夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【感動】城山かたくりの里 ミニハイキングでお花を満喫レビュー~アクセス~花の写真まで

こんにちは むうさんです^^

今日は、早春の時期にさまざまな山野草や、春の樹木の花を楽しめる『城山かたくりの里』の実体験レビューをお伝えします。

城山かたくりの里とは

神奈川の花の名所100選にも選ばれている、里山の満開に咲かせた春の花を楽しめる場所です。

個人の方が所有する山林に自生する30万株の「カタクリ」をはじめ約100種類の山野草や花木を開花時期の1ヶ月のみ公開してくれています。

2021年は、3月13日(土)~4月18日(日)の公開となっています。

 

たくさんのカタクリの花

入場料は500円(2021年現在)です。ただ、それ以上の価値ががある場所だと思います。初めて訪れた時は、春の花に囲まれた日本の雰囲気で、こんな場所があるんだと感じ、一日いても飽きない場所となっています。

 

黄色いヒュウガミズキの花と、紫色のツツジ

城山かたくりの里 アクセス

城山かたくりの里
《住所》神奈川県相模原市緑区川尻4307
《アクセス》
電車とバス:橋本駅北口から路線バスで約15分
神奈中バス乗り場①.②番から三ヶ木行きバスに乗車し、バス停「城山総合事務所入口」で下車し徒歩20分
車:無料の城山かたくりの里駐車場があります。
※ブログの最後にGoogleマップがあります。


無料の駐車場は広く、100台以上止められそうです。私は土日に車で行きましたが、満車にはなっていませんでした。

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無料駐車場

駐車場入口には、カタクリの里の看板があり、迷うことはなかったです。

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城山かたくりの里 レビュー

かたくりの里の園内マップと見られる花

園内マップです。

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園内マップ

見ることのできる花は、マップに書いてある通りですが、3月中旬時点で咲いている花が入り口で紹介されていました。

まずは、草花。
かたくりの里ですから、カタクリは当然として、フクジュソウ雪割草などを見ることができます。また、書いてありませんが、フキなども見られました。

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草花

つづいて、樹木の花はというと、

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樹木の花

入り口に見事に咲いているヒメコブシ、ボケ、サンシュユ、マンサク、ツツジ、アセビなどなど、多くの樹木が花をつけていました。

これ以外にも、マップにある通り、キブシ、ダンコウバイなどを見ることができます。

かたくりの里というだけあり、カタクリが斜面一面に咲いている場所もあるので、最盛期は見応えがあると思います。

今年は3月中旬時点で6~7割といった感じで、3月終りが見頃のようです。カタクリは、奥多摩であれば御前山で見ることができたりしますが、これだけの株数の場所は、なかなかありません。

 

カタクリの花

かたくりの里の園内を歩く

園内マップの左下のトイレの上にある横道からマップ上で上に行くと登りになります。高低差は数十メートルですので、特に厳しい登りはありません。

また、トレイはここだけですので、上に登る前にトイレを済ませておくことをおすすめします。

入口には、アセビとヒメコブシが満開で迎えてくれます。ヒメコブシの花は、白い花を咲かせるコブシと違いピンク色です。
ソメイヨシノと同じように、葉より花が先で、花に染まっています。

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入ってから振り返って入口を見ると左手にヒメコブシ

一年のうち、この時期に一月しか開放しないという贅沢な場所。この時期に合わせた草花と樹木が揃っていて、早春の息吹に満ちています。

少し進むと、足元ではフキが芽生え、花を開きつつありました。

雪割草が、様々な色で迎えてくれます。普段はまじまじと見ない草花も、ここに来ると心も緩み、一つひとつの花に惹き込まれていきます。

 

雪割草

よく見ると、不思議でありながら美しい形をしています。とても新鮮な気持ちになります。

この里の名にもあるカタクリが、群生で迎えてくれます。例年は3月下旬〜4月初旬が見頃のようです。今年は、3月20日時点で6〜7割の開花とありました。

 

花びらを後ろへ反らすカタクリ

なぜ、こんなに花びらを後ろに反らすのか?
不思議ですが、カタクリの戦略の1つなのです。他の記事でカタクリの生存戦略を紹介していますので、よろしければ下のリンクから読んでみてください。
↓カタクリの生存戦略
植物に学ぶ生存戦略(カタクリ)

草花は、他にも、福寿草、ショウジョウバカマ、ウメバチソウ、菊咲イチゲ、などが目立っていました。
また、カタクリも白い花の突然変異?なども咲いていますし、咲き方も色々、見ていて飽きないですし、私の目的である写真も撮りがいがあります。

少し登った上には、ダンコウバイや、紅ミツマタ、おかめ桜や梅などが咲いています。

 

美しく可愛らしい おかめ桜

目の前にカラフルないっぱいの花たちを見ながら、お弁当を食べている人たちもいました。

こんな雰囲気のかたくりの里で、のんびりとめくってみたい、おすすめの本があるので、ご紹介します。

野の花だけではなく、樹木の花も紹介してくれていて、写真もとても綺麗です。1日に一つ、開花時期に合わせた花を紹介してくれています。
カタクリ、ショウジョウバカマ、フクジュソウ、なども掲載されています。気になった方は、是非チェックしてみてください。

春の陽の光の暖かさと、春の花々、のどかな雰囲気で、ゆったりと気持ちよく、食べられる感じです。

上には、窯があり、焼き物を売っている「工房 ゆう」があります。

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工房 ゆう

素朴な雰囲気の様々な焼き物が、展示販売されています。お膳セットなど、このかたくりの里で、外に出して使ってみたいものなど、見ているだけで想像が膨らんで楽しくなります。

下りも、
カタクリ、ツヅジなどを愛でながら、降りていくと、最後に立派なモクレンが咲いていました。
満開の白いモクレンは、美しかった。

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大きなモクレン 満開でした

長閑な春の一日を、ゆったりと過ごせる、かたくりの里は、そんな場所でした。

写真撮影の場所として

写真撮影も目的として、行きました。
週末でしたが、それほど混雑していないので、じっくりとひとつの花を撮影できました。
カメラを持っている人は多いです。皆さん、カタクリが小さいので、しゃがみながらの撮影です。
また、
三脚を使っている方は、私はお一人しか見ませんでした。
使っていけないわけではないですが、被写体の花がたくさんあるので、三脚構えてと悠長にしていると、あっという間に一日が終わっていましそうです。

花の色は、
紫色(カタクリ、紫モクレン、…)、黄色(ダンコウバイ、ヒュウガミズキ、ミツマタ、フクジュソウ、…)、ピンク(雪割草、ヒメコブシ、サクラ、梅、…)、(ツバキ、梅、…)、、また、それぞれの色々は薄い、濃い、鮮やか、などバラエティに富んでいます。

撮影していての私の発見は、すももの白い花でした。

 

すももの花

薄い花びらと細いオシベ、それらが相まって人のまつ毛のようにパッチリと開き、生え揃っている可憐さが、ずっと撮影していたい気持ちにさせられました。

樹木は花が満開で一面ピンクや、黄色だったりするので、
前にも、後ろにもに様々な色のボケが入れられますし。
春の花を撮影するには、もってこいの場所です。
『城山かたくりの里』、花の撮影に本当におすすめの場所です。

また、おすすめの本があります。城山かたくりの里に行ったとき、行った後に読むと野の花のことがよくわかり、また見に行きたくなる本です。野の花370種が2週間ごとの季節の移り変わりで描かれて、カタクリも掲載されています。
たんぽぽに似た花、黄色い花、花の構造を観察する、などカテゴリごとにわかれたページもあり、花のことをより知りつつ、
わかりやすい絵と説明がかたくりの里の雰囲気とぴったりです。是非チェックしてみてください。

2022年も『城山かたくりの里』に行ってきました。その時の写真撮影レビューです。ご覧ください。

城山かたくりの里 Googleマップ