夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

三脚のスペックの見方とおすすめの三脚 三選~ベルボン ULTRA655/UT-63Ⅱ/UT-53Ⅱ~

こんにちは むうさんです^^

三脚を購入して、この夏は暑かったので東京駅やお台場で夜景撮影を楽しんでいます。

ベルボンULTRA655を使って、湾岸からの夜景撮影

三脚を使っての、湾岸からの夜景撮影

三脚を選ぶ上でたくさん調べましたが、使ってみるまでは本当に良かったの?と一抹の不安が……。

ですが、その不安も杞憂でした。
使い始めると、買った三脚が狙い通り、しっかりとしていて、かつ持ち運びやすいことを確認出来て、これで良かった!となりました。

ベルボン ULTRA655、ULTRA457

ベルボン ULTRA655、ULTRA457

今回は、三脚のスペックや選び方について、ご紹介します。

私の三脚はベルボンULTRA655

私が購入した三脚の1つは、ベルボンのULTRA655です。
5段の三脚で収納時の長さが短くなり、それでいてパイプ径は30mmと太いので、安定性も兼ね備えています。

すでにディスコン(製造中止)になっていますので、今から購入しようとすると中古しかありません。※私は中古で購入しています。

残念なことに、完全な後継機種は販売されていませんが、さらに収納時の長さが短くなった最新機種UT-63Ⅱ(逆に脚を折る一手間あり) がありますので、参考にリンクを貼っておきます。

▼ベルボン ULTRA655

▼ベルボン UT-63Ⅱ

三脚のスペックの見方1:基本性能

ベルボンは、三脚の日本トップメーカーで(現在はハクバの傘下)、私は三脚を2つ、一脚を1つ持っていますが、作りがしっかりしていて丈夫で、性能も確かな三脚ですので、おすすめします。

それでは、三脚のスペックの見方について、ご紹介していきます。

三脚のスペック表として、
ベルボンULTRA655のスペック表を使っていきます。

ベルボンの三脚 ULTRA655のスペック表

私は、さいしょの最初は、見ても重量程度しか、わからなかったものです。

推奨積載重量(耐荷重)

三脚の脚に搭載できるカメラ、レンズ、雲台、の総重量のことです。これより重いと脚が大きくしなるなどして、三脚として安定しないということです。

今は、一眼レフカメラからミラーレスカメラへ移行してきていて、カメラの重量は若干軽くなってきています。

ただし、望遠レンズなどは、重量はありますので、自分のカメラとレンズの重さとの相談となります。

私の場合は、雲台(自由雲台 ベルボンQHD-53Q)が310g、CANON EOSRPが485g、望遠レンズのRF70-200mm F2.8 L IS USMが1200gなので、合計すると約2kgになります。

注意点としては、耐荷重は業界標準の値でないので、メーカーによって決め方がまちまちです。
ベルボンはコンサバ(安全側)の数字なので、信じていいと思っています。
一般的に言われているのは、4kg以上を選べば、大抵大丈夫だとのことです。また、耐荷重を決めるのが三脚の脚というより雲台の方で決まる場合が多いです。

ULTRA655では、脚は12kgで、雲台は3kgとなっています。

続いて、三脚としての性能である安定性についてです。

安定性1:パイプ径と段数

パイプ径が太いほど、段数が少ないほど安定性は増します。

パイプ径は一番太い径と、細い径がポイントです。
段数は少ないほど継ぎ目が少なくなるので、安定性が増します。

ULTRA655は最大径が30mmで、5段目では細くなって18.2mmになります。それでも、夜景撮影では、風がなければEOSRPの2600万画素で、微ブレも大丈夫でした。

もう1つのULTRA457の5段目は、12.3mmですが、重量をかけるとしなるので、基本は4段目の15mmまでしか使っていません
それで、微ブレが発生したことはないです。

撮影での使い方次第ですが、目安としては、太いところで24mm以上細いところで15mmだと私は考えています。

安定性2:素材と重量

私はカーボン三脚を持っていないので、振動の伝わりやすさとかがあるようですか、ここはわかりません。

一般的には、カーボンの方が振動が伝わりにくいと言われています。ただし、カーボンも何層とかが関係してくるので、高度なレベルを求めないのであれば、関係無いと言われていて、実際にアルミ三脚で困ったことはありません。

ただし、
重量は重いほど安定性が増します。カーボンの方が軽量なので、持ち運びには、有利ですが、この点では少し不利です。

▼ベルボン ULTRA655

▼ベルボン UT-63Ⅱ

三脚のスペックの見方2:使い勝手など

ULTRA655 三脚 スペック表(一部

三脚 スペック表(一部)

使い勝手1:最大高(全高)

カメラのファインダー、モニターが目線まであった方が、腰を曲げないですむので楽なのと、前にネットなどの障害物があることもあるので高さはあった方が良いです。

高過ぎても、モニターが見にくく撮影しにくかったりするので、目安はカメラのファインダーが目線の高さになることです。

172cmの私の場合は、雲台の高さで約150cmが目安となります。

ULTRA655では目安の150cmに対して141.2cm(EVなし)ですが、10cm程度の不足だと少しかがめばいいので、許容範囲内でした。
もっと高さが欲しいときはEV(エレベーターとって中央のポールが伸ばせる)を伸ばせば、全高(EVあり)の166cmまで高くなります。

使い勝手2:最低高

どこまで低くセットできるか。センターポールが取り外しできるモデルは、低くできます

下の写真の通りセンターポールがあると写真の通り低くできませんが、

ULTRA655 センターポールがあると低くできない

センターポールがあると低くできない

外すことで24.8cmまで低くできます。

センターポールを外してローアングルへ

センターポールを外してローアングルへ

花や、地面を入れての写真などローアングルでの撮影を考えているなら、最低高のスペックは重要です。

収納性:縮長

縮長は、収納するために一番短くした時の長さで、写真の通りです。

縮長は、上から下までの長さ

三脚の脚を一番短くした時の雲台の上から、脚の先までの長さです。

ポイントは、三脚のスペックが雲台込みなのか? 雲台の装着されていない三脚のみの状態なのかを見極めることです。雲台がセットのものは雲台込みのスペックとなります。

飛行機で機内に持ち込む時は、飛行機の種類によりますが、55cm以内しか手荷物扱いにならないので、1つの目安として55cmがあります。
また、カメラバックの中に収納したいと、私は考えていたので、自分のカメラバッグの内寸高さから雲台付きで47cmとしています。

縮長は、持ち出しやすさに直結するスペックですので、大切です。

ベルボンではパイプ径は30mmとしっかりしていながら、縮長が288mmという三脚、UT-63Ⅱがあり、おすすめの三脚です。

▼ベルボン UT-63Ⅱ

雲台取り付けネジ

雲台の取り付けネジですが、3/8(太ネジ)、1/4(細ネジ)が使われています。ベルボンは細ネジですが、Leofoto、Manfrottoなどは太ネジです。

雲台を別に購入される場合は、ネジ径を注意した方がいいです。ただし、ネジ径の変換コネクタがありますので、そこまでのしばりではありません。 

三脚スペックまとめ

三脚のスペック表は、いまいちピンとこない言葉が使われていて、私は難しかったです。

自分の使い方に合わせた三脚を使うのが一番で、持ち出しやすさや価格は大切です。

一方、安定性の低い三脚を購入すると、使えなったということが往々にしてある(私の知人もこの安い三脚使えなかった!と言っていました)ので、パイプ径は24mm以上のものを選んだ方がよいと思います。 

ベルボンの三脚はしっかりしていますので、「UT-63Ⅱ(パイプ径30mm、縮長288mm)」「UT-53Ⅱ(パイプ径27mm、縮長283mm)」の2つは、縮長も短くおすすめです。是非、チェックしてみてください。

▼ベルボン UT-63Ⅱ(パイプ径30mm、縮長288mm)

▼ベルボン UT-53Ⅱ(パイプ径27m、縮長283mm)