夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【登山靴レビュー】シリオ P.F.46-3 TTN~甲高、幅広の日本人に合ったタフなSIRIOのトレッキングシューズ~

こんにちは むうさんです^^

今年も北アルプスの山を登ってきました。

北アルプス常念岳へ登頂

北アルプス常念岳へ登頂

2023年は初めての常念岳です。

▼常念岳の山行ブログ

北アルプスのような険しい山への登山で重要なのは、登山靴です。

私の足は甲高、幅広なので、海外メーカーの登山靴が合わず、ずっと履いてきたのが、見本ブランドの『シリオ(SIRIO)』です。

今回は、北アルプス登山でも、日帰り登山でも、対応幅の広い登山靴シリオ P.F.46-3 TTN』をご紹介します。

『シリオ P.F.46-3 TTN』

『シリオ P.F.46-3 TTN』

▼シリオ『P.F.46・3 TTN』

登山靴メーカー:シリオ(SIRIO)

シリオ株式会社は、日本の会社で、コンセプトは「日本人専用木型の登山靴シリオ」です。

登山靴メーカー:シリオ(SIRIO)

登山靴メーカー:シリオ(SIRIO)

靴の木型って、日本人専用でないと駄目なの?と私は思いましたが、回答がシリオのホームページにある「SIRIO CONCEPT」で説明されていました。

欧米人と日本人の足型の違い

日本人の足を幅広にした、独自の履物文化。

靴を開発した欧米の履物文化とは異なり、日本ではワラジやゾウリ、下駄などの独特な履物が主に使われてきました。

この履物文化が、日本人に多い甲高幅広や偏平足を生み出す背景になり、自分に合う靴となかなか出会えない原因のひとつとなっています。

そのような日本人の足を研究するとひとつの特徴的なパターンがあります。足の長さと幅の比率が欧米では10対3.5の人が多いのに対し、日本では10対4が半数以上を占めるという事です。

このように、日本人の足の長さと幅の比率は、10対4と、欧米人の10対3.5より幅広だということです。

私の足も「甲高、幅広」ですから、まさにシリオの靴がぴったりです。

▼シリオ『P.F.46・3 TTN』

シリオに出会うまで

登山用品ショップの好日山荘に行って、登山靴を試着しました。事前に調べて行ってほしかったのが、SCARPA(スカルパ)のシューズ。

理由が、シューレースをロックするフックがあることでした(下の写真参照:写真はシリオ P.F.46-3 TTN)。

シューレースをロックするフック

シューレースをロックするフック

ですが、甲高の私は、足の甲がアッパーの裏に当たってしまい痛い感じです。買いたい一心で、何度も履いて履けないかめげずにチェックしましたが、最後に諦めました。

他にも、LA SPORTIVA(スポルティバ)など、いくつかのメーカーの登山靴を履いてみましたが、足とのマッチングがよくなく、私の足に合う登山靴はないのでは?と思った先に、出会ったのがシリオ(SIRIO)です。

甲高幅広の私の足にピッタリの「シリオ P.F.422(現在は廃番)」です。

そんな「シリオ P.F.422」も、百名山を40座以上登るうちに、ソールが磨り減ってしまい、アッパーも傷んできたので、買い替えたのがシリオ/SIRIO P.F.46-3 TTNです。

『シリオ/SIRIO P.F.46-3 TTN』

『シリオ/SIRIO P.F.46-3 TTN』

シリオ/SIRIO P.F.46-3 TTN

P.F.46-3のスペック

シリオの登山靴の中でも、ハイキングから登攀(岩場をよじ登るような登山)の中間に位置するグレードのもので、ほぼ万能な登山靴になっています。

スペックとしては下のとおりです。

シリオ/SIRIO P.F.46-3 TTN スペック

シリオ/SIRIO P.F.46-3 TTN スペック

ハイカットのシューズなので、足首の保護もしっかりとしていて、北アルプスの縦走などにも履いていけるスペックです。

北アルプス縦走にも履いていきました

北アルプス縦走にも履いていきました

3E+と広いワイズに、甲高のアッパーが包み込んでくれる履き心地です。

シャンク(靴のソールが曲がらないようにするプラスチックのプレート)も入っているが、ソフトになっています。

また、当然のようにGORE-TEXですので、雨天でも、川の渡渉などでも、登山靴の中に水は入ってこないですし、水蒸気は通す(透湿)ので足の蒸れも軽減してくれます。

シリオ P.F.46-3 TTNは『GORE-TEX』

シリオ P.F.46-3 TTNは『GORE-TEX』

ソールは、「vibram MEGAGRIP」なので、岩場、不整地でグリップ力を発揮してくれ、ドロ落ちも良いパターンになっています。

vibramソール

vibramソール

▼シリオ『P.F.46・3 TTN』

私がP.F.46-3を購入した5つの理由

そんな『シリオ/SIRIO P.F.46-3 TTN』を私が購入した5つの理由をご紹介します。

購入した5つの理由

①甲高幅広の私の足にピッタリ

ハイキングから北アルプス縦走までの対応の広さ

③シューレースフックがある

④トーガードがある

⑤ソールの張替え対応

1つ目は、何度も触れているように、甲高幅広の私の足にピッタリだったこと。甲高幅広の足の方には、超おすすめです。

シリオ P.F.46-3 TTNは甲高幅広の私の足にピッタリ

シリオ P.F.46-3 TTNは甲高幅広の私の足にピッタリ

2つ目は、私がしている山登りのすべてが、この一足でできることです。
岩場をロープを使ってよじ登るようなことはしていないですし、冬山も行きません。一方で、北アルプスの縦走や、関東近郊の日帰り登山、ハイキングなどにも行きます。そのなんでも使えるオールマイティー性が気に入っています。

青矢印がシューレースフック

青矢印がシューレースフック

3つ目は、上でも書いたシューレースフックがあること。

これの良い点は、紐を結んでいて、上の2つのフックに掛ける前に、しっかりとシューレースフックで紐を固定できることです。手を離しても、シューレースは緩みません

ですから、登山靴の紐をしっかりと結びやすいのです。

写真の真ん中のフックに紐が固定されて緩まない

写真の真ん中のフックに紐が固定されて緩まない

4つ目は、トーガードがあることです。
岩場に行くと登山靴のつま先が岩に当たって傷んできます。それでアッパーが傷んで登山靴の寿命がくるケースもあります。実は、最初に履いた「シリオ P.F.422」がそのいパターンでした。

トーガードがアッパーを傷から守ります

トーガードがアッパーを傷から守ります

トーガードがあることで、アッパーの傷みを防止して、登山靴の寿命を伸ばしてくれます

5つ目は、ソールの張り替えができること。
アッパーが傷まないならソールの寿命が先にくるので、そこで登山靴を買い替えるのではなく、ソールだけ張り替えることで、お値段として半分以下で抑えられます。また、自分の足にフィットした登山靴をそのまま履けるメリットもあります。

▼シリオ『P.F.46・3 TTN』

シリオ/SIRIO P.F.46-3 TTNまとめ

私の考える登山靴としては、ほしい機能はすべて持っていて、欠点がなくパーフェクトなシューズ、それがシリオ/SIRIO P.F.46-3 TTNです。

一つの登山靴で、いろいろな山に登りたい!

一つの登山靴を、長く使いたい!

価格は抑えめであってほしい!

という方には、とてもおすすめの登山靴です。是非チェックしてみてください。

▼シリオ『P.F.46・3 TTN』