こんにちは むうさんです^^
カメラ初心者の方、もしくはこれからカメラを買おうと思っているけど、使えるか不安な方への本の紹介です。
撮りたいなぁとイメージしている写真を撮れるように、わかりやすくマンガで指南してくれる『こういう写真てどう撮るの? 著・イラスト 森下えみこ』をブックレビューいたします。
『こういう写真てどう撮るの?』はどんな本?
筆者もカメラ初心者
カメラを買いたいけど、それなりの値段がします。買って、使いこなせなかったら、撮りたい写真のように撮れなかったら無駄になるし、スマホで済ましておこう。
でも、あんな写真、こんな写真を撮りたいなぁ。
こんな悩みを持った筆者の森下えみこさんの元へ、カメラの初心者向けのマンガ本の企画の話が舞い込みます。
でも、その森下えみこさんは、スマホ撮影で済ませてきていて、カメラを持ってもいない超初心者です。
そんな森下えみこさんでも撮れるようになったいくのですから、
”カメラを買って、撮ってみても、撮りたいように撮れない。どうしたら撮りたいように、写真が撮れるのだろう?”
と考えている方には、特におすすめの『こういう写真て どう撮るの? 森下えみこ著・イラスト』です。
マンガなので読み進められる
カメラ初心者に向けた、マンガで教えてくれる本です。
『こういう写真てどう撮るの?』の中身
ストーリーと特徴
上田晃司さん、コムロミホさん夫妻から、レクチャーを受けて、様々な撮り方を覚えていく。というのが、基本ストーリーです。
超初心者の筆者 森下さんだけでは、読者がどう撮るのかわかりませんから、ご夫婦カメラマン「上田晃司さん コムロミホさん 監修」となっています。
この本の特徴はというと、
・カメラマン夫妻がアドバイザーで登場。
・マンガ本
ほとんどのことがマンガで書かれていて、読み進めやすい。
・カメラの買い方から始まります。
・撮影テクニックは、どう撮るか?と目的別です。
※カメラの機能別ではなく、わかりやすい。
・7つの構図(被写体をド配置するか?)についても書かれています。
内容を眺めると
《カメラ購入》
ミラーレス一眼と、一眼レフの違いが説明されてから、
初心者がカメラを購入する時のポイントがあげられています。印象に残ったマンガでのやり取りは、
「機能としては、基本的なものはおおよそ搭載されているので、予算、形、重さなどで決めてもいいと思う」と、店員さんが言うと、
「自分が持ち歩ける重さや形が大事」とコムロさん。
カメラは、持ち出すサイズでないと、使わなくなります。
ですから、このアドバイスはとても大切だなぁ、と共感しました。カメラを今持っているバッグにどういれるか?考えてみてください。
私は、それぞれのカメラのサイズに合わせたカメラバッグを使っています。ご興味があれば、青枠のブログでレビューしていますので、チェックしてみてください。
《撮る前:基本的なこと》
レンズ交換の仕方、ストラップのつけ方、
そして、カメラの構え方、カメラの撮影モード。
と初心者が最初に知りたいことが、丁寧にマンガで、描かれています。
18個の撮影のレシピ
本のタイトル通り、撮りたい写真の目的別になっています。
例えば、カフェやレストランに行って注文したものの写真を撮りたい時
→「料理がおいしく見えるC構図」
の18の内の2つの撮影テクニックのマンガを見ると、
最初にカメラマンから筆者へ、簡単なレクチャーがされた後、筆者で初心者の森下えみこさんが撮ってみます。
もう少しこうした方が、もっと良くなりますよ。とカメラマンが教えてくれて、森下さんが撮り直します。そこで綺麗な丸ボケに気づいたりしながら、徐々に撮影の楽しさに目覚めつつ、イメージ通りの写真が撮れるようになっていきます。
マンガなので、主人公の森下さんが成長する感じも伝わってきて、ストーリーもあり、スラスラ読めます。
そして、それそれのテクニックの最後には、カメラマンのお手本の写真と、「簡単!撮影レシピ」、「おすすめのカメラ設定」が載っています。カメラ設定も、基本となる設定項目なので、難しくありません。
具体的なシチュエーションなので、初心者の方でも、撮影レシピを真似するだけですから、やさしいです。
その他のテクニックとしては、「美人な花を見つけよう!」、「前ボケを入れてマンネリ写真から脱却」、「太陽シャキーンはF16が決め手」、「ブツ撮りは逆光で背景にもこだわる!」など、たくさんのことを漫画で教えてくれます。
写真を撮る時に知っておいたいこと
また、
お店で料理を撮りたい時に、声をかけるとしたら、どうお店の人に声をかけたらいいか、なんて悩む筆者に、経験豊富なカメラマンが声がけのテクニックも教えてくれます。
そして、写真を撮る時のマナーなども、漫画コラムにあるので、助かります。
このように、こういう写真ってどう撮るの?という、身近なシチュエーション、がマンガで説明されていきます。
ですから、
撮りたい場面を選んで読んで、自分で撮ってみればいいので、具体的で役立ちます。
こういうカメラのテクニック本は、難しくて読み進めるのが大変なのですが、この本は、マンガ本です。
マンガで説明してくれるので、途中で挫折することなく、読み切れると思います。
私が特に参考になったテクニック
私もまだまだ初心者なので、参考になるテクニックはたくさん載っていたのですが、特に良かったのが、
「消せないならボカしてしまえ!」
です。
街なかで、ショーウインドーを撮影する時に、ガラスに映り込む時に、どうやって撮るか?ガラスに映り込むシチュエーションって、結構あります。
そんな時は、映り込みを生かしましょう!という発想が、とても参考になりました。
ショーウィンドーの中の物にピントを合わせながら、ガラスへの映り込みはF値を下げてボカす。
すると、雰囲気のある写真になるのです。
なるほど、さすがカメラマンと唸りました。
中身をしっかりと撮りたいだけにこだわってしまうと、生まれない発想です。
映り込みを消すのではなく、活用してしまうなんて、
写真は自由!柔軟な発想が大切だと、あらためて思いました。
目的別に18個の撮影テクニックと、7個の構図を、わかりやすくマンガで指南してくれる『こういう写真てどう撮るの? 著・イラスト 森下えみこ』学ぶことで、
最初の目標である、初心者でもカメラを使って、撮りたい写真を撮ることができるようになれると思います。是非、チェックしてみてください。