夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【レビュー】CANON EF17-40mm F4L USM 軽くて低価格の広角ズームのLレンズ

こんにちは むうさんです^^

旅行でしまなみ海道へ行こうということになり、欲しくなったのが広角ズームレンズです。しまなみ海道の瀬戸内の海と島を、展望台から広角で撮影したくなったからです。

ただ、広角ズームレンズをそんなに使うかというと、自分の撮影対象から言うと、普段は、ほとんど使いそうもありません

あまり使わないレンズなのに、高いのは購入したくないので、探して悩んで購入したのが中古のCANON EF17-40mm F4L USMです。

CANON EF17-40mm F4L USM

CANON EF17-40mm F4L USM

買ってみたら、自分にとって意外なことに、
軽い上に、40mmまである使い勝手の良さもあって、毎回持っていくレンズとなりました。

今回は、『CANON EF17-40mm F4L USM』のレビューとなります。

広角ズームレンズは使いずらい?

広角は標準や望遠よりボケにくい

広角レンズは、遠近感を強調します。
ようするに、望遠レンズの圧縮効果(前後に人がたくさん、花がたくさんあるように撮影するときに便利)の逆の効果があります。

そのため、広角のレンズはボケにくいのです。

下の写真は、17mmの焦点距離で、絞り(F値)を変えて撮影しました。
奥行きを強調するような構図ですが、最初のF11で撮影したものは遠くのあじさいもボケていません。さらに絞ってF4にした2枚目も、それほどボケていません。

EF17-40mm F4L USM 17mm F11で撮影

17mm F11で撮影 ボケていません

17mm F11で撮影 17mm F4で撮影

17mm F4で撮影 そこまでボケていない

また、
私が最初に購入したのが50mmF1.8の単焦点レンズでした。35mmF1.8と悩みましたが、50mmの方がボケるので、スマホと違う写真を撮りたい動機ががあり、50mmF1.8を選んだ経緯があります。

広角レンズは、スマホに違い画角で、スマホと似ていてボケにくいのです。

広角ズームは難しい?

カメラを買ったばかりの頃に、プロのカメラマンの方の実践講座を受講しました。

その方は風景写真家だったのですが、
「写真家になろうと本格的に写真を始めた時に、風景を広角ズームレンズで写真を撮っていて、撮っても撮っても、全然うまくならないので、すごく苦しかった。」
と言っていました。

風景写真では、パンフォーカスで広い範囲を写すので2次元画面構成、構図が非常に重要です。
写真の構図で魅せるのは、とても難しいのだと思います。

▼写真の構図の本についてのブックレビュー記事です。参考にしてみてください。
【レビュー:ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 構図の法則】~写真の構図の原則を知りたい方へおすすめの本~

【書評】『絵を見る技術 名画の構造を読み解く 秋田麻早子著』~レビュー~写真の構図の勉強に超おすすめです~

写真家さんからのアドバイスとして、
「ですから、おすすめとしては、広角と望遠なら、望遠から始めた方がやさしいですよ。」
と言われていました。

そんなこともあり、今まで広角レンズを敬遠していました。 

EF17-40mm F4L USMの気に入ったところ

気に入ったところは4つ

正直な話、お値段が一番です。

広角ズームレンズを、
使い続けるのか? 使わなくなるのか? 
わからない段階で、試しにと高いレンズは買えません。

あまり使わないレンズなので、中古で5万円以下に抑えると決めて探すと、CANONのレンズとしてはこれしかありませんでした。

とはいえ、今では生産終了になっていますが、2020年までは新品が売っていたロングセラーレンズで、それも”L”レンズで、いくつかの性能が目を引きました。

EF17-40mm F4L USMの気に入ったところ

①中古で5万円以下

②475gと軽い!

③標準側が40mmまで撮れる

④フィルター径が77mmの大口径レンズ

②の475gと軽い!というのはとても大切。
カメラとレンズを持った時の重さが軽いほど、私は嬉しくなり、撮るときのテンションが上がります。
自分にとっての標準の重さは、『EF24-70mm F2.8L II USM』の805g+『マウントアダプター EF-EOS R』の110g=915gです。

③標準側が40mmまで撮れる。
これは使い始めて、意外と35mmと40mmって違うことに気づきました。

最近は夜景撮影をしているのですが、画角を狭くしたい時に、40mmまでないと標準レンズへ交換となりますが、このレンズなら交換なしでOKです。

40mm EF17-40mm F4L USMで撮影

40mm EF17-40mm F4L USMで撮影

この写真(40mmで撮影)のように、夜景を三脚を使って撮る時に、前は堀の水があり近寄れないので、レンズで引き寄せるしかありません。その時に35と40㎜の差の5mmが効いてきます

持っていくレンズも、40mmまであれば大丈夫だろうと、この『EF17-40mm F4L USM』の1本だけで済むので楽です。

④フィルター径が77mmの大口径レンズ
大口径レンズ=高画質です。口径の小さいレンズのF8と、大口径のF8とでは画質は大口径の方が上回ります。

広角ズームを入門するなら、EF17-40mm F4L USMがおすすめ

広角ズームレンズを、使い続けるのか? 使わなくなるのか? わからない?

この『EF17-40mm F4L USM』で、まずはチャレンジしてみて、使うようになるのか試してみるのもいいと思って、私は買いました。中古で購入して、使わなかったら売ることもできて、その差額も小さく済みます。

私の場合は、買ってみると、軽い上に、40mmまである使い勝手の良さから、撮影時に常に持っていくようなレンズになりました。

CANON EF17-40mm F4L USM

CANON EF17-40mm F4L USM

広角ズームレンズに入門するなら、安くて軽くて画質もよくて40mmまである『EF17-40mm F4L USM』がおすすめです。是非、チェックしてみてください。