こんにちは むうさんです^^
北横岳で雪山デビューした後、どこに行くか?
八ヶ岳に一泊して、雪山2回目なので、雪山に慣れるのがメインで、きつくない場所はないかと探してみました。
その結果、今冬の目標である天狗岳の下見を兼ねて、高見石としました。どちらかと言うと、登山というより雪ハイクです。
今回は、高見石小屋泊の高見石について、紹介します。
2025年1月初旬の山行です。
高見石とは?
高見石は、白駒池から30分強登った所にあり、大きな岩が積み重なっていて、白駒池を一望できることで有名な場所です。
ピークといえばピークですが、山というより展望台といった趣きです。
高見石小屋から5分ほどで登れてしまう場所です。
とはいえ、渋の湯登山口の標高がすでに1850mですから、高見石も2225mと標高は2000mを超えます。
《標高》2225m
《ルート》
・初日:茅野駅→渋の湯バス停→高見石/黒百合平分岐→賽の河原→高見石小屋→白駒池→高見石小屋(泊)
・2日目:高見石小屋(日の出前に出発:ナイトハイク)→中山展望台→中山→見晴らし台(日の出に染まる天狗岳)→中山峠→天狗岳方面→中山峠→黒百合ヒュッテ→渋の湯バス停→茅野駅
《コースタイム》 初日:3時間15分 2日目:4時間15分
《アクセス》JR中央線 茅野駅からバス
《見どころ》
・高見石から見た夕陽に染まる景色
・雪原の白駒池
・朝日に染まる天狗岳
雪山2回目の雪山初心者の私に向いている理由は、行程を通して、アイゼンを使わないといけないような斜度のある登りはなく、チェーンスパイクで歩けること、樹林帯なので風も強くないことです。
上の地図でコースと紹介すると、
左側の渋御殿湯から高見石小屋へ歩いていき、白駒池におりて、高見石小屋へ戻り、翌日、中山を通って中山峠から渋御殿湯へ下りていきます。
そして、高見石のすぐ下にあるのが、高見石小屋は、小屋の前でテント泊もできるし、小屋も落ち着いた雰囲気でした。
高見石へのアクセス
アクセスは、前回の北横岳は、茅野駅から北八ヶ岳ロープウェイ行のバスでしたが、今回は渋の湯行のバスとなります。
茅野駅のバスは、上の写真の通り、他に、白樺湖・車山高原行、美濃戸口行(赤岳登山)、緑山行、メルヘン街道バスがあります。
茅野駅からのバスも2回目になると慣れてきて、あずさ1号(9:07着)より鈍行で早く(8:48着)に着いて、バス停に並び、9時にチケット売り場が開いたら、バスのチケットを買って、バス停でゲーターを装着すると、バスに乗る前にやることを手際よく済ませていきました。
バスは混雑するので、早く並んだほうが、臨時便などにならずに済みます。
また、注意点としてバスは交通系ICは使えず現金払いか事前に購入したチケットのみなので、帰りの1800円の現金は用意しておいたほうが良いです(バスの中で千円札の両替機あり)。
高見石初日 登山レビュー
今回の山行は、高見石からの夕陽と日の出の光に染まった天狗岳の撮影、そして天狗岳の下見です。下見とは、始めたばかりの雪山、ソロ山行なので慎重になっているからです。
バスを降りて、渋の湯から歩いて(上の写真でバスの後方へ歩いていきます)登山口に着いたら、準備します。グローブをして、チェーンスパイクを履き、スノーバスケットをつけたポールを取り出して出発です。
雪山デビューの北横岳ではチェーンスパイクは履いていないので、初チェーンスパイクです。いろいろと初があり、新鮮です。
事前に高見石小屋の方に、アイゼンは必要ですか?と聞くと、天狗岳に行かない限りは必要ないです。とのこと。確かに、高見石まで緩やかな登りなので、チェーンスパイクで十分です。
今回、天狗岳を登りませんが、練習のためにアイゼンは持参していますが、使うのは明日の天狗岳の下見の時だけです。
高見石小屋までコースタイムで2時間、スタートです。
橋をわたってすぐに、「左:高見石↔右:黒百合平」と道標あり、左の高見石の方へ行きます。右の黒百合平は、天狗岳登山の拠点である黒百合ヒュッテ方面となります。
樹林帯をゆっくり歩くのは、ほんとに贅沢です。陽の光が射し込み雪が輝いたり、樹氷が輝いたり、歩いているだけでワクワクしてきます。
そして、雪が音を吸収しているせいか、とても静かなので、心も落ち着きます。夏山の時のような登らなきゃとガツガツした感じでなく、自然体で歩ける。そんな感じで雪の中でいい時間を過ごしながら、先に進んで行くと、大きく空が見えてきて、賽の河原に到着します。
ゴツゴツした大きな岩がありますが、雪がそれを覆っていて、荒々しさは感じません。雪をかぶった樹木の木々と、青い空が綺麗です。
賽の河原を過ぎると、樹林帯に入り、登りもさらに緩やかになり、白い世界を穏やかに歩いていると、高見石小屋に到着です。あっという間でした。
青空に白い樹木が映えます。
気持ちいいなぁ~と自然と声が出てしまいました。
高見石小屋と言えば、揚げパンが有名ですが、私は興味がなかったので、ここで、持ってきたパンを食べて休憩したました。
気温はマイナス10℃を下回っていますけどね。
ここから、白駒池に下り、戻って来る計画ですが、かかっても往復1時間強です。高見石小屋の方から15時には着いていてくださいと言われましたが、余裕です。
白駒池に下りるとどこから池に入れば?とキョロキョロしていました。
白駒荘の正面口の前に波止場のように池に突き出す物があり、ここだ!と池に入っていきました。
雪原となった白駒池は広い!向こう岸まで歩いて戻る気にはなリませんでした。
ここから、高見石小屋に戻って初日は終了です。
高見石小屋までの登りの30分強が意外と辛かった。荷物が多く12kgと重めだったのと、雪山は寒いせいか体力を使います。
ですが、高見石小屋に到着後、高見石から夕陽が本当に綺麗で、大満足の初日でした。
おすすめの雪山登山グッズ
雪山グローブ:ラックナーグラブとイスカ ウェザーテック オーバーグローブ
雪山を始めるにあたって、最も悩んだのがグローブです。
雪山に行く前からグローブ沼にどっぷり浸かってしまって、悩み、色々と買ってしまいましたが、行き着いたのが『ラックナーグラブ』と『イスカ ウェザーテック オーバーグローブ』の組合せです。
私が行くレベルの雪山なら、下の雪山に必要な機能を全て持っていて、雪山グローブはこれだ!という結論に至りました。
①風をシャットアウト:暴風の中でも歩けるように
②保温機能:凍傷にならない、手が寒くて動かなくならない
③手で作業ができる:アイゼン装着、カメラ操作など
④インナーグローブ単体で使える:オーバーグローブなしで使用可
⑤濡れたら交換できる:濡れたグローブは凍傷になるので使えない
上記以外も、『ラックナーグラブ』は、未脱脂で油分を多く含んでいるウールを使用していて濡れに強く、厚いので保温性も高いのです。
『イスカ ウェザーテック オーバーグローブ』は、防風性が高く、これをつけるだけで風がなくなり暖かくなります。
サイズ感ですが、ラックナーグラブがMなら、イスカ ウェザーテック オーバーグローブもMでちょうど良いサイズ感となります。
▼雪山グローブ レビュー記事
雪山のグローブに悩んでいるなら、この組合せで、マイナス18℃の風速15m/sまで全然問題なく(それ以上かもしれませんが経験なし)、使い勝手もよいおすすめの雪山グローブです。是非チェックしてみてください。
▼ラックナーグラブ
▼イスカ ウェザーテック オーバーグローブ ブラック
SWANSサングラス~日帰りも夏山も雪山にも
SWANSのサングラスをずっと使っています。
SWANSを使い続ける理由は、コスパが良く、紫外線カットの寿命が長いからです。
SWANSで製造しているサングラスは、どのレンズカラーであっても紫外線吸収材料を練り込んで製造しているため、色の濃さに関係なく有害な紫外線を99.9%以上カットしています。また通常のご使用方法でしたら、時間によって劣化することはございませんので、安心してお使いいただけます。
※山本光学(SWANS)ホームページより抜粋:https://swans.co.jp/faq/detail/6/
特に、『SWANS OUTLAND BAATARA OL-110 CSK』は、下の特徴があり、登山用として使いやすいのです。
①紫外線カット率=99.9%
②軽い:23.5g
③明るめの可視透過率:40%と日陰でも見やすく、ずっと装着していられる
④偏光(PL)性能:雪山で雪面が見やす
⑤風よけ(サイドフード):雪山での強風に対応
▼『SWANS OUTLAND BAATARA OL-110』レビュー記事
おすすめのサングラスです。是非チェックしてみてください。
▼『SWANS OUTLAND BAATARA OL-110 CSK』
amazonはOL-106ですが、楽天とYahooはOL-110
冬靴:SIRIO(シリオ)P.F.731
雪山では、普通にマイナス10℃をきります。
夏靴は保温材が入っていないため、すぐに足が冷えて、最悪凍傷になる可能性もあります。そのため、雪山で必要なのが保温材の入った冬靴です。
『SIRIO(シリオ)P.F.731』は、日本人向けの足型を使い、幅広で甲高の足に合わせてくれます。私は夏靴はずっとSIRIOでしたから、安心して履いています。
基本スペックは下の通りです。
▼冬靴:SIRIO(シリオ)P.F.731レビュー記事
『SIRIO(シリオ)P.F.731』は、一言でいうと、「幅広(3E+)の足に対応する、セミワンタッチアイゼン対応モデル」で、おすすめです。是非チェックしてみてください。
▼SIRIO(シリオ)P.F.731