こんにちは むうさんです^^
キヤノンのミラーレスカメラ『EOS RP』を購入して、広角ズームレンズ、標準ズームレンズ、望遠ズームレンジと揃えてきました。
ただ、ズームレンズしか持っていないですし、以前から友人の持っている高価なレンズ『RF85mm F1.2 L USM』に興味があり、85mmの単焦点レンズが欲しいと思っていました。
そこで、85mmのレンズについて調べて、中古で購入したのが、『シグマ 85mm F1.4 EX DG HSM(EFマウント)』です。
今回は、『EOS RP』に装着する85mmレンズを選ぶまでについて、ご紹介します。
85mm単焦点レンズへの道
購入前の機材は?
ミラーレスカメラを購入して、ボケのある写真を撮りたいと思い、最初に購入したのが SONYの50mmの単焦点レンズ『FE 50mm F1.8 SEL50F18F』 です。
※『FE 50mm F1.8 SEL50F18F』のレビュー記事:【SONY SEL50F18F(50mm F1.8 単焦点レンズ) 実感レビュー】
何しろ最初に購入したカメラは、SONYの初代α7の中古でしたから。
このレンズは軽くて持ち出しやすい上に、50mmF1.8で、かなりボケるのでお気に入りが、もっとボケのある写真、より立体的な写真を撮りたいと思い始めました。
※初代α7 中古購入レビュー記事:《2021年》ミラーレス「SONY α7中古」レビュー 前編
85mmF1.4のレンズにしよう!
レンズで、よりぼかすためには、
・焦点距離を伸ばすか
・F値を小さいレンズにすることです。
ただ、焦点距離を大きくしすぎると、大きくしか撮影できず、使う場面が限定されてしまいます。
花の撮影に特化して、ポケの大きな写真を撮りたいなら、135mmF1.8などは最適です。一方、使う場面はかなり限定されます。
花は、撮影しますが、色々と撮影したいので、もう少し焦点距離が短い方が良いです。
となると、50mmのままF値を小さくするか、85mmと焦点距離を伸ばし、さらにF値を小さくするかです。
人の視覚に近いといわれる50mmは、色々な場面で使えますが、一方、素直な描写なので、非日常性を出したい場合は50mmでない方が良いのです。
また、50mmでF1.8を1.4に変えた程度だと、ボケが劇的には大きくならないので、85mmでF1.4以下のレンズにして、大きくボケるレンズを買おうと、決めました。
EOS Rシリーズへ85mm単焦点レンズ
85mm単焦点レンズを絞っていく
EOS Rシリーズに装着できる85mmのレンズを探し始めました。
となると、
RFマウントかEFマウントとなります。この2つのマウントでピックアップしていきました。
RFマウントには、85mmの単焦点レンズとして『RF85mm F2 マクロ IS STM』がありますが、F2と開放F値が大きめのため、よりボカした撮影を目的とした今回の購入では、比較対象としませんでした。
黄色いセルは、自分としては購入に二の足を踏む項目です。
青いセルは、私が特にメリットに感じる項目です。
《EF85mm F1.2L II USMは古く解像感が低い》
最初の黄色いセルは、『EF85mm F1.2L II USM』です。
2006年のレンズで、ボケは綺麗なのだけど解像感という点では物足りないという記述を何度か見かけました。
ふんわりとした撮影には向いているようですが、私は解像感がバリバリあった方が良いので、価格もそれなりで古い設計のこのレンズを最初に外しました。
《重いレンズはやめておく》
次に気になるのが重量でした。
例えば、『RF85mm F1.2 L USM』とシグマ の『85mm F1.4 DG HSM | Art』の重量は、約1.2kgもあります。
『RF70-200mm F2.8 L IS USM』のような望遠ズームよりも重いとなると、実感としては、普段気軽に持ち出して撮ることに使えそうもありません。
本気で、ポートレート撮影をする人向きです。私はポートレート撮影をメインでは考えていないので、今いまは購入対象から除きました。
補足:RF85mm F1.2 L USMは凄いレンズです
ただし、『RF85mm F1.2 L USM』には、青いセルにしているBRレンズが使われています。
キヤノンのホームページには、
「青色の光の進路を制御することで、大口径レンズにでやすい色収差を高度に補正する複合レンズ。絞り開放からキレのある鮮鋭な描写性能を実現します。」
とあります。
BRレンズは、EF35mm F1.4L II USMも使われており、色収差や色味などの評価が非常に高かった高級レンズです。
RFレンズでは、『RF85mm F1.2 L USM』 にしか使われていません。実際に、友人に現像前の写真を見せてもらいましたが、逆光で明暗差があるような厳しい場面でも、パープルフリンジが一切出ていませんでした。
その上、
解像感も極めて高く、ポートレート撮影を本気でやるなら、間違いのないレンズだと思います。
実際にキヤノンフォトハウス銀座で試写させていただきました。
シグマ 85mm F1.4 EX DG HSMとした理由
となると、2つに絞られます。
《EF85mm F1.4L IS USM》
そうなると、EFとはいえLレンズの『EF85mm F1.4L IS USM』を選んでおけば、間違いなさそうです。
ただし、価格は、16万円とかなり高めです。
なら、中古は?となりますが、中古市場では出回っている数が少ないレンズで、中古価格も14万円台と安くありません。
実際に、銀座のキヤノンハウスで、撮影したことがありますが、EOSRPで撮影してみて解像感も十分でした。
《シグマ 85mm F1.4 EX DG HSM》
SIGMAのレンズの評判も悪くありません。
発売当時のレビューとは言え、解像感はかなり高いようです。
作例を見まくりました。
なかなか、高解像度での写真が少ないので大変でしたが、いくつか解像感がわかる写真を見つけて見ると、肌の質感が伝わるようなかなり高い解像感があることがわかりました。
これはいい!
ただ、このレンズのレビューを見ていて気になったのがパープルフリンジ。
今まで、パープルフリンジを気にしたことがないのですが、このレンズではパープルフリンジがあるという記述をそこそこ見かけたからです。
作例を見まくりましたが、許容できる範囲だと確認できました。
《決め手は重量と価格と、満足できる写り》
決め手は、重量と価格、そして満足できる写りです。
持っているレンズで、持ち出す時に重いと感じるレンズは、『EF24-70mm F2.8L II USM』からで805gです。『マウントアダプター EF-EOS R』110gをつけてEOSRPにレンズを装着するので、合計で915gで、カバンにさっと入れて持ち歩く重量として限界と感じていました。
※マウントアダプター EF-EOS Rレビュー記事:キヤノンのEF→RF『マウントアダプター EF-EOS R』購入前の選択~コントロールリングあり?なし?
『EF85mm F1.4L IS USM』は、950gなので、『EF24-70mm F2.8L II USM』を100g以上回っています。
これは、持ち出さなくなるかも!?
と思いました。
レンズとしての性能は、キヤノンのLレンズですから間違いないと思うのですが、標準ズームレンズのように広い用途がなく、重いと持ち出さないかなぁ~。あと、用途がハッキリしていないこともありました。
その上、価格も10万円も違い(ここも大きい!)、
『シグマ 85mm F1.4 EX DG HSM』
に決めました。
シグマ 85mm F1.4 EX DG HS まとめと作例
購入してみると、カタログスペック通り、そこそこ重量はありますが、解像感やボケの綺麗さに満足して、使っています。
大きなボケ感、バリバリの解像感、85mmの圧縮感、それらから伝わるリアルな立体感を、心地よく感じています。
上のように色乗りもとてもいいです。是非、チェックしてみてください。
▼シグマ 85mm F1.4 EX DG HSM キヤノン用(EFマウント)
▼シグマ 85mm F1.4 EX DG HSM ニコン用(Fマウント)