夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

クロノスドーム1型 登山レビュー~モンベルのテント~立山~薬師岳を大縦走~

こんにちは むうさんです^^

今回は、モンベルの山岳テント『クロノスドーム1』立山連峰をテント泊で4泊5日した縦走をご紹介します。
私がクロノスドームを購入する前の悩みや、選んだ理由などをまじえながらの山行記です。
クロノスドームの購入や、どのテントを購入するか迷っている方にも参考になると思います。

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クロノスドーム1

モンベル クロノスドームとは

モンベルは日本の会社

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モンベルは日本のメーカー

モンベルは日本の会社で、日本の山岳メーカーの中では最も有名です。モンベルでは、品質が高い一方で、価格を抑えめにしてくれているのが嬉しいです。

クロノスドームの特徴

クロノスドームの特徴
価格が安い(ステラリッジの約半額)
② モンベルの登山テントで信頼性は高い
③ 幅と長さがステラリッジより広く居住性がよい
④ 開口部が横で前室が広い
フロア(床)がしっかりとした生地
⑥ 軽量化が弱く、軽くない


モンベルという日本メーカーが販売していて2万円台という価格が、最大の魅力です。
正直安いです。

また、クロノスドーム1は信頼性も高く、居住性もよく、快適に過ごせました。
前室が広いので、そこで調理したり、外に出しておきたいものがある時に前室に置けるのが便利で助かりました。

クロノスドームを購入するまでと、購入してみて

登山でテント泊って、山登りをはじめた当時は夢でしたが、経験を積んでいき、サークルのテントを借りながらテント泊をするようになりました。
ただ、登山テントは高価です

モンベルでメジャーなステラリッジテントは、一人用のテントで、本体とフライで4万円台。これでもまだ安いほうです。
アライテントやファイントラックになると、5~6万円します。そんなにテント泊に行くかなと思うと、財布の紐も緩みません。

山岳テントが高くなる理由を考えると、軽量化のためです。例えば、薄いけど強度の高い生地を使い、ポールも強度を保ちながらギリギリまで細くしていることで、コストがかかっているのだと思います。

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五色ヶ原キャンプ場

私も散々悩みました。軽いほうがいい、だけど、高い。
他にシュラフ(寝袋)やマット、テント泊のための大型ザックを購入しないといけないし。と……。
そうなんです。テント泊に行くとなると、テント本体だけではなく、様々な道具が必要になってきて、それにまた費用がかかってきます。

今回、私が紹介するのは、モンベル製でも、ステラリッジではなく、クロノスドームです。ステラリッジの約半額の2万円台。



購入する時に、
本当に山で使えるものなのか?
山で使うと故障したりして、頼りないものなのではないか?
と、ネットで使っている人がいないか、調べたものです。安いことへの不安です。

結論から言うと、夏などの無雪期であれば、まったく問題ありません。

立山~薬師岳~折立まで3千メートルの山々を4泊5日で縦走したときも、風もあり雨の日もありましたが、使っていて安心感がありました。

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薬師岳方向への縦走路

日本の山であれば、どこでも使えるテントです。気になった方はチェックしてみてください。

クロノスドーム1のスペック

クロノスドーム1のスペックを確認しておきましょう。
空色の部分はGood!なポイント。黄色の部分は気になるなポイントです。

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クロノスドーム1 *1 ペグ、張り網、スタッフバッグ含む

《フロア(床)がしっかりしている》
気になるポイントは重量のみですが、逆に重量がある分だけ生地もしっかりとしていて厚めで、特にフロア(床)の部分がしっかりとしているのが安心です。
テント場には小石や凸凹もありますし、穴あきなども心配ですから強度のあるナイロンで70デニールは安心です。


《居住空間と前室が広い》
220cmと長めのサイズで、170cm強の私にとっては寝る上で、窮屈どころか十分に広かったです。

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クロノスドームにマットを敷いて

広めの空間ですから、中へマットやザックなどを置いても縦も横も空間も広く、使いやすかったです。それでいて適度な大きさの空間が安心感を生んでくれます。

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ザックを置いても十分な広さ、奥行きも十分

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クロノスドーム1 サイズ

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クロノスドーム1 薬師峠キャンプ場

上の写真のテントで右側に出ている部分が前室となります。
前室もGood!ポイントです。テントの横が出入り口になっているので、幅の広い方が前室のため、空間が広くなっています。


《組み立てやすさ》
心配事として、組み立てやすさがあるかと思いますが、
ポールをつなげて(紐でつなげるポールはまとまっているので覚える必要はありません)、テントの四隅の金具に差し込んで、フライをかけるだけです。

ですので、登山に行く前に一度、公園などで練習すればできるようになるくらいで、簡単です。

 

クロノスドームで4泊5日の縦走

縦走した全行程は下の通りです。
一日だけ雨に降られましたが、おおよそ天気が良く、クロノスドームも快適でしたし、楽しい山行になりました。

《初日》
室堂→雷鳥沢キャンプ場(荷物デポ)→一ノ越→雄山→大汝山→富士ノ折立→大走り→雷鳥沢ヒュッテで日帰り入浴/泊 (コースタイム:5時間0分)
《2日目》
雷鳥沢キャンプ場→室堂→室堂山→龍王岳→獅子岳→ザラ峠→五色ヶ原キャンプ場(コースタイム:6時間30分)
《3日目》
五色ヶ原キャンプ場→越中沢岳→スゴノ頭→スゴ乗越キャンプ場(コースタイム:5時間25分)
《4日目》
スゴ乗越キャンプ場→間山→北薬師岳→薬師岳→薬師峠キャンプ場(コースタイム:5時間40分) 
《5日目》
薬師峠キャンプ場→折立(コースタイム:3時間30分)→自宅への帰路

初日から雷鳥沢キャンプ場でクロノスドームの出番です。

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雷鳥沢キャンプ場(中央下の色とりどりのテント)

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立山の山々に囲まれた気持ちの良いキャンプ場

立山から、薬師岳を登って下りて、折立までの4泊5日の縦走をクロノスドームとともに過ごし、自然をたっぷりを感じながらの大縦走を楽しみました。

もし、今年はテント泊登山をしたい!考えている方がいれば、コスパの高いモンベルのクロノスドームはオススメです。是非、チェックしてみてください。


 

また、購入後に、この記事でも簡単にご紹介した立山~薬師岳~折立までの4泊5日の縦走について、クロノスドームの使い勝手をご説明しながら詳しいレビューをしています。
是非、ご覧ください。