夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイド、自然観察指導員”むうさん”による、自然体感レビューブログです

植物に学ぶ生存戦略~ウメの自然観察&梅花の【実体験レビュー】~自然写真マクロ撮影

こんにちは むうさんです^^

NHK番組の『植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之で紹介された、梅の木の生存戦略を知り、丁度梅の咲く時期なので確かめに行きました。

NHK番組『植物に学ぶ生存戦略~梅~』のレビュー記事
www.muu0san.com

自然観察と自然写真撮影は相性がよいので、梅の自然観察しながら、梅の花の写真も撮ろうという算段です。

梅園へ

梅園には、様々な梅の品種が植えられていて、
ほぼ満開の樹もあれば、まだ一輪も咲いていない樹もある感じでした。

梅の開花時期をずらして、長く梅を楽しめるようにしているのでしょう。

現在梅の品種は日本だけで少なくとも4百種以上あるようです。そんなにたくさんの梅の品種がありうことをみると、いかに日本に梅の木が親しまれて来たかわかります。
令和の年号で話題となった万葉集でも、萩に続いて2番目に多く登場しているようです。

梅の生存戦略

生存戦略のおさらい

梅の木の生存戦略をおさらいすると、下の通りです。

梅の生存戦略

たくさんの花で華やかにして、鳥や虫を呼び込み、受粉を助けてもらう。
② たくさんの花がすべて実になると、樹木への負担が大きいので、実をつけないめしべのない花がある。
③ ライバルの多い鳥をターゲットにしないで、ライバルの少ないイノシシや鹿に食べてもらうために、大きな実をつける。

今回の自然観察では、②のめしべの無い花があるのか? あるとしたら、どのくらいあるのかを調べてみました。

梅には、めしべが無い花があるのか?

本当に梅の花には、めしべの無い花があるのでしょうか?

確認してきました。

とはいえ、まずは梅の花のめしべとおしべを説明します。

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上の写真の花で、白い棒状の先に黄色いものがついていて、たくさんあるのが、おしべです。おしべはは雄しべと書きますがオスなので花粉を出します。先端についている黄色いものが花粉です。
花の中心に1本ある薄い黄色のものがめしべです。めしべは雌しべと書きますがメスなので花粉が付着して受粉します。

梅の花にメシベがあるか?2つの梅の品種で確認》
◎大和牡丹:
11個の花の中で、3個だけめしべがある。
◎藤牡丹:
15個の花がの中で、全ての花にめしべがある。

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大和牡丹のめしべのない花

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藤牡丹のめしべ

めしべの無い花が結構あって、何倍にも花の数を膨らませて、華やかにしているのかと想像していましたが、藤牡丹ではまったくみられませんでした

どちらも写真の通り、八重の梅の品種でしたが、植物に学ぶ生存戦略通りに、ストンと行きません。その後、周囲の梅も観察しましたが、めしべがない花の方が圧倒的に少数でした。大和牡丹のようにめしべが少ない花が少数派となりました。

その梅園に咲いている梅が、八重の梅の品種でしたので、普通の白い梅で確認することにしました。

《ベーシックな花びら5枚の白い花で確認》
梅と説明プレートに書かれている、太宰府天満宮の紋章にあるように5枚の花びらの、ベーシックな白い梅の花を観察しました。

結果は、30個の花のうち、めしべがなかったのは6個でした。
めしべがある花は、めしべが短いとかではなく、しっかりとありました。

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ベーシックな梅の花のめしべ

めしべとおしべの構造を確認するために、梅の花を分解してみました。

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梅の花のめしべと子房

梅の実は、上の写真のめしべの一部である子房が肥大したものです。

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ベーシックな梅の花 めしべが無い

このめしべが無い花は、花びらの数が6枚でしたが、通常6~7枚のものが混じるようです。特に花びらの数とめしべには関係がありませんでした。

あくまで、2つの場所で、2回調査しただけではありますが、

ベーシックな白梅でも花30個中24個はめしべがあったので、何倍もの水増しをしているのではなく、めしべがないものを紛れ込ませているという程度なのかもしれません。

梅の花を調べてみると

この記事の最後におすすめの本として紹介する『野に咲く花の生態図鑑』によると、
梅の花には、おしべとめしべが揃った花(両性花)と、雄しべだけの花(雄花)があり、普通は雄花が多いと書いてありました。う~ん、調査結果とは違いますね。

みなさんも梅の開花時期なので、確認してみると面白い結果が得られるかもしれません。

梅の花の写真撮影

最近購入したマクロレンズを使って、写真撮影をしました。

《撮影機材》
カメラ:SONY α7 レンズ:シグマ 105mm F2.8 DG DN MACRO 画像:JPEG撮影

◎遠景から 白梅を背景でぼかして白い丸玉がある雰囲気と、梅の花のコラボ。

 

マクロで遠景を撮影

晴れの予報でしたので、太陽光が低い角度で花びらに当たるところを狙って、午前8時から観察と撮影を開始しました。

◎太陽光で梅の花びらを透かして撮影。ゼリーのようなトロッとした花びらの感じがでました。

 

花びらに光を透かして撮影

自然観察しながら、写真撮影をすると、より集中して梅を見ます。
また、集中して撮影いくと、花びらの先端の形などと、細かい部分がより見えてくる一方で、俯瞰して梅の木全体を見ることもします。
観察としても様々な視点で見ることになるので、観察と撮影は相性が良いです。

実際に観察してみると、他の疑問も湧いてきます。
《疑問1》おしべをここまで長くして、おしべを目立たせるのはなぜだろう?
《疑問2》梅の花、四方を向いてさくが、意外と下を向いて咲いている。

このあたりの疑問は、今後、植物に学ぶ生存戦略を継続的に書いていくので、その中で探っていきたいと考えています。

そんな事をふと考えながら、梅の花の写真撮影を楽しみました。
マクロレンズを使って、マクロ撮影にもチャレンジしましたが、まだまだ、これからといった感じです。

 

マクロで梅の花を大きく撮影

また、梅の実ができる時期になったら、写真撮影がてら観察してみようと思います。考えているよりも受粉する率が低くて、花の数よりだいぶ実の数は少ないのかもしれません。

植物に学ぶ生存戦略~おすすめの本~

このように、植物の生存戦略は、面白いです。私は、興味を持って色々と本を読んでみました。
その中のおすすめの本をご紹介します。

オオイヌノフグリについては、生存戦略とその名前の由来なども書かれています。33種類の草花の生存戦略がかかれたおすすめの本です。気になった方は、チェックしてみてください。

 

【NHK番組「植物の生存戦略 話す人・山田孝之」の紹介記事】
ツユクサ
植物に学ぶ生存戦略(ツユクサ)
↓梅の木
植物に学ぶ生存戦略(梅の木)
オオイヌノフグリ
植物に学ぶ生存戦略(オオイヌノフグリ)

【おすすめの本】
↓植物の学ぶ生存戦略を知るのにおすすめの本(amazonサイト)
野に咲く花の生態図鑑

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