こんにちは むうさんです^^
北アルプスは、10月中から冬と言われ、11月に入ると、冬が本格化します。

そんな冬になった北アルプスで、登りやすくて、山小屋が営業しているのが燕岳です。
北アルプスの雪を体感したくて、11月下旬に燕岳に行ってきました。
雪のある燕岳を登りたかったのと、雪のかかった槍ヶ岳を見るためです。

今回は、雪のある燕岳の登山レビューです。
燕岳はどんな山?
一般的に、北アルプス入門の山と言われています。登山道は整備されていて歩きやすく4〜5時間で稜線まで行ける、北アルプスの中では比較的短い時間で稜線に出ることができます。そして、稜線に出れば人気の燕山荘がすぐにあり、燕山荘から燕岳まで20分位の行程と近いのが、人気の理由です。

さらに、燕山荘を起点として槍ヶ岳までを表銀座と呼び、北アルプスの山々を見ながら稜線歩きのできる最高の縦走路です。
《標高》 2763m
《ルート》中房温泉→第一ベンチ→第二ベンチ→第三ベンチ→富士見ベンチ→合戦小屋→燕山荘→燕岳
《コースタイム》登り:4時間50分、下り:3時間15分
《アクセス》毎日アルペン号(夜行バス)竹橋→中房温泉
《見どころ》
・北アルプス三大急登の登り(標高差=1310m)
・美しい北アルプスの女王 燕岳
・槍ヶ岳まで見渡せる眺望
ただし、北アルプスの入門ではあっても、登山初心者が簡単に登れるかというと、しっかりした体力が必要です。燕岳までの合戦尾根は、北アルプス三大急登の一つで、登山口から燕岳までの標高差が1310m、稜線にある燕山荘まででも1252mあります。高尾山の標高差が約400mなので、その3倍あり、かつ急登です。それでも、危険箇所はないので、体力さえあれば登れ、それが北アルプス入門の山と呼ばれるもう一つの理由です。
登山レビュー:燕岳(初日)
アクセス~登山口スタート
今回は、中房温泉まで夜行バスの毎日アルペン号で行きました。前日の夜11時頃出発して、朝6時頃に中房温泉に到着です。
朝バスが到着すると、まだ外は真っ暗ですが、ヘッドライトをつけてバス停から数分歩き、燕岳登山口に着きます。

登山口には、テーブル、ベンチがあり、トイレもありますから、ここで登山への準備をします。
登山口には雪はなく、気温も数℃あります。チェーンスパイクなどつけずに登山靴のまま、少し寒い位のウエアでスタートしました。
登山口~合戦小屋
合戦小屋までの途中には、ベンチが第一から四まであり、よい休憩場所になります。

第一ベンチ前から登山道にも雪が少し出て来ます。第二ベンチではチェーンスパイクをつけるか悩みましたが、大丈夫だろうと進みました。

ですが、少しすると滑るので、広い場所でチェーンスパイクをつけました。この辺りから着けている人が増えました。
そのまま合戦小屋までチェーンスパイクで行きましたが、アイゼンが必要と感じる場所はなく、薄っすらとした雪でした。

進んで、富士見ベンチで休憩です。富士山もしっかり見えました。
合戦小屋~燕山荘
合戦小屋から樹林帯を抜けるので風が出てくるのと、この後アイゼンを装着するような場所がないので、ここで、上はハードシェルを着て、アイゼンを装着しました。

今回は、下はハードシェルではなく、雨具としていて、後はいつもの雪山装備です。下から12爪アイゼン、冬靴、ゲーター、タイツ、登山パンツ、雨具、ミレーのメッシュのアンダーシャツ(タンクトップ)、長袖シャツ、薄手のフリース、ハードシェル、帽子はなく、フリースのパーカーを被ります。ピッケルを持って準備完了です。
ここで、行動食とミルクティーを飲んで出発です。
風もなく、穏やかな登りです。
北アルプスの山々が見えてくるとテンションが上がります。

ただし、久しぶりのアイゼンでの登りで、足へのダメージはあり、登る足の進みが遅くなりました。

途中で人がザワザワしていると思って横を向いたら、白い冬毛になった雷鳥がいます。冬毛の雷鳥を初めて見ることができました!ラッキーです。

そして、雷鳥の先には、燕山荘が見えてきました。後もう少しで稜線です。

燕山荘に着いたら、昼飯を食べるぞと、登っていきました。
燕山荘
さっそくチェックインをして部屋に案内してもらった後に、食堂で牛丼を頬張りました。

汁を吸ったタマネギが入った好きなタイプで、大満足です。
寝床は新館の方で、奥にあるトイレがとても綺麗です。3つの布団が敷けるスペースですが、隣は空いていたので、荷物置き場に使わせてもらいました。


必要な荷物を持って、燕岳に向かいます。
燕岳
燕山荘の受け付けの人に、チェーンスパイク、アイゼンのどちらが良いかと聞くと、アイゼンの方が多いようです。と言われました。ただ、上の方は雪がついていないとのこと。私はチェーンスパイクで行きました。

燕岳の山容は美しいです。
山頂からは鹿島槍ヶ岳、途中のイルカ岩と槍ヶ岳のコラボと写真を撮りまくります。


燕岳から下山してから、翌日の朝の撮影場所を探しに、大天井岳方面の縦走路を少し歩きました。朝の槍ヶ岳を撮影する狙いの構図があったのですが、そこまで行くと、大天井岳の山肌を撮れないのと、少し遠かったので、手前にあるフラットな場所に決めて、燕山荘に戻りました。
燕山荘の夕食
夕陽をみたら、燕山荘で夕食です。疲れた身体に、ハンバーグのタンパク質が補給されていきます。

夕食の際にはNHKの撮影隊もいて、その中で、赤沼さんの山を安全に楽しむためにという内容の話を伺い、ホルンの演奏を聴かせてもらいました。

多人数がアットホームな雰囲気になれた良い時間でした。
登山レビュー:燕岳(2日目)
日の出
翌朝は5時から朝食を食べる人は、食堂前に並ばないといけないので、15分前から並び朝食を食べ、カメラなど準備して外に出ます。
前日にチェックした撮影場所へ向かいます。若干明るくなっていたのと、縦走路も氷ったりしていなかったので、チェーンスパイクで問題なく行くことができました。

朝日に赤く染まることを期待していましたが、天候が良すぎたせいか、そこまでではありませんでした。
前日に天候が悪く湿気が残っている方が赤く染まるように思います。
ですが、気に入った場所で朝日のあたる槍ヶ岳を見て、撮ることができて、満足して燕山荘の建物の前の休憩場所に戻りました。
燕山荘~下山
お世話になった燕山荘に別れを告げ、中房温泉に向けて出発です。

途中、幾重にも山並みが続く景色を見ながら、下っていきます。北アルプスは山の規模が大きく、八ヶ岳にない魅力を持っています。

天候もよく、雪山と入っても危険箇所もなく、ゆったりと景色を楽しみながら歩きます。

第一ベンチまで降りると、雪の気配もほぼなく、今回の山行が終わった気分になります。無事、中房温泉に着いて、毎日アルペン号で帰路につきました。

全体的に雪が少なかったのは残念ですが、2日間とも天候に恵まれた山行でした。
おすすめの雪山登山グッズ
雪山グローブ:ラックナーグラブとイスカ ウェザーテック オーバーグローブ
雪山を始めるにあたって、最も悩んだのがグローブです。
雪山に行く前からグローブ沼にどっぷり浸かってしまって、悩み、色々と買ってしまいましたが、行き着いたのが『ラックナーグラブ』と『イスカ ウェザーテック オーバーグローブ』の組合せです。
私が行くレベルの雪山なら、下の雪山に必要な機能を全て持っていて、雪山グローブはこれだ!という結論に至りました。
①風をシャットアウト:暴風の中でも歩けるように
②保温機能:凍傷にならない、手が寒くて動かなくならない
③手で作業ができる:アイゼン装着、カメラ操作など
④インナーグローブ単体で使える:オーバーグローブなしで使用可
⑤濡れたら交換できる:濡れたグローブは凍傷になるので使えない
上記以外も、『ラックナーグラブ』は、未脱脂で油分を多く含んでいるウールを使用していて濡れに強く、厚いので保温性も高いのです。
『イスカ ウェザーテック オーバーグローブ』は、防風性が高く、これをつけるだけで風がなくなり暖かくなります。
サイズ感ですが、ラックナーグラブがMなら、イスカ ウェザーテック オーバーグローブもMでちょうど良いサイズ感となります。
▼冬靴:SIRIO(シリオ)P.F.731レビュー記事
雪山のグローブに悩んでいるなら、この組合せで、マイナス18℃の風速15m/sまで全然問題なく(それ以上かもしれませんが経験なし)、使い勝手もよいおすすめの雪山グローブです。是非チェックしてみてください。
▼ラックナーグラブ
▼イスカ ウェザーテック オーバーグローブ ブラック
SWANSサングラス~日帰りも夏山も雪山にも
SWANSのサングラスをずっと使っています。

SWANSを使い続ける理由は、コスパが良く、紫外線カットの寿命が長いからです。
SWANSで製造しているサングラスは、どのレンズカラーであっても紫外線吸収材料を練り込んで製造しているため、色の濃さに関係なく有害な紫外線を99.9%以上カットしています。また通常のご使用方法でしたら、時間によって劣化することはございませんので、安心してお使いいただけます。
※山本光学(SWANS)ホームページより抜粋:https://swans.co.jp/faq/detail/6/
特に、『SWANS OUTLAND BAATARA OL-110 CSK』は、下の特徴があり、登山用として使いやすいのです。
①紫外線カット率=99.9%
②軽い:23.5g
③明るめの可視透過率:40%と日陰でも見やすく、ずっと装着していられる
④偏光(PL)性能:雪山で雪面が見やす
⑤風よけ(サイドフード):雪山での強風に対応
▼『SWANS OUTLAND BAATARA OL-110』レビュー記事
おすすめのサングラスです。是非チェックしてみてください。
▼『SWANS OUTLAND BAATARA OL-110 CSK』
amazonはOL-106ですが、楽天とYahooはOL-110
温度計:-50℃~測定できる『サーモマックス50』
夏の北アルプスの夜、外に出ると寒っ!何℃?とか、冬の登山で今日は何℃?とか、知りたくなり購入したのが、『エンペックス 温度計 サーモマックス50(FG-5152)』です。

表示板が大きいので、温度が見やすく、なにより-50℃から測定できます。
※日本の最測史上の最低気温=41.1℃
私が温度計にほしかった、”低温が測れる”、”見やすい”、”紐があって装着しやい”という条件を満たした優れものです。価格も千円台とお手頃なのも嬉しい!
●測定範囲:-50~50℃
●重量(実測):22g
●サイズ(実測):全体5.5cm径、表示画面3.7cm径
●紐の長さ(実測):50cm
●日本の国内工場で生産
▼エンペックス『サーモマックス50』レビュー記事
おすすめの登山用温度計です。是非チェックしてみてください。
▼エンペックス 温度計 サーモマックス50(FG-5152)
▼雪山登山 野村仁著