こんにちは むうさんです^^
クヌギのどんぐりが発芽してから、ミニ盆栽をはじめました。
コナラと違って、どんぐりが大きいせいなのか?クヌギはしっかりと生長します。
上のリンク:前回<4>には、大きくなりにくいかもしれないと、25cm程度まで成長した”い君”を思い切って、葉っぱが芽吹いた「い君」の茎をばっさり切りました。
今回は、”い君”をメインに、クヌギのドングリを小さく育てるためにトライしたことをご紹介します。お付き合いください。
ミニ盆栽にご興味がある方は、『超ミニ盆栽 岩井輝紀著』がおすすめです。
ミニ盆栽の特徴や良いところ。また、いろいろな綺麗な樹木の育て方がわかるので、読んでいて面白いです。是非チェックしてみてください。
い君の変化と生長~ミニ盆栽~
36日後
上の写真の茎の手前に、ポチッと芽の子どもがあります。茎を切る時も芽の子どもが残っていることを確認して、切る位置をきめています。そして、切ってから1週間後が下の写真となります。
”い君”の茎の手前側の残しておいた芽の子どもが生長して芽吹く気配をだしています。
42日後
その1週間後には、ついに芽吹きました。
実は、写真では見えない芽の子どもが茎の裏側にあり、そこから芽吹きました。
このように芽吹くと、手前の芽の子どもは芽吹きません。
いつでも芽吹ける準備はしていますが、しっかりと生長している芽があるのであれば、それを優先させています。
たくさん芽を出すと、その分、栄養や水のエネルギーが必要となってしまうからです。
ですが、この写真を撮影した当日に、上の写真の通り、この芽吹きを切ってしまいます。
クヌギの生長が早く、大きくなりそうなので、大きくしないように、鉢のサイズをさらに小さくするためです。
”い君”が植わっていた茶色の鉢は高さが6.5cmでしたが、”い君”の鉢を黒いポットにすることにして、その黒いポットをハサミで切って”高さを4cmにしたのです。
この時は、同時にすべてのクヌギのどんぐりたちを、高さ:2.5cm、3cm、4cm、茶色の鉢のまま:6.5cm(あ君)、白鉢:10cm(白鉢10cm君)の5種類としました。
鉢の最適サイズがわからなかったのと、鉢が小さくなると大きくなりずらいのかを知りたいためです。
この写真で比べて見るとわかりますが、”か君”と”さ君”は、2.5cmの高さのポットで、”い君”は4cmの高さです。
84日後
そして、上の写真から40日後の今の姿です。”か君”、”さ君”、”い君”と、”い君”とほぼ同じような大きさになって切らなかった”あ君”を並べてみました。
それぞれ、芽吹いて順調に育っています。”い君”は三度目の芽吹きです。
この写真からわかるように、”あ君”の葉っぱは大きいです。
”い君”と”さ君”は同じくらいの大きさ。鉢が小さいと、葉っぱが小さくなればいいのですが。どうなるでしょう。
どんぐりの生命力、生き残り戦略
どんぐりが茎と根っこについている時は、茎や芽や根を切っても、もう一度生えてくるのです。
なぜかというと、自然の中では、発芽した茎や葉が動物に食べられてしまうこともあり、
そのときはもう一度、どんぐりの栄養を使って、茎や葉を出せるようにしているのです。
クヌギの生命力には驚きます。動かないことを選択した植物の生き残り戦略には、驚くことがいっぱいです。
植物の生き残り戦略について、おすすめの本を記事にまとめてみました。
「植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之」といいうNHK番組で紹介された植物もあり、また、
クヌギのことなど28種類の樹木の生き残り戦略が書かれている
『アセビが羊を中毒死させる 渡辺一夫著』のほか5冊についてご紹介しています。
ご興味があれば、是非、リンクをチェックしてみてください。
あ君の生長
”あ君”は芽吹いてから、一度も切られることなく、茶色の鉢で育てられているクヌギです。36日と84日の時点で比べて生長を確認してみます。
36日後
高さが30cm程度で、葉っぱの枚数が6枚です。
順調です。隣は”い君”です。
84日後
高さは30cm程度で大きく変わりません。
ただし、葉っぱが6枚から8枚へと増えているので、上の葉っぱの分の高さになる2cmほど大きくなっていそうです。
おすすめの本
ミニ盆栽にご興味がある方は、一つは、『超ミニ盆栽 岩井輝紀著』がおすすめです。
ミニ盆栽の特徴や良いところ。また、いろいろな綺麗な樹木の育て方がわかるので、読んでいて面白いです。ミニ盆栽初心者の方から楽しめます。是非チェックしてみてください。
もう1冊は、
大きくなる樹木を小さく育てるミニ盆栽。クヌギも自然界では20mの高さになります。
そんなミニ盆栽の目指すイメージを、39種類もの様々な樹木で紹介してくれ、初心者でも目標が持てるようになります。
『感じる・造る・飾る 四季のミニ盆栽 山田香織著』
盆栽についての基本を短めにギュッとまとめてくれているので、私のような初心者も色々と覚えずにすんで、まずは”これだけ”とわかりやすい本です。
是非チェックしてみてください。
次回は、ミニ盆栽を小さく育てるために、鉢を小さくしてどうだったのか?
そして、コナラの新たな展開についてご紹介したいと思っています。