夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【自然写真…樹木写真】~植物の生き方、生きる様、生命力を伝えたい~

こんにちは むうさんです^^

自然が好きで、週末は、森林を散歩したり、山に登り、ゆったりと心地よい時間を過ごしています。

そのような自然の中にいると、木々が季節で色々な表情を見せてくれます。芽吹き新緑紅葉落ち葉冬木立、それらを見ていると、樹木たちが生きていることを実感します。
そして、その生きる様を綺麗だなぁと感じることが多く、その木々の生き様の美しさを、写真に残したいと思い自然写真を始めました。

 

自然写真とは?

自然の風景写真というのも違うと感じていて、自然写真と言っています。
自然写真では、自然の中で、生命の生きる様の撮影を主にしています。
草や樹木や苔、昆虫や野鳥、そして動物生きる様などが自然写真と思いますが、
私は樹木や草花、苔などが、好きなので、それらを撮影しています。

特に、季節の移り変わりにより、樹木が変わっていく姿が、生きている姿だと感じていて、私は好きです。

 


樹木が生きる様を季節に合わせて見せてくれた時の、ひっそりと佇む植物の綺麗さや、造形美色彩美など。それらが伝わるような写真を撮ろうとしています。

撮影の最初は植物の名前を知るため

撮影を始めたのは、2018年からです。今はSONY α7を使っていますが、最初の頃は、スマホで撮影を始めました

自然のもの、植物に興味があったのですが、名前がわからない草や樹木ばかり、まずは名前を知りたいから、あとから調べるために写真撮影が目的でした。
ですから、今目指している自然写真ではなく、植物の記録写真でした。

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今でも、このような記録写真も撮っていますが、上のは当時の写真です。文字が曲がっているのは愛嬌として笑ってください^^

そして、名前がわかり始めると、今度は植物に親しみが湧いてきて、こんなに美しいのだから、綺麗に撮りたいと考えるようになりました。名前を覚えると、人と同じで親しみが出てくるようです。

自然写真の撮影で考えていること

撮影の勉強をしてはいますが、駆け出しの私。
何を考えているかというと、森の中を歩いている時に、綺麗だなぁと自分が感じたら、シャッターを切るということ。
その綺麗だとは感じた事を、写真の中にいかにおさめるか、ということです。

ただ、カメラ撮影の腕がなく、美しさを写真の中に再現できずに、もどかしさを感じています。

実際に、この記事の最初の写真も、何枚も撮ってあの一枚をセレクトしました。

 

樹木の上にフォーカスを合わせた

 

樹木の幹の角度を立てた

 

樹木の幹の角度をもっと寝かせた

結局、下の写真にしましたが、33枚撮影してのセレクトの結果です。

 

セレクトした写真

後から見ると考えて撮ったものがイマイチで、感覚的に撮影した1枚目が一番良かったなんてことも度々あります。
ちなみに、今回セレクトした写真は、途中、上でいうと2枚目と3枚目の間に撮影した写真です。

こう撮影すればいい、などと分からないので、
上の写真のように、アングルを変えて、光線の具合や、葉っぱの見える角度などを、色々と撮影して試しては、後からセレクトしています。

自然写真のテーマ

自然写真のテーマは、「植物の生き方、生きる様、生命力」です。

写真に言葉を添えて

インスタグラムに、写真と詩のような言葉で、植物の生き方を投稿しています。

本当は、言葉はなく、写真だけで伝えたいのですが、その植物の名前と、どんな植物なのかを伝えるために言葉が必要になっています。

一つだけご紹介します。秋に花が香るキンモクセイの花が強風で散った翌日の写真です(スマホで撮影)。

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『キンモクセイの花

キンモクセイが、本当のことを知らずに、今年も散ってしまいました

キンモクセイの香りは遠くまで届きます。常緑の葉の陰で、花が見立ちにくく、香りで虫を呼ぶためです。

そして、オスの木と、メスの木があります。
動物と同じようにオスの木の方が花粉を出し、メスの木よりも多くの花を咲かせます。

ただ、日本にはオスの木しかありません。古くに中国からオスの木が持って来られたからです。

日本のキンモクセイは、何を思っているのでしょう?

オスの木は、見たこともないメスの木に、虫が花粉を届けてくれると信じて、香りを放ちます。
きっと、本当のことは知らない方がいいのでしょう。

※他にも投稿しています。このブログのメニューから、「むうさん's Instagram」でインスタグラムの他の投稿もご覧になれます。ユーザーIDは、muu8sanです。

写真だけで伝えたい

それでも、写真撮影の腕を上げて、写真だけで伝えたい、伝えられるものもあると考え、頑張っています。
例えば、下の写真。

 


一番上にも載せた、セレクトした写真です。

幹の下の方に、小さな赤い葉がでています。
この葉を情緒的に見ると、一人で寂しそうと思います。それも伝えたいことです。

一方、植物の生き方からも伝えたいことがあります。

赤く色づいていることから広葉樹であることがわかります。
そして、幹の上の方には、太陽の陽の光を浴びるために、たくさんの枝と葉っぱがあるのも見てとれます。上に多くの葉があるのに、なぜか幹の下の方に小さな赤い葉をだしている。

厳しい自然の中に生きてる植物は合理的です、少しでも甘いことをすると生き残れないからです。自分が光合成でつくり出した栄養分を、どう配分するかをしっかりと考えているはずです。

この樹にとってはリスク管理なのでしょう。万が一自分の樹体を維持するのに、上の葉だけでは数が足りなくなった場合を考えて、すぐに葉っぱを出せるように備えているのではないかと思います。

きっと上の写真をみてそこまで考える方はいないでしょうし、まだまだ、私の独りよがりの想いしか、写真におさめられていません

いつか、見る方に、情緒的にでも、また少し想像していただいてその生き方が、伝わる写真が撮れるようになりたいです。

写真だけで伝える時も、どんな植物なのかを伝えつつ、その生き方が表現できているというのが理想なので、それを追求しています。

今、大切にしているのは、よく見るということ。

花の中でも花びらが傷んでないものや、葉っぱの中でも形がきちんとして一部でも枯れたりしていないものを、一生懸命に探します。
まずは、撮りたい対象の中でも、残したいものを、時間をかけて探すこと。

もう一つは、植物の季節での変化や、思いがけない出会いから、植物の生きる様を勉強すること

思いがけないとは、下の写真。

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ゴンズイの稚樹

ゴンズイという高さ5mの中高木の樹木の稚樹です。
普通はこどもの樹木では薄い緑の葉っぱなのですが、葉が赤みがかっている上に、葉っぱが黄色く縁どられています。

赤くなるのは幼い葉っぱを守る場合にはあるのですが、黄色は何でしょうか?
これも生きるための方法なのだと思います。

このように、自然写真を撮影して初めて観る、植物の生きる様を、勉強しています。
植物の環境に合わせて変化する力、生きる様は、想像以上です。

週末に、森へ行っては、植物の生き様を観て、植物を勉強して、それを撮影に落とし込む。ということをしています。

参考にしている本

写真家 竹内敏信さんの「樹の風景」
写真家の竹内敏信さんは、日本の風景写真の第一人者と言われる方です。
古い本(2000年発行)なので、今は中古でしか入手できません。

樹木写真の撮影の仕方を教えてくれる書籍は他にはなく、非常に貴重な本です。私も中古で入手しました。

※参考に本のリンクを貼っておきます。

風景写真なので、生き様を撮影するというよりも、美しい樹を写真に残したいと、竹内敏信さんは思っているようです。
そんな竹内敏信さんが、諸外国と比べて、日本の木々は世界一美しいと感じ、その美しさを撮る方法を教えてくれます。

そして、この本の森や樹木の多数の写真のなかには、
写真だけで、その樹木がどんな植物であるか、そして生き方や生命力が感じられる写真が、確かにありました。

目指すところがありそうだ、自然写真撮影を続ければ、いつか届くかもしれないと感じられるのは、本当に嬉しいです。この本で教えてもらいながら、自然写真の腕を磨いていっています。

まとめ

自然写真の撮影をテーマを持ちながら始めたばかりです。

撮影への思いばかりが先行して、まとまりがない文章となってしまっています……。
ただ、この思いを形していくために、これから半年に一度、自然写真撮影に関しての自分の活動と、自分の感じることを記事にしたいと考えています。

また、 最初に揃えた撮影機材の記事を書きましたので、ご覧いただけると嬉しいです^^

www.muu0san.com

また、このブログでは、~自然が好き~な私が、『自然に触れ、癒やされ、散策し、観察し、カフェして、撮影する』…贅沢な時間の過ごし方をレビューしていますので、ぜひ、ご覧ください。

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