夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【全滅危機からの復活】クヌギとコナラ~大きな樹木を部屋で小さく育てる~ミニ盆栽《69》

こんにちは むうさんです^^

4月も下旬になり、部屋の出窓で育てているミニ盆栽も、新葉が出揃いました。

出窓で育てるミニ盆栽

出窓で育てるミニ盆栽

一部、葉を出してくれないものもあるので、見守っていかないといけませんが、クヌギコナラトウカエデケヤキイチョウと、すべて1つ以上は芽吹いたので、一段落です。

今回は、その中でも、昨年全滅しそうだったクヌギコナラミニ盆栽の春をご紹介します。

クヌギの春

昨年の最大の危機

クヌギは、ミニ盆栽を始めるきっかけになった樹木です。
どんぐりがたくさん落ちていたので拾ってきて、それなら発芽するかみてみよう!から始めました。

是非、下の記事も読んでみてください。

あわせ読みたい:クヌギのミニ盆栽

昨年、そのクヌギが全滅の危機に陥りました。
5月になっても芽吹かず、結局、芽吹いたのはミニ盆栽のうち2つだけ。他はすべて枯れてしまいました。

枯れたクヌギ(昨年:2023年)

枯れたクヌギ(昨年:2023年)

そして、芽吹いたのも7月になってから
今年はついに全滅かも……。と、とても心配していましたが、無事、昨年復活した2つのミニ盆栽と、1つだけ大きな鉢に植えたクヌギの、あわせて3つは、春になって、いつも通り芽吹きました。

2024春:クま君

昨年、生き残った1つです。

クま君

クま君

黒いミニポッドに、青いテープを貼っていて、名前「クま」と書かれています。

この”クま君”は、クヌギの大きなどんぐりをたずさえて、根っこを出して植えたので、根っこの部分も樹木化して、幹の下の方の自然なうねりが魅力です。

下の写真は、昨年生き残ったのですが、残念ながら葉っぱにならずに枯れてしまった芽です。

クま君:幹の下の方の自然なうねりが魅力

クま君:葉っぱにならずに枯れてしまった芽

ミニ盆栽は、樹木にとって栄養の少ない厳しい環境なので、ギリギリなのでしょうが、そこが魅力につながっているのだとも思っています。 

クは君

昨年、ひょんなことから、生き残っていることがわかった”クは君”です。

クヌギのクは君

クは君

3年目の春とは思えないほど、小さいままです。

白いポッドの巨人

3つ目のクヌギは、あまり紹介してきませんでしが、出窓で育てていて、最初からの住人”クヌギ:白いポッドの巨人”です。

下の写真の通り、白い大きなポッドで育てていて、別格のサイズ感です。

クヌギ:白いポッドの巨人

クヌギ:白いポッドの巨人

上をみると、葉っぱは順調にでています。
昨年も、このクヌギだけは4月にしっかりと芽吹いていました。

白いポッドの巨人は、例年どおり芽吹いています。

白いポッドの巨人は、例年どおり芽吹いています。

まとめると、クヌギは3つが2024年に芽生えました。

コナラの春

意外とタフだったコナラ

コナラも、最初の年に、森の中の実生を拾ってきてミニ盆栽にしたのですが、夏になると全て枯れて全滅しました。
ただ、再チャレンジと、どんぐりを拾って育て始めたのが、今のコナラのミニ盆栽たちです。

その時の想定原因と対策なども書いていますので、是非、下の記事も読んでみてください。

あわせて読みたい:コナラのミニ盆栽

今になってみると、どんぐりから芽生えた環境と異なる環境へ植え替えたのが致命的だったと考えています。
当時は、クヌギの方がタフ!と思いましたが、今ではコナラの方が全滅しかかっているクヌギより、生命力が強いと考えています。

2024春:3つのコナラ

葉っぱが幹の上の方にだけつくように、盆栽としての景観が悪くなることもなく、とても順調です。

コナラはよいミニ盆栽

葉っぱの様子が一つずつ違うのは面白いところです。

1つ目は、葉脈の緑色がとても濃いコナラ、”コあ君”です 

葉脈の緑色がとても濃いコナラ、”コあ君”

葉脈の緑色がとても濃いコナラ、”コあ君”

2つ目の”コお君”と3つ目の”コそ君”は、葉っぱがたくさんあり、ミニ盆栽の景観がとても良いです。

”コお君”

コナラ:コお君

コナラ:コお君

”コす君”

コナラの”コす君”

コナラの”コす君”

苔が生えた”コす君”

最後に紹介するのは、ポッドの土に、なぜか苔が生えた”コす君”です。情緒がみえて、なかなか良いです。

コナラの”コす君”

コナラの”コす君”

ポッドには苔が

ポッドには苔が

このように、コナラは4つが2024年に芽生えました。

どんぐりのこと、クヌギのことを知りたいなら

おすすめの本を2冊ご紹介します。

▼新装版 タネはどこからきたか? 鷲谷 いづみ (著), 埴 沙萠 (写真)

リアルなどんぐりの生態の写真と説明で、どんぐりってこういうことだったんだと知ることができる本です。

どんぐり以外のタネのことも含めて、説明されているので、タネ全般のことがわかることで、どんぐりがどういう特徴があるのかも知ることができます。
鷲谷 いづみさんと、植物写真家の埴 沙萠さんのこのシリーズはどの本もおすすめです。

▼アセビは羊を中毒死させる 渡辺一夫著

クヌギをはじめ28種類の樹木の個性と生き残り戦略が簡潔な言葉で書かれていて、どなたでも読めるやさしい本となっています。

クヌギのどんぐりがなぜ大きいのか?一方、大きいと不利な点は何なのか?など、好奇心をくすぐります。渡辺一夫さんのこのシリーズは、他に2冊あり、どれも超おすすめです。

撮影機材

拡大して撮影するには、スマホではできないので、ミラーレスカメラ『SONY α7初代』、『SONY α7RⅢ』を使って、レンズもマクロレンズSIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO Artを使ってします。

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下のレビュー記事を是非、ご覧ください。

▼α7中古とSIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO Artで実感写真レビュー~おすすめのマクロレンズ~