こんにちは むうさんです^^
SONY α7を持っていますが、旅行用に軽いズームレンズがほしいことから、キヤノンのミラーレスカメラ『EOS RP』と標準ズームレンズ『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』のセットを購入してしまいました。
▼『EOS RP』を紹介した記事です。
今回は、購入して使ってみてわかった、『EOS RP』と『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』セットでのRF24-105mm F4-7.1の実感レビューです。
- 『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』の気に入った所
- RF24-105は、ほしいスペックをすべて満たした
- 『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』のスイッチ類
- 『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』は寄れる
- 『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』のサイズ感がいい
『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』の気に入った所
『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』は、いわゆる標準ズームレンズと呼ばれるものです。
標準ズームレンズとは、人の視覚に近い50mmを中心として、その前後の焦点距離をカバーしたズームレンズです。
主な焦点距離としては、24-70mm、28-75mmなどです。
他のズームレンズで、例えば望遠ズームレンズというと、焦点距離が70-200mmなどのように数字が大きくなります。
「EOS RP」での作例『夏空』
そして、標準ズームレンズ『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』を使ってみて、気に入った所はというと。
① 395gと軽い
② 広角側が24mmはじまりと広い範囲が撮影できる
③ 手ブレ補正がある
④ 24-105mmと標準ズームレンズとして広い範囲をカバー
⑤ 寄って大きく撮影できる
⑥ レンズのサイズ感
一言でいうと、軽くて、寄れる万能な標準ズームレンズです。
万能なら、高価な標準ズームレンズとの違いは何なのか?
最初にご紹介しておきます。
《高価な標準ズームレンズとの違い》
高価な標準ズームレンズは、開放F値が小さくなります。
例えば、大三元(広角、標準、望遠の3つの高価なズームレンズ)と呼ばれる標準ズームレンズはF2.8と明るい(F値が小さいほど、明るいレンズ)ので、暗い場所でもシャッタースピードを稼げますし、ボケやすいレンズになります。
一方、重量は重くなり、寄れないレンズもあります。
何より、価格が高いです。
仕事であったり、作品をつくるような撮影であれば、高価な標準ズームレンズが必要かもしれません。
ですが、旅行用、普段のスナップ写真用であれば、
『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』は、軽量で寄れるので、不満のない万能レンズです。
「EOS RP」での作例『ひまわり畑』
RF24-105は、ほしいスペックをすべて満たした
旅行用として、標準ズームレンズを探し始め、レンズへのほしいスペックも書き出していました。
①軽いこと
今のマクロレンズとα7の組み合わせの重さ(約1.2kg、レンズで710g)だと、旅行用としては少し重いので、レンズで500gは切りたい。
②広角側が、24㎜はじまり
景色を撮影したいので、28㎜だと少し狭いです。また、28㎜はスマホの画角なので、せっかくミラーレスで撮影するので、それより広い範囲を撮りたい。
③手ブレ補正があるレンズ
暗くなって、シャッタースピードが遅くなっても撮影したいためです。
④ズーム倍率が高い
例えば、24−70㎜よりも、24−105㎜が良いということです。撮影者の私が動かなくても、撮影の自由度が上がります。
この中で「④ズーム倍率が高い」について、『EOS RP』と『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』の組合せで撮影した「空と雲とアンテナ」の写真を見ながらご説明します。
▼24mmで撮影
▼50mmで撮影
▼70mmで撮影
▼105mmで撮影
このように、標準ズームレンズのズーム域が、「24-70mm」と「24-105mm」では、大きく違います。
また、広角側はなるたけ広く撮りたいので24mmはじまりであることは大きいのです。
このように『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』は、②広角側が、24㎜はじまり、④ズーム倍率が高い、満足を実感できるレンズです。
また、このレンズを選んだ理由としては、
調べてみると、SONYのα7(フルサイズ)用の標準ズームレンズは10種類もあるのですが、①~④のすべてを満たすズームレンズがなかったこともあります。
私的には、こだわり過ぎたスペックではないと思いますが、
①の重量オーバー、②では28mmスタートのズームレンズが多く、
結局、SONYのα7のEマウントレンズには、私のほしい標準ズームレンズが無いことがわかりました。
そんな時に、以前から気になっていたキヤノンのレンズの『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』を調べると……。
SONYの10個のレンズが満たさなかった『①軽いこと、②広角側が、24㎜はじまり、③手ブレ補正がある、④ズーム倍率が高い』、これら①~④のすべてのスペックを、『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』は持っていたのです。嬉しかったです。
そして発売時より価格が下がってきていたこともあり、『EOS RP』と標準ズームレンズ『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』のセットを購入することにしたのです。
『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』のスイッチ類
外観のスイッチ類です。
上にあるのが、「FOCUS/CONTROL」スイッチ。
RFレンズから採用されているコントロールリングを、フォーカス用に使用するのか、コントロールリングとして使用するのかを選択することができます。
私はコントロールリングには、絞りを割り当てているのですが、その時によってこのスイッチで、フォーカスにするか絞りにするか、切り替えて使っています。
下のスイッチは、「光学手ブレ補正のON/OFF」スイッチ。
このレンズは5段分の手ブレ補正効果があります。
どの程度効果があるかというと、
例えば手ぶれ補正なしで、手ぶれをしないように1/160と早めのシャッタースピードで撮影しているとすると、1段で1/80、2段で1/40、……、5段で1/5(5分の1)のシャッタースピードで撮影できるということです。
夜の暗い時なども安心です。
また、通常はほとんどの場合ONで良いのですが、例えば三脚を使う時はOFFの方が良いようです。
『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』は寄れる
寄って撮れるレンズという所がとても気にいっています。
寄れないレンズですと、花などの撮影するものに近すぎるとフォーカスが合わなくなるのです。
『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』は最大撮影倍率が0.4倍と(数字が大きいほうが寄れるレンズで、マクロレンズは1倍)、撮影対象に寄って撮ることのできるレンズ。
近づいて大きく撮りたい時に、近づいたらフォーカスが合わないことを考えるようなストレスが全くありません。
寄れないレンズを知っていると、寄れる喜びがあります。
では寄れると何がいいのかというと、例えば花を撮影するときに、花の近くによって大きく撮影することができるのです。
「EOS RP」での作例『蓮の花開く』
私の持っている、SONY α7用の50mmの単焦点レンズは、ボケも綺麗で好きなレンズですが、寄れないので最大撮影倍率が0.14倍です。
▼FE 50mm F1.8 SEL50F18F
SEL50F18Fのように寄れないレンズだと、大きく撮りたくて寄った時にフォーカスが合わなくて、ここまでかということが結構あります。
一方、『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』は、最大撮影倍率が0.4倍です。
▼RF24-105mm F4-7.1 IS STM
上の写真を比べても、大きな差だと思います。
「EOS RP」での作例『シックで大きな蓮の花』
『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』のサイズ感がいい
レンズが大きすぎず、サイズ感が丁度いいです。やはり、レンズが長いものだと入れるためのバッグに困ったりするので、大きくなくて良かったです。
レンズ単体でのスペックを見ると、最大径×長さ:φ76.6×88.8 mmとなっています。
EOS RPに装着した状態での、全体の長さも測ってみました。
まずは、”レンズフードを装着しない時”から。

レンズフードなしで、レンズの先端からカメラボディ後端までで14.5cm、ファインダー後端までで15.5cmです。
つづいて、”レンズフードを装着した場合”は、
レンズフードをつけると、レンズの先端からカメラボディ後端までで16.5cm、ファインダー後端までで17.5cmと、2cm伸びます。
私は、カメラバッグとしてトップローディングバックが好きなので、この長さのバッグを探し始めています。
注意点としてはRFレンズすべてなのですが、レンズフードが付属しません。
ですので、レンズフードを使う方は別に購入する必要があります。
レンズフードは「EW-73D」です。
私は、レンズ先端をつい手で触ってしまったり、何かに当ててしまったりの事故防止の目的でレンズフードは、どのレンズでも使っています。
上の写真のフードの真ん中にポッチとしたスイッチのようなものがありますが、それを押すと、90度回転して外せて、つける時はカチッといい感触で装着できます。ものとしても、しっかりとしたものです。
キヤノンのフルサイズミラーレス 『EOS RP』とセットの標準ズームレンズ『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』。
軽くて持ち出しやすく、ズーム域の広さと、寄れることで楽しく撮影できるレンズです。
是非、チェックしてみてください。
▼『EOS RP』と標準ズームレンズ『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』のセット
▼標準ズームレンズ単体『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』
▼レンズフード『EW-73D』