こんにちは むうさんです^^
前回のブログで紹介した通り、悩んだ末に、シグマの『85mm F1.4 EX DG HSM』を中古で6万円強で購入しました。
※選ぶ過程の記事を書いています→【レビュー】シグマ 85mm F1.4 EX DG HSMは、軽くて解像感が高いボケマスターレンズ
大きくボケる85mmF1.4には、少し憧れていました。50mmF1.8とは、別物のボケですから。
今回は、『シグマ 85mm F1.4 EX DG HSM』の、実感レビューです。
85mmF1.4の単焦点
85mmレンズというと、ポートレートレンズといわれます。
使ってみると、確かに、人の表情を撮るのに距離感と画角が丁度よいのです。
3m程度離れると、並んだ二人の顔を画角におさめて撮れる感じです。
もう少し寄ると一人ひとりの表情がバッチリ撮れます。
そして、その大きなボケ感は、スナップ写真を撮るのにも、立体感が表現できるので、雰囲気の違う写真を撮影できるのです。
▼F1.4(85mm F1.4 EX DG HSMで撮影)
この写真のテーブルを見るとピントが合っている範囲が前後に狭く、バーナーの先に4つに分かれた五徳の先さえ見事にボケています。そして、空間が圧縮されたような立体感が表現できています。
ピントはグリーンのガス缶に合わせていて解像感は非常に高いです。
85mm F1.4 EX DG HSM
シグマ 85mm F1.4 EX DG HSMスペック
最初にスペックを紹介します。
このレンズのスペックでのポイントは、サイズと重量と価格です。
2010年9月に発売されたレンズで、
キヤノンEFマウント用と、ニコンFマウント用があります。
上のスペックで重量とサイズは、EFマウントの数字です。
私が、このレンズを選んだ理由は、キヤノン EOS RP(RFマウント:EF-Rアダプター使用(110g))で使える85mmF1.4以下の単焦点レンズの中で最軽量だったことと、価格でした。
85mmF1.4のレンズとなると、どうしても重い!
となりますが、他のレンズと比較すると725gとおさえ目の重量となっていて、RFマウントで使える85mmF1.4のレンズとしては、最軽量です。比較したキヤノンやシグマのレンズは、使用時にすべて1kg以上でした。
重いと、バッグに入れて持って行っても、出すのが億劫になるので、軽い方が嬉しいです。
それでも、EF-Rのアダプターを着けてのEOSRPへの装着となりますので、合わせると835gにはなるので、最軽量といってもそこそこありますが……。
85mm F1.4 EX DG HSM 製品名の説明
シグマの製品名の表記の説明をすると、
『85mm F1.4 EX DG HSM』
では。
・85mmは焦点距離
・F1.4は開放F値
・EXは単焦点レンズ
・DGはフルサイズ対応のレンズ、APS-C用レンズだとDCとなります。
・HSMは、AF駆動に高レスポンスの超音波モーターを使っていることを示します。
実際に、オートフォーカスは、きびきびしていて、非常にレスポンスが良く不満はありません。
85mmF1.4のボケの威力は凄い!
50mmF1.8の『FE 50mm F1.8 SEL50F18F』は最初に買ったレンズで、35mmと50mmで悩んで、ボケがより大きな50mmを選んだ経緯があります。
※『FE 50mm F1.8 SEL50F18F』レビュー記事:【SONY SEL50F18F(50mm F1.8 単焦点レンズ) 実感レビュー】
SONYのレンズなのですが、それとボケを比較しながら、85mmF1.4のボケの凄さをご紹介します。
最初に、50mmF1.8の写真からです。
▼50mmF1.8で撮影
50mmF1.8も結構ボケます。
バーナーのガス缶にピントを合わせていて、後ろのカメラも、点前のカップも十分ボケています。
ここから、『シグマ 85mm F1.4 EX DG HSM』でF値を変えながら写真を紹介します。
▼85mmF1.4で撮影
テーブルのボケを見ると、狭い範囲にしかピントが合っていないのがわかります。カメラも後ろの樹木もやわらかくボケていて、ボケも綺麗です。
また、ガス缶の解像感が高いのがわかります。このレンズの解像感は半端ないです。
▼85mmF1.8で撮影
▼85mmF2.8で撮影
▼85mmF3.2で撮影
50mmF1.8と比較すると、85mmF3.2が大体同じくらいのボケかたです。
▼85mmF4で撮影
ボケ量は焦点距離÷F値で決まる
焦点距離の異なるレンズのボケ量を比べるのに、参考になる式があります。
ボケ量→レンズの焦点距離÷F値
これはレンズの有効口径を表すのですが、ボケ量と相関があるパラメーターとなります。
とすると、
50mm÷F1.8=50÷1.8=27.8
85mm÷F3.2=85÷3.2=26.6
と、ほぼ同じになります。実際に撮影してみても、式から求めた通り50mmF1.8と85mmF3.2のボケ量は同じくらいになりました。
50mmでは味わうことのできないボケの大きさを、堪能できるレンズです。
背景から人を浮き上がらせたり、
背景を大きくぼかした赤ちゃんの手だけを撮影するようなパーツ撮影でも、活躍しそうです。
高い解像感とボケの大きな優秀なレンズ
『シグマ 85mm F1.4 EX DG HSM』を使って、一番感じたのは、ボケの大きさは想定通りでしたので、解像感の高さです。
くっきり、シャープに被写体を写してくれます。
85mm単焦点レンズを試したいという方にも、価格も抑えめですので、おすすめです。是非、チェックしてみてください。
▼シグマ 85mm F1.4 EX DG HSM キヤノン用(EFマウント)
▼シグマ 85mm F1.4 EX DG HSM ニコン用(Fマウント)