こんにちは むうさんです^^
部屋の中での大木を小さく育てようと、20mにもなるクヌギのミニ盆栽を、初心者ながら、続けています。
前回は、クヌギが順調に育ちすぎて数ヶ月で高さ30cmにもなってしまったので、どうしたら小さく育てられるのか?を調べました。
すると、鉢を小さくすればいいらしいと知ったことから、高さ:2.5cm、3cm、4cmの小さいポットへ植え替えました。
そして、植え替えてから一ヶ月半後が今回のブログです。
クヌギのミニ盆栽はどうなった?
振り返ると
「根っこの大きさが小さいと、土の上に出ている幹と葉の大きさが小さくなる」を狙って、ポットのサイズを小さくして植え替えました。2回目の植え替えのクヌギもいます。
”い君”は、1回目は、芽生えて少し成長したところで、芽と根を短く切り。2回目は、生長した芽を切って、さらに鉢を小さくしましたが、振り返ると。
▼1回目の後:”い君”の芽が成長してきた。
▼2回目の後:”い君”の芽と根を切って、小さなポットへ植替え
▼2回目の後:”い君”が、生長してくれました。
《高さ2.5cmのポットのグループ》
前回から、各鉢、ポットに名前をつけました。それぞれがどのように生長したか、わかるようにするためです。
まず、《高さ2.5cmのポットのグループ》。
”か”、”き”、”く”の3つの鉢です。高さは2.5cmで一番高さの低い鉢のグループです。
▼前回:植え替えた直後
そして、今回、1.5月後の状態は。
▼1.5月後の”か君”、”き君”、”く君”
残念ながら、”か君”は発芽しませんでした。芽の素は残っていたのですが、一度芽を切ると再び発芽しない場合もあるようです。
ですが、”き君”、”く君”は、しっかりと発芽してくれています。
2.5cmのクヌギが今後どう生長していくのか、どこかで生長が止まるのか、楽しみです。
ただ、同じポットサイズなのですが、三者三様で、ポットサイズとクヌギの高さに関係があるか、……?な感じです。
《高さ3cmのポットのグループ》
もしかしたら、ポット高さ2cmのグループは全滅するかもしれないと思っていましたが、2つは順調に生長してくれました。
次に低い3cmのグループはどうでしょうか?
▼前回:植替えた直後
すっかり、芽が切られてしまっています。どんぐりにある栄養で、再度、芽を出すはずですが、2.5cm同様に生長してくれているでしょうか?
▼1.5月後の”さ君”、”し君”、”す君”
このグループでも、一つだけ”し君”が発芽しませんでした。
ですが、”さ君”、”す君”は、順調に生長しています。ポット高さ2.5cmのグループとほぼ同じような様子です。
《高さ4cmのポットのグループ》
ポット高さ4cmでは、3つとも生長してくれているでしょうか?
▼前回:植替えた直後
▼1.5月後の”い君”、”え君”、”お君”
”い君”、”え君”、”お君”の三者とも、約20cmまで同じように生長しています。この結果を見ると、3cmまでは生存できるギリギリの環境のために、どんぐりによって生長に差がでたのかもしれません。4cmになると同じくらいに成長できる環境になったのでしょうか。
私としては、”い君”が順調に生長しているので、嬉しいです。
植替えをしていないグループは?
《植替えをしていないグループ》
最後に植え替えをしていないグループです。
順調だったので、ブログで紹介するのは、久方ぶりです。
この2つの内、白い鉢のクヌギは、”白鉢10cm君”です。
クヌギの実生で、鉢の径10cm。植える時に根を切っていない。最初に植えた2つの内の一つです。
鉢も大きめですし、根も、芽も、一度も切っていないので、生長に有利な条件です。
▼30cmの高さになるまで生長
”茶鉢6cmあ君”は、6.5cmの高さの茶鉢に根を切って植えてから、”い君”と同じくらいに育って、”い君”の2回目の植替え時に、”あ君”はそのまま植替えませんでした。
”あ君”は、大きくなりました。逆に大きくなりすぎました。
大きくしないために
大きくなりすぎる前に、葉刈りといって、葉っぱを刈って光合成をさせないようにして、生長を抑制する方法もあるようです。
ただし、葉っぱが生長して、光合成が盛んになる夏前に行わないと、本体が弱る可能性があります。今年もすでに9月です。今さら、葉刈りをすると、この2つの個体が弱る可能性が高いので、今年は見送ろうと思います。
葉っぱを残していれば、紅葉も楽しめるかもしれません。これから、季節が進んで、紅葉から落葉と、どうなっていくのか?楽しみです。
また、続きをご紹介します。
『手のひら盆栽 ビリ著』 おすすめの本
『手のひら盆栽 ビリ著』
ビリさんのことは知らなかったのですが、植物との暮らし方提案をイベント企画などを通して園芸普及活動をしている方です。
初心者の方が、どんなミニ盆栽があるのだろう?
ある程度経験がある方が、もっと違ったミニ盆栽をはじめてみたい!
といったときにピッタリのおすすめの本です。
ビリさんがやさしい表情でミニ盆栽の世話をしていると、ペットを世話しているようで、「植物との暮らし方提案」が伝わってきます。
この本の最大の特徴は、
Part1:おうちで四季をながめてすごそう
Part2:語り合える相方みたいな盆栽
で紹介される様々な表情のミニ盆栽たちを大きな写真で魅せてくれることです。※思わずミニ盆栽を擬人化^^
春の梅、桜、初夏の青紅葉。
そして、コナラもどんぐりから育てて赤褐色に紅葉した表情を写真で紹介してくれています。
そんなミニ盆栽を、ビリさんが慈しむように、剪定をした写真があり、”美容師さんになった気持ちで植物をスタイリング”とあり、たしかに”剪定はスタイリング”だなと思わされてます。
Part3:[実践編]つくる・育む・愛でる では、
ビリさんが、道具を一覧で教えてくれて、苗を買ってきてから鉢に整えるまでを丁寧に説明してくれます。そして、育てる上での、日光、水、肥料のことなども書かれています。
是非、チェックしてみてください。
▼2022年の春に向けた種の仕込みです。
どんぐりだけでなく、イロハモミジ、イチョウなどもチャレンジしました!
▼クヌギのミニ盆栽”く君”の1年の生長と、綺麗な紅葉と落葉です。
クヌギを見直す美しさです。是非、ご覧ください。