こんにちは むうさんです^
この冬から、雪山を始めようと道具を揃えたので、次は身体の準備と、トレーニング山行として丹沢の塔ノ岳に行ってきました。
登山口の大倉から、塔ノ岳の頂上までの標高差が1200mあり、夏山前に、キツイ登りに身体を慣らすために登ったりしています。
今回は、大倉から登る塔ノ岳を紹介します。
2024年12月下旬の山行です。
塔ノ岳はどんな山?
丹沢で最も登られている山といえば、大山か塔ノ岳のどちらかだと思います。
でも、私が登った回数は、塔ノ岳の方が圧倒的に多いです。
もちろん、今回のように大倉からも登りますが、ヤビツ峠からの縦走路が好きなので、そちらのコースはかなりの数登っています。
大倉から登るのが、私にとってトレーニングだとすると、ヤビツ峠からは楽しみながらの山登りです。
そんな色々な顔を持つのが塔ノ岳です。
《標高》 1491m
《ルート》渋沢駅→バス→大倉→塔ノ岳登山口《No.0》→見晴茶屋→駒止茶屋→堀山の家→花立山荘→金冷シ→塔ノ岳
《コースタイム》登り:3時間40分、下り:2時間30分
《アクセス》小田急線 渋沢駅からバス
《見どころ》
・標高差1200mの登りごたえのある大倉尾根(別名:バカ尾根)
・山頂からの富士山と丹沢の山々
アクセスも、小田急線の渋沢駅からバスで15分ほどで大倉バス停に到着し、そこから登り始められるので、行きやすい山でもあります。大倉には駐車場もあるので、車でのアクセスも可能です。
標高は1491mで、山頂からは正面に富士山をドーンと見ることができます。
さらに足をのばせば、百名山の丹沢山、神奈川県最高峰の蛭ヶ岳、鍋焼きうどんで有名な鍋割山へ尾根沿いに行くことができ、丹沢山域の入口的な山でもあります。
塔ノ岳 登山レビュー
大倉バス停〜登山口
大倉バス停から最初は、車道脇を歩いて行きます。ただ、車は、ほとんど通らないですから歩きやすく、まわりは里山の風景で、登山口までのんびりと歩いていけます。
丹沢大山国定公園の地図と石標があり、登山口が近いことを教えてくれます。
ほどなく、「大倉バス停から0.6km/塔ノ岳まで6.4km」の標識とともに、『大倉尾根《No.0》』と書かれた黄色の位置特定用の道標がでてきます。ここが塔ノ岳登山口です。
登山口~花立山荘
登山口からしばらく登っていくと、大倉バス停から1.6kmの標識を過ぎたすぐ先に、観音茶屋があります。ここは暑かったらウエアを脱いだり、靴紐を結び直したり、準備をするのに最適な場所です。以前は牛乳プリンを売っていましたが、今はどうなのでしょうか?
次の山小屋、見晴茶屋からは、遠く相模湾の海まで見渡せます。が、今日はトレーニング山行なので、先を急ぎます。
しばらく登っていくと、大倉バス停から3.0km 一本松に到着します。今だに、どれが一本松なのか?一本松があるのか?わからないままです。
ここまでの登りもそこそこキツイですが、一本松を過ぎて緩やかな道を過ぎると、本格的に大倉尾根の厳しい登りが始まります。
大倉バス停から4.2kmの尾根道は、右側が開けていて、ここまで樹林の中を歩いて来ていましたが、気分転換できる場所です。
しばらく歩くと、左手の木々が開けて、富士山が見えました。塔ノ岳の山頂に着けば見えるのがわかっていても、嬉しくなって写真を撮ってしまいます。
そこから、木々に囲まれた登山道をまだかまだかと思って登っていると、いきなり堀山の家が現れます。ここで、水を飲んだら、すぐ出発です。山頂までの目標タイムを目指して臨んだトレーニング山行ですから。
ここから、花立山荘までが、ハイライトです。
ひたすら登る、登る。目の前の登山道にある土、石、木の根、落ち葉しか目に入ってきません。ひたすら足を上げて、足で踏ん張って身体を上げての繰り返しです。
そんな苦しさが続きつつ、いつの間にか登山道が階段になっています。花立山荘へ向かう階段道です。
花立山荘からの富士山、相模湾の景色は自分の足で登ってきたので格別です。そんな景色を見ながら、花立山荘前のベンチに座り、行動食を口に入れて、塔ノ岳山頂までのエネルギーを補充し、出発です。
花立山荘~塔ノ岳山頂
花立山荘を過ぎると、ガッツリ登りながらも、眺望が良く、後ろを振り返ればいつでもやる気を充填できます。
ここは、樹木がなく風が吹き抜けるので、12月下旬の風は冷たく身体が冷えてきます。寒さを感じたので、面倒でしたが、雨具を着て、風を防ぎました。
「よく遭難の時に装備を持っているのに、ザックにあって着ていないというケースがあります。面倒だからでしょうが、ウエアの調整は気づいたら実行する、を心がけると良い。」
というヤマレコ社長だったか?のYouTubeを見たばかりでしたので。
普段から実行しようと決めていました。雪山に向けての意識改革です。
金冷シの分岐は、左は鍋割山、右が塔ノ岳で、ここを過ぎると塔ノ岳への最後の登りです。
すぐ近くに見える塔ノ岳へ、一歩一歩近づいているのが実感でき、モチベーションも上がります。
最後の登りを越え、1491m、標高差1200mを登りきり、塔ノ岳の山頂に着きました。
そして、トレーニング山行の目標時間をクリアし、思ったより歩けたなぁと、1人で"にやり"としていました。
塔ノ岳山頂~下山
塔ノ岳の山頂には、宿泊もできる尊仏山荘、その尊仏の由来なのか、「狗留尊佛如来」と刻まれた石碑と、如来様のような石の仏像が安置されています。
如来様の先には、富士山も見え、自然と手を合わせていました。
尊仏山荘もいつも通り営業しています。
山頂では、写真を撮って、カップ麺を食べつつ、休憩の時間管理をきっちりして15分で下山に向けて出発です。このキビキビした行動も、トレーニングの一環です。
そして、塔ノ岳から木道の下山道に入ります。
下りは、特に景色が良いので、つい見るために立ち止まりたくなりますが、今回は景色を見つつ歩き続けます。
一気に堀山の家までおりて、そこで、お湯と行動食を口に入れて、5分弱休憩し、すぐに出発します。
見晴茶屋を通り過ぎて(ウッドデッキに座って景色を眺めていたいが…)、並木道に入ります。
いつも、ここまで来ると、下りてきたなぁ、後もう少しという気持ちになる場所です。
バスの時間も気にしながら、少し急ぎましたが、狙ったバスにはギリ間に合わず。そんなこともありましたが、トレーニングとして満足いく山行でした。
おすすめの登山グッズ
フジヤマタオル~高速乾の今治タオル
私は10年間、登山の時は必ず持って行って、すぐに使えるように首に巻いていました。
登山後の温泉でもこのタオルを使えるので、重宝しています。
現在は2代目を使っています。
特徴は下の通り、シンプルですが、便利な登山ツールです。
・タオルの今治(いまばり)産
・高吸水‥汗もすぐに拭き取れます
・高速乾‥拭いた汗もすぐに乾きます
・高消臭‥汗臭い匂いはしません
登山中だけでなく下山後も、汗拭きに使いながら、下山後の温泉で体を洗ったり、フジヤマタオルも洗ってすぐに乾くので、体を拭いたりで活躍してくれます。
▼フジヤマタオル レビュー記事
おすすめの速乾タオルです。是非チェックしてみてください。
▼今治 フジヤマタオル
ヘッドランプ:ブラックダイヤモンド『ストーム500-R』
登山では、何かあったときの安全対策として、また北アルプスなどでの早朝や夜間の移動としても、ヘッドランプが必携です。
使うときに明るいほど安心感があります。
昔は乾電池駆動のため明るさに限界がありましたが、バッテリー駆動のヘッドランプが登場したことで、一気に明るくなりました。
私が使っているのが、バッテリー駆動で、500ルーメンと最高に明るいヘッドランプ『ブラックダイヤモンド ストーム500-R』、ヘッドランプの一流メーカーであるブラックダイヤモンドで最も明るいものです。
▼ブラックダイヤモンド『ストーム500-R』レビュー記事
おすすめのヘッドランプです。是非チェックしてみてください。
カラーバリエーションがありますが、暗い時でも探しやすい明るい色がおすすめ、黒は避けたほうが良いです。
▼ブラックダイヤモンド ストーム500-R(色:アズール)
▼ブラックダイヤモンド ストーム500-R(色:オプティカルイエロー)
SWANSサングラス~日帰りも夏山も雪山にも
SWANSのサングラスをずっと使っています。
SWANSを使い続ける理由は、コスパが良く、紫外線カットの寿命が長いからです。
SWANSで製造しているサングラスは、どのレンズカラーであっても紫外線吸収材料を練り込んで製造しているため、色の濃さに関係なく有害な紫外線を99.9%以上カットしています。また通常のご使用方法でしたら、時間によって劣化することはございませんので、安心してお使いいただけます。
※山本光学(SWANS)ホームページより抜粋:https://swans.co.jp/faq/detail/6/
特に、『SWANS OUTLAND BAATARA OL-110 CSK』は、下の特徴があり、登山用として使いやすいのです。
①紫外線カット率=99.9%
②軽い:23.5g
③明るめの可視透過率:40%と日陰でも見やすく、ずっと装着していられる
④偏光(PL)性能:雪山で雪面が見やす
⑤風よけ(サイドフード):雪山での強風に対応
▼『SWANS OUTLAND BAATARA OL-110』レビュー記事
おすすめのサングラスです。是非チェックしてみてください。
▼『SWANS OUTLAND BAATARA OL-110 CSK』
amazonはOL-106ですが、楽天とYahooはOL-110