こんにちは むうさんです^^
2020年の秋にクヌギのどんぐりを拾って始めたミニ盆栽、そのクヌギがほぼ全滅してしまいました。
2021年春は、多くが芽を出して生長、秋には綺麗な黄葉も見せてくれました。
が、翌年の2022年春に葉っぱがでるクヌギは、半分以下。
それでも、2021年に拾って仕込んだどんぐりで、あらたにミニ盆栽を始めましたが、今年はついに大きな鉢に植えていたミニ盆栽ではない、普通のクヌギだけが生き残りました。
クヌギのこれまで
2020年の秋に、たまたま大量に拾ったクヌギのどんぐりが、ミニ盆栽のスタートでした。
そもそも、クヌギはどんぐりは大きく、生命力があると感じていました。
実際に育てていても、どんぐりが大きいせいか茎を切ったり、根を切ったりしても芽を出して生長しました(下の記事<7>を御覧ください)。
また、コナラが弱ってしまうような暑さでも、クヌギは大丈夫なのでタフな樹木だと感じていました。
2023年春のクヌギ
昨年のことがあったので心配はしていましたが、全滅するとは思っていませんでした。クヌギは葉っぱが枯れた後も、葉が落ちにくい樹木なので、葉っぱがついたままなのも気にはなっていました。
一番右の”クま”は、枝が緑色なので枯れてはいないと思いたいです。
4月になっても、枯れた葉っぱがそのままです。本来だと、葉っぱが落ちて、新しい葉っぱが出てくるはずですが。
枝の先端の芽がでるところも、茶色いままで期待感がしぼみます。
ですが、植物は死んだふりをして、再生長することもあるので、もう1年、来年の春まで待ってみます。昨年の春に芽を出さなかったクヌギは2年待つになりますが、様子を見てみようと思います。
唯一、葉っぱを出した大きな鉢のクヌギは下の通り、
小さなポッドに入れていることが原因なのだと思います。
大きな場所へ植え替えるのも復活させる手段かもしれないので、検討しています。
どんぐり、クヌギがわかる、おすすめの本
おすすめの本を3冊ご紹介します。
《1》『新装版 タネはどこからきたか? 鷲谷 いづみ (著), 埴 沙萠 (写真)』
リアルなどんぐりの生態の写真と説明で、どんぐりってこういうことだったんだと知ることができる本です。
どんぐり以外のタネのことも含めて、説明されているので、タネ全般のことがわかることで、どんぐりがどういう特徴があるのかも知ることができます。
鷲谷 いづみさんと、植物写真家の埴 沙萠さんのこのシリーズはどの本もおすすめです。
《2》『アセビは羊を中毒死させる 渡辺一夫著』
クヌギをはじめ28種類の樹木の個性と生き残り戦略が簡潔な言葉で書かれていて、どなたでも読めるやさしい本となっています。
クヌギのどんぐりがなぜ大きいのか?一方、大きいと不利な点は何なのか?など、好奇心をくすぐります。渡辺一夫さんのこのシリーズは、他に2冊あり、どれも超おすすめです。
《3》『樹木博士入門 小幡和男他著』
樹木について、観察をしているかのように、豊富な写真でそのすべてを教えてくれる、”事典+図鑑”です。
写真は企画しながら撮っているので、見たことのない写真がたくさん載っていて、眺めているだけでも樹木のことがわかってきます。
超おすすめの本です。チェックしてみてください。
▼『樹木博士入門』ブックレビュー