夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

写真をうまく撮る方法がわかる~『カメラのきほん練習帳 松本茜著』~人物、料理、家族、花、風景‥‥

こんにちは むうさんです^^

写真をうまく撮る方法は何だろう?、上手く撮れるようになりたい、写真をうまく撮るコツがあれば知りたい、と思って、いろいろと写真撮影の本を読んでいます。

今回は、カメラのきほん練習帳 松本茜著をブックレビューします。

『カメラのきほん練習帳 松本茜著』

『カメラのきほん練習帳 松本茜著』

カメラのきほん練習帳は、上手く見える基本を教えてくれる

趣味で写真を撮っていますが、人に見せる時に、うまいね!と言われたいと、私はついつい、そんなことを考えてしまいます。

人から上手いと思われることが目標でないにしろ、いわれると嬉しいので……。

雪割草を前ボケを入れて撮影

雪割草を前ボケを入れて撮影

そう、人からうまく見える撮り方のコツは知っておいて損はない。そして、この本は、きほんの撮り方を教えてくれます。

ただ撮ると、単なる記録写真になってしまうところが、この本のレシピをいれることで、グッと素敵な写真になる感じです。

今まで紹介してきた本との違い

今まで紹介した初心者用のカメラの撮り方の本は、

①漫画本になっていて、とっつきやすい。

会話で学ぶので、その場で教えてもらっている感じになれる。

筆者が写真を上手になっていく成長ストーリーを感じながら、自分も成長していく。

という感じで、基本的なことをわかりやすく説明してくれていて、身についていきました。

最初の頃に読んで良かったと思っています。

▼カメラ初心者におすすめの3冊のブックレビューです。

今回ご紹介する『カメラのきほん練習帳』は、漫画本ではないですし、会話調でなく、筆者の成長ストーリーもありません。

ただ、様々な被写体に対して、写真をうまく撮る方法がきっちりと、ポイントを絞って書かれています。ようするに、写真がうまく見えるきほんの撮り方を具体的に教えてくれています。それが、3ステップの練習メニューです。

『カメラのきほん練習帳』ブックレビュー

この本の特徴

この本の特徴は下の通りです。一言でいうと、83の場面について、上手の撮影するための、撮り方のきほんテクニック集です。

この本の特徴

①人物写真一つとっても、ポートレートから、赤ちゃん、子ども、成人式、お年寄り、記念写真、グループ写真と、様々なケースについて、豊富な写真が掲載されている。

②練習メニューは3ステップで、最初にイマイチの写真が載っていて、少しずつ写真が素敵になっていく。その過程がわかる

一つひとつの写真の作例が、とても綺麗で、写真を眺めるだけでも撮り方の参考になる。

①様々なケースについて、豊富な写真 はとても助かり、嬉しいポイントです。

人を撮るときが、私にとっては撮り慣れていないので、どう撮っていいのか、毎回悩みます。

この本では、グループ撮影について4つの撮り方を紹介していて、”等間隔でオシャレを演出”、”ジャンプで躍動感を出す”、”円陣を下から撮る”、”シルエットで魅せる”と、かっこいい撮り方がかかれています。

写真として見たことはあっても、本で撮り方として紹介されているのは初めてだったので、新鮮でした。どう撮ると、かっこいい写真が撮れるかがわかります。

この本の目次

大きく3つのパートと、ふろくの4つに分かれています。

カメラのきほん練習帳 目次

PART1:これだけ覚えればOK!カメラの鉄則3

PART2:はじめてでもうまく撮れる!写真の練習帳

PART3:今度こそスッキリわかる!カメラと写真のきほん

ふろく:特別な1枚に仕上げる ちょこっとテクニック

PART1:これだけ覚えればOK!カメラの鉄則3

鉄則は3つ、”絞り”、”露出”、”視点” です。

それぞれ、メッセージがあって、

絞りのメッセージを紹介すると、『まずはF値を1番小さく設定!』となっていて、筆者は、ボケのある写真をまずは撮ってみることをすすめています。私も、ボケのある写真で、写真撮影を楽しいと感じるようになり、今でも絞りが小さい写真もたくさん撮っています。

視点を変えるとちょっとした被写体も作品になると、下のような道路の隙間から生えている草の写真を紹介してくれています。こんな片隅の被写体にも目を配りたいと思いました。

カメラのきほん練習帳 松本茜著

片隅の被写体

ここから、さっそく練習です。
絞り”、”露出”、”視点の3つの鉄則を使って花を撮影する練習が書かれています。

1.F値を小さく
2.主役(花)と視点を合わせる。低くカメラを構える。
→→3.露出を上げる。花を綺麗にふんわり撮影できます。

私もチャレンジしてみました。
露出を明るめに、絞りも小さくして背景の白い花は左下にあるように、かなりぼかしました

ユキヤナギの花

ユキヤナギの花

PART2:はじめてでもうまく撮れる!写真の練習帳

83個のシチュエーション、ジャンルに合わせて、きほんの撮り方を練習していきます。大きな項目は下の通りです。

・ポートレート、・記念写真、・集合写真、・動物(犬、猫、)、・料理、・軽食(コーヒー、ケーキ)、・お弁当、・食と人、・花と花器、・アクセサリー、・小物、・服・インテリア、・花、・花畑、・夜景、・イルミネーション、・山の景色、・山と人、・桜、・空の景色、・夕日、・海、・建物、・乗り物、・運動会、・イベント

私は、人を撮るのが慣れていないので、ポートレート、記念写真、集合写真などと、今後撮ってみたい夕日などチャレンジしていこうと思っています。

ちょうど桜の時期なので、さっそくチャレンジしてきました。
桜の花の撮影です。

1.桜を下から撮る 花が光で透き通るようにする
2.花に近づいて撮る
→→3.露出を上げて撮る 明るめにして春の風を感じるように

なるたけ露出を上げて明るくして、背景も桜一色でもと思いましたが、別の樹木の緑色の芽吹きをいれてみました。

春の芽吹きと桜

春の芽吹きと桜

花の芯の赤さも目立って、可愛く撮れました。

正直な話、私の作例では力不足で、筆者の写真はどれも、綺麗なだけではなく、かっこいい感じで撮れていて、この本の作例を眺めていると、もっとうまくなりたいと思ってしまいます。 

PART3とふろく

PART3では、あらためて、絞り?、シャッタースピード?、ISO感度?、ホワイトバランス?など、基本を丁寧に説明してくれます。実践してみた後になっていて、より理解は深まる構成だと思います。

そして、”構図”について、ポイントを絞って説明してくれていて、作例はここでもカッコいいので、説得力があります。

ふろくでは、”写真を見る目を養おう”と、同じ場所を撮影した写真を並べて、どれがいい写真なのか?を解説してくれています。こういう解説は読むと、写真家の視点がわかるので、勉強になります

『カメラのきほん練習帳』まとめ

筆者の松本茜さんが、様々な作例を眺めているだけで、勉強になる本です。その中で、気に入った写真があれば、3ステップで撮り方が学べます

カメラのきほん練習帳 松本茜著

カメラのきほん練習帳 松本茜著

いろいろなシチュエーションでの具体的な撮り方がわかるので、カメラ初心者にとっても非常に実践的な本だと思いました。

私としては、本のタイトルは、『かっこいい写真を撮る!きほん練習帳』の方が、しっくりくる感じです。初心者の方も、いろいろなシチュエーションでのかっこいい写真の撮り方を知りたい、撮り方カタログがほしい方など、おすすめの本です。是非、チェックしてみてください。

▼カメラのきほん練習帳 松本茜著