夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【学び】茶の湯をまなぶ本:茶道文化検定公式テキストは、茶道について網羅された事典

こんにちは むうさんです^^

むうさんは、茶道の小堀遠州流の名取(なとり)で、奥之伝を修めていて、茶道のお点前をするのも、見るのも大好きです。

遠州流茶道 許證

遠州流茶道 許證

上の写真の許證とは、身につけて学び終えた証(あかし)です。
私の場合は、上に書いた通り奥之伝を学び終えていただいたものです。

また、宗号である宗◯というお名前もいただいております。宗号とは茶道の世界においては茶人としての名前となります。

ただ、お茶室での振る舞いや、お点前の作法について詳しいですが、茶道全般、歴史やお道具の話などは、お茶のお稽古の中で網羅的に学べないので、人に聞かれた時に答えられるように学んでおきたいと思いました。

茶道文化検定公式テキスト

茶道文化検定公式テキスト

そこで、茶道文化検定を受験して、その過程で学ぶことにしました。今回は、茶道文化検定公式テキストのブックレビューです。

▼茶の湯がわかる本 改訂版 茶道文化検定公式テキスト3級

▼茶の湯をまなぶ本 改訂版 茶道文化検定公式テキスト 1級・2級

▼茶道文化検定公式問題集12 1級・2級・3級・4級

茶道文化検定とは

茶道文化検定のホームページをみてみると、

特徴

「茶道文化検定」は、茶道の流儀にかかわらず、伝統文化である「茶道」を通じて日本文化を幅広く学ぶことを目的に、裏千家15代家元 鵬雲斎千玄室大宗匠により発案され、平成20年から令和元年まで、年1回日本全国の会場にて紙試験を実施してまいりました。

これまでの受検者は累計約6万人に上り、12年の間、茶道を通じて日本文化を学ぶ一助となるよう運営してまいりました。旧「茶道文化検定」では小学生から90代の方まで、幅広い年齢層の方々に受検いただいておりました。多くの受検者より、「茶道の文化について勉強する機会になった」「普段のお稽古では学べない茶道の歴史などについて学ぶことができお稽古が楽しくなった」などのお声をいただいております。

上にある通り、最近(令和5年4月)内閣総理大臣顕彰が授与された裏千家の15代家元 鵬雲斎千玄室宗匠によって発案され、平成20年(2008年)から実施されてきた茶道の検定試験です。

茶道について系統的に学ぶことができるのが特徴です。

茶道のお稽古だけではなく、歴史、文化、お道具、その他諸々のことを学びたいなら、検定試験を受験するかしないかはともかくとして、公式テキスト本を勉強することはとても意味があります。

裏千家が始めたことなので、一般財団法人 今日庵 茶道資料館が主催となっています。今日庵は千利休から裏千家が受け継いだ茶室となります。

主催:一般財団法人 今日庵 茶道資料館

主催:一般財団法人 今日庵 茶道資料館

茶道文化検定公式テキストで学んでみて

私は、まずは茶道文化検定3級の公式テキスト本から学習しました。

正直な話、勉強してとても良かったです。お茶のお稽古でも、お道具の話がわかるようになりましたし、お茶が中国から日本へ伝わってきて、広まっていくまでの歴史を知ることで、茶の湯への興味が増しました。

茶道は点てるのも、見るのも楽しい

茶道は点てるのも、見るのも楽しい

茶道文化検定公式テキスト3級の目次は下のとおりです。

目次

一章 茶のこころ

二章 茶の歴史

三章 茶事・茶会

四章 茶道具

五章 茶室・露地

各章について、ご紹介します。

▼茶の湯がわかる本 改訂版 茶道文化検定公式テキスト3級

一章 茶のこころ

お茶を学ぶ上で、基本的なことが書かれています。 

一章 茶のこころ

・二十四節気、五節句などの季節のこと

・夜明けの名水など、茶人の逸話

・わび・さびの美意識

・和敬静寂の四規と利休七則

五節句とは、七草粥の”人日”、桃の節句の”上巳”、菖蒲湯の”端午”、そして”七夕”、菊の節句の”重陽”の5つです。それぞれに、亭主が人を迎えるに相応しい道具を取り合わせるなど、知っておきたいことです。

二章 茶の歴史

二千年以上前のお茶の飲み方から、現代までのお茶の歴史です。

二章 茶の歴史

・喫茶の起源から、日本へ伝来してから抹茶まで

・足利義政とわび茶の誕生

・信長・秀吉と利休の茶の湯

・江戸時代の大名茶と豪商の茶

・明治以降の数奇者によるお茶

抹茶という飲み方が、鎌倉時代に中国から伝わってきましたが、現在、日本では茶道、茶の湯として残っていますが、中国で抹茶を飲む文化はありません

このあたりも面白いと感じました。日本では、抹茶を単に流行りの飲み方に留めることなく、文化にまで押し上げたことが現代にまで残っている理由でしょう。

その後の、戦国時代の茶の湯の歴史など、そういうことだったんだと学びが多かったです

三章 茶事・茶会

三章 茶事・茶会

・茶事・茶会に出席する時の準備

・茶事の流れ(風炉と炉の時期の違いなど)

・茶会の流れ

・和菓子と茶花について

お茶事、茶会などは、私は行く機会が少ないので、なかなか学べていなかったのですが、知識を持つことは大切だと感じました。

さらに、和菓子と茶花は、普段のお稽古のときにちょこっと程度でしたので、系統的に学べて良かったです。

この章は、恥をかかないような知識として必須だと思いました。

茶道文化検定公式テキスト

茶道文化検定公式テキスト

▼茶の湯をまなぶ本 改訂版 茶道文化検定公式テキスト 1級・2級

四章 茶道具

道具の話は、私には面白いし、興味深いです。
実際に、自分で購入する時の参考にもなりますし。なかなか買えないですが……。

四章 茶道

・掛け物、花入など、床の間の道具

・釜、茶入、茶杓、茶碗など、お点前の道具

・茶碗、建水、済道具一式、煙草盆

・茶道具に使われる主な素材・技法(焼締、染付、祥瑞、…)

茶碗ひとつとっても、高麗茶碗の中の刷毛目(はけめ)粉引(こひき)など、色々ありますし、漆器も一閑張、螺鈿(らでん)などの説明もあり、勉強になりました。

五章 茶室・露地

茶室のつくり、構造や畳のレイアウトによる名称など、お稽古の時は畳が同じ構成で変わらないので気がつかなかった、様々な茶室の工夫に驚きました。

五章 茶室・露地

・茶室の歴史

・茶室の間取りや窓、天井などの構造

・有名な茶室の説明

・露地の構成

知らないといけないことばかりです。
とはいえ、有名な茶室の説明を読んでいると、茶室めぐりをしたくなり、近場から行ったりしています。

茶道文化検定公式テキストはおすすめ

上では3級の茶道文化検定公式テキストの中身を紹介しましたが、1、2級となると、さらにボリュームが増えて、本格的に学習できます。

茶の湯をまなぶ本 改訂版 茶道文化検定公式テキスト 1級・2級は、まさに茶の湯の事典です。

3級(左)と1,2級(右)の本の厚みの違い

3級(左)と1,2級(右)の本の厚みの違い

茶道をやっている人なら、知っておきたい内容となっています。
目次は下の通りです

茶道文化検定公式テキスト1,2級 目次

一章 茶の歴史

二章 茶事・茶会

三章 茶道具

四章 茶と禅

五章 茶席の花

六章 懐石

七章 菓子

八章 茶室・露地

九章 茶業

これ以外に、巻末付録として
・茶道史年表
・主要茶道系譜
・主要禅僧系譜
・利休百首歌
が資料としてついています。

その上、面白いのがコラムです。下のような内容です。

コラム

・おぼえておきたい茶人

・日本のおもな茶家と流儀

・主として茶道具に使われる焼き物の分類

・おぼえておきたい茶書

・国宝と重要文化財の主要茶室

・おぼえておきたい名数

と、お茶への知識欲を満たすには十分すぎる内容です。

茶道文化検定を受験するもよし、お茶を系統的に学ぶためのテキストと使ってもよし、茶道文化検定公式テキストは、とてもおすすめです。是非、チェックしてみてください。

▼茶の湯がわかる本 改訂版 茶道文化検定公式テキスト3級

▼茶の湯をまなぶ本 改訂版 茶道文化検定公式テキスト 1級・2級

▼茶道文化検定公式問題集12 1級・2級・3級・4級