夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

カメラ初心者におすすめの本《すずちゃんが教える写真の十八番》をブックレビュー

こんにちは むうさんです^^

私もカメラ初心者でした。
過去形なのは、自分では初心者は卒業したつもりだからです^^

すずちゃんが教える写真の十八番の表紙

すずちゃんが教える写真の十八番


初心者の私は、当然悩みました。
写真撮影を始めようと、カメラは買ったけど、ただ撮るだけだとスマホでの撮影と変わらない

かといって、どう撮ればいいか分からない!という方におすすめの、写真撮影、カメラ初心者向けの本
すずちゃんが教える写真の十八番 鈴木知子著をご紹介します。
この本で、初心者から脱皮してください。
 


また、中級レベルの方にも、ポイントがわかりやすく整理されているので、基本を見直すときに使えて便利な本で、おすすめです。
 

 

《すずちゃんが教える写真の十八番》の特徴

本の構成として1つの武器に対して、下のようになっています。

<1>漫画でのやり取りと説明。
<2>基礎学習(関連するカメラの仕組みや理屈)
<3>武器を使って撮影された3枚の写真と、撮影時のカメラ設定。撮影した時のポイントを説明。



<1><2><3>がそれぞれ2ページで、あわせて6ページで説明されています。そんな《すずちゃんが教える写真の十八番》の特徴は下のとおりです。
 

特徴!
① 写真撮影で使える18個の武器を紹介しています。

② キャラクターとして、くまさんうさぎさんすずちゃんが漫画に出てきて、やり取りをしながら、初心者にわかりやすくポイントを伝えてくれます

③ 18個の武器について、整理された図でまとめられていて、わかりやすいです。

④ 武器を使って撮影された3枚の写真と、撮影時のカメラ設定。撮影した時のポイントを詳しく説明しています。


①の18個の武器は後ほど、詳しく説明します。

②漫画の中では、”くまさん”と”うさぎさん”は初心者なので、素朴な疑問を問いかけてくれます。
それがツボを押さえた問いで、初心者にもわかりやすく、置いてきぼりにならずに、読み進められます。

③武器を漫画だけでわかったつもりになれなくて、もう少しきちんと知りたいと思った時に、まとめの図で説明されていて、理解が深まります。

④武器を使った写真の作例を紹介してくれています。
その写真を撮影する上で、筆者のすずちゃんがどう考えて撮影しているかを説明してくれて、とても参考になります。
 

 

すずちゃんの18個の武器とは?

18個の武器は何か

◎はじめに身につける10コの武器
・F値(絞り値) ・シャッター速度 ・ISO感度 ・プログラムAE ・絞り優先AE ・シャッター優先AE ・マニュアル露出 ・バルブモード ・ピント合わせ ・ピント位置


初心者が最初に悩むのは、カメラの撮影モードです。

モードダイヤルの写真

モードダイヤル

モードダイヤルには、『P』とかかれたプログラムAE、『A』とかかれた絞り優先AE、『S』とあるシャッター速度優先AE、そして『M』のマニュアル露出とあるのですが、初心者にはチンプンカンプンです。

それを丁寧にわかりやすく説明してくれているのが、この本が初心者に向いている大きなポイントです。

カメラを買っても、ダイヤルの意味がわからないままでは寂しいですし、オートで撮るだけでなく使いこなしたいですから。
基本の”き”を押さえているので、本当におすすめの本です。
 

◎写真が劇的に変わる5コの武器
・ポジション ・アングル ・撮影距離 ・交換レンズ ・構図


カメラの機能だけではなく、自分が動いたり、撮影する範囲(構図)などを決めることも大切で、そのポイントを教えてくれます。

少しずつ教えてくれるので、初心者でもついていけますよ。
 

◎表現力が無限に広がる3コの武器
・露出補正 ・色彩モード ・ホワイトバランス


最後の3つの武器は、自分らしい写真を撮ろうとした時に、大きな武器になります。どんな明るさで表現するか? 色は?

この3つの武器を知ることで、最初は初心者だったとしても、初心者を脱皮して自分らしい写真を撮りたくなると思います。
 

▼本の裏表紙には、18個の武器と、漫画が載っています。

すずちゃんが教える写真の十八番の武器と漫画

すずちゃんの18個の武器

 

 

私が参考になった武器

私が参考になった武器は、ピント位置です。

瞳AFというカメラの機能があるように、生き物は目にピントを合わせるが基本です。
漫画の中で、同じように電車はヘッドライト飛行機はコックピットが基本と説明されていて、なるほどと思いました。


そして、私がピント位置に一番悩むのは、風景写真、お花の写真の時です。

すずちゃんが、「複数の花の撮影時は、ピントは点でなく、面で考えると良いです。」と基本学習で教えてくれます。

確かにピントが合うのは面だから、ピントを合わせたくない花にもあってしまうことがあるなと思いつつ、作例をみました。

本をめくると、まさにお花畑の写真が載っていて、
「たくさんの花の中からきれいな花を探しましよう。」とあり、作例では、背の高い綺麗な花にピントを合わせていました。

浮きだつような主役の花、背の高い花だとうまくいくんだなと、わかりました。


また、作例では、詳しい撮影条件(機種、レンズ、焦点距離、撮影モード、絞り値、シャッター速度、露出補正値、ISO感度、ホワイトバランス)が書かれていて、とても参考になります。

 

すずちゃんが教える写真の十八番 まとめ


「18の武器を身につけて 自分らしい写真を撮ろう!」が、この本からのメッセージです。

どんな写真を撮るかは自由です。
自分が撮りたいように撮ればいのです。そして、イメージ通りに撮れると嬉しいです。

そのためはに、カメラや写真撮影のことを知らないとできないですから。

『すずちゃんが教える写真の十八番』は、そんな初心者の方が自分の撮りたい写真を撮れるようになれる本です。是非、チェックしてみて下さい。

 

《すずちゃんが教える写真の十八番》背表紙