夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【生長し過ぎ!】トウカエデ~大きな樹木を部屋で小さく育てる~ミニ盆栽《70》

こんにちは むうさんです^^

春になって、育てているミニ盆栽たちも、一斉に芽吹きました。その中でも元気が良いのがトウカエデです。

生長しすぎのトウカエデ

背が伸び過ぎで、ミニ盆栽の中も目立ちすぎですし、このまま大きくなったら、ミニ盆栽と言えないので、なんとかしないとと感じました。

私のミニ盆栽のバイブル本『群鏡介のミニ盆栽のコツのコツでも、

群鏡介のミニ盆栽のコツのコツ より

樹高に制限を強いるミニ盆栽では幼木期のしつけが大切。三つ子の魂百までのたとえどおり、三年目くらいまでで将来を決定する骨格となる。

とある。

「では、どうしょう?」ということで、トウカエデの成長しすぎについて紹介します。

▼『群境介のミニ盆栽コツのコツ』

トウカエデは8つ芽吹きました

最初に、トウカエデの芽吹き具合です。

秋の時点で8つ落葉したので、全部芽吹いてくれるかな?と不安でしたが、無事、8つ芽吹きました!

ただ、1つだけ芽吹きが遅かったのですが、下の写真の通り、芽が広がってきました。

ようやく芽を出した、最後のトウカエデ

ようやく芽を出した、最後のトウカエデ

対生で葉っぱを出しています。

対生で葉っぱを出しています。

上のように、枝から左右対称(対生)に葉っぱを出しました。対生はカエデ類の特徴ですね。

伸びすぎたトウカエデは?

芽摘み1

トウカエデを育て始めたのは、『群境介のミニ盆栽コツのコツ』に、初心者向きと書かれていたからです。

そこで、あらためて本を読むと、

群鏡介のミニ盆栽のコツのコツ より

雑木ではトウカエデ。大きな傷もよく肉巻きし、切り込むほどに小枝も増す。
芽摘みや葉刈りなど一年を通じた作業を覚えれば長く持ち込める。

葉摘みに挑戦することにしました。

トウカエデの葉摘みの例もイラストで説明してくれていて、1節残した摘むとあります。

葉摘みの前のトウカエデ

葉摘みの前のトウカエデ

下の方で切って、小さくすることにしました。

葉摘み後のトウカエデ

葉摘み後のトウカエデ

葉っぱのでているところギリギリではなく、本の通り、少し上を切りました。

葉摘み2

もう一つの伸び過ぎ君のトウカエデも、葉摘みをしました。
ただ、下の方の葉が小さく、すでに黄色く枯れているので不安がありますが、大きくしたくないので、バサッといきました

葉摘みの前のトウカエデ

葉摘みの前のトウカエデ

上の方の葉は大きく立派ですが、下の方は小さく、葉の先端が下のように黄色く枯れかかっています。

葉の先端が黄色く枯れかかっています

ですが、バサッといきました。

葉摘み後のトウカエデ

葉摘み後のトウカエデ

この後、どうなっていくか楽しみです。
また、葉が伸びるような時は、もう一度、葉摘みをするようなので、観察を続けます。

樹木について知りたい方へ おすすめの本

《1》樹木観察して名前をわかりたい

『樹木図鑑 林将之監修』

葉っぱの形で、372種の樹木がわかる樹木図鑑です。
携帯できるサイズで、見て、読んで楽しい本で、おすすめです。チェックしてみてください。

▼【樹木図鑑(林将之監修)五感で楽しめるおすすめの図鑑】ブックレビュー 

《2》樹木の生き方を知りたい

『イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか 樹木の個性と生き残り戦略 渡辺一夫著』

樹木は動けないため、生きるためにいろいろな戦略を持っています。
ケヤキを含めた36種類の樹木の個性と生き残り戦略を教えてくれる貴重な本です。
とても面白いので、是非、チェックしてみてください。

▼『イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか 樹木の個性と生き残り戦略 渡辺一夫著』ショートブックレビュー

《3》樹木ってどうなっているか知りたい

『樹木博士入門 小幡和男他著』

樹木について、観察をしているかのように、豊富な写真でそのすべてを教えてくれる、”事典+図鑑”です。

写真は企画しながら撮っているので、見たことのない写真がたくさん載っていて、眺めているだけでも樹木のことがわかってきます。
超おすすめの本です。チェックしてみてください。

▼『樹木博士入門』ブックレビュー