こんにちは むうさんです^^
この冬から、雪山を始めようと、雪山の道具を買い揃えました。
最初に行こうと決めていたのが、北横岳です。雪山の初級者向けとされながらも、景色も良さそうですし、何より人がたくさんいるので、安心です。
今回は、北横岳ヒュッテに一泊しての、雪山ソロ山行を紹介します。
2024年12月末の山行です。
北横岳はどんな山?
名前の通り、八ヶ岳連峰の北側にある山で、八ヶ岳の主峰である赤岳の隣にある横岳と区別するために、"北"横岳と呼ばれています。
ですから、YAMAPの地図には、単に横岳と書かれています。
《標高》2480m(北峰)、2472.5m(南峰)
《ルート》
・初日:茅野駅→バス→北八ヶ岳ロープウェイバス停→山麓駅→ロープウェイ→山頂駅→坪庭散策→縞枯山荘→北横岳→北横岳ヒュッテ(泊)
・2日目:北横岳ヒュッテ→北横岳→北横岳ヒュッテ→縞枯山荘→雨池峠→縞枯山→展望台→茶臼山→縞枯山/五辻の分岐→五辻→山頂駅→ロープウェイ→山麓駅→北八ヶ岳ロープウェイバス停→バス→茅野駅
《コースタイム》 初日:2時間0分 2日目:3時間40分
《アクセス》JR中央線 茅野駅からバス
《見どころ》
・北横岳からの雪をかぶった南八ヶ岳の山々と蓼科山
・縞枯山の展望台からの眺望
・坪庭の雪景色
なぜ雪山初級者向きかというと、山麓駅(標高1,771m)から山頂駅(同2,237m)までの高低差466mをロープウェイで登れ、そこから標高2480mの北横岳へは、1時間程度で登れるからです。
また、ロープウェイ山頂駅からは坪庭と言われる平らな場所を雪上ハイクすることもでき、北横岳に登らなくても、雪山を体験できることもあります。
ですから人も多く、初級者でも雪山のリスクを感じずに、雪山を堪能できる最高の場所だと思います。
北横岳へのアクセス
茅野駅前のバス停
公共交通機関を使って行きました。
玄関口は、JR中央線 茅野駅です。
茅野駅からは、赤岳への登山口である"美濃戸"、天狗岳への登山口である渋の湯"などへのバスが出ています。
北横岳へは、「北八ヶ岳ロープウェイ」行きのバスに乗ります。
土日や年始年末の時期は、茅野駅 9:20と10:20発とバスは2便出ています。が、2便しか出ていないので、乗り遅れ厳禁です。※平日は9:20発のみ。
この9:20発のバスは、あずさ1号が茅野駅に到着する時刻の9:07に合わせています。
あずさ1号から、多くの人が降りて、バス停はとても混雑します。
北八ヶ岳ロープウェイ バス停に10:19着と、約1時間乗車するので、座れるように混雑している時は、臨時便を出してくれますが、本当に臨時便が出るのか?乗れるのか?ヒヤヒヤします。
また、最初のバスに乗った方が、予定時刻通りですが、臨時便より早く到着できることもあります。
そこで、私はあずさ1号よりも早く茅野駅に到着する高尾駅始発で松本行の鈍行電車に乗って行きました。高尾駅を6:14発で、茅野駅に8:48着です。
乗っている人も少なく、あずさ1号の座席よりも広々使えて、こちらの方が私は快適です。
あと、茅野駅に着いてからやることもあるので、私には丁度良いのです。
バス停に着くと、ザックをバス停前において並ぶ順番を確保します。だいたい5番目くらいに並べました。最初のバス便が確定です。あずさ1号が着く前に、すでに10人強並んでいます。
バスは現金のみで、SUICAなど交通系ICカードは使えません。
そこで、当日の乗車前に、バスのチケットを購入します。
9時になると、バスの案内所が開くので、バスのチケットを買います。ここも、2,3分並びますが、ただ、チケットを買っておいた方が、後で丁度の現金を財布から出して支払う手間がなく、モタモタしそうなので買っています。
皆さんも買っているようです。
着いたらすぐに降りたいですから。
帰りのバスも同様で、帰りのチケットを購入する場所がないので、運賃の1700円ジャストを現金を用意しておくのは必須です。
バス停でやっていること
冬靴は、底が硬く足の裏が曲がらないので、舗装された道を歩くのが大変なのです。ですから、自宅から茅野駅までは、軽いシューズを履いて、茅野駅のバス停で、冬靴に履き替えています。時間があれば、ゲーターもつけます。到着しての行動時間を増やすために、事前にできることはやっておく!
なので、私にとって、意外とバス停の時間は貴重だったりします。
北八ヶ岳ロープウェイ
バス停に到着し、バスを降りたら、近くの建物に入る階段を上って、チケット売り場まで直行します。
チケットを買うのに時間がかかるからです。デジタルチケットはないので、事前に購入することはできず、ここで購入するしかありません。
いざ並んでみると、後ろにズラッと、同じバスに乗っていた人が並んでいます。バスに乗る時も、なるたけ前の席に乗る方が、チケット売り場での時間を短縮できます。
ロープウェイは100人乗りなので、タイミングが悪くても1台違う位だと思いますが(通常は20分間隔ですが、混雑時は10分間隔で運転しています)、
スキーやスノボで滑っている人達もガンガン乗って来るので、早くチケットを買って乗車に向けて並んだ方が良いと思っています。
山頂駅
ロープウェイの山頂駅に着いたら、建物の中でやることがないか?チェックです。
私は、ゲーターを履いていなければ装着したり、ウエアを外の気温に合わせます。12月末に行った時は、マイナス10℃を切っていたので、ウエアをプラスして着ました。
建物の外に出て、アイゼンを装着します。
初めて行った時に、アイゼンを建物内でしようとしている人がいました。床を傷つけるから駄目だろうと思って、私は外に出てつけましたが、アイゼンは外でと建物の外に書いてあります。
次回は、北横岳山行2日間の登山レビューです。
おすすめの登山グッズ
SWANSサングラス~日帰りも夏山も雪山にも
SWANSのサングラスをずっと使っています。
SWANSを使い続ける理由は、コスパが良く、紫外線カットの寿命が長いからです。
SWANSで製造しているサングラスは、どのレンズカラーであっても紫外線吸収材料を練り込んで製造しているため、色の濃さに関係なく有害な紫外線を99.9%以上カットしています。また通常のご使用方法でしたら、時間によって劣化することはございませんので、安心してお使いいただけます。
※山本光学(SWANS)ホームページより抜粋:https://swans.co.jp/faq/detail/6/
特に、『SWANS OUTLAND BAATARA OL-110 CSK』は、下の特徴があり、登山用として使いやすいのです。
①紫外線カット率=99.9%
②軽い:23.5g
③明るめの可視透過率:40%と日陰でも見やすく、ずっと装着していられる
④偏光(PL)性能:雪山で雪面が見やす
⑤風よけ(サイドフード):雪山での強風に対応
▼『SWANS OUTLAND BAATARA OL-110』レビュー記事
おすすめのサングラスです。是非チェックしてみてください。
▼『SWANS OUTLAND BAATARA OL-110 CSK』
amazonはOL-106ですが、楽天とYahooはOL-110
雪山グローブ:ラックナーグラブとイスカ ウェザーテック オーバーグローブ
雪山を始めるにあたって、最も悩んだのがグローブです。
雪山に行く前からグローブ沼にどっぷり浸かってしまって、悩み、色々と買ってしまいましたが、行き着いたのが『ラックナーグラブ』と『イスカ ウェザーテック オーバーグローブ』の組合せです。
私が行くレベルの雪山なら、下の雪山に必要な機能を全て持っていて、雪山グローブはこれだ!という結論に至りました。
①風をシャットアウト:暴風の中でも歩けるように
②保温機能:凍傷にならない、手が寒くて動かなくならない
③手で作業ができる:アイゼン装着、カメラ操作など
④インナーグローブ単体で使える:オーバーグローブなしで使用可
⑤濡れたら交換できる:濡れたグローブは凍傷になるので使えない
上記以外も、『ラックナーグラブ』は、未脱脂で油分を多く含んでいるウールを使用していて濡れに強く、厚いので保温性も高いのです。
『イスカ ウェザーテック オーバーグローブ』は、防風性が高く、これをつけるだけで風がなくなり暖かくなります。
サイズ感ですが、ラックナーグラブがMなら、イスカ ウェザーテック オーバーグローブもMでちょうど良いサイズ感となります。
▼冬靴:SIRIO(シリオ)P.F.731レビュー記事
雪山のグローブに悩んでいるなら、この組合せで、マイナス18℃の風速15m/sまで全然問題なく(それ以上かもしれませんが経験なし)、使い勝手もよいおすすめの雪山グローブです。是非チェックしてみてください。
▼ラックナーグラブ
▼イスカ ウェザーテック オーバーグローブ ブラック
冬靴:SIRIO(シリオ)P.F.731
雪山では、普通にマイナス10℃をきります。
夏靴は保温材が入っていないため、すぐに足が冷えて、最悪凍傷になる可能性もあります。そのため、雪山で必要なのが保温材の入った冬靴です。
『SIRIO(シリオ)P.F.731』は、日本人向けの足型を使い、幅広で甲高の足に合わせてくれます。私は夏靴はずっとSIRIOでしたから、安心して履いています。
基本スペックは下の通りです。
▼冬靴:SIRIO(シリオ)P.F.731レビュー記事
『SIRIO(シリオ)P.F.731』は、一言でいうと、「幅広(3E+)の足に対応する、セミワンタッチアイゼン対応モデル」で、おすすめです。是非チェックしてみてください。
▼SIRIO(シリオ)P.F.731