こんにちは むうさんです^^
ミニ盆栽をはじめて、クヌギはどんぐりから育ちつつありますが、コナラは一度目はうまく育つことなく、全滅してしまいました。前回の初心者のチャレンジ<9>では、その原因を考え、対策をした上で再トライをしました。
今回は、その結果をご紹介します。
下の記事は再トライした時の、前回の記事です。ご覧ください。
再トライの対策の振り返り
再トライする上で、改善したところをおさらいします。
①ドングリが小さいせい?
⇒新しめのドングリで栄養が残っていそうなものにしました。
②日の強い光に弱いせい?
⇒出窓によしずをセットして、直射日光を抑え気味にしました。
③温度が高いのが苦手?
⇒出窓で場所は変わりませんが、よしずを使い始めたのと、エアコンで温度は抑えています。
⇒葉っぱにスプレーで水をかけて、葉の温度を下げるようにしました。
④カビが生えたせい?
⇒最初にコナラの土を取って、良く洗い、カビを取り除いて置きました。
⇒ポットはカビていないので、そのまま使いました。
⇒外気を通すことに気をつけています。
⑤根を切ったせい?
⇒今回は、根も芽も切りませんでした。
再トライした時点で、私が考えられることはすべて試しました。ポットも、クヌギは2.5cmの高さまで小さくしましたが、6.5cmの高さのままで、十分栄養がある土もたっぷりの状態で、スタートをきりました。
▼再トライのスタート時
コナラのミニ盆栽 再トライ結果
《26日後》
26日後の写真です。1つを残して、すべて枯れてしまいました。
▼再トライした5つのコナラのミニ盆栽
一つだけ、緑が残っているコナラの葉っぱを拡大すると、
▼コナラのミニ盆栽の葉っぱの拡大
すこし、黄色から茶色くなり、今後枯れてこないか心配な状況です。
水やりも、多過ぎず、少な過ぎず、気を遣って行いました。ただ、暑い日が多かったのは確かです(この時点で7月末です)。
暑さ対策としては、出窓の窓はできるだけ開けるようにしていましたし、葉っぱにスプレーで水をあげることもしていました。できることはやったつもりですが、生長してくれませんでした。
根っこがすごく長く、”根長”と期待を持って名前をつけたコナラも、枯れてしまいました。上の写真で、ポットのテープの上に”根長”と書かれたコナラです。
とても、ガッカリでした。
《40日後》
一つだけ、かろうじて緑を保っていたコナラも枯れ果て、5つとも、すっかり枯れてしまいました。
参考に、全く同じ環境、同じ出窓にクヌギのミニ盆栽たちもいましたが、一つも枯れませんでした。
1回目のコナラの芽生え
《新たな希望》
なんと、1回目のコナラが芽生えたのです!
この2つのコナラは、1回目に芽吹かなかったコナラですが、他のコナラよりも1月以上も遅れて芽吹きました。
このように観察して、写真も残そうとするとスマホでは非常に難しいです。このようなマクロ写真をピントをしっかりと合わせて撮影できないのです。
私は、ミラーレスカメラ『SONY α7』にマクロレンズ『105mm F2.8 DG DN MACRO/Art』で撮影しています。
非常にクリアで解像度の高い写真が撮影できるので、このような観察とミニ盆栽育成日記には最適です。
ご興味ある方は下の記事を御覧ください。
芽吹かなくても、水をやりつづけた成果だと喜んでいました。
どんぐりは強い生命力を持っています。
第2回目の再トライしたコナラは、駄目だったが、この2つを大事に育てようと。
新芽は紫外線に弱いので、日の光を避けて、部屋の中で直接日の光が当たらない場所へ、2つだけ写真のように別のケースに入れて移動しました。
毎日、スプレーして、新芽の表面の温度も上がらないように気をつけていました。
期待していましたが……。
《1週間後の絶望》
やはり、コナラは弱かった!
芽が出てきて、期待しながら見ていたのですが、8月初旬に暑い日が一日ありました。
たった一日だったのですが、家に帰ってみると、新芽がしなびています。
すぐにスプレーをしましたが……。
2度と、若々しい緑色を見せてくれることはなく、諦めました。
ひとまず結論としては、コナラは暑さに弱そうです。
来年は、コナラは出窓ではなく、気温が高くならない場所で、育てようと思います。
来年に向けて
コナラはクヌギよりも弱いのでしょう。
ただ、今年はどんぐりから育てることができずに、すでに実生したものを育ててみました。やはり、どんぐりから育ててみないと、わかりません。
今年の失敗を糧として、来年はたくさんのどんぐりを発芽させて、トライしようと思います。10月になれば、どんぐりの時期です。
次回は、コナラのどんぐりを拾って、来年の仕込みを始めるので、ご覧ください。
おすすめの本
ミニ盆栽の本を買って、勉強しましたが、その中でこの2冊は、初心者におすすめの本です。
ミニ盆栽は、やってみるのが一番だと思いますが、最初につくりたいミニ盆栽のイメージと、ミニ盆栽の特徴を把握するにはとても良い本です。
『つくる・育てる・飾る! 超ミニ盆栽 岩井輝紀著』
超ミニ盆栽ってどんなもの?からはじまって、つくり方、お手入れの仕方、飾っての楽しみ方。など初心者に優しい本です。
超ミニ盆栽の魅力は「時間がかかる人の趣味だっった盆栽を、時間をかけずに狭い場所でもできるように生み出されたのが超ミニ盆栽」とのことです。
また、様々な超ミニ盆栽の写真が掲載されていて、見ていて面白いです。是非チェックしてみてください。
『感じる・造る・飾る 四季のミニ盆栽 山田香織著』
大きくなる樹木を小さく育てるミニ盆栽。クヌギも自然界では20mの高さになります。
そんなミニ盆栽の目指すイメージを、39種類もの様々な樹木で紹介してくれ、初心者でも目標が持てるようになります。
盆栽についての基本を短めにギュッとまとめてくれているので、私のような初心者も色々と覚えずにすんで、まずは”これだけ”とわかりやすい本です。
是非チェックしてみてください。
▼コナラのどんぐりを拾って、来年の仕込みを始めた続きの記事です。
▼2022年の春に向けた種の仕込みです。
どんぐりだけでなく、イロハモミジ、イチョウなどもチャレンジしました!