こんにちは むうさんです^^
写真を撮ることがうまくなりたくて、写真を見たり、写真の撮り方を読んだりしています。
その中で、読みやすくて、写真が参考になり、役立つネタが散りばめられている、
『カメラのど素人が、プロのカメラマンに撮影のテクニックを教わってきました。』をご紹介します。
この本のはじまり
スマホで写真撮影をしている、筆者が「なんか普通の写真になっちゃうんですよね」と残念がるところがから始まります。
始まりますと書いたのは、
この本では、プロカメラマンとカメラ初心者との会話でやりとりされていて、筆者の成長記録だからです。
カメラマンの方に相談にすると、同じ被写体を手前と背景をボカした、まったく違う表現がされた写真を撮ってみせてくれます。
デジタル一眼カメラを使うと、こうした写真が撮れるようになるよ。とカメラマン。
他にも色々と写真を見せてくれて、おおー かっこええ!!と筆者がはまり込んでいきます。
そして、「ボクもこんな写真が撮りたいです!! 先生教えてください!」とレッスンが始まるのです。
この本の特徴
カメラのど素人が、プロのカメラマンに撮影のテクニックを教わるという雰囲気が、読者にまで伝わるために工夫をしています。
・初心者が撮りたいと考えるシチュエーションが網羅されている。
→そこだけ読んで、撮ることを試せる。
・筆者とカメラマンが会話をしながら、口語で学びが進んでいく。
→やり取りしながら、ド素人の筆者の学びが一歩づつ進むのでわかりやすい。
・と素人の筆者が、読者が知りたいような素朴な質問をしてくれる。
→上から教えるでなく、同じ目線で一緒に学ぶ。
・筆者の失敗写真が豊富に載っている。
→避けた方がいい写真がわかる。
初心者の方も読み進めやすく、撮り方のコツが学べて、すぐに撮って試したくなりますし、写真ってこういうのが駄目で、こういうのがいいんだと学べる本です。
この本の内容:基礎編
目次
基本編では、撮影に必要な9つの知識を学んでいきます。
2.レンズは何を揃えるか?
3.カメラの構え方
4.ピントを合わせるコツ
5.露出とは?
6.ボケ味や動きの撮り方
7.露出補正のやり方
8.初心者におすすめの撮影モード
9.ISO感度とホワイトバランスとは?
プロカメラマンとカメラ初心者との、会話でのやり取りで進んでいくので、軽く読み進められるようになっています。
会話で進む:デジタル一眼の凄さ
例えば、デジタル一眼の凄さでは、
カメラマン
スマートフォンでは、何を心掛けながら写真を撮っていたかな?
筆者
自分が見た景色をそのまま切り取ろうとしていました。
カメラマン
それでは見る人の心に残る写真にはなりにくいんだ。そうではなく、主役をどこに配置するのかを決めて、さらに写真の中に何を入れて、何を入れないかを考えだ上で、シャッターを押すことが大切なんだ。これを構図というんだ。」
そして、デジタル一眼の凄さを、
カメラマン
写真の中に何を入れて、何を入れないかを決める作業は、ファインダーをのぞきながらのほうが没頭しやすいんだよ。
と、教えてくれるのです。
私もスマホで写真撮影している時は、気づきませんでしたが、ミラーレスカメラを買ってファインダーを覗いて撮るようになった今は、その通りだと思います。
ファインダーを覗いて撮るようになって、どこまで写真に入れて、どこを外すかをきっちり決めて撮るようになりました。
ファインダーにこだわって、高速AFのミラーレスカメラ、レンズセットで2万円台の『SONY α NEX-6』を中古で購入した 実使用レビューをしています。
最新機種以上のスペックの部分もあり、ミラーレスカメラがほしいけど高い!と思っている方に、おすすめです。
この前後の機種は機能不足だったり、高価だったりしますが、探しに探して見つけた、ピンポイントで高機能低価格な『SONY α NEX-6』です。チェックしてみてください
この本の内容:応用編①
応用編も基礎編と同じように、会話型式で話が進んでいきます。
公園に咲く花を綺麗に撮ろう!
2.テーマ:建物
街の建物をうまく撮ろう!
3.テーマ:街
街の何気ない風景を撮っていこう!
4.テーマ:寺社
寺社仏閣で印象深い写真を撮ろう!
応用編①は「近くに出かけて撮ってみよう!」で、「花」、「建物」、「街」、「寺社」、それぞれおテーマに対してお題3〜4個だされています。
お題1:群生する花を撮る
お題2:花の背景をボカして撮る
お題3:マクロレンズで花に近づいて撮る
お題4:桜の花をアップで撮る
と、どれも実用的なお題で、とても参考になりました。
応用編は、
最初の1ページに、漫画でカメラマンと筆者がやり取りをしながら、今回のテーマで一番大切なことが描かれます。
例えば、応用編①の「花 」であれば、いきなり撮影をせずに、花を選ぶことが大切なんだ。
と漫画でプロカメラマンが話して、筆者に教えています。
それが、「綺麗な花を選ぶ」としか書かれていなければ、そこまで大切だと伝わってきませんが、1ページの漫画だとしてしっかりと伝わってきます。
お題1:群生する花を撮る
そして2ページ目には、
お題1:群生する花を撮る
とお題が出されて、筆者がカメラマンから質問を受けます。
カメラマン
花の群生を撮りたいと思ったら、何をポイントにして花をさがすかな?
筆者
花自体の綺麗さでしょうか?
カメラマン
それも大切だけど、群をなしていることで、綺麗さが際立つ花を探すことが大切になるんだ
一輪で撮った方が映える花、群生で撮ると綺麗に見える花など、話が進んでいきます。
そん会話が本の下側でされていて、上の段では、筆者の失敗写真と、カメラマンの見本の写真が載っています。
私が教えていただいたカメラマンの方は、「花は難しいんだよ。少しでも綺麗さが損なわれていると駄目だから。」と言っていました。
一番綺麗な花を探さないと生けないですし、作品にしたいなら完璧な花でないとという考え方でした。
ですから、綺麗に咲いている花を探す、目の前に咲いている花の中から見つけるという作業がとても大切なようです。
この本は、そんなことをしない筆者の微妙な失敗写真が載っているのが面白く、どういう写真は避けた方がいいのかがわかるのが私には嬉しいポイントです。
どんな花が主役になるのか
STEP②周囲の環境をチェックしよう
剪定(ハサミで切った箇所)が目立つものは避けるなど
STEP③主役と構図を決めて撮ろう
何を入れるか、主役の決め方、構図
とステップ・バイ・ステップで、NG写真も混ぜながら、筆者とカメラマンとのやり取りを通して説明されます。とっても!わかりやすいです。
応用編②③
テーマ:「山①」、「山②」、「海」、「生物」
応用編③ ちょっと難しめの撮影に挑戦しよう!
テーマ;「子供」、「女性」、「静物」、「夜景」
応用編②は写真のように「山」もあります。
また、「生物」では、
動物園の動物、水族館、ペットの犬、猫、街中のノラ猫、とバラエティに富んでいます。
最後の応用編③では、
人を撮るのは、表情やシチュエーションがあるので、難しいと感じていましたが、人を撮りたいと思っているので、 読んでみると、
カメラマン
最初は会話ができる距離で撮影するように心掛けよう。
筆者
なぜでしょうか?
カメラマン
撮影者が声をかけることで、相手がリラックスするものだからだよ。」
人を撮るために、コミュニケーションを磨かないとなんて考えました。
私も森林セラピーのガイドをする時は、最初は積極的に話し掛けています。すると、だんだんと、参加者との距離が縮まり、効果的な森林セラピーが行えるからです。
何事も、コミュニケーションですね。
まとめ
写真撮影の本は途中で挫折しやすいですが(私だけでしょうか?)、この本はホントに読み進めやすく、読んでいけばわかるようになっていく本です。そして、う撮り方があるんだ、それは面白い!と発見があり、試したくてウズウズする感じです。
プロカメラマンと、初心者の会話形式なのですが、初心者の方が素朴な質問をしてくれています。そのため、自分が質問をしながら撮影の指導を受けている感じになれますし、そこを聞きたかったと、かゆいところに手が届く内容です。
特に写真撮影を始めたての方や、始めて少し経ってうまくなりたいと考えている方に向いていると思います。是非、チェックしてみてください。