こんにちは むうさんです^^
今まで、登山を長年してきましたが、雪山はリスクを感じて、やろうとしてきませんでした。
ところが、雪山の写真を見て撮りたくなってしまい、雪山登山の準備をしてきました。
撮りたくなった場所は、後日予定を組んでいますが、まずは雪山に慣れないとと、雪山初心者ならまずはここ!と言われている北横岳、黒斑山を登り、この冬の目標であった天狗岳も登頂しました。
その時の相棒が『SIRIO(シリオ)P.F.731』です。
今回は、雪山の道具編、その中でも冬靴として、私が購入した『SIRIO(シリオ)P.F.731』の実感をレビューします。
今回は、雪山への準備編です。
▼SIRIO(シリオ)P.F.731
雪山登山の準備:冬靴
最初に揃えるのは冬靴
雪山というと、ピッケルとアイゼンとなりますが、調べてみると、ピッケルは森林限界を越える場合に必要で、アイゼンは急登で必要なようです。ですから、雪山行くぞ!とすぐに買う必要のないものです。
実は、一番最初に必要なのは、冬靴でした。
なぜ一番かというと、夏靴には保温材が入っていないため、足が寒くて登れないのです。マイナス10℃前後の場所を歩くのですから、靴が違うのは当然です。また、下手すると凍傷になる可能性もあります。
冬靴は価格が高い!
ところが、
冬靴は、値段が高いこと!高いこと!
モンベルの一番安い雪山用のシューズであるアルパインクルーザー 2800でも、56100円します。
雪山を始めるになお金がかかるとは言われていますが、大きなハードルが最初にきました。
冬靴を調べると、SCARPA、LA SPORTIVAなどの靴が紹介されています。
ただし、私は典型的な甲高幅広(足の甲が高くて、足幅が4Eと広い)なので、これらのメーカーのものは履けません。そして、モンベルをはるかに超える価格は、高過ぎて買えません。
そんな中、『SIRIO(シリオ)P.F.731』は4万円台で買うことができたのです。
▼SIRIO(シリオ)P.F.731
やっぱりSIRIO(シリオ)
そして、甲高幅広の足を持つ私は、登山靴はずっとSIRIO(シリオ)を履いてきました。
登山靴メーカー:シリオ(SIRIO)とは?
シリオ株式会社は、日本の会社で、コンセプトは「日本人専用木型の登山靴シリオ」です。
靴の木型って、日本人専用でないと駄目なの?と私は思いましたが、回答がシリオのホームページにある「SIRIO CONCEPT」で説明されていました。
日本人の足を幅広にした、独自の履物文化。
靴を開発した欧米の履物文化とは異なり、日本ではワラジやゾウリ、下駄などの独特な履物が主に使われてきました。
この履物文化が、日本人に多い甲高幅広や偏平足を生み出す背景になり、自分に合う靴となかなか出会えない原因のひとつとなっています。
そのような日本人の足を研究するとひとつの特徴的なパターンがあります。足の長さと幅の比率が欧米では10対3.5の人が多いのに対し、日本では10対4が半数以上を占めるという事です。
このように、日本人の足の長さと幅の比率は、10対4と、欧米人の10対3.5より幅広だということです。
私の足も「甲高、幅広」ですから、まさにシリオの靴がぴったりです。
SIRIOの冬靴
そこで、シリオに冬靴がないのか調べてみました。すると、ゴアテックス・インシュレーテッド・コンフォートテクノロジーという防水&保温レイヤーを備えた靴がありました!
それが、『SIRIO(シリオ)P.F.731』です。
厳冬期に上級者が行くような所へ行くにはスペックが足りないかもですが、厳冬期登山もしているYouTuberの”MARiA麻莉亜”さんも使っているので、実質問題なさそうです。
実際に北横岳から茶臼山までの縦走、天狗岳などでマイナス18℃の環境で使いましたが、寒いとかなく、全く問題ありませんでした。
SIRIO(シリオ)P.F.731の特徴
防寒、アイゼン装着がバッチリ
SIRIOのホームページにあるカタログから言葉を抜粋すると、下の通りです。
・ゴアテックス・インシュレーテッド・コンフォートテクノロジー
雨や雪、寒い環境下でのアウトドア活動に最適です。防水耐久性と透湿性を兼ね備えるとともに、高い保湿性を実現。寒冷地や雪の中でも足をドライで快適なあたたかさに保ちます。
・セミワンタッチアイゼン対応
セミワンタッチアイゼン、バンド式アイゼンを装着できます。(※注意:つま先部分のバンドパーツの狭いアイゼンは使用できない場合がございます。)
・グラスファイバーシャンク&コルク断熱材
軽量で丈夫なグラスファイバーシャンクでしっかりと足裏全体に力を伝えます。また、コルク断熱材を挿入し、足裏からの冷気を遮断します。
アイゼンも、コバ(アイゼンを装着するための出っ張り)が靴の後ろ側にあるので、セミワンタッチのアイゼンを装着できます。
調べると、セミワンタッチのアイゼンが一番外れにくいようなので、この靴でバッチリでした。
このように、足の防寒、アイゼン装着ともバッチリです。
そして価格は、49500円で、さらに一割引かれているショップが多く、44550円でした。モンベルより安いこの靴、足に合うのも分かっているし、嬉し過ぎました。
ちなみに、登山ショップだと、好日山荘などで売っています。
私が最初に購入した雪山の道具は、冬靴となりました。4万円を超えていますから、安くない買い物です。雪山に行くしかなくなりました。
P.F.731の基本スペック
『SIRIO(シリオ)P.F.731』は、一言でいうと、「幅広(3E+)の足に対応する、セミワンタッチアイゼン対応モデル」で、
基本スペックは下の通りです。
防水は、当然GORE-TEXです。
セミワンタッチアイゼンを装着するために、かかと側にコバがあります。
▼SIRIO(シリオ)P.F.731
SIRIO(シリオ)P.F.731まとめ
実際に使用してみて、モンベルのアイゼン(LXB-12アイゼン)も装着でき、北横岳、黒斑山、天狗岳と登ってきました。天候の悪い時もありましたが、『SIRIO(シリオ)P.F.731』は頼れる冬靴でした。
そして、甲高幅広の私の足にぴったりでした。
冬靴を探しているすべての人におすすめできますし、雪山を始めたいが冬靴は値段が高すぎる!とか、甲高幅広で合う冬靴が見つからない!とかいう人には、特におすすめです。おすすめの『SIRIO(シリオ)P.F.731』、是非チェックしてみてください。
▼SIRIO(シリオ)P.F.731