こんにちは むうさんです^^
2021年からはじめたミニ盆栽。昨年1年間、芽吹きから新緑、紅葉、落葉まで楽しませてくれたクヌギたち。前回の記事では2年目に芽吹いてくれないクヌギたちをご紹介しました。
今回は、2年目の始動で、クヌギのミニ盆栽への仕込みをご紹介します。
まず、やったことは
まずは水やり
芽吹かない2年目のクヌギですが、そのまま、芽吹くまで我慢せずに、一つずつできることを始めました。まずは、水やりです。
芽吹いて葉っぱを大きくするには、大量の水が必要です。
水をあげすぎて根が腐っては、もともこもありませんが、与える水の量を増やすために、こまめに水を与えることにしました。
冬の間は、落葉して葉っぱもなく、体の水分を蒸発(蒸散という)させることもないので、水のあげ過ぎは良くないので、抑えめにしていました。
秋の時点で芽生えなかったポッド
”し君”、”か君”は、昨年の夏前に根を切ってポッドを小さくした時から芽を出すことがありませんでした。
”し君”も”か君も、楽しませてくれたクヌギですが、この春まで待っても芽を出さなかったので、諦めることにしました。
植え替え1
どのポッドを植え替えるか?ですが、樹形の良かった”く君”、元気よく高く伸びていた”す君”、根を表に出して樹形をだそうとしていた”さ君”の3つにしました。
植え替える目的は、小さなポッドから少し大きめにして栄養を与えること。それによって、芽吹きのエネルギーが得られるようにすることです。
土は、園芸の土、なるたけ栄養満点の土にしました。
10種類の素材をバランス配合。まるでシリアルのコマーシャルみたいです。
く君の植え替え
ポッドは、6cmのポッドを4.5cmに切っています。4.5cmで良しとしました。
”く君”の今のポッドは、2.5cmです。約倍の高さのポッドになります。
▼新しいポッドに土を用意します。
▼”く君”のポッドから外します。
▼根の部分を拡大します。
根は生きていそうですし、細かい根がいっぱいあり、良い育ち方をしています。ただし、根が回り込み過ぎていて、根が詰まっていて水を吸いにくい状態になっているようにも見えます。
本来の植え替えですと、根を切り詰めたりして、水を取り込みやすくするようですが、今回は、根っこの部分は洗わずに、このまま新しいポッドにいれます。土となじんでいると思うので、すべてを新しい土にしない方がよいだろうという考えです。
▼新しいポッドの土の上に載せて、土をかけました
く君 2週間後
”く君”は2週間たっても芽を出しそうな気配が全くありません。
▼2週間後の”く君” 芽生える気配なし
2週間たったら、新しい土に根が伸びているだろうと考えて、”く君”のポッドを空けてみました。
▼ポッドをあけてみる
なんと、どんぐりがポロっととれてしまいました。さらには、根が全く下の土に伸びていません。枯れてしまったの?く君。
▼根を洗ってみると
根が詰まっていたわけではなさそうです。ただし、太い根はポッドの下面をぐるぐる回っていました。
▼土を入れ替えます
▼土をかけます
▼土を入れ替えたく君
非常に厳しい状態だと思います。枯れているのかもしれません。ですが、”く君”はしばらく待ってみようと思います。復活してくれ!く君!
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植え替え2
す君の植え替え
す君は、白いカビのようなものが発生していましたが、洗った上で植え替えました。
▼新しいポッドは4.5cmの高さ
▼土から出してみると
白いカビのようなものが発生しています。洗うことにしました。
▼洗った後(上から)
▼洗った後(下から)
土は全て入れ替えて植え替えです。
▼新しいポッドに入れる
▼土をかけて植え替え完了
さ君の植え替え
く君と同じように、植え替えました。
▼新しいポッドは4.5cmの高さ、植え替え前は3cm
▼土から出してみます
根っこは綺麗です。
▼新しいポッドへ植え替えます
クヌギの植え替えまとめ
春に芽をださない時点で、厳しい状態だと思いますが、根が死んでいるように見えませんし、枝も緑色がかっていて生きていると思います。なんとか、芽を出してほしいと願って、気長に待ってみることにします。
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