています。

そして、日光を遮られたことで、葉は表面積をひろげ、葉緑素を増やすので、鮮やかな緑色で薄い葉のお茶ができるようです。

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お茶の葉

また、葉が薄いことにより、石臼で挽きやすくもなります。

チャノキの葉っぱ

チャノキの葉っぱを観察しに、雑木林に生えているチャノキのところへ行きました。お茶の葉を摘むチャノキではないので、花も咲けば、実もできます。その葉っぱを見てみると、葉は厚く、とてもではないですが、お茶っ葉になりそうもありません。

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お茶の新葉と古い葉

写真のチャノキの葉っぱは上が古い葉で、下が新しい葉です。常緑樹ですので、ツバキほどではないですが、そこそこの厚さがあり、苦味がありそうな色をしています。

チャノキはツバキの仲間、ツバキの葉が厚いのと同じようなのです。そんなチャノキの小さな新芽の葉っぱがお茶になるんですね。

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お茶の芽

写真にある芽の葉っぱが開くと、お茶の葉として摘むことができます。

お茶農家さんの講演での説明では、チャノキの新芽の芽吹きは年に3回るようです。1度目が5月、2度目が7月9~10月に3度目の芽吹きがあります。

やわらかかった芽吹いた葉っぱも茎もお日様を浴びるたびに、固くなるので、芽吹いてからいつ収穫するか、3回の芽吹き時期の収穫などは、お茶農家さんのノウハウがあるようでした。

また、赤ちゃんのように柔らかい新葉が、春の寒暖差で凍った後に、日の光があたり焦げてしまうなど、お茶の栽培ならではのご苦労もあるとのことでした。

お茶の葉→碾茶→抹茶

そのようにして栽培したお茶の葉の新芽を摘んで、蒸して、炉を通して乾かすと、さらさらのお茶の葉である碾茶(てんちゃ)が出来上がります。この碾茶を石臼で挽くと抹茶のなります。

今回は、お茶の葉の木のチャノキを紹介しながら、抹茶ならではの覆い下栽培をご説明しました。旨味のある抹茶を楽しんでみてください。

抹茶のおすすめの銘柄

おすすめの抹茶をご紹介します。
茶道でのお濃茶で使われるお茶となります。
覆い下栽培されたお茶の葉のからつくられ、旨味が広がるお茶でありながら、抑えめの価格になっています。
初めての方にも、飲まれたことのある方にも、旨味のある美味しさを味わえるお茶として、おすすめします。気になった方はチェックしてみてください。


美味しいお抹茶の作り方
道家の教えるお抹茶の作り方、点て方です。チェックしてみてください。
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【参考文献】おいしいお茶の秘密 著者:三木雄貴秀 SBクリエイティブ株式会社

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