こんにちは むうさんです^^
ずっと欲しかった三脚をついに買いました。
少し古い型ですが、『ベルボン ULTRA 655』です。どの三脚にするか、悩んで悩んでの購入です。自分の撮影スタイルからそれほど三脚を使うと思っていないで、持ち運びやすいサイズで、でもしっかりした三脚という条件で選びました。
今回は、三脚『ベルボン ULTRA 655』を選ぶまでの道のりとレビュー前半です。
三脚をどう選んだか?
何度も、他の三脚を購入しようとして、思いとどまってきました。
三脚があることで手振れを気にせずに、シャッター速度を遅くした写真表現ができるので欲しかったのですが、使ったことがないので、どういう三脚を購入すればいいのか、皆目見当がつきませんでした。
三脚を買いなおしたり、買い足したりしないで済ませたいと考えていました。カメラ機材はレンズ購入に集中したいと考えてです。
費用を抑えるために中途半端なものを購入して、使えなかったは避けたいですし、
高価なものを購入して、思ったより使わないのにこんな高いものを買ってしまった。ということも避けたい。
プロカメラマンは何を使っているのか?
雑誌やら、Youtubeなどを見て、プロカメラマンはどの三脚を使っているのか、調べていきました。プロカメラマンが使っているなら、中途半端なものではなく、一定以上のレベルで使えるもののはずです。
プロカメラマンがすすめていた三脚の選び方です。
私に当てはまるかが重要ですが、何が当てはまるのか?わからないまま納得していました。
①しっかりしたものを選ぶ。耐荷重が3kg以上。できれば4kg以上のもの
②段数が少ない方が、広げたりしまったりが楽
③段数が少ない方が、三脚の安定性が高い
④センターポールが外せて、低くできる三脚がよい
⑤目の高さまであるものを選ぶ
⑥カーボンの方が、軽くて持ち運びがしやすい
どのカメラマンも、①しっかりしたものを選ぶを、強調していました。
三脚ですから当たり前かもしれませんが、しっかりしていない三脚は購入する意味がありません。ただし、どこまでしっかりしているかが重要で、目安として耐荷重が3kg、できれば4kg以上あった方がよいようです。
この4点は購入する時にチェックするとして、実際にプロカメラマンが使っている三脚は何なんでしょうか?
① マンフロット 190プロアルミニウム三脚 3段(風景写真家)
② マンフロット 055 プロ アルミニウム 三脚 3段(ポートレート写真家)
③ ベルボン Neo Carmagne 635(フォトグラファー鈴木心さん)
④ ベルボン ULTRA REXi L(フォトグラファー鈴木心さん)
⑤ レオフォトLX-324CT+XB-38
マンフロット 190プロアルミニウム三脚 3段
最初に購入しようとしたのが、①のマンフロット 190プロアルミニウム三脚 3段でした。
マンフロットの190シリーズは定番の三脚です。
若手の風景写真家の方が、カメラバッグの中身を教えてくれている中で使っている三脚を紹介していました。以前は②のマンフロット 055 プロ アルミニウム 三脚 3段と使っていたようですが、より軽量でコンパクトな①の三脚でも十分だと感じているよです。
価格もそこまで高くないので、手が届く範囲です。
思いとどまった理由は、収納時の59cmの長さです。長いと持ち出さないのでは?と考えて、悩みました。②のマンフロット 055 プロ アルミニウム 三脚 3段は収納時の長さがもっと長くなるので、候補から除外しました。
レオフォトLX-324CT+XB-38
今は購入せずに本当に三脚を使いたい用途がわかったら購入しようと、その次に候補にしたのは、⑤レオフォトLX-324CT+XB-38です。
この三脚の良さは、収納時の長さ48cmでありながら、パイプ径32mmと太く安定性が高いことです。そしてカーボン製なので軽量になっていまるところです。
ただし、価格が6万円以上なので、すぐに購入する気にはなりませんでした。購入しませんでしたが、一番欲しかったのはこの三脚です。
鈴木心さんを信じることに
広告カメラマンで、今は鈴木心写真館を営んでいる、鈴木心さんを信じることにしました。
私は人を撮るときにも三脚を使いたいと考えていて、一番参考になると考えたからで、また、鈴木心さんのYoutubeの番組を見ていて、人物写真の撮り方がすごく好きで、参考になるからです。
▼鈴木心さんの書籍と、Youtubeについてレビューしています。
鈴木心さんは、下の3つの三脚を使っています。どれもベルボンを選んでいます。
① ベルボン Neo Carmagne 635
② ベルボン ULTRA REXi
③ ベルボン Geo Carmagne E730
③のGeo Carmagne E730は、収納時でも70cmもある大型三脚で、私は使うことがなさそうです。
鈴木心さんが、メインで使っているのが、①のベルボン Neo Carmagne 635です。これの後継機種を購入するか悩みました。これなら確実に三脚としての安定性もあると分かっているからです。
ですが、これも収納時の長さが62cmと長く、かつ価格が5万円以上します。カーボン製の三脚は高価です。
それで、残ったのが② ベルボン ULTRA REXiです。残ったなんて書きましたが、鈴木心さんはこの三脚を結構使っています。収納時は48cmと50cmを切ります。三脚の脚だけだと38cmです。
これだ!と後継機種のベルボン ULTRA 655も調べました。
ベルボン ULTRA 655は?
スペック
ベルボン ULTRA REXiとベルボン ULTRA 655は、ほぼスペックが同じことがわかりました。そして、『ベルボン ULTRA 655』のスペックは下記のとおりです。
身長が172cmの私の目の高さが160cmくらいなので、十分な高さがあります。
プロカメラマンの選び方と比較
最初に調べた、プロカメラマンの三脚の選び方をみると、
①しっかりしたものを選ぶ。耐荷重が3kg以上。できれば4kg以上のもの
②段数が少ない方が、広げたりしまったりが楽
③段数が少ない方が、三脚の安定性が高い
④センターポールが外せて、低くできる三脚がよい
⑤目の高さまであるものを選ぶ
⑥カーボンの方が、軽くて持ち運びがしやすい
①しっかりしたものを選ぶ。耐荷重が3kg以上:
鈴木心さんが使っているので、問題なさそうです。実際に、耐荷重が3kgあり、パイプ径が30mmと太いので、しっかりとしています。
②段数が少ない方が、広げたりしまったりが楽:
段数が少ないとは3段のことをいいます。ベルボン ULTRA 655は5段ですから段数は多めです。ただし、ベルボンの特徴であるウルトラロックになっています。ウルトラロックとは、ベルボンのホームページで確認すると、
『脚先端を握ってひねるだけで、全段を一気に固定・解除することができ、驚くほどスピーディなセッティングが可能な、ダイレクトコンタクトパイプならではの脚ロック方法。』
とあります。
ようは、段数が多くても関係なしに、素早く広げて、すぐに収納サイズにできる、ベルボン独自の方式です。
これが優れもので、鈴木心さんも、ウルトラロックを好んで使っていると、とても気に入っているようです。私もベルボンの一脚を持っていて、ウルトラロックで使いやすいことを知っていました。
③段数が少ない方が、三脚の安定性が高い:
この三脚は5段ですから、安定性が3段より構造上は劣るのだと思います。ただし、パイプ径が30mmと十分太いことと、プロカメラマンが使っているのですから、大丈夫だと思います。
④センターポールが外せて、低くできる三脚がよい:
スペック表にある最低高が低いほど、低い位置で三脚が使えます。例えば、花の撮影をするときに、低く構えたいときに使います。ベルボン ULTRA 655はセンターポールが外せるので、足だけだと13.5cmまで低くなります。
⑤目の高さまであるものを選ぶ:
身長が172cmの私の目の位置は約160cmです。ですから、171.5cmもあれば高さが十分です。短くすれば雲台込みでも48cmですから、コンパクトなのにしっかりとして、高さもある凄い三脚です。
⑥カーボンの方が、軽くて持ち運びがしやすい:
残念ながらアルミ製です。もちろんカーボンの方が軽いのですが、価格が……。また、カーボン製は商品としてラインナップされていないので、仕方がないです。アルミ製の方がお手頃ですし、私はアルミ製で十分です。
三脚ベルボン ULTRA 655で夜景を撮影
そして、イルミネーションの夜景を撮影してきました。
三脚があると楽しいです。
この写真も、観覧車はなるたけ止めながら、右下のメリーゴーランドは回っている感じを出したかったので、シャッター速度と露出を色々と試しながら撮影しました。三脚があると、写真の表現の幅が広がってきます。
実際撮影に行ったときに、写真を撮影して移動するときには、収納していました。遊園地の中だったので他のお客に迷惑をかけたくなかったためです。
三脚が目立たないように移動時は三脚を一回一回短くして収納していたのですが、それが面倒だと感じないくらい、素早く三脚は広がり、収納もすぐにできます。
それでいて長時間露光での撮影ができる安定感があります。本当に良い買い物でした。三脚を探している方に、おすすめです。是非、チェックしてみてください。