こんにちは むうさんです^^
今回は、ミニ盆栽をはじめてから読んだ本で、参考になった3冊とご紹介します。
『超ミニ盆栽 岩井輝紀著』、『四季のミニ盆栽 山田香織著』、『小さな盆栽の作り方・育て方 山田香織著』の3冊です。
▼『超ミニ盆栽 岩井輝紀著』
▼『四季のミニ盆栽 山田香織著』
▼『小さな盆栽の作り方・育て方 山田香織著』
『超ミニ盆栽 岩井輝紀著』
ミニ盆栽ありきではなくて、ミニ盆栽の良さ、魅力を伝えます!というところからスタートします。
盆栽という言葉の響きから伝わってくるのは、何年もかけて育てて、やっと鑑賞できるもの、また、松のような渋めの樹木のイメージでしょうか?
思いどおりに仕立てるのに何年もかかる盆栽を、もっと簡単に、時間をかけずに狭い場所でもできるしたのが、超ミニ盆栽ということです。
苗木の用意ができれば、つくってすぐに飾っで鑑賞できるのが、ミニ盆栽。
私が思うに、
短期間で、狭い場所に、可愛らしいグリーンが飾れるのが一番の魅力です。
そして、ミニ盆栽の楽しみは大きく3つ。
・幹や枝の形を、自由につくりあげていける。
②育てる楽しみ
・手をかければ何年も成長しつづけ、変化も楽しめる。
③飾る楽しみ
・雑貨のようなかわいらしさ、身近なものを使って、手軽に素敵に飾れます。
すぐに飾れて、育てて、つくる楽しみがあるのが、ミニ盆栽の魅力に共感!します。
2.超ミニ盆栽をつくる
3.超ミニ盆栽の手入れ
4.超ミニ盆栽を飾って楽しむ
5.いろいろな調整ミニ盆栽
と、上の3つ楽しみをすべて伝えてくれます。
透明ケースの中のミニ盆栽、デスクの上、キッチンや本棚、テーブル、椅子の上など、様々な場所にちょこんとしたミニ盆栽を飾った写真が載っていて、イメージが膨らみます。
ミニ盆栽を始めようと思ったら、先ず読むのにおすすめの本です。
▼『超ミニ盆栽 岩井輝紀著』
『四季のミニ盆栽 山田香織著』
筆者の山田香織さんは、盆栽のメッカである埼玉県の清香園の五代目なので、正統的な盆栽に詳しい方です。
この本では、盆栽の基本に沿ったミニ盆栽が説明されています。
最初に、「盆栽の基本樹形」が9つ紹介されています。
直幹、双幹、斜幹、などです。盆栽は自然にある樹木を小さな世界に落とし込んだものなので、自然の樹木の形の基本となる樹形があるのだと思います。
次の盆栽専門用語辞典では、まずはこれだけ覚えましょうと、63個の盆栽にかかわる、私は見たことのない言葉が載っていて、読んでいると盆栽の考え方が学べます。
例えば、忌追い込み剪定(せんてい)では、盆栽の樹形を保つために株を一回り小さく切る剪定、とあり。盆栽は小さく美しくだな、とあらためて感じます。
目次は、下の通りとなっていて、美しい写真とともに四季を感じられます。
2 春から夏 ~新緑から涼~
3 秋 ~実~
4 冬 ~白雪~
5 春 ~開花~
6 盆栽のつくり方&育て方
7 苔の張り方&つくり方
2~4では、
本のタイトル通り、四季のミニ盆栽を40個紹介してくれています。
ケヤキ、カエデ、ブナ、サザンカ、ゴヨウマツ、サクラ、ヤマアジサイなど。綺麗な写真で紹介されていてイメージが湧いてきます。
6の盆栽のつくり方&育て方には、盆栽の知識がぎゅっと詰まっています。
・最低必要な道具
・鉢の準備
・剪定
・針金整形
・株分け&ドッキング
・株立ち
・ミニ盆栽
・寄せ植え
・さし芽
という内容で、初心者の私にはとても参考になりました。
正統的な盆栽の知識を、いきなりたくさんではなく、必要な所だけ簡潔に書かれているので、非常に役立ちました。ミニ盆栽が四季でどう変わっていくのか?どの季節が美しいのかイメージができてきます。是非、チェックしてみてください。
▼『四季のミニ盆栽 山田香織著』
『小さな盆栽の作り方・育て方 山田香織著』
この本も、山田香織さんが書かれています。
前書は盆栽全体の知識という感じでしたが、この本では、より具体的に各植物に合わせたつくり方が説明されています。
写真にある通り、本のサブタイトルに、”だれでもできる”となっています。初心者の強い味方の本です。
2 夏のみずみずしさ
3 秋の色づき
4 冬の静けさ
5 もっと知りたい盆栽のこと
四季を通して、33種類の植物の盆栽のつくり方と育て方のポイントを、たくさんの写真を使ってステップ・バイ・ステップで教えてくれます。
春のめざめ
では、ユキワリソウ、ベニバナナンザンスミレ、イヌナズナ、タンチョウソウの野草、草花に始まり、ヒメシャラ、バイカカラマツ、イワユキノシタの樹木と野花の寄せ植えの鉢まで紹介しています。
多少大きくなりますが、寄せ植えも写真で見ると綺麗で、良さそうです。
夏は、
紅白のノイバラの花がめでたくもあり、映えます。
秋の盆栽では、
マユミとリンドウが、赤い実と紫色の花が、キラキラしてぼんやりとみていたい感じです。
冬になると、
お正月のお飾りとしても使える、木の升にクロマツ、ヒメヤコブシ、ササバナンテンの3つが綺麗に揃います。
このように、この本を眺めていると、こんなのいいなぁと思う写真がたくさんあって、ミニ盆栽のイメージが広がっていきます。
そして、植え替えながら、色々な組合せを楽しむミニ盆栽もありだなとも思いました。
クロマツの緑の葉とナンテンの赤い葉っぱの組合せもいいし、気分転換したくなったら、モミジとナンテンに変えて、黄色く紅葉したトウカエデと赤いナンテンなど。
ミニ盆栽を楽しむための発想が次々に浮かんできます。
たくさんの綺麗なミニ盆栽の写真が、イメージを膨らませてくれる本です。是非、チェックしてみてください。
▼『小さな盆栽の作り方・育て方 山田香織著』
今回、ご紹介した3冊
▼『超ミニ盆栽 岩井輝紀著』
▼『四季のミニ盆栽 山田香織著』
▼『小さな盆栽の作り方・育て方 山田香織著』