こんにちは むうさんです^^
昨年の秋に、トウカエデ、ケヤキの種や、クヌギのドングリを仕込んで、芽生えた春から育ててきました。
トウカエデは、ミニ盆栽の本(群境介のミニ盆栽コツのコツ)によると、初心者向きの樹木ということでした。
それならと秋まで待ってみると、ミニ盆栽の楽しみの一つの秋の紅葉を見ることができました。
今回は、クヌギ、トウカエデ、ケヤキのミニ盆栽たちの紅葉をご紹介します。
▼ミニ盆栽おすすめの本: 群境介のミニ盆栽コツのコツ
クヌギの紅葉
今年は、秋が忙しくて、日々水をあげるのがやっとで、クヌギの黄葉のいい時期の写真を撮りはぐれてしまいました。
出窓で育てていて、撮ろうと思えば、すぐに撮れたのですが、忙しくて、それができなかったのが、かなり残念です。
▼クヌギの黄葉
▼拡大すると
相変わらず、薄茶色の枯れ葉がきれいです。
黄色い葉っぱはどうでしょうか?
▼クヌギが黄色く綺麗に黄葉
コナラは茶色の点がはいってしまっていましたが、クヌギの黄葉は一様の黄色が綺麗です。黄葉なら、コナラよりクヌギの方が綺麗です。
トウカエデの紅葉
トウカエデの紅葉は、黄色の葉っぱに赤い葉脈のイメージが、私はあったので、赤く染まった葉っぱになって、少し驚きました。
▼トウカエデが赤く紅葉
▼向こうの緑色はケヤキです
▼薄い黄色と赤が混じっています
薄い赤も趣があっていいです。
▼こちらのトウカエデは、もっと赤いです。
葉っぱ全体が真っ赤に染まっていて、葉脈が薄黄色に透けています。
同じ時期に、屋外のプランターで育てているトウカエデはどうだったかというと、
▼屋外のトウカエデ
一つを残して、無くなっています。
実は、無くなっているのではなく、葉っぱが落ちて、茎だけになっています。
▼茎だけになったトウカエデ
棒が立っている様子になっています。
部屋の中は、気温がそこまで下がらないですが、屋外は寒くなっていたので、落葉してしまっていたんでしょう。
ケヤキの紅葉
ケヤキの紅葉は、様々な色になりました。
▼ケヤキの黄葉
部屋で育てていて良いことは、枯れ葉がきれいなこと。地面に落ちる前の枯れ葉は、綺麗なんです。
▼ケヤキの枯れ葉
ケヤキは落ち葉が、一様なカカオ色になっているものなどがあり、前から綺麗だと思っていましたが、自分で育ててみると、やはり枯れ葉も美しいです。
同じ時期の屋外のケヤキは葉を落とさずに、様々な色を見せてくれていました。
▼ケヤキの赤い紅葉
赤くなっているケヤキもあります。驚きです。
▼様々な色で紅葉しています
ケヤキの紅葉は、葉っぱの色が一様になるので、いいですね。
▼ケヤキは葉っぱが多いので、紅葉の見栄えがいいです
クヌギも、トウカエデも、ケヤキも、秋に紅葉を見せてくれたので、満足です。
来年の新緑の時期を楽しみにして。その後の紅葉の時期は、来年は必ず一番綺麗な時の写真を撮ろうと決意しました。
おすすめの本 樹木の個性と生き残り戦略:3部作+1
今回ミニ盆栽で育てている、ケヤキとクヌギの生き方、生き残り戦略はどうなのでしょうか?
様々な樹木の生き方、生き残り戦略の話が面白い、渡辺一夫さんの樹木の個性と生き残り戦略の3部作+1冊はおすすめです。
たとえば、ケヤキは大きくなって太陽の光を独り占めする戦略の樹木のようです。
また、炭の原料になるクヌギは人に助けてもらって繁栄していましたが、元々明るい場所でないと幼樹が育たたないため、暗い森では後継者が育っていないようです。
渡辺一夫さんの、樹木の個性と生き残り戦略の3部作は、このように樹木の生き方、生き残るためにどうしているのか?海岸沿いに生き残る樹木、枝を自ら落とす樹木、種のままずっと耐える樹木、暗いところでも生きられるが生長が遅い樹木、など、おもしろい話が盛りだくさんです。
私は、樹木の生存戦略を知りたくて、本を探しまくったのですが、樹木の本がなかなかなく、ようやく見つけた超おすすめの3部作の本です。是非、チェックしてみてください。
▼イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか 渡辺一夫著
▼アセビは羊を中毒死させる 渡辺一夫著
▼アジサイはなぜ葉にアルミ毒をためるのか
+1冊は同じく渡辺一夫さんの『街路樹を楽しむ15の謎 渡辺一夫著』です。
イチョウをはじめ、ケヤキ、ソメイヨシノ、ハナミズキ、コブシ、ポプラ、プラタナス、トチノキなど、15種類の街路樹について、その生き方などを紹介しています。是非チェックしてみて下さい。
▼街路樹を楽しむ15の謎 渡辺一夫著