夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jkt 実感レビュー】雪山ハードシェルとして必要な機能が揃っておすすめ

こんにちは むうさんです^^

雪山は道具を揃える金額が大きいので、雪山をはじめるにあたって、なるたけ費用を抑えようと考えました。

雪山を始める!

雪山を始める!

山に行くのにお金を使って、道具は最低限でと。

と考えると、雪山では防風のために必要とされるハードシェルも、雨具にしておこうか?悩みました。雪山を始めた最初の頃は雨具だったという記事もよく見かけます。
雪山を続けるかわからないのに、最初に道具を揃えるのにお金をかけ過ぎるのはどうか?という考え方です。

ですが、雪山という、リスクのある登山をする上で、それもソロ登山なので、リスクを減らすための道具を優先することにしました。その上で使う金額を抑えようと。

karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jkt

karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jkt

そう考えた時に、雪山のリスクとして大きいのが強風です。
防風が弱いと体感温度も下がりリスクが増します。まだ雪山登山をしていない私には想像の世界ですが、必要だと考え、ハードシェルは高いけど買おう!となりました。

価格を抑えてと散々悩んだ末に購入したのが
karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jktです。
今回は、雪山に必要なハードシェルの紹介です。

▼karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jkt

雪山で、ハードシェルがなぜ必要か?

必要な理由

この記事を書いている時点で、樹林帯を超えた天狗岳まで登っていて、合計8日間雪山でハードシェルを使った後です。

実感として、下記の4つだと考えています。

特徴

①防風のため

②汗冷えしないため

③ウェアの脱ぎ着を最小限にするため

④ヘルメットをしても被れるフード

それぞれについて、説明していきます。

①防風のため

「雪山は風が強い→防風のため」という図式ですが、
雪山の季節、すなわち冬は偏西風が強くなるため、夏山と比較にならない位、風が強いです。風速10mなんて当たり前なのが雪山です。

実際に、雪山で最初に行った北横岳、よく初心者向けの山と言われていますが、樹木のない山頂では風がビュンビュン吹いていて、ヤバいくらいでしたが、それでも普段よりも静かとか、近くにいたベテランの方が言っていました。

北横岳ではビュンビュン風が中、ハードシェルを着て撮影していました

この時は、本当にハードシェルがあって良かった!と心底思いました。

また、天狗岳のように森林限界を越えると、強風の中歩き続けたので、ハードシェルは当たり前に必要だと思います。

②汗冷えしないため

これには、2つあって、汗をかきにくくすることと、汗をかいても冷えないようにということです。

すべてのハードシェルではないですが、ベンチレーション(外気との換気用)としてジッパーで脇の部分が開くようになっているのが多いです。
私は、脇のベンチレーションを必須と考えて購入したので、もちろん『karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jkt』にもあります。

脇のベンチレーションで外気と換気できる

脇のベンチレーションで外気と換気できる

登りなどで暑くなり、汗をかきそうになった時に、このベンチレーションを開くことで、一気に涼しくなります。脇のベンチレーションを開くと、一番汗をかきやすい背中へ冷たい空気が入ってきて、丁度良くなるのです。ジッパーですから、開く量も変えられますし、汗をかかず寒くもなくという調整ができるのです。

もちろん、『karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jkt』は、ハードシェルを脱ぐことなく開閉できます。中には脇のベンチレーションがあっても脱がないとやりにくいハードシェルもあるようなので、満足しています。

GORE Performance Technologyで高い防風性能

GORE PERFORMANCE Technologyで高い防風性能

もう一つ、汗で冷えにくいというのは、ハードシェルは防風性能が高いので、仮に汗をかいても、冷気が入ってこず、寒!とゾクッとすることはない感じです。
風と冷気をしっかりと遮断してくれるハードシェルは、頼もしいです。

③ウェアの脱ぎ着を最小限にするため

ハードシェルを着ることにより、温度の調整がしやすいため、ハードシェルを脱いで、中に来ている1枚を脱ぎ、またハードシェルを着るというような場面が大幅に減ります。
ヤバい!汗かきそうと感じたら、脇のベンチレーションを開ければいいので、ウェアを脱ぐ必要がないのです。

脇のベンチレーションはWチャックで調整しやすい

それを、ハードシェルを脱いで、中のフリースを脱いでなんてやっていたら、寒いし、時間もロスするし、微妙な調整はできずにいきなり寒くなるしで、雪山ではハードシェルを脱いでなんて、やってられません。

正面もWジッパー

正面もWジッパー

また、正面ジッパーもWジッパーで開口の調整がしやすいですし、フードも大きく厚いので寒い状態から厚い状態までの調整幅が広いのです。

フードも大きく厚く調整幅が大きい

フードも大きく厚く調整幅が大きい

④ヘルメットをしても被れるフード

雪山は危険があるので、ヘルメットをすることもありますが、普通の雨具だとヘルメットしてフードができないものが多く、私のもできません。

風が強い時は、ハードシェルのパーカーが必須になるので、ヘルメットをしていてもパーカーが被れることは、雪山では必ずないといけない機能だと、今では思います。 

▼karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jkt

karrimor(カリマー)とはどんなメーカー?

カリマーのホームページを見てみました。

カリマーの歴史

カリマーの歴史は、1946年に英国の北西部・ランカシャー カウンティ(州)でサイクルバッグメーカーとして創業したことに遡ります。タフで機能的な製品に対する評判は、ほどなくして登山家にも届くこととなり、クライマー向けのリュックサックを手がけるようになりました。

ブランドの語源は「carry more=もっと運べる」。

対象となる フィールドで求められる装備一式を過不足なく運ぶことのできる堅牢性や優れた背負い心地、かつクライミングに対応する機能を盛り込んだカリマーのリュックサックは、クライマー自身の能力はもちろん、新たに対象となるフィールドの可能性を広げました。

※カリマーのホームページより抜粋

私も、登山を始めた最初のザックを購入する時に、ドイターにするか、カリマーにするか悩みました。
カリマーのザックのベストセラーシリーズ:リッジ40が格好良かったからです。ただ、最初のザックだったので40Lは大きすぎるだろうと見送った思い出があります(サイズが小さいのは1気室で、2気室が欲しかった私に合わなかった)。

karrimor(カリマー)

karrimor(カリマー)

このように、karrimor(カリマー)は、イギリスの質実剛健なアウトドアメーカーです。

G-TX performance 3L HB jkt 実感レビュー

外観

配色の展開は2種類で、私はグレーとブラックとしました。赤の配色のものもあります。

▼正面から

『karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jkt』正面から

▼背面から

『karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jkt』背面から

▼前を広げてみると

『karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jkt』の中

ポケット類

雪山で意外と重要なのがポケット類です。
ザックを下ろして物を取り出すということがしにくい場合が多いからです。

▼内ポケット(右側)

『karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jkt』右ポケット

スマホを入れるのにちょうどよいポケットです。このポケットにいつもスマホを入れて、YAMAPを確認しています。内ポケットのせいか、寒さでスマホの電源が落ちたことはありません。

▼縦20.5x11.6cm(防水カバーに入ったスマホ)がすっぽり入ります。

▼左の内ポケットは小さいものが入れられるジップポケットです。

▼外ポケット

karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jktの外ポケット

私のスマホのサイズは、実測で縦15.5x7.5cmですが、それが入るサイズです。

調整コード類

防風のために、袖を締めたり、ウエストを締めたりと調整できるコードが豊富です。

▼裾を締めるコード

▼袖はマジックテープで調整できます

▼胸ポケットにフードを締めるコードがあります

▼フードの左右を広げるコード

▼スノーガードは取り外し可能

フード

フードは大きく、天狗岳のときは実際にヘルメットをしてその上からハードシェルのフードをしましたが、全然余裕で入りました。

▼フード全面の呼吸用の穴

また、フード全面には、呼吸しやすくするための穴が空いており、バラクラバなしで対応しないといけない状況でも問題ない設計になっています。

サイズ感

私は、171cm 68kgですが、Mは少し大きいサイズ感で、アウターとして着るには丁度よいサイズです。
実際に、モンベルのアルパインダウンパーカの上に着ても、問題なく着ることができました。カリマーの商品説明でも身長〜は、Mとなっていますが、カリマーの推奨通りのサイズ感そのものりでした。

karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jktはおすすめ

実際に、樹林帯を超えた天狗岳に登った時は、気温はマイナス16~18℃で、風はかなり強かったですが、その風の強さを身体で感じることなく、登ることができました。

脇のベンチレーションも便利ですし、フードもヘルメット対応です。

karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jktはおすすめのハードシェルジャケットです。是非チェックしてみてください。

▼karrimor(カリマー)G-TX performance 3L HB jkt