こんにちは むうさんです^^
部屋に緑、グリーンを飾るために、いくつかトライしてきました。
その中から、「苔テラリウム」、「苔盆景」、「ミニ盆栽」をご紹介します。
まず今回は、「お部屋やデスクにグリーンを」の簡単な変遷と、『苔テラリウム』について、楽しくお伝えしていきます。
五感で楽しむ:苔テラリウム
苔テラリウムを知ったのは、家の中にグリーンがほしくて、苔が育てられないかとネットで調べていた時に、「五感で楽しむ苔」というセミナーを見つけて聞きに行ったことからです。
苔テラリウム作家の石河英作さんが、苔は五感で楽しめるよ、という主旨で、TSUTAYAさんのショップの会場で10名位の前で話をしてくれました。
そもそも、日本には1900種類ものコケが生えているとのことです。その中でも石河さんが、様々なコケにトライして、多くの数の苔テラリウムを作ったようです。
ですから、苔テラリウムでは、色々な形をした苔を育てることができます。
↓石河英作さんの著作『部屋で楽しむ 小さな苔の森 石河英作著』です。19種類ものコケについて、写真も綺麗で、初心者にわかりやすく説明してくれています。ぜひ、チェックしてみてください。
石河さんの話が面白く、その場で体感もさせてくれました。
苔テラリウムについては、田舎は苔は育つが、都会は湿度が高くなくて難しく、例えば、苔玉が茶色になってしまうのは都会では普通のこと。
なので、テラリウムのように湿度がコントロールできる環境でないと、都会ではすぐに駄目になるとのことでした。
ヨーロッパでは、小さな温室として育てていて、東南アジアからヨーロッパへ、ミニチュアの植物を移動させたのがテラリウムの由来のようです。
本が読めるくらいの明るさで育ち、全く日の光の入らないところでも育ってくれるので、部屋の中のデスクの上でも大丈夫とのことです。
このイベントのタイトルにある「五感で感じる」は森林セラピー(私はプロフィールにあるように森林セラピーのガイドをしています)に通じる所があって、参考にもなりました。
五感ということから、例えば香りについては、松茸の香りのするマツタケジャゴケの香りをかぐことができました。香りは確かにマツタケです。
また、色々なコケを見せてくれて、触らせてくれました。
下の写真のコウヤマンネングサは、かなり立派で草のようですが、大型の苔だそうです。触ると気持ちよかったですし、瑞々しくて綺麗ですね
極めつけは、
苔からエッセンシャルオイルを抽出して香りを取り出そうとしたり、天ぷらにして食べた話でした。
あっという間の時間に感じたことを含めて、
五感すべてについて、苔を触ったりと体感させてくれながら、色々と話しをしてくれました。
これをきっかけにして、
その後、苔テラリウムの教室に行って、自分でつくってきて、デスクの上に置いていました。
苔テラリウムを作って、育てて
苔テラリウムを置いていて、《良かったところ》は、
・デスクに置くと、いつもグリーンがすぐ目に入る
・世話があまりいらず、手がかからない
一方、《気づいた所》は、
・苔は生長がわかりにくく、育てている感じはしない ことです。
私が育てていたのは、ヒノキゴケです。
苔テラリウム教室へ行って、自作してきて綺麗だなと、嬉しくなりました。
講師の方からも、蓋をしっかりと閉めることによって、外からの雑菌が入らずに、カビたりしないということでした。
その通りで、2年間でカビが発生したことはありません。
苔も弱いながら殺菌成分のような揮発成分をだしているらしく、そのため蓋を締めておけば大丈夫のようです。
ですから、苔テラリウムは、いつもグリーンです。
茶色く枯れたりもしますが、はさみで枯れた部分をチョキチョキっと切ってしまえば、グリーンだけにすぐに戻ります。
下の写真のようなヒノキゴケの苔テラリウム(石河英作さん作)もありました。
ただ、芽が出て葉っぱができて花が咲いて、種ができるというように植物はステージがありますが、苔は緑の茎が大きくなるだけのような感じで、綺麗だと思って見ているだけになります。
成長を楽しむというよりも、目の前に常にグリーンがあることで和むといった感じでしょうか?成長などの変化を求める方には、ヒノキゴケは向いていなように思います。
育てたい方には向いている苔やテラリウムの作り方があるようで、
↓石河英作さんの著作『魅せる苔テラリウムの作り方 (部屋で育てる 小さな苔の森) 石河英作著』です。
写真も綺麗で、初心者にわかりやすく説明してくれています。ご興味のある方はチェックしてみてください。
例えば、育てることも楽しみたいのであれば、 タマゴケであれば、胞子体ができれば、綺麗なまん丸の胞子体を見ることができるので、そういった苔の成長を感じることができるようです。
上の写真のタマゴケ(右側)は、まだ胞子体はないですが、こんもりと綺麗なグリーン色をしています。
また、苔への水やりについてです。
苔は根っこがなく、体全体で水分を吸収するのです。ですから、水をあげる場合には、スプレーで水をコケに振りかけると苔が水分を吸収します。
蓋のある私のような苔テラリウムの場合は、水分がガラスケースから外へ出ていきにくいので、半年に1回程度の水スプレーでよく、手間がかからないのが良いところです。
デスクにグリーンがほしくて、手間を掛けたくない方には、苔テラリウムはぴったりです。
苔テラリウム 石河英作さんの本
①『部屋で楽しむ 小さな苔の森 石河英作著』
苔テラリウム作家の石河英作さんの本です。
楽しく、詳しく、作って、育てられるように、さらにトラブル対処法まで、苔の種類別に書かれた、初心者向けの本です。
苔テラリウムの基本的な作り方や育て方はもちろんですが、
さらに19種類のコケの種類別での作り方、育て方まで踏み込んで教えてくれます。
是非、チェックしてみてください。
②『魅せる苔テラリウムの作り方 石河英作著』
石河英作さんの『部屋で楽しむ 小さな苔の森』の続編です。
森などの自然では、苔は岩や倒木の上に生えていたりしています。
この本では岩の上に苔を養生させて育てるところを、タマゴゴケ、ヒノキゴケ、ホソバオキナゴケなど種類別に14種類の苔について教えてくれます。
そして、苔の寄せ植え?寄せ養生では、苔の組み合わせまで。
黒い岩の上に養生された緑色の苔の綺麗な写真がたくさん載っていて、見ているだけでも楽しめます。
さらに、養生した苔によるテラリウムの魅せ方、テラリウムのガラスケースや、照明など、を色々と紹介してくれています。
こちらの本も、是非、チェックしてみてください。
▼苔盆景とミニ盆栽をご紹介する後編は下のリンクから
www.muu0san.com