夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【登山】北アルプス 常念岳~山小屋泊:準備編~登山靴シリオ『P.F.46・3 TTN』と南安タクシーでアクセス~

こんにちは むうさんです^^

過去に何度か登ろうとして登れていなかった、北アルプスの常念岳に、ようやく登頂しました。

常念岳

常念岳

北アルプスで最も目立つ槍ヶ岳から2度ほど、その勇姿は見ていました。

槍ヶ岳の勇姿:常念乗越より

槍ヶ岳の勇姿:常念乗越より

今回は、コロナを経て変化した北アルプス登山の山小屋事情と準備をメインに、ご紹介します。

常念岳へのルートとアクセスと山小屋

常念岳へのルートは一の沢から

常念小屋に1泊しての常念岳へのルートは2つあります。
一つは、三叉登山口からのルート、もう一つが一ノ沢登山口からのルートです。

常念岳への登山ルート(北アルプス山小屋ガイドブックより)

常念岳への登山ルート(北アルプス山小屋ガイドブックより)

上のルート図は、常念小屋にご自由にお持ちくださいと置かれていた「北アルプス山小屋ガイドブック」からの抜粋です。

今回は、同行者が初級者のため、なるたけリスクが少なく、やさしいルートを選ぶ必要がありました。三股からのルートは時間がかかる上に、ガレ場で歩きにくいルートであるため、一ノ沢からの往復ルートとしました。

とはいえ、一ノ沢登山口の標高は1260m、常念小屋が2466mと、1206mの標高差がありますので、決して楽なルートではありません。

さらに、常念小屋から常念岳へは、登りが1時間(標高差411m)、下りが45分がコースタイムです。

常念岳へのルート

ルート初日:一ノ沢登山口→大滝→胸突八丁→常念乗越→常念小屋(泊)

ルート二日目:常念小屋→常念岳→常念小屋→一ノ沢登山口

標高差:約1600m(一ノ沢登山口1260m→常念小屋2466m→常念岳2857m)

コースタイム:初日=4時間35分、二日目=4時間55分

まとめると、上のようなコースにしました。

今回のコースは、常念岳に登るルートとしては最もやさしく、初級者でも十分に登れるコースですし、山の上で朝を迎える至福の時間を過ごすこともできます。

常念乗越からの雲海と日の出

常念乗越からの雲海と日の出

常念岳へのアクセス

たとえば、夜行バスであれば、毎日アルペン号に東京の竹橋で前日の夜に乗れば、朝4時台に一ノ沢に到着できます。ただし、見送りました。 

今回は、交通費を抑えるためと、夜行バスだと前日の睡眠時間を確保できないので、早朝出発で車で行くことにしました。

ただし、一ノ沢登山口に到着するのが10時過ぎになるので、駐車場が混雑していると、停める場所がなく、登山スタートできません。そのリスクを回避するために、タクシーを使うことにしました。

一ノ沢登山口(タクシーにて)

一ノ沢登山口(タクシーにて)

南安タクシーの駐車場に停めて一ノ沢登山口へ

安曇野インターすぐに、南安タクシーがあります。
常念小屋でタクシーをお願いすると、南安タクシーにつながるのが普通です。

一ノ沢登山口の駐車場が空いていないリスクを回避するために、南安タクシーの駐車場に停めさせてもらい(駐車場代1000円)、タクシーで一ノ沢登山口へ向かいました(タクシー代6340円)。

混雑している時期には使える方法だと思います。

一ノ沢登山口へのアクセス

・東京からは自家用車(早朝出発 9時すぎに南安タクシー着)

・南安タクシーの駐車場に車を預ける

・南安タクシーで一ノ沢登山口へ

・帰りは、常念小屋でタクシーを呼んで、南安タクシーへ

常念小屋は予約が必要

山小屋は、元々は緊急避難的な場所でもあるので、予約なしでも泊まれました。

ところが、コロナを経ると、多くの山小屋では予約を必要としています。常念小屋も例外ではなく、予約が必要です。ということは、予約無しでは泊まれませんし、予約が取れないと行くことができません。

早朝の常念小屋

早朝の常念小屋

常念小屋の場合は、宿泊日の1月前の同日の朝8時から予約を受付ます。今回は、梅雨明けの土曜日でしたから、混雑必至の日!朝から電話をかけまくりましたが、取れたのは1時間後です。

また、宿泊費も5年前は1万円で1泊2食だったと思いますが、人数を制限しているせいなのか、今では1万5千円と高くなっています。

常念小屋

・事前の予約が必要
※繁忙期の週末の予約を取るのは大変

・宿泊費は、以前より上がっていて1泊2食で1万5千円

常念岳への登山道からの常念小屋と横通岳

常念岳への登山道からの常念小屋と横通岳

登山靴

日本人専用木型のシリオ

最近はローカットの登山靴を履いている人もいますが、岩場だったり、ガレ場だったりする北アルプスでは、足をくじくリスクの少ないハイカットシューズが安心だと思います。また、岩場ではソールが硬い方が、岩場でグラグラせずに立てるので、疲れにくい効果もあります。

登山靴も色々とありますが、甲高で幅広のわたしの足に合う登山靴メーカーは『シリオです。

私は、登山を始めてからずっとシリオの登山靴を履いています

他のメーカーだと足の甲がアッパーに当たったり、幅が狭いので2サイズ程度大きくしても駄目だったりでした。シリオなら「日本人専用木型の登山靴」のため、4E+などの幅広の登山靴も用意されています。

もちろん、GORE-TEX、vibramソールという定番は外していません。

シリオ『P.F.46・3 TTN』

私が履いているのは、シリオの『P.F.46・3 TTNです。

アッパーが皮だとワックスなどを塗るなどの手入れが必要になって面倒なのと、ソール(靴底)の硬さが、ハイキング用よりは硬く、本格的な岩場を登るような登山靴より柔らかいので、ちょうど私のスタイルに合っていたからです。

ソールがそこまで硬くないので歩きやすく、それでいて北アルプスは一部を除けばどこでもいけるような登山靴で、日帰り登山から北アルプスまでと、使える範囲が広いことが選んだ一番の理由です。

『P.F.46・3 TTN』のスペックは次の通りです。

シリオ『P.F.46・3 TTN』のスペック

シリオ『P.F.46・3 TTN』のスペック

ワイズは広めの3E+、ソールスタンスはソールの硬さを表し数字が小さい方が硬いです。ハイキング用は10cmと柔らかく、本格的な岩場を登るような登山靴は5cmなので、ちょうど中間のようなソールの硬さです。

登山靴シリオ『P.F.46・3 TTN』

登山靴シリオ『P.F.46・3 TTN』

写真にある通り、黒いトーガードが先端を守ってくれているので、岩などに当たってもアッパーが傷みにくいです。北アルプスなどの岩のある登山道を歩く時はこれは大きなポイントです。

日帰り登山から北アルプスまで使える万能性、そして幅広、甲高の日本人の足の木型をもとに設計されていることなど、シリオ『P.F.46・3 TTN』はおすすめです。是非、チェックしてみてください。

▼シリオ『P.F.46・3 TTN』