こんにちは むうさんです^^
今年の春からCANONが運営しているEOS学園へ通っています。
今まで、写真教室へ行くことはなく、好きなように写真を撮っていましたが、一度はプロの写真家から学んでみようと思ったからです。
プロの写真家からのアドバイスは、私の痛い所を突いていて、まだ初心者の域を出ていないことを痛感させられました。
初心に戻り、上手くなりたい!と写真への学習意欲が湧いてきて、手に取った本が『表現の方程式 朝田理恵著』です。

自分の表現を見つけたい方のために、表現のポイントをまとめたもの。というように、表現の仕方を学ぼう!と思ってです。
今回は、『表現の方程式 朝田理恵著』の写真ブックレビューです。
▼表現の方程式 朝田理恵著
写真家 朝田理恵さん
本の巻末にあるプロフィールから一部抜粋すると、
※”~”は抜粋
何でもない場所で撮影して作品にする。
まさに私が求めていることです。いわゆる撮影地は既視感があり新鮮味がある写真を撮るのが難しいので、作品にする視点を求めていました。
また、2020年に前田真三賞を受賞しています。写真の賞に詳しくない私も知っている写真家の前田真三さんの名前のついた賞です。前田真三さんは、北海道の富良野や美瑛の風景写真の先駆者です。
その受賞時のタイトルが「樹想」ということで、樹木をテーマにしていました。森林セラピストで樹木の生き様を撮影したい!から写真撮影を始めた私にピッタリの写真家の本です。

"「石ころ一つでも作品に」が信条。"
本書の冒頭でも、"発想力や発見力を磨けば、日々の散歩など身近な場所でも今まで気づかなかった被写体、世界を見つけ写真にすることができます。"
と心強い言葉が書かれています。
では、ブックレビューへレッツゴーです。
表現の方程式ブックレビュー
目次
最初に12個のケースについて、表現の方程式を学び、その後に、方程式を組み合わせた撮影について、3つのシチュエーションで実践していきます。
また、途中途中で、表現に関してのコラムが入って、視点を広げてくれます。
CASE1 東京都内の公園の川
CASE2 結氷の池
CASE3 氷瀑のある渓流
CASE4 小高い丘の河津桜
CASE5 低木の新芽
CASE6 新緑のツツジ
CASE7 勢いのある滝
CASE8 雑木林のシダ
CASE9 渓流の光芒
CASE10 もみじの木
CASE11 紅葉した低木
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実践1 海辺撮影
実践2 都会の公園撮影
実践3 有名撮影地での撮影

CASE1
ここで、最初に書かれているのが下のことです。自分もできていないと痛感させられ、この本を買って正解だとこの時点で確信しました。
ですが、与えたい印象を考えて表現を変えるというプロセスは意外と意識されないのではないでしょうか。
「絶景を目の前にして撮らされてしまう」時に、綺麗なのに、なぜか作品になりづらいのは、「こんなイメージにしたい。だからこうしよう」という意志が抜け落ちて、いきなり撮り始めてしまうことがあるからです。同じ材料で複数の料理が作れるように、写真も表現を変えれば、同じ場所や被写体で印象の違う複数の作品を作ることができます。「被写体+表現=印象」で作品の幅を広げていきましょう。" ※”~”は抜粋、本文では太字はなし
ということで、狙う印象をはっきりさせてから撮影することが大切というのが、CASE1で学ぶことです。
CASE1では、"樹々の生き生きした生命力"を撮ろうと決めたら、
ここでの方程式は、下のように書かれています。
①ねらう印象:生き生き・元気・明るい
②具体化(何を撮る)=何を撮る:樹々の葉・力強い幹・太陽の輝き
③表現(どのように):樹々のパースで伸びを強調・色鮮やかに
④技法(どんな技術で):広角レンズ・あおって撮る・明るい露出
その通りの写真が掲載されていて、方程式と実際の写真で理解が進みます。
これらが1ページ丸々使って書かれているので、写真も大きめですし、わかりやすいのです。

▼表現の方程式 朝田理恵著
表現の技法
12個のCASEで学ぶ方程式の中には、いくつか表現の技法を教えてくれています。
①玉ボケに花や幼芽の影を映す「影うつし」

②被写体の前ボケの色を重ねる「色重ね」
”被写体が下から生える草のように隙間があると、色重ねされた所とない所が分かれて効果的”と書かれています。

実践編では
都会の公園
実践編の都会の公園撮影を紹介します。
12月、東京都千代田区の日比谷公園"での撮影です。日比谷公園は、皇居の隣にあり、東京の中心のビルに囲まれた都市公園です。
東京の12月は、紅葉や落葉の時期で、日比谷公園は、樹木の種類も豊富で、いくつかの池や、噴水などもあるので、被写体となりそうなものは多くにあります。そこで、ここまで学習した方程式を組み合わせて被写体化して撮影した写真が、解説とともに紹介されています。

日比谷公園の心字池のヨシ(植物)の折れた小さな株ともみじの落ち葉を、株の周りに水の盛り上がりで白く見える小さな風景の写真は、視点が凄いと感じました。
まとめ
撮影に行っても、綺麗なものを探してしまう、または視点が見つからないことがよくあります。
何を撮れば作品になるのか!視点とそれを作品にする技法を教えてくれます。

撮影時の写真家の思考を教えてくれる貴重な本で、『表現の方程式 朝田理恵著』はとてもおすすめです。ぜひ、チェックしてみてください。
▼表現の方程式 朝田理恵著