夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【心和む】「森と共に、歩む日々。」ブックレビュー~森林浴~森林セラピー~森の空気感を味わおう

こんにちは むうさんです^^

今回は、以前ご紹介した
『森のように生きる(森に身をゆだねて、感じる力を取り戻す)』
の森のリトリートの実践編です。
www.muu0san.com

『森と共に、歩む日々。』
本の中で、森の中を歩いているかのような気持ちにさせてくれる本です。
 

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森の四季を味わいたかったり、
心に荷物を持っていたり、
平日突っ走ってきて週末に癒やされたかったり、
頭の中に湧いてくるものを一旦クリアにしたい……、

そんな時に読んでいただきたい本です。

 読むと得られること 
仕事で疲れたとき、
アイデアに煮詰まって、新しいアイデアがほしいとき
自然を感じたいとき、
森にいるような気分で、頭がクリアになります。

 


森ならではの写真と短い文章に引き込まれていきます。

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森林浴~森の空気感~非日常へ

私は平日は都市モードですので、森林セラピーの下見や、ソロ(一人で)登山をする時に、日常の感覚のまま自然の中入っていくと、最初は違和感があり、馴染むことがすぐにはできません。

この本にあるように、
手つかずの森のような贅沢な場所へは、なかなか行けませんが、

「森との境界線を、徐々に超えていきます。」

という感覚は味わうと癖になります。
突然、自然、木々や野鳥、などなどの溢れんばかりの生命に包まれた感じる瞬間がきて、別の世界に入ったような感覚になれるんです。

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この本の大きな目的は、季節ごとに変わる森の様子を、写真とともに伝えることで、少しでも先ほどの境界線を超える感覚を、体感してほしい、させたい、そんな優しさにつつまれた本です。

最初に読み方、眺め方の説明の部分で、
8ページより引用
「〈森を歩くにあたって〉

この本は、四季折々の森を歩くような感覚を味わえるように、その時季の写真と、言葉・問いで構成されています。

森に入ったことがある方は、その時の感覚を思い出し、日常においても森が感じられるように。

森に入ったことの無い方は、それぞれの季節の森がどんな表情を見せてくれるのか、色合い豊かに想像できるように。」
とあります。

では、その一部を体感していきましょう。

 

四季の森~森林浴~森林セラピー

二十四節気の立春、雨水、…と春からスタートし、
毎ページに写真で森の芽生えなどのミクロな世界から大きな森の姿を映し出し、夏、秋から冬までの順で、季節の移ろいを見せてくれます。

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そして1年をこの本の中で過ごした後、
最後に暖炉のある山小屋に戻って来るという構成です。


モミの芽生えの写真から始まります。写真の大きさは、見開き半ページに、周りに余白を作りながらも、そのまま使いますので、森を感じるには十分なサイズです。

そして、まだ木が芽吹く前に、ふきのとうが、土から芽生えてきます。

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芽を出す ふきのとう

木々が、まだ色の薄い若葉に包まれる頃に、野鳥が枝で休んでいます。

「森の中では、
すべての存在がつながりあっています。」

そうなんです。
生きているものの中に、生命力を感じると、なぜか気持ちが元気になってくるのです。

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それを感じるコツは、
日常モードよりもゆっくりとし、
スピードを落とすことと書かれています。

歩くスピード、呼吸、を普段より少しだけゆっくりとすると、
普段感じられないような、花の香り、緑の鮮やかさ、土の匂いなどが感じられてくるとあります。

ゆったりと快適に歩く。
私は森林セラピーはもちろん、普段も歩くための靴は、これ!と決めています。
ミズノの『LD40』、ミズノウエーブが足を優しく労ってくれ、クッション性と足首の安定性を両立させています。
私が実践した限り、ウォーキングシューズとして最高です。チェックしてみてください。

 


森林セラピーでも、ゆっくりすることで、五感が目覚めてくることが体験できますので、その通りなんです。

私も仕事が忙しく、ストレスフルになると、買い物かごの中に買った物を忘れて置いてきたり(しまった!)、五感が弱ってきます。

意識的に、”ゆっくり”とする。
そんなことが、普段の生活でも大切なのだと考えています。


夏になると、
「重なる葉の向こうに、光が見える。」
とあります。

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日差しが強くなっても、森の中は光を遮って涼しのでしょう。木漏れ日の光の綺麗な写真が続きます。

秋になると、少し日差しの弱まった森のなかで、少し寒くなってきて暖をとろうと焚き火の写真や、森の中で円になって座って語らう姿などを見せてくれます。
こんな季節だから、自分に問いかけてみてはどうかと、問いを出してくれています。
どんな問いかは、読んでみてください。

秋というと、つい紅葉となりがちですが、
写真の中には大げさな紅葉の写真はなく、緑色から薄茶色に変わりつつある葉っぱなど、冬支度に向けて森の季節が進んでいること。

そのあるがままの姿が、美しいのだと伝えてくれます。

川のせせらぎ、葉の落ちつつある木々など。

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ここの森の冬は厳しい寒さのようです。
大きな霜が降り、枝も氷に覆われる。
白い雪で土を見ることができるのは、春まで待たないといけない森。

そんな中で、問いが出されています。
「あなたが今、感謝していることは何ですか。」

私たちの想像を超えたものを、大きな森という自然から感じると、ツイそんなことを考えてしまうようです。

最後に、小屋の中で、ジンジャーティーを飲んで四季の森の旅も終了です。

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写真とやわらかい文章とで、森の季節の移り変わりを感じられる贅沢な時間
是非、味わってみてください。


※今回の記事において、「」でくくられた箇所は、書籍からの引用となります。
※掲載している写真は、むうさんが撮影したものです。