こんにちは むうさんです^^
レンズ収納には、『ハクバ ドライボックスNEO 5.5L』を使ってきました。
5.5Lはカメラを入れるのにはいいのですが、内寸の高さが10.5cmと低く、長い鏡筒のレンズだと横にして収納することになります。レンズに変な力がかかりそうなので、下の写真のように素直に縦に収納したい!と思いました。
そこで今回購入したのが『ハクバ ドライボックスNEO 9.5L』です。内寸の高さが20.0cmなので、今私がもっているすべてのレンズで縦に収納できます。
今回は、『ハクバ ドライボックスNEO 9.5L』の除湿性能、レンズ専用防カビ剤『レンズがカビない君』/『レンズフレンズ』についてもレビューしていきます。
▼ハクバ ドライボックスNEO 9.5L(乾燥剤同梱)
▼ハクバ レンズ専用防カビ剤フレンズ 2袋分パック(4個入り)
レンズ収納 適度な湿度は?
収納時のレンズの最大の敵は、湿気によるカビです。
温度10~35度・湿度60%以上になると、カビの発生が増加するので、
30~50%の間が、カビが発生しづらくカメラやレンズには適湿
のようです。
ですから、少なくとも湿度が60%を切る環境で、できれば30~50%の湿度で保管する必要があります。
『ハクバ ドライボックスNEO 9.5L』に同梱されている強力乾燥剤『キングドライ』のパッケージをみても、 ”湿度を40%前後に保ちます” とあります。
ハクバ ドライボックスNEO 9.5L 実感レビュー
外観と外形
下の写真の通り『ハクバ ドライボックスNEO 9.5L』を入手しました。
天面にいろいろと書いてあるので、見てみると、
下の方に、スモークタイプとクリアタイプ(実際は半透明)と書かれています。
今回購入したのはスモークタイプ。
スモークタイプが紫外線を防ぐなどという機能的な記載はないので、好きな方を選べばいいようです。
私は、外からあからさまに見えない方がいいと考えて、スモークタイプにしました。
5.5L、9.5L、15.0Lの3タイプが揃っています。
ただし、ドライボックスは、カメラやレンズを取り出したり、収納したりとそれなりの頻度で開けます。ですから、大きいものだと開けるたびに湿度が上がると思うので、なるたけ小さいものを選んだ方がいいと考えました。
そこで、
最初に5.5Lを購入して、今回9.5Lを購入しました。
スペックを比較してみると、
外の寸法をみると、高さHだけが異なり、”W330×D220”と同じです。
そして、重ねることができます。
このように、
ハクバのドライボックスのいいところは、重ねられるところ
です。
私の場合は、
9.5Lを下に置いて、その上にカメラの入った5.5Lを載せています。
置くスペースも貴重ですから。
9.5Lならレンズを縦に収納できる
今回の最大の目的は、レンズを縦に収納できるようにすることです。
5.5Lだと、写真の通り、「シグマ 105mm F2.8 DG DN MACRO/ART」を縦に置くと蓋が閉められません。
これが、9.5Lですと最初の写真の通り、縦に収納できます。
かなり余裕がある感じで、
一番長い「RF70-200mm F2.8 L IS USM」も、9.5Lなら余裕で縦に置くことができます。
▼ハクバ ドライボックスNEO 9.5L(乾燥剤同梱)
湿度コントロールと防カビ剤
今回購入した『ハクバ ドライボックスNEO 9.5L』には、乾燥剤の『キングドライ』が同梱されています。
ただ、高価なレンズ「RF70-200mm F2.8 L IS USM」を購入したこともあり、防カビ剤も一緒に購入しました。
▼「RF70-200mm F2.8 L IS USM」のレビュー記事です。ご覧ください。
▼ハクバ の『ドライボックスNEO 9.5L』の蓋部分と『レンズ専用防カビ剤』
右下が乾燥剤の『キングドライ』、左下がレンズ専用防カビ剤『レンズがカビない君』で、『レンズフレンズ』と同じものが4つ入っています。
▼蓋の特徴は密閉性がしっかりとした白いパッキンゴム
実際に、5.5Lを使ってきた実感から密閉性は非常に優秀で、湿度が高いときでもドライボックス内はしっかりと30~50%の湿度に保たれています。
▼乾燥剤の『キングドライ』
15gが二つ同梱されています。
この乾燥剤『キングドライ』は、一般的なシリカゲルではなく、酸化カルシウムが使われていて、長期間持つようなものになっています。
交換頻度は半年に一回です。
そのかわり湿度が下がるスピードが遅く、半日かかって湿度が下がっていくような感じです。ですから、頻繁に開ける方は、シリカゲルも併用してもいいと思います。シリカゲルはダイソーなどの百均ショップでも売っています。
▼レンズ専用防カビ剤『レンズがカビない君』
4個入りなのですが、使用しない場合はジップロックを締めておけば、保管できるようです。目安は20Lに一つなので、5.5Lと9.5Lそれぞれ一つずつで十分です。
▼レンズカビ培養テスト
パッケージにかかれた内容によると、レンズにつきやすいカビは湿気が少なくても繁殖するカビらしいです。
そんなことを言われたら、湿気だけではなく防カビ剤が必要!と思わされてしまいます。レンズカビ培養テストではっきりと効果がでているので、年に1回の交換頻度なら良しでしょう。価格も4個で約千円ですから、年1回なら許容内です。
▼レンズ専用防カビ剤『レンズがカビない君』有効期限など
先に年に1回と書きましたが、写真の通り有効期限は1年です。来年の梅雨の前に交換することになります。
あと、とても重要なことが、使用方法に書かれています。
「常温で気化し、気化ガスは空気より若干重いので、なるべく上部に置いてください。」
とあり、レンズの上方に置く必要があります。
▼ハクバ レンズ専用防カビ剤フレンズ 2袋分パック(4個入り)
ハクバ ドライボックスNEO:蓋に乾燥剤と防カビ剤を設置
『ハクバ ドライボックスNEO』では、下の写真の通り、蓋に脱着式のホルダーがあり、このホルダーへ乾燥剤と防カビ剤を入れて設置できます。
▼ホルダーへ乾燥剤と防カビ剤を入れます。
▼ホルダーを閉めます。
▼蓋に爪があるので、装着します。
▼ドライボックスNEOの蓋をしっかりと閉めます。
こうすることで、防カビ剤をレンズやカメラの上方に置くことができて、気化した防カビのガスが空気より少し重く、レンズの方へ下りていきます。
『ハクバ ドライボックスNEO』は、しっかりと考えられています。
湿度コントロール結果
ドライボックスを閉める直前の湿度は、約80%でした。梅雨の時期でジメジメしていますから、湿度が高いです。
1日後に確認してみると、約40%に下がりました。狙い通りです。
購入したレンズにカビが発生しないように、ハクバ ドライボックスNEOで、湿度を下げて、防カビ剤をいれて、これで完璧です。レンズにカビを生やしてしまった経験がある私はしっかりと対策しました。これだけやれば大丈夫だと思います。
ハクバ ドライボックスNEOは、5.5Lと9.5Lは重ねられるので設置スペースも抑えられます。レンズを縦に収納したい場合は9.5Lを、カメラにレンズを装着したまま収納する場合は5.5Lがおすすめです。
湿度コントロールと防カビ剤でカビを防止するのは、レンズの保管に必要なので、ハクバ ドライボックスNEOと防カビ剤は、おすすめです。是非、チェックしてみてください。
▼ハクバ ドライボックスNEO 5.5L(乾燥剤同梱)
▼ハクバ ドライボックスNEO 9.5L(乾燥剤同梱)
▼ハクバ レンズ専用防カビ剤フレンズ 2袋分パック(4個入り)