2022/5/3更新
こんにちは むうさんです^^
自然観察を続けているうちに、スマホカメラでは撮ることのできない写真があり、ミラーレス一眼カメラのSONY α7無印を中古で購入しました。
最新のα7Ⅳはもちろん、α7Ⅱ、α7Ⅲでもなく初代のα7です。
今回は、購入の経緯と使ってみた感触をお伝えいたします。
2022年5月現在、フルサイズのミラーレスカメラの中では、α7無印の中古が一番安く購入できますし、使ってみた私としては、おすすめできます。
SONY α7 概要とスペック
概要
SONY α7は、2013年11月に発売された、当時ミラーレス一眼カメラで世界初となる、35mmフルサイズセンサーを搭載したモデルです。
当時のフラッグシップ機になります。
スペック
α7シリーズでは、現在α7Ⅳが最新機種となっていますが、約30万円と高価格です。
ベストセラー機のα7Ⅲと、α7Ⅲと同等の性能を持ちながらコンパクトになったα7Cの、この2機種と比較しながら、初代α7のスペックをご紹介します。
一番左が、初代α7、この記事でレビューするモデルです。
真ん中がα7Ⅲ、右側がα7Cです。
スペックに関しては、初代α7は、当時のフラッグシップでしたから、今の機種と比較しても大きく変わっていないことがわかります。
特徴としては、α7Ⅲより、かなりコンパクトです。
下の写真の通りAPS-C機の『SONY α NEX-6』と比べても大きく感じません。
また、小さくて軽いが売りのα7Cより重量が軽く、また、中古ですから価格も大幅に安いです。
一方、ボディ内手ブレ補正がなく、連続撮影枚数が半分程度です。
ボディ内手ブレ補正とは、以前はレンズにのみ手ブレ補正機能があったのですが、カメラ本体でも手ブレを防いでくれる機能です。
とはいえ実際には、レンズの手ブレ補正は使えますし、カメラの構え方やシャッター速度を上げることで手ブレ補正は防ぐことができるので、なくて困ることが、今のところ私はありません。
連続撮影枚数については、私は週末に300~400枚撮影しますが、このスペックよりバッテリーは持続していて、ファインダーを覗きながらの撮影でバッテリー1つで撮影できます。
バッテリーについては、スペックより実際の方が持つのが一般的なようです。必要なら予備のバッテリーを購入するのがよいと思います。
撮影をしていて、スペック全体として、私は十分だと感じています。気になっている方は、下のリンクでチェックしてみてください。
次からは、私の購入動機から、α7を選んだ理由をお伝えしていきます
なぜミラーレス一眼が必要なのか?
スマホ「HUAWEI P30 Pro」のカメラ性能
いまでも、自然観察に行くときに撮影する写真の枚数はスマホの方が多いです。
ちなみに使っているスマホは、「HUAWEI(ファーウェイ)P30 Pro」です。HUAWEI製としては、Googleのandroidを使っている最後のスマホとなります。
スマホの方が撮影枚数が多いのは、P30 Proのカメラの機動性(撮りたいときにすぐに綺麗な写真が撮れる)が、凄いからです。
すぐに取り出して撮影できる。
超広角~10倍ズームまで好きな画角にすぐできる。
色の処理もしてくれる。
ぱっと撮りでも綺麗な写真にしてくれる。
夜景も撮れる。
地面スレスレからの写真も撮れる。
防水だから雨にも水にも強い。
マクロ撮影にも自動で切り替わってくれる。
マクロ~超広角~高倍まで、なんでも撮れます。P30 Proのカメラは、本当に凄いです。
※参考にリンクを貼っておきます。
P30 Proは、そんなに凄いのに、スマホならではのお手軽なカメラです。
ただ、苦手がないわけではないんです。
背景が遠くにある枝についた芽や葉っぱを撮影すると、遠くの背景にフォーカスが合ってしまい、芽や葉っぱにフォーカスが合いにくい。
マクロ撮影ではマニュアルフォーカスができないので、フォーカスが合いにくい。
でも、自分の使い方のなかでは、そんなものです。
ただ、Instagramをはじめたときに、自分の意図を伝えることのできる写真を撮影したいと思ったのが、きっかけで、ミラーレス一眼がほしいと思いはじめました。
構図とフォーカスとボケをより高めたい
構図はというと。
スマホでの写真撮影は、大雑把に構図はある程度きめて撮影しますが、構図を決めるには、ファインダーがないスマホで手持ちで撮影するのでは難しいと感じはじめていました。
どうしても、なんとなくの構図で撮影することから抜けられませんでしたし、スマホカメラの場合、それで満足してしまってしました。
そしてフォーカス。
これが一番の理由です。全体にフォーカスがあってしまい、写真を撮影した時の意図が伝わりにくいことでした。
ボケの効いた、これを伝えたいんだという部分にだけフォーカスが合っている写真を撮りたかったためです。
スマホカメラは万能で、記録としての写真は撮影できますが、撮影者のメッセージを込めた写真は苦手、というふうに思います。
Instagramでフォロワーの多い方の写真は、私が撮影するような自然観察関連の写真では、スマホで撮影している全体にフォーカスが合っているようなパンフォーカスの写真ではないですし、遠近感もあり、この人はこれを伝えたいんだなとわかります。
なんだかんだ書きましたが、フォロワーを増やすには、ミラーレス一眼が必要だと思ったこともあります^^
なぜ、SONYなのか?
ミラーレスカメラ対応のレンズの数と種類が圧倒的に多い
ミラーレスカメラでトップシェアは、SONYなので、SONYから調べ始めました。
そしてわかったのが、ミラーレス対応レンズの数がメーカーによって、全く違うことでした。
SONYのEマウント向けレンズが圧倒的に数が多く、様々な種類のレンズがありました。
後から購入したいと考えていた、撮影倍率1倍のマクロレンズも何種類も揃っていました。
いま現在は、下の写真の通り、マクロレンズ『シグマ 105mm F2.8 DG DN MACRO』を買って、マクロ撮影を楽しんでいます。
もちろん、CANON、NIKONも調べたのですが、2020年9月に購入しようとした時点で、フルサイズに対応したミラーレス用のレンズが100本以上あるのはSONYだけでした。
CANONのミラーレス用レンズはRFレンズというのですが、10万を超え、20、30万円するようなレンズしか揃っていませんでしたし、本数も数十本程度でマクロレンズもありませんでした。
これは、SONYのミラーレスカメラのマウントをEマウントというのですが、Eマウントの情報をレンズメーカーにライセンス契約で開示して、シグマやタムロンなどのレンズメーカーがEマウント用のレンズを開発できるようにしたためです。
一方、CANONやNIKONは、カメラ本体を売ってレンズで儲ける仕組みのためなのか、そのようなことはしていないようで、そのあたりが理由のようです。
なぜ、SONY α7無印なのか?
低価格で、軽量なフルサイズカメラ
最初は、α7Ⅲを購入しようと考えました。売上ランキングでは常にトップ3なだけではなく、評判は良かったですから。しかし、コロナのために今後の収入に不安がでて、悩み始めたのがきっかけでした。
よくよくSONYのミラーレス関連の噂をネットで調べてみると、α7Ⅳが発売される可能性があるかのような記事がでたのです。20万円以上もする高価なカメラを買った後に、1年も経たないうちに新しいカメラが発売されたらショックだと思いました。
それまで待つか、今買うか?
悩んでいたときに、当時よく見ていたYouTubeの動画で、カメラマンのイルコさんが、中古だけど安く買えるフルサイズミラーレス一眼がいいよ、と紹介していました。
その動画では、イルコさんが実際にα7無印を購入して、撮影してどんな写真が撮れるのかを紹介していたんです。
そして、「僕も最初にカメラを購入した時に、安い中古ではなく、高いカメラを買ってしまったけど、値段が4倍以上したカメラと中古のカメラで、撮影できる写真は同じだった。」と、当時はカメラ撮影の技術も低いためにそんな感じだったと、イルコさんが言っていました。
これを見て、確かに、自分の技術はないし、最初から20万円以上のカメラを買っても、そのカメラを活かしきれないかもしれないし、中古の方が懐にはとても優しいし、レンズを揃えようと思ったらさらにお金がかかるし、と考えました。
そうだ、中古からはじめて、α7Ⅳが出たときにもう一度悩もう、と考えを変えました。
2022年の今考えても、良い決断だったと思います。
後からわかったのですが、フルサイズのミラーレスでもα7無印はほんとに軽量で、今話題で、2020年10月発売のα7cより軽いんです。
α7無印は416g、α7cが424g、そして最初に購入を考えたα7Ⅲは565g(すべて本体のみの重量)です。
すぐに持ち出して撮影するにはもってこいでした。是非、チェックしてみてください。
SONY α7 中古の購入と撮影してみての実感レビューについては、後編でお伝えします。