こんにちは むうさんです^^
抹茶ブームといわれながら、
ご自宅でお抹茶を楽しまれる方が多くないことは、私はとても残念です。
本当は手軽に飲めますし、
抹茶は茶葉を挽いたものなので、お茶の葉の栄養をそのままいただけ健康にも良い飲み物なのです。
私の師匠がいつも、「お茶を飲んでいるから健康なの」と、米寿を迎えながら自慢げに話をしています。
最初に、私とお抹茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。
茶道のお点前(おてまえ)のお稽古をしていますが、普段の生活の中では、もっと手軽にお抹茶を楽しんでいます。
今回は、そんなお抹茶の楽しみ方を紹介したいと思います。
遠州流、裏千家、表千家
茶道は、日本の総合文化といわれます。
抹茶と言う飲み方が日本に伝わって来たのは、鎌倉時代に中国からですが、その中国ではすでに抹茶の文化は失われています。ですから、抹茶文化は今では日本だけのものとなっています。
日本人のおもてなしのこころ、そして美しい所作が、茶の湯と合っていたから、そして、千利休という不世出の茶道家が生まれたからなのでしょう。
私が茶名をいただいた遠州流も、元を辿れば千利休大宗匠に行き着きます。
創始者の小堀遠州は生前の千利休に会っていますし、千利休の弟子であった古田織部に学びました。
三千家と呼ばれる、表千家、裏千家、武者小路千家は、千利休の孫である千宗旦の息子たちが創始者です。
そんな歴史上の人物の名前がでてくる茶道のため、お抹茶についても、敷居が高く感じられてしまっているようです。
実際は、コーヒーや紅茶などと同じように、抹茶をご自宅で手軽に飲むことができます。
また、ハーゲンダッツの抹茶アイスのように、スイーツとも非常に相性が良いので、飲み物としても、抹茶ラテのような飲み方もあります。
今回は、今までご紹介してきたお抹茶の楽しみ方について、まとめてみましのたので、是非ご覧になって、お試しください。きっとその美味しさと手軽さから、自宅で楽しんでいただけると思います。
冷たいお抹茶:冷抹茶
新緑も美しく、気温もだんだんと上がってきて、冷たい飲み物がほしい季節になりました。
お抹茶というとあたたかい飲み物と思われがちですが、冷たいお抹茶こそがお茶の旨さを感じられるお飲み物なんです。
人の味覚は高温より低温の方が旨味を感じやすいため、冷たいお抹茶を飲むと、お茶の旨味が口の中に広がって、お茶ってこんなに旨さがあるものだったの、と発見があると思います。
また、やわらかい渋みが爽やかさを演出して、暑い時期にピッタリのお飲み物です。
下の記事で冷抹茶の作り方をご紹介しています。是非、冷抹茶をお試しください。
抹茶ラテ
ミルクと抹茶はとっても相性がよいです。ハーゲンダッツのアイスが証明してくれています。
抹茶とお砂糖をいれたミルクをクリーミーに泡立て、カップに注いで飲む。自分で作った抹茶ラテは香りも立って、豊かな気持ちになれます。
是非、お抹茶の香りとクリーミーなミルクを楽しんでください。
手軽に抹茶:マグカップ・マドラーdeお茶
以前から、日常生活では、抹茶を抹茶茶碗で飲むのは、お茶碗も熱くなるし、手間も面倒だと感じていました。
両手を使って持ち上げて飲むなんて、普段の生活ではラーメンの汁をすするときくらいでしょうか。
そのため、コーヒーのようにマグカップで飲みたいと思っていたら、ありました。フランスでのジャパンエキスポという展覧会のときに、奈良県の「竹茗堂 左文」から発表されたようです。
その上、いわゆる軸が短い茶筅ではなく、茶筌マドラーもセットです。
茶筌マドラーは軸が長いので振りやすく、短時間でお茶を点てることができ、まさにお手軽でした。
お抹茶を普段から楽しみたい方にはうってつけです。是非、お試しください。
遠州流、表千家、裏千家 お家元御好のお抹茶
実は飲み始めようとした時に一番困るのが、お抹茶の選び方。
抹茶には銘柄があるの?どの抹茶が美味しいの?と、最初は抹茶を選ぶのは意外と難しいものです。
そこで、各流派のお家元御好、すなわち各流派がオススメする抹茶をご紹介しています。お抹茶選びの参考にしてください。