夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイド、自然観察指導員”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【おすすめ写真集レビュー】『夏は幻 Iska作品集』~せつなさを誘う、記憶に触れる写真集~

こんにちは むうさんです^^

写真集『夏は幻 Iska作品集』

たまたま入った書店で、”夏は幻”と黒文字で書かれた、シンプルな白い背表紙に興味をもち、手にとって開いてみると、ページをめくる度に惹き込まれていきました。

f:id:muu8san:20210802103751j:plain:alt=夏は幻 Iska作品集

そんな、せつなくなる写真集夏は幻 Iska作品集をレビューしていきます。

Iskaさんとは?~夏は幻~

Iskaさんは、京都にお住まいで、普段はサラリーマンとして働いているようです。

ツイッターやインスタグラムに、日日の写真を投稿されてきて、そんな写真の集大成がこの写真集。

”虫取り網とカメラ -あとがきに代えて” を、写真集の最後に書かれているのですが、

”写真を初めてちょうど10年目にして、初の作品集出版。編集者の関口さんから書籍制作の連絡をいただいた時は、ようやくここまで来たか、いや、思ってもみなかった夢が叶ったような”

と感慨深く述べています。

f:id:muu8san:20210802105801j:plain:alt=Presented by Iska

”あとがきに代えて”の中では、
本名であったり、Iskaというハンドルネームの由来が書かれ、撮る写真に夏のものを多い理由(わけ)を語ってくれています。

そのわけが、また、せつなさを感じさせます

『夏は幻 Iska作品集』の写真

全部で144ページです。

写真集というと大きな写真だけで、写真の数が少なかったりするものもありますが、この写真集では見開き2ページで1枚のものもあれば、1ページに3枚あるものなど、様々なサイズのたくさんの写真が掲載されていて、好きな写真、読者の記憶に触れる写真があると思います。

f:id:muu8san:20210802110747j:plain:alt=『夏は幻 Iska作品集』

絶景の風景写真ではありません。
日常の中にある、誰もが持っている記憶に触れるような写真たち。

表紙のような、電線も写っている、ひまわりと田園風景。
駅のホーム、踏切、路地、河原からみた遠いビルたち。

日本のどこにでもある風景だけど、
なにかせつない瞬間が切りとられ、いつでも見られるわけではない風景。

そして、女性がそこにいることで、より一層せつなさが増してくる写真。

f:id:muu8san:20210802103928j:plain:alt=帰りたい夏がある

帯に”帰りたい夏がある”と書かれている通り、
私の夏の記憶を呼び覚ますような多くの写真が並んでいました。

夏の写真だけではなく、”秋は彩”、”冬は輝”、”春は永”と四季の写真が掲載されていることで、夏のせつなさを浮き上がらせます。

Iskaさんが影響をうけた「カインド・オブ・ブルー」 

Iskaさんが影響を受けた写真家さんを紹介してくれています。

”本屋でタクマ クニヒロさんの青空の写真集「カインド・オブ・ブルー」と出会いました。フィルムカメラで撮られた数々の深く青い空、そして写真に添えられた言葉に感銘を受けて、「自分もこんな写真が撮りたい」「こんな世界観が作りたい」と思いました。”

と、Iskaさんは語られています。

f:id:muu8san:20210802112310j:plain:alt=カインド・オブ・ブルー

私はすぐに、カインド・オブ・ブルー タクマ クニヒロ』を買いました。

ビル群や飛行機の後ろにある空や、ブレのある空、これらの「写真」とそこにある「言葉」を眺めていると、
帯にある通り「あなたは今、何をしたいの? 何になりたいの?」という問いが自分の中に生まれてくるようです。

そして、写真は自由で、それでいて深いなぁと感じました。

『夏は幻』 おすすめの写真集

『夏は幻 Iska作品集』は、日本のどこにでもありそうな風景なのに、記憶に触れてくる、とてもおすすめの写真集です。是非、チェックしてみてください。


※この記事の中の” ”の部分は、『夏は幻 Iska作品集』からの引用となります。