こんにちは むうさんです^^
盆栽への温かい眼と情熱をもったビリさんのミニ盆栽の本『手のひら盆栽 ビリ著』をブックレビューでご紹介します。
表紙に、\ キッチンやリビング、デスクワーク のおともに / とあって。
手のひら盆栽という盆栽を、カジュアルに、都市生活に取り入れて、ボタニカルライフを楽しもう!という本です。
手のひら盆栽、ミニ盆栽とは?
ミニ盆栽、手のひら盆栽と言っても、盆栽は盆栽。松の木などの古い感じがするかもしれません。
ですが、この本は、色とりどりのかわいくて小さな盆栽を紹介してくれています。
筆者のビリさんの、植物にかたむける優しいまなざしが、伝わってくるような本なのです。
そして、ビリさんの次の言葉から、この本ははじまります。
盆栽という“辞書”から
実際にぼくが掻い摘んで実践してきた術を
シェアしたいと思います。
どうぞ肩のチカラ抜いて
エンジョイ! ボタニカルライフ」
目次
Part2 語り合える相方みたいな盆栽
Part3 [実践編] つくる・育む・愛でる
に分かれていて、Part1では、いろいろな盆栽を季節ごとに見せてくれます。
春は、桜、サンシュユ、ボケなど、日本に根付く植物が、綺麗な写真とともに紹介されています。さらに、雪割草、雪の下や梅花黄蓮などの野花の盆栽も可愛らしいです。
夏は、ガジュマルや、紫色の花が美しい紫陽花だけでなく、赤いサボテンやハオルチアオブツーサなどの多肉植物も、紹介しています。
秋は、ケヤキ、モミジ、イチョウなど、紅葉が映える樹木を小さく育てた、手のひら盆栽が並んでいて、私は次は紅葉するミニ盆栽かなぁと思いました。
特に、イチョウが小さいのって不思議な感じです。
今年は、代々木公園で銀杏を拾って、中から種を取り出して、実生から育てたいと思っていますので、うまく行ってくれるといいです。
あと、ケヤキも種から始めたいのですが、ケヤキの種がなかなか拾えなくて、ケヤキ林のある場所の人に、種の採集をお願いしています。うまく落ちているといいのですが。
コミュニケーション相手としてのミニ盆栽
Part2では、見る盆栽から、コミュニケーションする相手としての盆栽として紹介されていきます。
最初に元気をくれる盆栽は、ガジュマル。
生命力が強く、青々した葉が展開する姿もから元気がもらえるようです。
気持ちが華やぐ盆栽としては、ヒメハギやクモマグサのような、様々な形と色の野花が、目を楽しませてくれます。
この本の特徴は、最初に、手のひら盆栽の楽しさを伝えよう!と押しつけでなく、やさしく、ほんわかと、でのミニ盆栽の楽しさがしっかりと伝わってくることです。
手のひら盆栽を楽しむお手入れ
Part3では、お手入れの仕方について、きっちりと丁寧に書かれています。
・基本の道具たち
・土の選び方
・鉢
・盆栽の入手について
鉢に土を入れる所から始まり、日々のお手入れ、日光・ミス・肥料、そして針金掛けまで、ひと通りのことが書かれていますので、この本だけで始めることができます。
あとがき
喉が渇くタイミングだったり
心地よいと感じ(ていると思われ)る環境だったり
人間とおんなじだなぁ
なんて少しでも感じていただけたなら
幸いです。
緑を縁に
エンジョイ! ボタニカルライフ
ミニ盆栽をはじめるにあたって、また、始めてみてから、良いスタートがきれ、楽しさを感じられる本だと思います。是非、チェックしてみてください。