こんにちは むうさんです^^
昨年、クヌギのどんぐりを拾って、当時読んでいた本「柳生真吾の 雑木林はテーマパークだ!」にどんぐりの発芽のさせ方が書いてあったので、試しました。
すると、本の通り発芽したので、樹木が好きですし、育てよう、でも大きくなると困る、ならミニ盆栽だ!と。ミニ盆栽を始めました。
▼「柳生真吾の 雑木林はテーマパークだ!」※中古でしか入手できません。
今回は、昨年同様、どんぐりを拾いましたので、どんぐりの発芽に向けた仕込みについて、まずは、どんぐりの虫喰いの選別方法をご紹介します。昨年は仕込みについてはご紹介していなかったので、初披露です。
そして、コナラ!今年は、自分でどんぐりから育てなかったので、コナラもどんぐりを拾って発芽の仕込みをします。
二度もミニ盆栽にできずに枯らせてしまったコナラも、再々トライです。
どんぐりを拾う~来年のミニ盆栽へ~
どんぐりを拾い集める
どんぐりを拾うために、森へでかけました。9月の下旬に入ったばかりですので、どれだけ収穫があるかなぁと思いながらの、森林散策です。
すると、クヌギのどんぐりは落ち始めていました。
この写真は、かわいく服を着たままのクヌギのどんぐりです。服を脱いだどんぐりなど、様子は様々です。
拾いながら、虫食いの穴がないか見て、虫食い穴の無いものだけを袋に入れていきます。まさに収穫です。
実際に拾っていると、感覚として4個に3個のクヌギのどんぐりは、虫喰い痕か、割れているか、白く表面の色が落ちていたり黒くなっています。
ですから、それらは拾わずに、程度の良さそうなどんぐりだけ、すなわち4つに1つを拾っていきました。随分と効率が悪い種まき(どんぐり撒き)をクヌギはするな、というように思いました。
小一時間拾い集めて、家に持ち帰りました。下が持ち帰ったどんぐりたちです。
たまたまですが、クヌギは27個、コナラは37個でした。
どんぐりのサイズ
それぞれのどんぐりは大きさがピンキリなので、クヌギのどんぐりの小さいものと、コナラのどんぐりの大きなものを比べてみました。
この中でも、小さなクヌギのどんぐりと、大きなコナラのどんぐりを横に並べてみました。
コナラのどんぐりも長さだけならクヌギ以上です。コナラの大きなどんぐりには、芽が出て成長することを期待してしまいます。
どんぐりの選別~来年のミニ盆栽へ~
虫喰いを目で見て選別
虫に食われているどんぐりは発芽しない上に、虫がでてきますので選別して取り除かなければなりません。
拾う時に、サッとは見ますが、土が付いていたり、小さかったりして見逃してしまうこともあります。
まずは、目で見て虫喰いの穴を探します。
実際はスマホのカメラで拡大して見ながら選別しました。
虫に喰われたクヌギのどんぐり
クヌギのどんぐりは完全には穴が開いてはいませんが、”疑わしきは選別”、として取り除きました。
クヌギのどんぐりは、27個中14個も喰われていそうでした。ですから13個を使うことにしました。
下の写真で左のグループはOK。右は虫に喰われたどんぐりです。
右側の虫に食われたどんぐりの中で、一番大きなクヌギのどんぐり(写真の一番右側)も駄目だったので、とても残念です。大きなどんぐりの方が栄養がたくさんあって、ミニ盆栽にする時に根を切ったり、枝を切ったりしたときの再生力が強いためです。
なので、どんぐりを探すときも、できるだけ大きなどんぐりを拾おうとしています。
虫に喰われたコナラのどんぐり
コナラのどんぐりは、明らかに穴が開いていました。拾った時は土が付いていたりしてわからなかったのかもしれません。
コナラのどんぐりは、37個中7個が喰われていそうでした。ですから30個を使うことにしました。
下の写真で左のグループはOK。右は虫に喰われたどんぐりです。
水に入れて選別
どんぐりが虫に喰われているかどうか、バケツに水を汲んでどんぐりが浮くか沈むかで判定する方法があります。
「どんぐりが浮けば、虫に喰われている。沈めば喰われていない。」と判定するのですが、判定できるか試してみました。
試したのは、目で見て”虫喰いあり”としたどんぐりです。
上で選別してOKとしなかった「クヌギのどんぐり14個」と、「コナラのどんぐり7個」、そして、昨年に虫喰いで置いておいて「1年以上経って大きな穴が開いているどんぐり1つ」です。
水を張ったおけに、22個のどんぐりを入れましたが、浮いてきたのは2つだけです。1つは1年以上経ったクヌギのどんぐり、もう一つは上で写真で紹介したコナラの穴あきどんぐりです。
右に浮いているのがクヌギ、左がコナラのどんぐりです。そのコナラの下のクヌギのどんぐりは穴があいていますが浮いてきません。
『虫が喰って穴が開いて→虫がさらに喰って、空洞ができて→その空洞の空気で浮く』
というように、かなり大きな虫喰い穴があれば浮きますが、喰われたばかりでそれほど喰われていない場合など浮かないことが多いように思います。
コナラのどんぐりも上で紹介したように2つが完全に穴が開いていたのに、浮いたのは1つだけです。
昨年も水にいれてチェックしたのですが、虫喰いかどうかを判定する精度がよくないので、目で見て判定したほうが確かだと思います。仕込みの前半は完了です。
ミニ盆栽についてもっと知りたい方は、下のブックレビューをご覧ください。
●ミニ盆栽を楽しもう!『手のひら盆栽 ビリ著』ブックレビュー
~よりミニ盆栽を知りたい~
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●『群境介のミニ盆栽コツのコツ』ブックレビュー
次回の<12>は、クヌギのどんぐりを来春発芽させるための仕込みについてです。是非、ご覧ください
▼2022年の春に向けた種の仕込みです。
どんぐりだけでなく、イロハモミジ、イチョウなどもチャレンジしました!