こんにちは むうさんです^^
新緑の時期になり気温も上がってきて、冷たい飲み物が欲しくなる季節になってきました。今回は、冷たい、アイス抹茶の美味しいつくり方をご紹介します。
ひと手間加えた、他とは少し違うお茶の旨味を感じられるつくり方です。
【旨い】とタイトルに入れましたが、茶の湯は戦国時代に確立されたもの。武士も、おもわず「うまい!」と膝をたたきそうな美味しさですよ^^
少し大げさかもしれませんが、お茶ってこんなに美味しいものだったんだという発見を、この冷抹茶で皆さんも体験できると思います。
作り方は難しくないので、試してみてください。
最初に、私とお抹茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。
茶道のお点前(おてまえ)のお稽古をしていますが、普段の生活の中では、もっと手軽にお抹茶を楽しんでいます。
今回は、そんなお抹茶の楽しみ方をご紹介したいと思います。
・冷たいのでお茶の香りがほのかになり、爽やかさを感じる。
※あたたかいお抹茶をご紹介した時と内容が一部重複しますが、はじめて読む方もおりますので、そのようにさせていただきました。
アイス抹茶:用意するもの
・お抹茶 2g
・茶筅
・抹茶茶碗
・茶杓
・グラス
・お湯 10ml
・お水 60ml
・氷
お抹茶
お抹茶というのは、お茶の葉をそのまま臼で挽いたものですから、お茶のもつ旨味や体に良い成分をすべていただけます。
そんなお抹茶には色々と銘柄(お茶銘といいます)があります。
今回使ったのは、 『宇治抹茶 「鵬雲」(木谷製茶葉)』です。
最高峰の旨みが詰まった宇治抹茶で、実際に飲んでみるとお茶の甘さが口に広がります。最高峰の抹茶としては、値段もお手頃です(2250円(税込))。
この冷抹茶はお茶の旨味を堪能できるほで、このような旨味のあるお抹茶で楽しんだ方が、お抹茶の美味しさがわかると思います。
この『宇治抹茶 「鵬雲」』はおすすめです。チェックしてみてください。※お取り扱いは楽天市場のみでamazonでは扱っていません。
茶筅
色々と種類がありますが、今回はベーシックな百本立を使いました。
下の茶杓とくせ直しのセットを参考にしてみてください。
抹茶茶碗
ご飯茶碗でも、茶筅が振れれば構いません。
ただ、抹茶碗は、飲み口のやわらかい形状であったり、お茶を点てる時にこぼれない、など、お茶を点てて飲むためのデザインとなっていますので、できれば揃えた方がよいです。
今回は、白粉引の抹茶茶碗を使いました。
茶杓
お抹茶をすくって、茶碗に入れるためのものですので、スプーンでも構いません。
ただ、量の調整なり、お抹茶を飲む時の気分づくりもありますので、竹の茶杓を揃えるといいと思います。
アイス抹茶のつくり方
1.茶筅を水につけておく
器に水を入れて、茶筅の穂先を水につけておいてください。乾燥した茶筅は、穂先の竹が折れやすく、しなりが悪いため、水につけておきます。
2.抹茶茶碗にお抹茶を入れる
茶杓にたっぷり2杯半、2gのお抹茶を、抹茶茶碗に入れます。
3.水を抹茶椀に入れて、茶筅で練る
常温の水10ml(大さじ1杯弱)を抹茶椀に注ぎます。
それから、茶筅を器に押し付けて、こするように練ります。この時に、茶筅は左右に円を描くように、また前後に動かすことにより、お茶を練っていきます。
30秒を目安に練って、お茶が水に溶けて馴染んでいれば大丈夫です。
写真にあるように抹茶の粉のダマが多少まだ残っています。ここからさらに練っていくと下の写真の通りダマがなくなります。
茶筅についた緑色の部分を見ていただく、茶筅の先から少し下の場所(腹といいます)で練っているのがわかると思います。
4.お湯を10ml加えて、茶筅で練る
そこから、お茶の香りを出すために、90~95℃の熱いお湯を加えます。また、お湯によって渋みを少し出すことによって爽やかな味わいになります。
そして、再度、茶筅でお茶を練ります。練り方は最初と同様です。
5.水を50mlいれて、茶筅で泡立てる
常温の水を50mlいれて、今度はお茶を練るのではなく、茶筅を前後に振って泡立てます。
水を50ml加えると、すでに液体になっています。これを茶筅で撹拌することで、泡を立ててまろやかに仕上げていきます。
水で点てる方が、お湯よりも泡が立ちにくいので、普段以上に素早く茶筅を振るのがコツです。
6.氷が入ったグラスに移します
あらかじめ氷を入れておいたグラスに、泡の立ったお茶を移していきます。
人の味覚は高温より低温の方が旨味を感じやすいこともあり、この冷抹茶を飲むと、お茶の旨味の発見があります。また、やわらかい渋みが爽やかさを演出してくれます。是非、冷抹茶をお試しください。
また、旨味を感じるためにも、なるたけ良いお抹茶の方がおすすめです。
おすすめは、ご紹介した通り『宇治抹茶 「鵬雲」(木谷製茶葉)』となります。是非チェックしてみてください。
↓あたたかい抹茶の点て方もご紹介しています。
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